※10ヶ月ぶりに甲状腺エコーを撮ったが、甲状腺の大きさに変化は無いそうでガッカリ。というか、メキメキと体重が増え続けるので、甲状腺より身体の大きさの変化の方が気になる(哀)。

※TSHレセプター抗体の数値が上がってしまったので、メルカゾールは暫く2錠のままになるらしい。メルカゾールを2錠にするとコレステロールや中性脂肪の数値も上がり気味で心配だったが、前回を下回っていた。

※前々回→前回の血液検査の結果

TSH 1.0→3.6 (基準値 0.4〜4.0)◎基準内
FT4 0.8→0.8 (基準値 0.8〜1.9)◎基準内
FT3 2.4→2.5 (基準値 2.2〜4.1)◎基準内
TSHレセプター抗体 26.3→26.9 (基準値 10以下)×↑
・検査チャートに”正常”と書いてあった
・総コレステロール173↓ 中性脂肪62↓

※今日のメニュー

・甲状腺エコー
・前回の血液検査結果発表
・採血
・体重測定
・メルカゾール 1日2錠×28日分
・リピトール錠10mg 1日1錠×28日分
計 6650円

※前回までの123550円と合わせて130200円也。
11:00-18:00 点検20+セット+ダスター上げ+ルームサービス他

今日は、Sさん(20代前半・初バイト)と中国さん(20代前半・福建省出身)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)が早番、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)が遅番の勤務。

酪農君(20代前半・超マイペース)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)と私がフロントだった。

朝1で酪農君と新卒君に「昨日みたいに5時過ぎにセット待ちの部屋だらけで、セット部屋が1つも無いなんて有り得ないから!まずセットに入ってほしいよ。1つしか無いセット待ちの部屋が10分も放置されるのも有り得ないからね!」と注意した。

酪農君も新卒君も「すみません。分かりました」と言ったまでは良かったが、その直後に酪農君が「でも今日はフロントが三人居るから、そんなに急がなくていいですね」と言い放ち、#さんが目を見開いて私を見たので「何をおっしゃるやら!今日は日曜なんだからね!忙しいよ!」と釘を刺した。

出動の時、#さんが私に「急いでる酪農君なんか見たことないよね(怒)」と耳打ちしてきた。酪農君は、爆笑君や新卒君より古株なので、しっかりしてほしいのに「急がなくていい」とは何事だ。酪農君のお気楽波動が蔓延して、新人フロント達の成長が低迷している気もしてきた。

酪農君に言っても仕方ないので、新卒君に「忙しいのも大変なのもよく分かるし、昨日も大型さんに注意されたと思うけど、メイクさん達の我慢も限界なの。もうそろそろ、セット部屋の確保を一番に考えて動けるようになってほしいよ。セット部屋さえ確保してくれたら誰も文句言わないんだから」と伝えた。

「どのぐらいセット部屋が必要か分からなければ、Eさんなり私に聞いてくれれば”あと○分で○隊居るから○部屋”とか”もう時間無いから後は点検と片付けをして”とか言うから。セット部屋が確保出来るまでは大変だけど頑張って。片付けが間に合わなかったら手伝うし…」と付け加えた。

何だかドッと疲れた。

でも今日はAフロントさんも三人居て、フロントが6人も居るので新卒君とじっくり話が出来て良かった。最近は新人フロントばかりなのでフォローの為にフロントの頭数を多くしているそうだが、こんなふうに優遇されている間にしっかり仕事を覚えて貰わないと困る。

クッソ忙しい時期に、フロントとしていきなり一人で放り出されて地獄を見ることになったSさんや私に比べたら、羨ましいぐらい恵まれているんだから、ただ優遇ボケされたんじゃ堪らない。

フロントが6人も居るので、作業室でルームサービスの食器を洗ったり、コスプレの衣装の洗濯をする機会も多かったが、今日もコスプレ大人気で洗濯をしても洗濯をしてもコスプレが回収されてきて萎えた。

萎えたといえば、また壁掛けの象の仮面の目にティッシュを詰めて白目象にして下さったお客様がいて萎えた。昼間に見ても白目象は不気味だ。
(前回 http://diarynote.jp/d/26700/20070809.html)。
これは同じお客様の仕業だろうか?だったら違う部屋へ入ればいいのに…。

いや、何が萎えるって最近、小言ばかり言ってる自分に萎える。でも言わなきゃ分かんないわけだし、みんなが気分良くスムーズに働けるようになるなら、それでいいのか。

夕方になって新卒君が状況による優先順位の違いを物凄く熱心に聞いてきた。なんて頭の良い見所のある子なんだろう!と嬉しくなって、それはもう手取り足取り教えて差し上げた。ココにフロントとして残るのが新卒君で本当に良かった。

最後の部屋の点検を済ませて部屋を出ようとした時、目の隅に何かピンク色のモノが映った気がした。白目象を発見した時のように、違和感を覚えた時は絶対にナニか有る。

怖くなって再確認すると、薄型テレビの裏側の下に使用済みスキンが貼り付いていたではないか。こんなモノを回収し忘れて売り部屋にしてしまっては一大事だ。冷や汗をかきながらその部屋を出た。

最近、若者達のお気楽ぶりについて行けずに疲れ気味だ。明日から三連休、ゆっくり休もう。
ラブホ597日目:二日酔い
11:00-18:00 クイックメイク24部屋+セット3+リネン折り

今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・悪霊憑き)が遅番、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)と私が早番の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。

15日で退職する爆笑君とはシフトが擦れ違いで、今日がお別れの日だったのに爆笑君が欠勤して会えず、残念だった。信じられないことに、昨日の送別会で大はしゃぎしていたCさんも欠勤し、飲んだ次の日に休むだなんて…と一同唖然とした。

明日で退職することになった中国さんと組んで仕事をするのは今日で最後となったが、Eさんも私も二日酔いでヨレヨレだった。このところ館内が恐ろしく暑く、Eさんは暑さと二日酔いで「床拭きして屈むとそのまま吐きそう…」と嘆いていた。

途中、フロント大型さんが来て「最近、フロントの新人達に対するメイクさん達からの苦情が物凄いんですが、どう思いますか?」と聞かれた。

Eさんとここぞとばかりに「今日もポットのお湯の捨て忘れや、ゴミの回収忘れが目立つ」と伝え、それよりも何よりも「最近のフロントの人達は、部屋が空いてもすぐにセットに入ってくれなくて困る!」と力説した。

私達もタイミング良くフロントの新人達に会えば、その都度、注意や指摘をしているが、最近の新人達はどこで何をしているのか、なかなか館内で会わない。

昼休みは、昨日”耳かき専門店・おみみん(http://www.omimin.com/)”へ行った酪農君がその様子を話をしてくれた。浴衣姿のおみみん娘が、個室で膝枕で耳かきや耳ツボマッサージをしてくれるそうだが、酪農君は延長をして3000円も支払ったそうだ。

若い男の子は「金が無い」と言いながら、そういう所へ払う分は別ガネらしい。

ひとこと言ってくれれば、うちのチーム60にコスプレをして耳かきをするよう手配したのに。Cさんは指名料、高いわよ…って三人とも老眼だから耳かきは危険か(苦笑)。

そこへCさんから電話がきた。

Cさん「やんや、迷惑かけてゴメンねぇ」

みかやん「飲んだ次の日に休むなんて有り得ないから!Eさんも私もヨレヨレだよ」

Cさん「今朝、社員の早口氏にも同じことを言われてしゃ。わち、そういうもんだって知らなかったもの」

みかやん「え…えええええっ?」

Cさん「や、わち、珍しく熱が出たもんだから弱気になって」

と話していたら、Eさんは私のケータイをもぎ取り「私なんか、吐いて吐いて一睡もしないで来たんだからね!」と訴えていた。

昼休み明けは中国さんと積もる話などをして別れを惜しんだ。中国さんは東京の専門学校へ行くことになったが、東京にはカレシが居るので嬉しそうだ。若いっていいなぁと思う。

仕事も大詰めの17時頃、お客様の退室ラッシュを迎えてセット待ちの部屋がどんどん増える中、フロントの人がいっこうにセットに入ってくれず、私達はセット部屋難民になった。

セットさえしていてくれれば、サクサクとベッドメイクを進められるのに、自力でセットをすると物凄いロスタイムが発生するので、忙しいのもあり時間が勿体なくてイラついてくる。

途中でSさんに会うと「うちらさっきからセットしながらメイクしてるんで、全然進みません!」とキレていて、Eさんも「うちらもだよ!全然フロントの人が居ないんだもの!どうなってるの!」とキレ返した。

最近、こんなのばかりで忙しい時にみんながみんなイラついている。新人フロント達は全くアテに出来ないので、居ないものと諦めてセットをするが、それでもやっぱりやりきれない。

作業室へ戻ろうと廊下を歩いている時に、お客様と遭遇したので三人で大慌てで隠れると、ふくよかな女性客が「見た?ガリガリの人ばっかりだね」と言っているのが聞こえた。思わずギクッ!とする。Eさんと中国さんはガリガリだが、私は激太り中だ。

男性客「こんな暑い所で走ってたんじゃ太れないだろ。お前もココで働かせて貰ったらどうだ?」

女性客「私がガリガリの貧乳ちゃんになってもいいの?」

男性客「ダメぇ!ダメだよぉ。ゴメンねぇ。オッパイなきゃダメぇ。今のままでいいよぉ」

オッパイ星人ですか…勝手にして下さいって感じ(萎)。つか、私…こんな暑い所で走ってても太ってるんですけど(泣)。
11:30-18:00 クイックメイク17部屋+セット

今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と関取さん(10代後半・80キロ超)と私の三人勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)がフロントだった。

誤解があっては困るので、出動前に関取さんに「フロントの仕事はあなたが思ってるほどラクじゃない」ということを力説した。

関取さんの話だと、酪農君にも「メイクはキツいんで早くフロントになりたい」と言うと(色んな人に言ってる)、酪農君が「比較的ラクな仕事だと思うんで早くフロントになれるといいね」と答えたので、それを真に受けたようだ。

酪農君も酪農君だよ(萎)。酪農君の場合は入った時から2ヶ月で辞めると聞いていたので、ノーマークと言うか誰も細かいことまで指示しなかったから超マイペースで居られたわけで、急げ急げと尻を叩かれる事もなく、彼にしてみればそりゃラクだっただろうさ。

酪農君は酪農系のバイトばかりじゃなくて、運送屋さんとか引越屋さんとかハードなバイトもしてきた人で、それと比べたら「比較的ラク」かも知れないけど、体力漲る酪農君と違って、相手は超おデブな女の子じゃないか。早歩きも辛そうな人にフロントの仕事を「ラク」と言われても…。

関取さん「いいです。ラクじゃなくても。私、接客したかったんで…」

みかやん「や、接客ったってココじゃお客さんと目も合わせられなければ満面の笑みも見せられないから、関取さんのイメージとは違うと思うよ」

関取さん「つか、もうフロント希望しちゃったんで頑張りますぅ」

なんつーか、言い方が憎たらしい時の柳原可奈子風で可愛くない(爆)。

出動してベッドメイクを始めたら、関取さんはとっとと自分の仕事を終えて、Uさんの手伝いをしていたが、まだ自分の仕事も満足に出来ないハズのド新人が先輩を手伝うなんて1年早い。

関取さんの仕事をチェックしたら、ベッド周りはローションでベタベタ、洗面台はオイルでネロネロ、テーブルにはコーヒーや食べこぼしのシミがクッキリで拭き掃除がまるで為されておらず、ただ備品を真っ直ぐに置いただけの話にならない状態だ。

最初からこんな手抜きを覚えられても困るんで、というかこんなのはベッドメイクではないのですかさず注意するが、エヘラエヘラ&のらりくらりとかわしているようで、聞いてるんだか聞いてないんだかよく分からない。

次の部屋でも次の次の部屋でも同じことを繰り返したので、人の話など聞いちゃいないんだろう。自分はフロントになる人間だからベッドメイクなんか関係ない…と聞く気が無いようだ。呆れて怒る気にもならない。

Uさんと関取さんでベッドを組んでいる時に、ティッシュケースの汚れに気付いた関取さんが「何でこんな所が汚れるんだろ?」と言ったのに対してUさんが「(白子を)飛ばしたんじゃないの?」と答えた。

すると関取さんは「10代のガキを相手に何てことを!あははは!」とツボにハマって大笑いしていたが、どうも私とは笑いのツボが異なるようだ。別に私、好角家じゃないからいいんですけど(毒)。

17時半からはUさんと別行動になり、私は関取さんのセットのチェックをすることになった。「いい加減な人」という色眼鏡で見ないように努めても、目に余るいい加減さで女らしさの欠片も無い。それでも本人は「もうセットは一人で出来ます」と何故か自信満々でワケが分からず、笑うしかなかった。

一人でセットが出来るかどうかは、こっちが判断することだよね?

今年の新人さんはずっとアタリ続きだったけど、遂に大ハズレが来た。どんなに親しくても一度も一緒に仕事をしたことのない人を自分の職場に引っ張るもんじゃない…とよく言うのを若い新卒君は知らなかったのだろう。人柄と仕事ぶりや適性は別物だからね。

それにしても手強い関取だ。体格的にも当たり負けしそうだし、あまりに手強そうで目眩がした。

帰りに、ススキノのダイニングバーで社員の二宮和也似氏の送別会が開かれた。系列店の支配人や取引先の方などもお見えだったが、酔ったEさんが二宮和也似氏の唇を奪い、Cさんも対抗して支配人殿の唇を奪い、送別会はとても盛大で賑やかなものとなった。
11:30-17:00 本メイク4部屋+クイックメイク6部屋

今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。

出勤前にCさんから電話がきて「美味しい焼鳥貰ったから帰りに食べに来なしゃい」とのことだ。昨日のCさんは関取さんの太り過ぎを嘲笑うのに夢中で忘れたんだろうけど、本当はEさんに対する愚痴を言いたかったに違いない。焼鳥は口実で、Eさんの話に決まってる。

取り敢えず「晩ご飯の支度があるから、早帰りになったら寄るね」と言って電話を切ったものの、あまり気が進まない。

関取さんは昨日も一昨日も朝の30分と夕方から、ちょこちょことセットの練習をしていたそうだ。新卒君の話によれば、関取さんは「ベッドメイク係はキツいから、早くフロント係になりたい!」と言っていたそうで…。

一瞬、寝言かと思った(苦笑)。

ベッドメイクがキツいなら、フロントの仕事だってキツいだろうさ。ちょこちょこっとセットの練習をしたぐらいで、フロント係の何を分かった気でいるんだか。ラクな仕事をお探しなら、ホスト君と一緒に他所へ行って下さい…って感じ。

もしかして、何事もラクな方へラクな方へ流された結果があの体型かい?そんな人に過酷なフロント係が勤まるとは思えないし、そんな人がフロント係になったんじゃ他のフロント係が迷惑する。

そのことを考えると猛然とムカついてくるので中止。

ミストサウナ付きの風呂の風呂係になったら、浴槽が真っ黒な垢でドロドロだった。ご丁寧にミストサウナまで使われていて、湯気で曇ったガラスのドアに「アラキ大好き!ずっと一緒♪」と落書きされているのを見て、何だか脱力した。

アンタが大好きなアラキは、こんな垢だらけの汚い男で、ずっと一緒ならアンタも生涯垢まみれよ!と、心の中で毒づいた。

や、逆かも知れない。

アンタがいくらアラキを大好きでも、アンタがこんな垢だらけの汚い女だと知ったら、アラキだってドン引きして逃げ出すだろうさ。アラキとずっと一緒に居たかったら汚ギャルは卒業しなきゃ!と、また勝手に心の中でアドバイス(?)しておいた。

でも何かが変?と落書きをよく見たら”ずっと一緒”じゃなくて「ずっと一渚」と書いてあった(萎)。アラキとその彼女はずっと波打ちぎわらしい。

こういう落書きをする人に限って、ここぞ!というキメのフレーズで字を間違えていたりするものだ。アラキもホントは「アキラ」だったりして…。

ラブホQ時代も落書き帳に物凄い達筆で切々と別れを惜しむ文をしたためておきながら「貴方と札幌で過ごす最後の液」と書いて、私達を腰砕けにしてくれた人が居た。「この液が明けたら貴方とお別れ」と書かれても…達筆なだけにイタ可笑しかったのを今も思い出す。夜を腋と間違えるよりはいいけど。

他人の誤字を笑っていたら5時で早帰りになったので、腹を括ってCさん宅へ寄ることにした。”こう見えて私は老人の話し相手ボランティアなのよ”と自分に言い聞かせた。

Cさんは既にビールを飲んで出来上がっていて「Eさんだらどうもなんないわ!怒鳴らなきゃ注意出来ないなんて考えもんだべさ!わちもそのうちキレるからね!」とブチギレていたけど、Cさんの場合はキレると言うより、本当にどこかの血管が切れるんじゃないかと心配だ。

結局、酔ったCさんの話は同じ事の繰り返しなので「いやぁCさんは大人だねぇ。私なら喧嘩になってる」とか「さすがCさんだわ」と相槌を打ちながら辛抱強く話を聞いている間に6時になり「じゃ、夫が帰ってくるから」と言って速やかに退散した。

ちゃんと話を聞いてあげないと、またイヤミ婆さんになるから。私もかなり介護慣れしてきたようだ。
11:30-17:30 本メイク6部屋+クイックメイク2部屋+玄関掃除+リネン折り

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とUさん(30代後半・悪霊憑き)と新人の関取さん、Cさん(60代前半・元看護師)と私の勤務。爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。

出勤すると休憩室にハンパ無〜くふくよかな若い女の子が居た。頬の肉で目が埋ま…(以下自粛)その子こそ、こないだ新卒君が「俺一人になるんで友達をココに誘うことにした」と言っていた”友達”だそうだ。

私は新卒君と同い年ぐらいの男の子を想像していたのに女の子で、しかも物凄いおデブちゃんだ(あ…避けてたのにデブって言っちゃった・汗)。それだけでも驚いたのに、そのおデブちゃんに新卒君がメロメロのゾッコン状態で、それはそれは驚いた。

大きな声じゃ言えないけど…新卒君てデブ専だったのね。

だから新卒君は自分に言い聞かせるように「俺一人になるんで」と言い訳を呟いていたのか。はは〜ん。なるほどね。てなわけで昨日から我が班に関取さん(10代後半・80キロ超)が加わった。フロント希望だそうだ。

昼休みはイタい会話が繰り広げられた。

Cさん「アンタ何キロあるんだの?100キロぐらいあるんでしょ?」

関取さん「まだ100キロになったことは無い。今10キロ位痩せて80数キロかな?」

Eさん「10キロ痩せても80何キロあるの?そんなに太ってたら歩くのも大変でしょ」

Cさん「10キロ痩せて80何キロだら、100キロぐらいあったんだべさ。ひゃははは!なんぼなんでも太り過ぎだわ」

Eさん「どう見ても太り過ぎでしょう。私の二人分だよ、二人分!私のウエストぐらいの太ももだもの。少し歩いた方がいいわ。ソレで走ったら膝とか痛めるもの」

関取さん「なるべく歩くようにして10キロ痩せたから」

Eさん「100キロもあってよく歩いてたね。だけどバス停1つや2つなら全然足りないって。ココでももっともっと動かないとダメだわ。ベッド組むったって狭い壁側の方なら気ぃ遣うもの、広い部屋ばかりじゃないからね」

Cさん「わちも太ってるけど、そこまで酷くないもね。どうすればそんなに太るんだか。わち、そんなに太ってる人、テレビでしか見たことなかったもの。ひゃははは!」

や、アンタらが言ってることの方が酷いから(汗)。本人を目の前にEさんまでどうしちゃったの?と思ったら、昨日はEさんとZさんと関取さんが組み、Zさんの生意気な態度にEさんがブチギレたそうで、昨日からずっとご機嫌斜めらしい。

遅れて爆笑君や新卒君も休憩室に来たから、その会話は終わったけど、新卒君と関取さんの同級生コンビで話をすると、関取さんのガラの悪さにまた驚いた。

昼休み明けにCさんに「若い女の子に”100キロ”だ”太り過ぎ”だ”わナイわ。可哀相だよ」と言ったら「本人だってゲラゲラ笑ってたべしゃ。なんもアレだら性格も図太いんだわ。そうでなかったらあそこまで太ってツラッとしてられないべさ。ひゃははは!」と、また大ウケだ。

そして思い出したように「胡座かいてたの見たかい?ふくらはぎがEさんの顔より大きいんだわ。わち可笑しくて可笑しくて…Eさんの二人分だって言ってたけど、Eさんの三人分ぐらいあるべしゃ。しゃーっはっはっは」と笑っていた。

やめなはれ…って、ココに今もあの毒舌でデブ嫌いのアニキが居たら、関取さんは何と罵られていただろう。想像すると怖い。

おデブちゃんの出現で、Cさんは昼休みから誰が何を言っても可笑しい状態になり、手が付けられなくなった。

「使ったスキンを名刺の上に置いてるんだの。名刺ごと大事に持って帰ったらどうだのさ。ひゃははは」

「使ったスキンを歯磨きカップの中に入れてるもんだ。間違って飲んだらどうするんだか。しゃははは」

「ちょっと!このティッシュにウン○みたいのついてるんだの!途中で洩らしたのかい?どうなってんの?ひゃははは」

と、いちいち大笑いでついていけないし、実際笑えないことばかり(苦笑)。

それでもイヤミをぶちかまして不貞寝されるより、笑っていられた方がいいか。
ラブホ593日目:甘ちゃん
11:00-18:00 点検23+セット+ルームサービス+ベッド組み他

今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・悪霊憑き)が早番、#さん(60代前半・元美容師)と中国さん(20代前半・福建省出身)が遅番の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私がフロントだった。

今日は凄い。何が凄いって、A+Bメイク3隊なのに対して、A+Bでフロントが5人も居る。1隊にフロントが1人ついたとしても2人余る計算だ。たまにはこんなラクな日も無きゃ、あたしゃ浮かばれない…って昨日もフロントだったがヒマで早帰りしたぐらいだ(汗)。

フロント余り現象なのでホスト君と私が、ベッド組みをして回ることになった。

ホスト君に札幌のホスト事情を聞きながらベッド組みをしていた所までは良かったが、ホスト君が「普段の土日ってやっぱり忙しいんですよね?」と聞いてきてから雲行きが怪しくなってきた。

みかやん「うん。今日みたいなのは特別で、普段の土日はめっちゃ忙しい。私は何度も地獄を見たよ」

ホスト君「でも、バイトは忙しいの関係ないですよね。忙しかったら社員が人繰りを考えればいいんだし、頑張ったってバイトは時給上がるわけでもボーナス出るわけでもないですからね」

どこの三流ホストの受け売りか知らないけど、仕事に対してクソ真面目な私にこのおガキ様は何をおっしゃるやら。これだからガキは嫌いなんですよby社交君…だ。思わず反撃に出る。

みかやん「私も社員の頃そうだったけど、社員って物凄くシビアにバイトを見てるよ。自分の仕事を頼むならアイツよりコイツって目で見てた。出来るのにやらないで無能な奴と思われたくないから、私はバイトでも全力でやってきたけどね。ココみたいに女の多い職場は特に”無能だ”なんて噂はアッと言う間に広がって、陰で”無能さん”とか呼ばれてたらイヤだし」

ったく。あの分だこの分だって言い訳して自分を甘やかしてるだけじゃん。そんな奴は間違って一流企業の社員になったとしても「新入社員だから」とか「平社員だから」と言い訳して、いつまでも仕事出来ないままで落ちぶれていくのさ。

ホスト君「自分、今、家賃6万の所に住んでるんですよ。ココだけのバイト代じゃ生活出来ないんで、どっかにラクなバイト無いですかね?ココのバイトはキツいんで、も1つのバイトはラクなのにしたいんですよ」

みかやん「(このガキまだ言うか!)そんなラクなバイトが有るんなら私が行ってるわ!もし有ったとしても、ラク出来る所に辿り着いた人って、それまでは色んな面で人一倍苦労や努力をしてたと思うよ」

知るか!話にならん!キャバ嬢の彼女に養って貰えばいいじゃん!ヒモとしての道を極められれば…の話だけどね。こんな甘チャンじゃ、何やっても中途半端でしょ(毒)。バイトから社員になった特大氏の爪の垢を煎じて飲ませたいわ。

あぁダメだ…久しぶりに心の中で猛毒吐いて凹んだ。

夕方、セット中の部屋に#さんと中国さんのペアが来た。

みかやん「おお!中国ちゃん!”お客さん、ありがとう”ヨ。お風呂ラキー、洗面もトイレも部屋も殆どラキーで超ラッキーよ。でも、ベッドだけメチャメチャね」

中国さん「う〜ん。ケダモノ?ソノ為だけにココ来たヨ。凄いネ(笑)」

中国さんと話をして和んだものの、その中国さんももうすぐココを辞めて東京へ行ってしまう。

今夜は夫が飲み会で留守なので、晩ご飯の支度をしないで済むが、今週という今週は妙に精神的に疲れているところにホスト君にトドメを刺されて、自分の食事の支度さえ面倒だ。ココの近くの味噌ラーメン専門店に寄って帰ろうと心に決めた。

その味噌ラーメン専門店を「私、味噌ラーメン大好きヨ。中国に味噌ラーメンありません。初めて食べた時、感激して1週間に5ニチ食べました」と言って、中国さんも絶賛していた。

で、帰りに味噌ラーメン専門店へ向かって歩いていたら、酪農君に呼び止められたので強制連行した。この店には、かつてBさんやKさん、$君や社交君とも一緒に来た。みんな辞めちゃったけど元気にしてるかな?目の前でラーメンをすすってる酪農君も、もうそろ辞めちゃうんだよね…。

そんなことを考えてシンミリした。今週の私は珍しく何事も妙に深刻に考えてしまってダメダメだった。明日と明後日でリフレッシュしよう。
11:00-17:30 点検25+セット+ダスター上げ+ルームサービス他

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とUさん(30代後半・悪霊憑き)の二人勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私がフロントだった。AメイクやAフロントで研修していたホスト君が、今日からBフロントに入ってきた。

出動前に支配人殿に「ホスト君ね、物凄〜く物覚えが悪いそうなんで、今日は暫くホスト君のセットをチェックしてあげて下さい」と言われて萎えた。なんつっても初のビジュアル系フロントなので熱烈歓迎!ようこそ我がB班へ!といきたいところだが、ホスト君はどうも評判がよろしくない。

女将さんは「ベッドメイク中に、洗面所の鏡や部屋の鏡の前に立つ度に、キメの顔で髪を直してた」と言っていたし、Aフロントの大型さんも「ホスト君がチャラチャラしてたら”鏡なんか見てるヒマないからね!”って言ってやって!」と言っていた。

先行き不安だったが、一緒に部屋へ入ってセットの様子を見る限りは普通だった。我が班はベッドメイク係もフロント係も全員裸足だが、ホスト君はお上品に靴下をはき、客室では客用スリッパをはいて仕事をしているので、どことなく軟弱に見えるのだろう。

軟弱というか、セットバッグを持って歩く後ろ姿は、お尻フリフリでどう見ても女の子だ。しかも痩せていると言うより骨格自体が華奢で、その辺の犬や猫みたいな小さな背中で羨ましい。

暫く一緒にセットに入って、連結使用済みスキン(縦に3つ繋げられていた)に萎えたり、隣の部屋からの「ぎゃああああーっ!」という女性の絶叫にドン引いたりした後、昼休みを迎えた。

昼休みのホスト君は、キャバ嬢の彼女が作ったお弁当をお上品に食し、彼女がデコレーションしたキラキラのデコケータイでメールしたり、メンソールの煙草を吸ったり、その合間に手にハンドクリームを塗ったりで忙しそうだった。

なんて言うか…絡みにくい(苦笑)。

朝のA班さん達が14時半で早帰りをして我が班1隊になり、まだ点検デビューを果たしていないホスト君と別れて、私は若干溜まった点検をして回ることになった。

途中でEさんに会うと「ホスト君て、みかやんの苦手なタイプでしょう?いつもなら男の子達と仲良く喋ってるのに、昼休みも全然喋んなかったから、もしかしたら苦手なのかな?と思って。あはは!」と笑われたが、図星過ぎて笑い返せなかった。

セット中に支配人殿に呼ばれて作業室へ降りると、1部屋に大量のルームサービスを届けなければならず、大きな重いトレイをホスト君が持ち、小さな軽いトレイを私が持って(逆の方が良い気が…)二人で一緒に届けることになった。

軽いトレイを持った私がドアベルを鳴らして、先にトレイをお客様へお渡しし、手の空いた私がドアを押さえ、続いてホスト君がトレイをお渡ししようと前へ出た。

ホスト君は普段とは違うちょっと気取った口調で、囁くように「お待たせ致しました」と言い(心なしかキメの顔に見えた)、跪くような勢いで腰を落としてトレイをお渡ししていた。

さすが元ホスト!お見逸れしました…という感じ。

17時半少し前にモニター上から”清掃中”の表示が消えたっきりなので、Eさん達が早帰りになったのだろう…と、全ての点検を終えた私も作業室へ降りてみた。

予想どおりEさん達は帰り支度をしていて、Eさんが「わっち達、先に帰るからね〜。フロント大変だろうけど頑張りなしゃ〜い(Cさんの物真似)」と言うのを聞いて、支配人殿が「みかやんも早帰りしますか?ホスト君が居るんで帰れますよ」と言って下さったので「はい!」と即答した。

どうにも気疲れの一週間なので、こんな機会を逃す手は無い。明日もう一日働いたら、明後日と明明後日は連休だ。頑張るぞ、お〜〜〜!(←力、入らず)
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク5部屋+ベッドのみ1+リネン折り

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と#さん(60代前半・元美容師)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。

出動前に#さんに一昨日のCさんの不可解な言動の件を話すと、私が休みだった23日にEさんとCさんで一悶着有ったと教えてくれた。#さんは「Cさんは朝1でみかやんに話したかっただろうに、話すチャンスがなくてごんぼ掘った(拗ねる。駄々をこねる)んだべさ」と言うけど、ごんぼ掘られてもねぇ。

#さんに「やっぱりCさんの話の聞き役はみかやんじゃなきゃダメなのさ。今度、ゆっくり話を聞いてあげなさい」とも言われたので、心積もりはしておこう。

朝のA班に新人さんが入り、A班の人の紹介でココへ入ったそうだ。

それを聞いた新卒君が「来シフトから俺一人になるんで、俺も友達をココに誘うことにしました」と言い、私が「ホスト君がB班に入るよね?一人じゃないよね?」と言っても、新卒君は「俺一人になるんで…俺一人になるんで…」と呪文のように繰り返すばかりで様子が変だった。

朝礼の時に社員の二宮和也似氏から、”従業員にガン見されて気分が悪かった”というクレームが入ったと聞き、どこにそんな度胸の有る従業員が居るのだろう?と疑問だった。我が班の面々は、お客様と遭遇してしまった時は必死で逃げ隠れしているというのに…。

私達の逃げ惑う姿が滑稽らしく、お客様には何度も笑われたし、逆に「逃げなくていいから」と言われたこともあった。そんな中、ガン見する従業員が居たとは驚きだ。

3月1日付けで人事異動となる二宮和也似氏は、今日がココでの最後の勤務となった。いつもと変わらない朝礼だったので信じがたいが事実だ。明日から寂しくなる(泣)。

昼休みに入る時、超ベテランフロント女史が心配そうに窓から外を眺めていたので声を掛けると「リネン屋さんが来ないと思ったら、ココの前でトラックが埋まってるの」とのこと。

昨日から今日にかけての大雪でトラックが狭い路地で立ち往生となり、支配人殿や二宮和也似氏に特掃氏、本部の方々まで男性陣総出でトラックの救出をしていた。

夕方になって、一昨日にCさんが「嘘つく人ってクチ上手いもんだもねぇ」と言って目配せをしたのは誰のことを言っているのかUさんに聞いてみると、やはりEさんのことでコロコロ事件がぶり返したそうだ。コロコロの件でCさんがEさんに怒鳴られたのは10日も前のことなのに…。

怒鳴った怒鳴ってない、言った言わないで揉めたそうだが、Uさんも「Cさんが言ったことが本当なんだと思う」という意見だ。この場合、怒鳴った側は怒鳴ったことを忘れても、怒鳴られた側は忘れないものだ。例え痴呆疑惑の有るCさんでも。

EさんとCさんと#さんのチーム60は、一見仲良さそうで実は三つ巴で牽制しあったり敵対しあったりしている。ぶっちゃけ過ぎたことだし、チーム60の確執に巻き込まれると面倒だ。

そんなことを考えつつトイレ掃除を初めて水洗レバーを回したら、物凄い勢いで便器内の水位が上がってきて、粉々になったトイレットペーパーや茶色い物体もろとも便器から溢れ出そうになった。こんなのが床に溢れたら…それはもう地獄絵図だ…逃げなきゃ…でも身体が動かない。

思わず「うわーっ!」と絶叫すると、溢れる寸前で水位の上昇が止まりゴゴゴゴッという音と共にまた凄い勢いで流れていった。この直後から作業室でリネン折りをしたが、暫く心臓がバフバフしていた。

今朝の時点では、もしも早帰りになったらCさん宅に寄ってみようと思っていたがやめた。自ら渦中に飛び込むこともない。それに早帰りにもならなかった。これは「行くな」ということだ。今週は早くも精神的に疲れてテンションが上がらないので、何事も来週以降にしよう。
ラブホ590日目:捻くれ癖
11:30-17:00 本メイク2部屋+クイックメイク11部屋+ベッドのみ2

今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)がフロントだった。

出勤すると、来期のシフト表が出来ていたので目を通すと、何故か爆笑君の名前が無く、Bフロントにホスト君の名前が載っていたので、ミスプリントだろうと爆笑君に確認してみると…。

爆笑君「実は自分、3月15日で退職することになりまして…」

みかやん「えーっ!嘘つきーっ!騙されたーっ!”長く働きたい”って言ってたのにーっ!」

爆笑君「すみません。言い出しにくくて…」

みかやん「私がココでCさんぐらいのトシになった頃、50歳近くになった爆笑君が胡麻塩頭で働いてると思ってたのにぃ。酷いよ〜」

爆笑君「や、そんなに長くは…(笑)」

昨日の爆笑君の妙な表情は、そういうことだったのか…てなわけで、3月15日で酪農君と爆笑君と中国さんが退職することになり、大ショックだ。おまけに来シフトは女将さんのB班勤務も無い…と嘆いていたら、Cさんが「(女将さんはB班に)来なくていいわ!」と吐き捨てて押し黙った(怖)。

何だか知らないけど、Cさんが朝から不機嫌なようなのでソッとしておいた。

幸い私はCさんとペアのクジを引かずに済んだから良かったものの、本日のハズレクジを引いたUさんがお気の毒だった。

昼休みはSさんを茶化して遊んでいたら、Cさんは私に「アンタも褒めたり貶したり忙しい人だね!」とイヤミをぶちかまして不貞寝を始めた。んまぁっ!…と思いつつ、右から左へ受け流した。

私はSさんが可愛くて仕方ないから茶化すんであって、可愛くも何ともない相手には絡もうともしないってことは、Cさんだってよく知ってるはずなのに。

みんなの前でそんなイヤミを堂々と言えるなら、何がどう気に入らないのかハッキリ言えばいいのに。Cさんのイヤミに絶句したのかSさんもUさんも寝てしまい、久々に昼寝トリオ復活。

爆笑君と私の笑い声で昼寝トリオは目を覚ましたが、TVを見ていたCさんが「嘘つく人ってクチ上手いもんだもねぇ」と言って、したり顔でUさんに目配せした。また誰かに対するイヤミであることが明白なので、見なかったことにした。

夕方、25歳前後のグッドルッキングガイが、廊下を一人で歩いて帰ろうとしているところを目撃した。あまりにグッドルッキングガイだったために、なにゆえ彼が一人歩きなのか、つい邪推してしまう。

・実は冷血漢で、女を置き去りにして帰るところ
・実はとんだ変態野郎で、女が呆れて先に帰った
・実はゲイで、人目を避けて連れの男とは時間差で帰るところ
・実は男版デリヘル
・実はオナベ
以下自粛…

ダメだ…Cさんのひねくれ癖が伝染したらしい。けどまぁ、妄想に没頭している間はCさんの不可解な言動も忘れていられるわけで、今日も妄想万歳だ。

きっとCさんは、何かが思い通りにならなくて、拗ねてわがままになってる状態なんだろう。赤ちゃんがえりみたいなものと諦めて、付き合いが長い分、いつも可愛がって貰ってる分、私が汲み取ってあげないと…ね。

ヒマなので1時間の早帰りになった。朝から猛吹雪で、帰宅途中に遭難の恐れがあるので(大袈裟)少しでも外が明るいうちに退社出来て良かったかも。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク19部屋+ベッドのみ2

今日はEさんが風邪で欠勤して、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と#さん(60代前半・元美容師)と私の三人勤務。爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)がフロントだった。

早めに出勤して、爆笑君に土曜の苦情のことを話し「セット部屋が無い時に、セット待ちの部屋を5分も10分も放置って有り得ないから。土日は特に作業しながらしっかりモニター見てて」と続けた。

「誰かがセットに行く…じゃなくて”全部俺が行く!”ぐらいの気持ちでいて欲しいの。で、自分よりメイクさんが先にセットに入ったようなら、すぐ追いかけて。それでも間に合わなくて玄関にセットバッグが有るのを見かけたら”すみません”って一声掛けて回収してくれたら、誰も目くじら立てないから」

「ダラダラしてたり人任せにしてたらメイクさん達の反感買うだけだけど、一生懸命やってる姿を見たら、メイクさん達だって喜んで手伝ってくれるんだよ。3月15日で酪農君が辞めたら、これからのBフロントは爆笑君が背負って立つことになるんだから、しっかり頼むよ」

というようなことを言ったと思う…噛みながら。

すると爆笑君は言葉を発さずに顔で「困った」と訴えてきた。爆笑君は笑い声のバリエーションも豊富ながら、表情も豊かな人で、時々表情で訴えかけてくる。今回は、何か事情が有るらしいが今は言えない…みたいな表情だった。

それでも爆笑君が「すみませんでした!気を付けます!」と言ってくれたので「じゃ今日も頑張って♪」と別れた。

そのことをZさんに話すと「爆笑君より酪農君ですよ。昨日も忙しくてみんなが走り回ってる時に、酪農君だけのんび〜り歩いてるのを見たらカチンときて”い・ま・い・そ・が・し・い・よ・ね?”って言いたくなりました。危機感というものが全くないんですよ」と、Zさんもお冠だった。

どうしたらもっと危機感や責任感を持って取り組んで貰えるだろう。私は古い人間なので、若い人特有の「所詮こんな所のバイトだから…」という考え方は理解できない。

バイト=ボランティアじゃないよね?労働の対価として賃金を貰ってるよね?時給分の仕事量を決めるのはアンタじゃなくて会社だよね?と言いたくなる。バイトだろうが何だろうが、一生懸命に仕事をしない人は個人的に嫌いだ。って、うちの新人君達が一生懸命じゃないと言ってるワケじゃないんだけど。

ダメだ。この手の話になると完全にオヤジ化する。

昼休みにZさんの元へバイト女子大生が一服休憩に来た。その子が先輩に注意をされた後「偉そうなこと言ったって、所詮こんな所のバイトなのに…ふっ(嘲笑)」と言っていたのを聞いて以来、どうも…。

斜に構えた若い女の子特有のカラスのようによく通る低い声で休憩室でガアガアと騒ぎ、一服休憩は十分程度であるはずなのに延々と喋ってる。あまりにうるさいので缶コーヒーを買いに休憩室を出ると、先輩達が「時間過ぎてるのにまだ戻らない!」と怒って先に出動してしまった。

やっぱり、そーゆー子って一事が万事いい加減で、”所詮こんな所のバイト”と言いながら、こんな所のバイトの仕事さえ満足に出来ない子が多い…と思うのは私の偏見だろうか?

Zさんは物凄くいい子なんだけど、その子と一緒の時だけは、Zさんが密かに持ってる良くない面が増幅されるというか、朱に交われば赤くなるというのか、変に共鳴してしまうんだと思う。バイト女子大生はもうすぐ辞めるから、いいっちゃあいいんだけどさ。

なんだろう…私。いつの間にか仕事に対してクッソ真面目になり過ぎて、若い子達との間に温度差みたいなものが生まれていて、トシとったなぁ自分…みたいに思う。

悶々と考えていて、まるでテンション上がらず。たまにはこんな日も有るか。

帰り際、今度は爆笑君がセットに一生懸命になり過ぎて、点検の部屋を溜めまくっていた。次の班の為に帰りは点検の部屋を残さないようにしているというのに逆だ。Zさんも「帰りは点検優先って知らないんじゃないですか?」と言う。

今朝、爆笑君に小言を言ったばかりだし、なんせ気分が重くて余計なことまで言ってしまいそうなので、爆笑君にはその旨をZさんから話して貰ったが「うちの班の分のセット部屋が確保出来たら、後は点検して…」と口を挟んでしまい、そんな自分が姑婆みたいでイヤになった。
11:00-18:00 クイックメイク18部屋+リネン折り

今日は、Sさん(20代前半・初バイト)と中国さん(20代前半・福建省出身)、#さん(60代前半・元美容師)と女将さん(20代後半・寿司屋)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私の勤務。Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と酪農君(20代前半・超マイペース)がフロントだった。

出勤してすぐ「昨日は殆ど自分らでセットしてからベッドメイクして大変だった」とか「昨日なんか男フロント三人衆だったのに有り得ない」とか「部屋にセットバッグの回収にも来ないどころかどこにも居ない」というフロント陣への苦情が何故か全て私に寄せられた。

有毒人種の#さんは「男三人より、みかやんとSさん二人の方がよっぽどいいわ。若いのにトロいわメイク手伝いにも来ないわ、セット溜めまくって何やってたんだか。あんなにセットしたの昨日が初めて!Cさんじゃなくても疲れるわ!三人とも要領も頭も悪過ぎだよ!何とかして!」と文句タラタラだった。

昨日はみんながみんな、かなりキレていたらしい(怖)。

「何とかして」と言われても、あたしゃ本職のフロント係じゃないし、彼等だって超ベテランフロント女史に「メイクさん達にセットさせるわけにいかないんだよ!」と何度も発破を掛けられているはずだ。

確かに、クッソ忙しい時でも彼等には緊張感や危機感が無いのは気になっていたが、やはり我が班のことなのでここは私が言わねばならないのか…。明日、爆笑君と少し話をしよう。

気持ちを切り替えて出動して、Uさんと大笑いしながら仕事をした。また”言いまつがい”の「まめ天狗」等の話をしたけど、我が班の言いまつがいの女王・Cさんに次いで、Uさんもなかなか言いまつがいが多い。

こないだも下敷き付きの稼働表をUさんが「ガンバン」と言って、#さんに「アンタ、岩盤って岩だよ」と窘められ「だって写生会の時に画用紙を…」と言いかけたら、#さんに「アレは画板でしょ!」とピシャリと言われてしまったそうだが、やはりCさんの言いまつがいには誰も敵わない。

Cさんの言いまつがい語録

ゆっくりバージョン→ゆっくり婆さん(聞きまつがい)
サラシ→チラシ(言いまつがい)
フリマ(フリーマーケット)→昼間(かみ合わない)
フライパン→プロパン(言いまつがい)
コスメ→サラシ(かみ合わない)
S(セット部屋)だらけ→椅子だらけ(聞きまつがい)

そんなCさんが先日、押して止めるジェットバスのスイッチを一生懸命回して「止まらない!」と騒いでいたという話をしたら、Uさんは「腹痛い」と笑い転げていた。

昼休みは、女将さんにいきなり「お宅の新卒君、オナニストなんですって。今度、冷やかしてやって下さい」と言われたものの、オナニストって。あたしゃそんな言葉、恥ずかしくて口に出せないヮ(嘘)。

あぁでも、新卒君に「オナニストなんだってね」と言って、臆面もなく「そうですよ」と言われても困る。

夕方、いよいよ忙しくなって酪農君がメイク手伝いに来てくれたものの、どうにもおぼつかない。彼は初日に2時間半ほど本メイクの研修を受けただけなので、仕方ないのかも知れない。

Sさんや私は1年以上、X君も半年以上ベッドメイクをしてから、フロント係をするようになったので、メイク手伝いも困ることはないし、フロント係のどんな不手際がメイク係を不愉快にさせるか、イヤというほど分かっている。

でも、昨日の新人フロント三人はメイク研修があまりに短すぎたというか、まだ勝手が分からなくてまごついてしまうんだろう。状況をしっかり把握出来てないだけで、決して頭の悪い子たちじゃないので、明日は爆笑君とちゃんと話をしよう。
ジンギスカン 
一昨昨日の仕事の帰りにCさん宅へ寄った。

「わち、ジンギスカンするんだけどしゃ、ジンギスカンだら一人で食べても美味しくないから食べに来なしゃい」と言われて行ってみたら、招待されたのは私だけだった。

なんだかんだ言って、こんな時にCさんが声を掛けるのはいつも私だけだ。一昨年は二人で若いカップルが集まる洒落た居酒屋へ行き(とても場違い)、昨年は二人でビアガーデンへ行き、今年のジンギスカンも二人だ。

私が「もう無理!ホントあの婆さんムカつく!」とCさんのことでブチギレそうになる度に、Eさんに「なんだかんだ言って、Cさんはみかやんが大好きなんだから怒るんじゃない」と窘められてきた。それでも「ふーん。陰で私を”なんだかんだ”言ってるんだ」と、またブチギレたり(苦笑)。

でもやっぱり”なんだかんだ言って”Cさんは私を可愛がってくれてるんだろう。私の母親と同い年のCさんを普段は「母さん」「母さん」と呼んでいるから、私のことも娘みたいに思ってくれているのかも知れない。

木箱のようなものに入った高級ラム肉と、野菜好きの私の為にこれでもか!という量の野菜を切っておいてくれて、スパークリングワインまで用意していてくれた。

「わち、ワインだら飲まないからアンタ全部飲んで帰ってや」と言われ「や、そんなには…」と答えたものの、気が付いたらワインを飲み干していて、これでもか!という量の野菜も綺麗に平らげていた(照)。

Cさんとは17日に組んで仕事をしたっきりで、次回もいつ一緒になるか分からないけど、そん時は仲良く楽しく仕事が出来たら…と思う。

Cさん手作りの味付けイカを貰って帰ったので、恐る恐る(笑)焼いて食べてみたら、今までのCさんの手料理の中で一番美味しくて感激した。
11:30-18:00 クイックメイク15部屋+ベッドのみ1+廊下掃除

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)がフロントだった。

私は昨日読んだ”言いまつがい”ネタを言いたくて仕方なくて、出勤してすぐ”まめ天狗”や”セクシー・ハウス”や”業務課です”の話をしたら、一同大爆笑でみんなも同じツボであることがむしょうに嬉しく、ゴキゲンで出動した。

A班に入ったホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)は、一昨日のうちに支配人殿にセットを習い、今日はもうAフロントとして一人でセットをして回っていたが、後ろ姿や立ち居振る舞いが女の子に見えて仕方ない。華奢な後ろ姿が妙に羨ましかった。

昼休みは、酪農君がわざわざ買ってきた”少女フレンド”を読んでいた(驚)。ホスト君はそのうちBフロントにも入るそうなので、見た目女の子のホスト君と気持ち女の子(?)の酪農君と気が合いそうじゃないか(笑)。仲良く頑張ってくれれば幸いだ。

Cさんは酪農君が3月15日で退職するのをとても寂しく思っていて「辞めないでずっとココに居ればいいべしゃ」と声を掛けたら、酪農君は「三年後ぐらいに北海道の農家で働けたらいいな…と考えてはいるんです」と答えていた。

将来ある若者をフリーターとしてココに引き留めておくわけにはいかないし、Cさんにとってはココが最終地点でも、若者達には通過点なのよね。それでもCさんは「北海道に来るんだら、なんもまたココで働けばいいべしゃ」と食い下がっていた。

そうこうしている間に、あまりにもヒマでA班の皆さんが14時半で早帰りになり、ベッドメイクをする部屋が無いので、15時から私達は廊下掃除と玄関掃除をすることになった。

途中、酪農君が「みかやん、すみません。エレベーター前の備品補充の仕方をも1度教えて下さい」と言ってきたので教えていたら、酪農君が「やべぇ!俺、みかやんが居ないと出来ねぇ!」と呟いた。

女はこの手のセリフに母性本能をくすぐられるものだ(照)。気を良くして廊下掃除に戻ると、ヒマで始めたハズだったのに、帰るお客様や入って来たお客様に会いまくりで、逃げ隠れするのに忙しくなった。

一応用心しながら廊下に掃除機をかけるが、掃除機の音でお客様の気配が分からない。元々薄暗い廊下が急に一段と暗くなったので振り返ると、189センチ95キロの私の夫と見まごうような大柄な女性が歩いてきていて、その少し後ろを155センチ前後の小柄な男性が歩いていた。

辞めたAさんが居たら「みがやん、あーゆーの蚤の夫婦って言うんだど。知ってっが?蚤の夫婦ってのはなぁ…」と得意気に語ったところだ。何回も聞きましたから。

慌てて非常階段へ逃げ込んだが、すぐに「あの二人、ベッドの上ではどんなんなんだろ?きっと、ああなってこうなって…そんで…ぐへへ」と、私の頭の中で妄想劇場が始まったのは、もはや言うまでもないことか…(恥)。

でも、185センチぐらいの女性と155センチぐらいの男性だよ。普通に想像しちゃうよね?ね?ね?って誰に聞いてるんだか分かりませんけども…。

ようやく廊下掃除を終えると、モニターが忙しい様相に激変していた。私達が廊下掃除や玄関掃除をしている間に、酪農君が決死のセットをしてくれていたようなので、私達も大急ぎでベッドメイクをしまくった。

言いまつがい

2008年2月21日 読書
言いまつがい
私が愛用している”ほぼ日手帳”の1日ページの下の欄には、毎日様々な名言迷言が載っていて、度々大笑いネタが有り、そこには必ず<「言いまつがい」より>と書いてある。

”言いまつがい”とは何ぞや?と、私にほぼ日手帳を薦めてくれた友人に聞いてみると「知らなかったのか?ネット上でも公開されてるし、本にもなってる」ってことで貰ったのがこの本。

”本のはじまり”の部分に”編集部からのお願い”として「不特定多数の人が集まる場所、真剣さが必要な場面などでは読まないで下さい」と書いてある。

んな大袈裟な…と読んでみたら、笑って笑って泣いた。こんなの、通勤の地下鉄の中でなんか絶対に読めない。そうじゃなくてもツボにハマり易い私に何てことを!家で読んでいて、笑い転げる私を夫が冷ややかな目で見ていた。

私のお気に入りは…
「まめ天狗」
「セクシー・ハウス」
「うみやきそばのじょう!」
「お小便」等々…

私のように”言いまつがい”なんて見たことも聞いたこともなかった…という方は↓コチラへ

http://www.1101.com/iimatugai/index.html
11:30-18:00 本メイク5部屋+点検9+ルームサービス+セットバッグ上げ他

今日は、Zさんが風邪で欠勤して、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)と私の三人勤務。爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。

4P部屋からの本メイクスタートとなり、三人とも若干テンション下がり気味で出動した。けどまぁ、4P部屋を二人でベッドメイクするのは大変だけど、三人だとそれほどでもない。

Uさんも#さんも、かつては私の天敵だったが、今は和気藹々と仕事が出来る。正直、こんな日が来るとは思っていなかったけど、単純に楽しく働けるって幸せなことだと思う今日この頃だ。

昼休み、見たことのないA班の子が凄い勢いで休憩室に入って来た。随分と目つきの鋭い女の子だ…と思ったら「お疲れ様です」と言った声が男だった。一昨日、面接を受けたホスト風の男の子とは、この子のことだ。

今日からA班でメイク研修をして、いずれフロント係になる。ホスト風ではなく、こないだまで本物のホストだったそうで、それにしても綺麗な髪に華奢な体つきでパッと見、女の子だ。

見とれていたら、支配人殿に「みかやん、着替えてお昼からフロントでお願いします。新卒君の点検のチェックをしてあげて下さい」とのことで、新卒君と組むことになった。

昨日はみっちりと爆笑君に点検を習っていて、セットバッグが死ぬほど溜まっていたのだろう。新卒君の点検の仕方も、爆笑君仕込みで物凄く神経質で几帳面だ。それほどダメ出し地獄にも堕ちずに点検デビュー出来そうな程になっていてくれて一安心だ。

途中、作業室へ降りると、本部の人が来ていたりしてちょっとした騒ぎになっていた。聞けば、お客様が階段で転倒して流血したそうで「大した怪我ではないが救急車を呼んだ」という話だったが、ゴミ箱には大量の血がついたダスターが捨てられていて、かなり怖かった。

救急車と言えば…で、辞めたフロント可愛い人の話をした。

みかやん「可愛い人がセットに入ったら、入口に黒いポロシャツの人が倒れてて、社員の二宮和也似氏の悪戯だと思って”何やってんの?(笑)”って近づいて腕を掴んだら、全然違う人でしかも腕がもう冷たくなってたんだって」

新卒君「ええ!死んでたんですかっ?」

みかやん「や、生きてたけどずっと倒れてたから冷たくなってたらしくて、結局そん時も救急車沙汰になったんだよね。けど普通はセットに入って人が倒れてたらまず驚いて”ひえーっ!”ってなって”何やってんの?”なんて笑ってらんないよね」

新卒君「つか、聞いただけで怖いですよ」

みかやん「ま、フロントの仕事を一人で何でもするようになったら、いろんなことがあるからね(ちょっと先輩ぶってみたかった・笑)」

点検に戻る途中、60代男性と20歳そこそこの女性と出くわし、非常階段に隠れた。

新卒君「いかにも援交って感じの人達が多いですよね。こんなに多いと思ってませんでした」

みかやん「金の力は恐ろしいよね。私でも”こんな爺さんとは無理!”と思うような年寄りとギャルが楽しそうに歩いてたりするからね。いずれ新卒君も金にモノを言わせて…」

新卒君「俺は援交なんかしませんよ(キッパリ)つか、そんなカネ無いです(笑)」

再開した点検の1部屋目でとんでもないオヤジ臭に二人で噎せ返って、1本使い切る勢いで消臭スプレーをして、別の部屋へ避難して点検を始めた。

みかやん「将来、自分からあんなオヤジ臭が漂うようになったらどうする?」

新卒君「ホントにキツかった。アレは辛いですよ。あんなんなったら、どうすればいいんでしょう(凹)」

みかやん「20年以上先のことだろうから、そうなった時に考えればいいさ(自分で振っておいて他人事・笑)」

新卒君も気さくな子で、この先も楽しく仕事をしていけそうだ。

帰りに階段を下りていたら、踊り場にダスターが敷かれていて傍らに洗剤が有り「おお!ここが事故現場!」とダスターをめくってみたら、絨毯に大きな血のシミがついていて怯んだ。「大した怪我じゃない」って話だったのに、ゴミ箱の血まみれダスターといい、絨毯のシミといい、大怪我じゃないか。

ラブホの帰りは血の巡りが良くなって流血し易いのかも知れないし、足腰に力も入らず階段でよろめいたのかも…お気を付け下さいまし。
11:30-18:00 本メイク3部屋+クイックメイク9部屋+セットバッグ上げ+リネン折り

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私の勤務。爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。

昨日は二十歳ぐらいのホスト風男性と、40代男性が面接に来ていたそうで、今日も40歳前後の女性が面接に来ていた。その中の誰かが、朝のA班か昼の我がB班に入るらしい。

今のメンバーで充分なんだけどね。お陰様でかつての天敵・Uさんとは何事も無かったかのように、仲良く助け合って仕事をしている。むしろ今は、クセの有るCさんやEさんより付き合い易いぐらいだ。

Uさんも、中国さんと同じように日本語をお勉強中の人で、Sさんと同じように初就労の人…と思えば笑って許せてしまうし、それでも哀しい現実を垣間見てしまった時は、心の中で先日(2月3日)のU太郎の歌を「ズッコケなんだ慌てん坊なのさ♪いつも失敗ばっかりしてるんだよ〜♪」と歌えば気も紛れる。

それに、同じようなキツいことを言われたとしても、相手が親しい人ならば腹も立たなければ傷つくこともない、ならばみんなと親しくなってしまおう!という、辞めた社交君式社交術も私にとっては目から鱗…の話だった。

で、トイレ係をしていたUさんが「え?うわーっ!」と叫ぶので行ってみると「ウン○を流してなかったの。こないだも同じようなのがあって。同じ人?何で流して帰ってくれないんだろ」とボヤいていた。

みかやん「ホントだよね。ごっついのをした人に限って”見るがいい!俺様の作品を!”みたいに流さないよね」

Uさん「うん。こないだのも結構凄かった」

みかやん「ったく、今時ドッポン便所もそう無いだろうし、用を足したら流すって習慣になってると思うんだけどねぇ…」

Uさんとウン○の話をすると、以前Uさんから聞いた、クルマごと肥溜めに落ちて亡くなった方の話を思い出して身震いがする。時代が昭和ならともかく、平成のしかも最近の話ですから(怖)。

Uさんたら「こないだも同じようなの」って、ウン○を見て”こないだのとよく似たウン○だわ”とか”見覚えのあるウン○”とか”ウン○に面影が…”とでも思ったのだろうか?ウン○を見ただけで、こないだの人と同一人物!と特定出来たら大したもんだけど、Uさんなら出来そうで怖い(笑)。

昼休みは爆笑君の笑い声を聞いて、また変なスイッチが入ってしまい、何を言われても可笑しくて仕方ない。

爆笑君は今日、セット中に隣の部屋から女性の喘ぎ声が聞こえてきたそうで「窓を開けてセットしてて、隣も窓を開けてたらヤバいっすね。ひゃふぉふぉふぉ」とはしゃいでいたが、物真似が得意の爆笑君もさすがに今回は披露してくれなかった。

爆笑君も新卒君も真面目で仕事熱心なので気が合うのか、新卒君は爆笑君を兄のように慕い、爆笑君は新卒君を可愛がり優しく丁寧に仕事を教えていて、見ていてとても微笑ましい。若い二人で我がB班を盛り立ててほしいものだよ。

17時からUさんと私は作業室でセットバッグ作りに追われた。階下へ降りると、作業室には50個ほどの回収してきたセットバッグが溜まっていて、それらを解体して足マットは足マット袋へ、枕カバーは枕カバー袋へと、アイテム別に片付けて新しくセットバッグの中身を詰め直すが…。

なんぼなんでも溜め過ぎだよ(泣)>爆笑君&新卒君

ようやく作り終えたセットバッグを乗せられるだけエレベーターに乗せて、各階のエレベーターホールに降ろして、各階の非常階段へ運んで…を繰り返して、一連の作業を終えた頃には汗だくでヘロヘロだった。

Uさんも私も若くない。重いセットバッグを運び続けてプルプルと手が震えて、もはやベッドメイクなど出来そうもない…ピンチ…と思ったら、支配人殿が「後は帰るまでリネンを折っていて下さい」と天使の囁きのような優しい言葉を掛けて下さったので助かった。

それもこれも、爆笑君と新卒君が立派なフロント係に育つまでの辛抱だ。幸い彼等は有能なので、それほど待たされることもないだろう。それまでは老体にむち打って頑張りますわ。
ほぼ日手帳
友人の薦めで、ほぼ日手帳(http://www.1101.com/store/techo/)を使い始めて2ヶ月半(実際今は5月なので5ヶ月半)。とても重宝している。

文庫本サイズで1日1ページの書き込みスペースが有り、糸とじなのでシステム手帳のように書くときにリングが邪魔になることもなく、どのページも手で押さえなくても180度パタンと開いたまま…というシロモノで、私にはとても使い易く手放せなくなった。

ずっと手帳には主に”ラブホでの出来事”をメモして日記更新の時に利用していたが、昨年までの手帳は書き込みスペースが狭く、言葉を端折りながら箇条書きにしておいた為に、後で見た時に自分でも何の話か分からない…という罠に嵌っていた(単にアホ)。

それが今や、ラブホでのあの人のあんなセリフや、この人のこんな行動、あんなエロいことや、こんなグロいこともしっかりメモしておける。

ほぼ日手帳のお陰で、約三ヶ月遅れの日記も昨日のことのように思い出しながら更新出来ているというわけであります(つか、更新遅れ過ぎだろって話で自慢にならないって・汗)。

他に、毎日のお小遣いのチェックや、体調や体重の変化、その日の嬉しかった出来事など、元々メモ魔なのでしっかりちゃっかりメモしまくっておりましたとさ。

さて、更新遅れ0を目指して更新します。
ラブホ584日目:裏
11:30-18:30 クイックメイク20部屋+ベッドのみ1+リネン折り

今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・悪霊憑き)と女将さん(20代後半・寿司屋)が早番、Cさん(60代前半・元看護師)と私が遅番の勤務。Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と酪農君(20代前半・超マイペース)と爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)がフロントだった。

昨日も私は一人フロントで泣きそうになりながら走り回っていたというのに、今日はフロントが三人も居て羨ましい。三人といえば、中国さんが欠勤して早番チームが三人になった。Cさんは「昨日、#さんにイビられたんでないの?」と心配していたが、詳細は不明。

朝から忙しかったが、早番三人組から女将さんが外れて風呂掃除のみをして回ってくれたので(通称:お風呂屋さん)、私達は風呂ラッキーの部屋ばかりで楽ちんだった。

快調にベッドメイクを進める中、どうもCさんの元気がないと思っていたら「わち、こないだ久しぶりにEさんに怒鳴られた(泣)」とのこと。

カーペット用粘着クリーナー(通称:コロコロ)を使った後に、Cさんだけが汚れた部分を破り取っておかないことを誰もが苦々しく思っていたが、その件で遂にEさんに怒鳴られたそうだ。

Cさん「”誰さ!コロコロめくってないの!”って怒鳴られても、わちと二人で組んでたんだものわちしか居ないべさ。”ごめんね。わちだわ”って言ったら”みんながやってること、どうしてCさんだけ出来ないのさ!”って、また怒鳴られて…」

みかやん「たまたま虫の居所が悪かったんじゃないの?」

Cさん「だけども、怒鳴らなきゃ言えないようなことかい?"わちソレ苦手で…"って言ったら”苦手とか言う問題じゃないわ!仕事だよ!”ってもうギャンギャン怒鳴られて…」

みかやん「気付いた時にすぐ”Cさんもコロコロめくってね”って言えば良かったのに、ずっと言わないで我慢してて爆発したんじゃないの?限界まで我慢して怒鳴られるより、その都度注意された方がいいよね」

Cさん「アンタと比べたら、Eさんだらホントに頭悪いもね。なして怒鳴るんだか。ホントにタチ悪いわ。ホントにもう…ホントにさ…ホントに…(涙声)」

そこへ、何も知らない爆笑君がコンビニボックスのドリンク補充に来て、世間話をして陽気に「きゃほほほ」と笑ってくれたので助かった。

今日も後ろ姿がソックリな酪農君と爆笑君が揃って出勤していて実に紛らわしいが、最近では”新しい見分け方”として、忙しい時に走り回っているのが爆笑君で、忙しくてもノンビリと歩いているのが酪農君…という噂だ(苦笑)。

確かに酪農君は超マイペースだけど、今日は急いでセットをしていて浴室で転倒し、足を切って流血していたよ。可哀相に。

こないだ爆笑君は「15日、合コンなんすよ。めっちゃ楽しみです♪」と言っていて、昼休みにその話をしてくれた。偶然にも合コン場所が、酪農君と私が行った居酒屋だったので話も弾み、爆笑君は隣のテーブルに居た年寄り連中の様子を物真似を交えながら話してくれて楽しかった。

3時半に仕事を終えた超ベテランメイク女史が、Cさんと私にチョコレートを分けて下さり、爆笑君には「共食いになっちゃうから違うのあげる」と言って別のおやつを渡していた。

共食い?何だろ?と渡されたチョコレートを見たら、見事なチソチソの形で(画像参照)大笑いしながら爆笑君に見せると、爆笑君は一瞬キョトンとしてから「あぁ、裏ね(笑)」と言った。

裏って…確かに本人から見たら裏だよね…私は「裏」で完全にツボにハマって笑い転げた。そうじゃなくても爆笑君と一緒の時は、変なスイッチが入ってしまって些細なことにも可笑しくて仕方ないのに何てことを!

帰り際に爆笑君に神妙な顔で「新卒君”腰が痛くて夜も眠れない”と言ってたんすけど、大丈夫っすかね?」と言われたが、その神妙な顔が可笑しくてまた笑ってしまい、爆笑君にも新卒君にも申し訳なかった。
11・00-18:00 点検24+セット+ルームサービス+セットバッグ+回収他

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、#さん(60代前半・元美容師)と中国さん(20代前半・福建省出身)の勤務。私がフロントだった。

土曜なのに酪農君も爆笑君も新卒君も休みで、Bフロントが私一人って酷くないかい?気が付けばクッソ忙しい時にいつも一人だよ。これってもしかして、嫌がらせとかイジメなのかい?…とボヤいても仕方ないので、Aフロントさんと力を合わせて頑張るしかない。

客室へクジ引きの当たりくじを取りに行くと、ドアベルを鳴らしてもなかなか出てきて頂けなかった。少し経ってからドアを開けて下さったのは、パンツ一丁の50代男性だった。それが真っ赤なビキニパンツで…(寒)。

妙に私に接近して当たりくじを渡して下さったが「近いから!」とも言えず、顔を直視するわけにもいかずに目線を下げると、どデカい腹の下の小さなビキニパンツの最もモッコリした部分に、直径1センチほどの濡れた丸いシミがついていた(泣)。

シッコなのか何とか汁なのか何なのか知らないけど、なんて生々しい!あまりにリアルじゃないか。ゾゾゾゾゾーッと鳥肌が立って、カードを受け取るやいなや走って逃げた。

追いかけられるハズもないのに走って逃げたのは良いとして、クジの景品を届けるのにもう一度同じ部屋へ行かなければならない。誰か助けて!と思うが、誰も助けてはくれない。

今度は服を着て出てきてくれますように…もしくは連れの女性が出てきれくれますように…と祈るような気持ちで怖々行ってみると、男性はオッサン用すらっくすをはいてお出ましだったので助かった。

頭の中でマキシマムザホルモンの”シミ”って曲がグルグル回る。しかも「落ちる魂のシミ」とか「残りタマエ… そのシミ」と、シミの部分ばっかり。誰か止めて!と思っても、こんな時に限って誰にも会わない。

ともあれ、昼休みまでは順調だった。というか順調過ぎるぐらい順調で、何かが変だと感じていたら、とっくに届いているハズのリネンコンテナがまだ届いていなかった(焦)。

また大雪による交通渋滞で、リネンコンテナが到着したのが16時過ぎ。Aフロントさんもお帰りになって困っていたら、社員の特大氏がコンテナ運びやリネン出しにダスター上げまでして下さった。いつも特大氏の救世主的な活躍に、有り難くて涙が出そうになる。

とは言ってもリネンの到着が遅れたことで、それ以降の作業が遅れに遅れてどうしようもない。モニターを見る度にセット待ちの部屋や点検待ちの部屋が増えて哀しくなるが、本当にどうしようもない。

クレジットカード払いのお客様の元へカードを受け取りに行くと、ジーンズ姿の50代男性が出てきたが、ファスナーとベルトが全開だったために、赤のビキニパンツが丸見えでモッコリしているではないか。えーっ!?赤のビキニパンツって流行ってんの?とビックリ。

実は”幸運の赤ビキニ”とか”絶倫の赤ビキニ”とかいうスグレモノなんだろうか?どうでもいいけど、今回は怪しいシミがついていなくて何よりだった。

帰りは、作業が遅れたことでエレベーター内に溜まりに溜まったルームサービスの食器やセットバッグの片付けをUさんと#さんが手伝ってくれた。有り難い反面、自分が不甲斐ない。

お陰様で就業時間内に仕事を終えられてヨロヨロとロッカーに到着すると、東京へ行った社交君と$君から近況報告のメールが届いていた。彼等も新しい環境で頑張っている。私も挫けずに頑張ろう。

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