ラブホ奮戦記70日目:使い切りビデ
2002年12月11日 らぶほ10:00-6:00 13部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。出勤してきたNさんを見て驚いた。いつもスッピンのNさんが綺麗にお化粧をしていた。目鼻立ちがハッキリしているので多少のお化粧でも厚化粧に見えるのかも知れないが、本当に”念入りに化粧をしてきました”という顔になっていて、髪は前髪を上に上げて結んだワイルドなスタイルだ。
昔こんな人いたなぁ。誰だっけ?えーとえーと。あっ!KISSのジーン・シモンズだ!(汗)
Sさんがいなくなってみんな良い方向に変わった。中でも一番変わったのはフロントI氏だ。最初誰もが抱いた不安が、今ではI氏への尊敬と期待に変わった。Nさんの休み変更に尽力し、私にも「昼もお仕事をされているのに8連勤は無理です。当然12月はお昼の仕事も忙しいでしょう。私が何とかします」と言ってくれて、実際に私の8連勤は無くなった。
4人平等にシフトを組んでくれて皆、感謝した。私達の仕事に対する不満や愚痴にも真剣に耳を傾けてくれて、業務改善までしてくれて今では誰より頼もしいI氏となった。
I氏のそれまでの経歴や未婚なのか離婚で独身なのかは、誰も知らずI氏の過去は謎に包まれている。今は夕方から夜まで某コンビニの総菜工場に勤めて3年になるそうだ。Nさんが出勤の時は総菜工場で手に入れた総菜を持っていそいそと控え室へやって来る。
総菜をつまみながらいろんな話をする度、I氏の頭の良さや洞察力の素晴らしさを感じずにはいられない。Sさんの前ではわざと頭の悪いふりをしていたのだろう。
「Oさんや、みかやんさんがSさんの前で萎縮しているのを見ていて、何とかしなければ!と思っていました。OさんがSさんの小言を聞いてないのもわかりましたし、Sさんの執拗な攻撃にも笑顔で耐えてきたみかやんさんもそろそろ限界だろうと思って見ていました。NさんがSさんに合わせていられるのも、HさんがSさんを嫌って辞めてしまうのも時間の問題だと思っていました」と淡々と語るI氏。
誰もSさんの事をI氏に密告した人はいないのに、何もかも大当たりで一同驚いた。そしてSさんは私達の前からいなくなった。何より私達一人一人をちゃんと見ていてくれた事が嬉しいし有り難い事だ。「何とかします」と言った事は必ず会社に提案して何とかしてくれる。ホテルQあたりにいるのはもったいないお方だとつくづく思う今日この頃だ。Nさんが惚れるのも無理はない。
I氏を交えた楽しい休憩は長く続かず仕事に追われた。洗面所のゴミ箱に”つかいきりビデ”と書いた箱が捨ててあった。箱を振ってみるとカタカタと音がするので使用後の中身が箱に入っているのだろうと、気にもとめずに洗面所とトイレの掃除をしていたら、お風呂場からNさんの絶叫が聞こえた。
Nさん「ぎゃああぁ〜。なんだべかコレーーーっ」
お風呂へ行くとビデを握り締めて濡れ髪で呆然と立ちつくすNさんがいた。
Nさん「コレーーーっ!コレーーーっ!」とビデを私に差し出しながら、怪しい身振り手振りで事態を説明してくれた。
訳をすると「風呂場に得体の知れない物が転がっていて見ると中に水が入っていた。中の水を捨ててからゴミにしようと水が入っている部分を握ったら、ノズルから四方八方に水が飛び散って髪にかかった。危うく顔にも中の水がかかりそうになった。みかやん、一体コレは何?」と言うことらしい。
みかやん「箱には”膣洗浄器”と書いてましたよ」
Nさん「やんやビックリした。がっつりビックリして言葉を失ってまったよ。これアソコの中を洗う物だのがい?先っちょから水が出でくるもんだど思ったら、こごさ(ノズルの部分)沢山穴開いでで横から水が飛び散るもんだもの。とっさに避けだがら顔さかがらなかったけど髪さかがってまったわ。こったら物ちゃんと捨てて帰ったらいがべさね!冗談でないわ!大体コレ、何するもんだのさ」
みかやん「箱には”生理の終わりかけに膣内の残血をサッパリ洗い流します”とか”オリモノが多い時に気になる臭いも爽やかに洗い流します”と書いてましたよ」
Nさん「そったらもんだらトイレでやったらいがべさね!なして風呂だのさ」
みかやん「箱には”トイレやお風呂で一番ラクな姿勢で”とか”冬は容器ごとお湯で暖めて”と書いてましたよ」
Nさん「あんた!”箱には箱には”ってなんでそったらしつこぐ箱の説明読んでるのさ」
みかやん「面白そうとか、良さそうかな?と思ったんですよ」
Nさん「あれ。そっかい?したらその箱、わちにも見せでや」
Hさん「へえぇ〜。今はこんなのがあるんだね。初めて見たわ。昔からあったんだろうかねぇ。Nさん」
と言って、ゴミに捨てた箱を拾ったHさんが箱の裏の絵をしげしげと見ていた。
Nさん「わちらの若い頃からもあったのがも知れないけど、わちらの頃にこったら物使ってだのは”飛んでる女”ぐらいだべさ。普通の人は使ってないんでないの。わち初めて実物を見たもの」
Hさん「どれ、どんな物なの?見せて」
Nさん「でも先っちょ、ちょす(触る)んでないよ。他人の中さ入ってだもんだがらね」
風呂場で箱と本体を手にしてHさんとNさんで、延々と研究していたようだ。老眼のHさんの為にNさんが一生懸命に箱の裏の説明を読んでいた。訛った説明が風呂場で響いていて異常に笑えた。飛んでる女という言葉を聞いたのも久しぶりだった。一人、部屋の外へ出て大笑いした。
今日はHさんとNさんとの勤務。出勤してきたNさんを見て驚いた。いつもスッピンのNさんが綺麗にお化粧をしていた。目鼻立ちがハッキリしているので多少のお化粧でも厚化粧に見えるのかも知れないが、本当に”念入りに化粧をしてきました”という顔になっていて、髪は前髪を上に上げて結んだワイルドなスタイルだ。
昔こんな人いたなぁ。誰だっけ?えーとえーと。あっ!KISSのジーン・シモンズだ!(汗)
Sさんがいなくなってみんな良い方向に変わった。中でも一番変わったのはフロントI氏だ。最初誰もが抱いた不安が、今ではI氏への尊敬と期待に変わった。Nさんの休み変更に尽力し、私にも「昼もお仕事をされているのに8連勤は無理です。当然12月はお昼の仕事も忙しいでしょう。私が何とかします」と言ってくれて、実際に私の8連勤は無くなった。
4人平等にシフトを組んでくれて皆、感謝した。私達の仕事に対する不満や愚痴にも真剣に耳を傾けてくれて、業務改善までしてくれて今では誰より頼もしいI氏となった。
I氏のそれまでの経歴や未婚なのか離婚で独身なのかは、誰も知らずI氏の過去は謎に包まれている。今は夕方から夜まで某コンビニの総菜工場に勤めて3年になるそうだ。Nさんが出勤の時は総菜工場で手に入れた総菜を持っていそいそと控え室へやって来る。
総菜をつまみながらいろんな話をする度、I氏の頭の良さや洞察力の素晴らしさを感じずにはいられない。Sさんの前ではわざと頭の悪いふりをしていたのだろう。
「Oさんや、みかやんさんがSさんの前で萎縮しているのを見ていて、何とかしなければ!と思っていました。OさんがSさんの小言を聞いてないのもわかりましたし、Sさんの執拗な攻撃にも笑顔で耐えてきたみかやんさんもそろそろ限界だろうと思って見ていました。NさんがSさんに合わせていられるのも、HさんがSさんを嫌って辞めてしまうのも時間の問題だと思っていました」と淡々と語るI氏。
誰もSさんの事をI氏に密告した人はいないのに、何もかも大当たりで一同驚いた。そしてSさんは私達の前からいなくなった。何より私達一人一人をちゃんと見ていてくれた事が嬉しいし有り難い事だ。「何とかします」と言った事は必ず会社に提案して何とかしてくれる。ホテルQあたりにいるのはもったいないお方だとつくづく思う今日この頃だ。Nさんが惚れるのも無理はない。
I氏を交えた楽しい休憩は長く続かず仕事に追われた。洗面所のゴミ箱に”つかいきりビデ”と書いた箱が捨ててあった。箱を振ってみるとカタカタと音がするので使用後の中身が箱に入っているのだろうと、気にもとめずに洗面所とトイレの掃除をしていたら、お風呂場からNさんの絶叫が聞こえた。
Nさん「ぎゃああぁ〜。なんだべかコレーーーっ」
お風呂へ行くとビデを握り締めて濡れ髪で呆然と立ちつくすNさんがいた。
Nさん「コレーーーっ!コレーーーっ!」とビデを私に差し出しながら、怪しい身振り手振りで事態を説明してくれた。
訳をすると「風呂場に得体の知れない物が転がっていて見ると中に水が入っていた。中の水を捨ててからゴミにしようと水が入っている部分を握ったら、ノズルから四方八方に水が飛び散って髪にかかった。危うく顔にも中の水がかかりそうになった。みかやん、一体コレは何?」と言うことらしい。
みかやん「箱には”膣洗浄器”と書いてましたよ」
Nさん「やんやビックリした。がっつりビックリして言葉を失ってまったよ。これアソコの中を洗う物だのがい?先っちょから水が出でくるもんだど思ったら、こごさ(ノズルの部分)沢山穴開いでで横から水が飛び散るもんだもの。とっさに避けだがら顔さかがらなかったけど髪さかがってまったわ。こったら物ちゃんと捨てて帰ったらいがべさね!冗談でないわ!大体コレ、何するもんだのさ」
みかやん「箱には”生理の終わりかけに膣内の残血をサッパリ洗い流します”とか”オリモノが多い時に気になる臭いも爽やかに洗い流します”と書いてましたよ」
Nさん「そったらもんだらトイレでやったらいがべさね!なして風呂だのさ」
みかやん「箱には”トイレやお風呂で一番ラクな姿勢で”とか”冬は容器ごとお湯で暖めて”と書いてましたよ」
Nさん「あんた!”箱には箱には”ってなんでそったらしつこぐ箱の説明読んでるのさ」
みかやん「面白そうとか、良さそうかな?と思ったんですよ」
Nさん「あれ。そっかい?したらその箱、わちにも見せでや」
Hさん「へえぇ〜。今はこんなのがあるんだね。初めて見たわ。昔からあったんだろうかねぇ。Nさん」
と言って、ゴミに捨てた箱を拾ったHさんが箱の裏の絵をしげしげと見ていた。
Nさん「わちらの若い頃からもあったのがも知れないけど、わちらの頃にこったら物使ってだのは”飛んでる女”ぐらいだべさ。普通の人は使ってないんでないの。わち初めて実物を見たもの」
Hさん「どれ、どんな物なの?見せて」
Nさん「でも先っちょ、ちょす(触る)んでないよ。他人の中さ入ってだもんだがらね」
風呂場で箱と本体を手にしてHさんとNさんで、延々と研究していたようだ。老眼のHさんの為にNさんが一生懸命に箱の裏の説明を読んでいた。訛った説明が風呂場で響いていて異常に笑えた。飛んでる女という言葉を聞いたのも久しぶりだった。一人、部屋の外へ出て大笑いした。
ラブホ奮戦記69日目:Oくん宅へ
2002年12月10日 らぶほ1朝6時に仕事を終えてOくんとテクテク歩く。
Oくん「今日、昼の仕事休みなんすよね!カラオケ行きますか!」
みかやん「いいね!でもあたし1000円しか持ってないよ」
Oくん「俺も500円しか持ってないす。でも給料日だからお金おろせますよ」
みかやん「でも9時までどこでどやって過ごすの?」
Oくん「じゃ俺の家、来ますか?9時に銀行行ってカラオケ行きましょう」
更にテクテク歩いて3階建てのマンションの1階(半地下)のOくんの家へ到着。玄関を開けると廊下に靴下やパンツが散乱していた。
Oくん「みんな洗ってあるヤツっすからね!」
みかやん「コレだけはどう見ても脱ぎたてだと思うんだけど」
Oくん「あっ!ソレだけは脱いだヤツです。あははは」
みかやん「あはははって。。。脱いだまんまの形だよ」
洗濯物から少し離れた所に1枚だけ脱いだパンツがあったのを見てしまった。部屋が意外と小綺麗なので、ロフトの探検でもしようか?と思ったが玄関に脱いだパンツがあるような家のロフト探検は怖いのでやめた。
アルバムを見せて貰ったり、ノートPCでVBを使ったOくんの卒業制作を見せて貰ったりしてくつろいでいたら、突然スルスルッと音がして窓が開いて、茶髪ロン毛にサングラスの怪しい男の子が顔を出した。とっさに身構えたもののOくんの友達だった。窓辺で友人と話をしていたOくんだったが、聞き捨てならない発言をしたのをハッキリと聞いてしまった。
みかやん「みんな窓から来るの?オートロックの意味ないじゃん」
Oくん「まぁみんな、あんな感じっすね。ふぅ〜」
みかやん「ふぅ〜って、そこのお猿さん!ちょっと待ちなさいよ!さっき友達に”今、ホテルのオバチャンと帰ってきたとこ”って言わなかったかい?無理に”お姉さん”と言えとは言わないけど、先輩かせめて”オバサン”と言ってよ!」
Oくん「ごめんなさい。でも俺敢えて言ったんすよ。迂闊な事を言ったら奴の思う壺すよ。明日には”Oの奴、年上のオネエサンと同棲中”とか”人妻と不倫中”ってデマが流れるんすよ。”オバチャン”とでも言って”健全だ!”とアピールしなきゃなんなかったんっす。すいません」
みかやん「いいよ別に。どうせ23才のお子ちゃまから見たら、あたしなんかオバチャンなんだろさっ」
Oくん「そうじゃなくて!俺に全然浮いた噂がないから、女の人と一緒ってだけで大騒ぎになるんすよ」
みかやん「だから別にいいって!オバチャン少し寂しかっただけ」
Oくん「ごめんなさい。ほんっとすみません」
一気に盛り下がり時計を見るとまだ7時半。間延びして眠くなるし疲れたのでカラオケには行かずOくんの家を後にして、サイクリングロードを爆走しつつMくんへメールした。
みか「ラブホの帰りにOの家へ行ったら友達が来てOが私の事を”ホテルのおばちゃん”と言ったんだよ!そうでも言わないと変な噂が流れるとは言ったけど、おばさんならまだしもおばちゃんって酷くない?その後すぐ帰ったよ」
M君「ひどいね〜。やっぱり30代はおじちゃんおばちゃんなのかな?でも女性に対してその言い方はないよねぇ。僕もおじちゃんって呼ばれるのかなぁ」
みか「でしょう!ショックで寝込む所だったよ(笑)。23才の子から見たら確かにおばちゃんだろうけど、それならおばちゃんなんか誘わないで若い子を誘えばいいのにね!M君はおじちゃんじゃないよ」
M君「多分、若い人は自分より年上の人は皆おじちゃんおばちゃんなんだろうね。今は中学生が高校生をおばちゃんって呼んでるくらいだから、あんまり気にしない方がいいよ♪」
みか「若者に詳しいM君が言うなら間違いないね。気にしないよ。こんなおばちゃんにも優しいのはやっぱりM君くらいかな?Oはまだまだ修行不足だよね(笑)」
フンッ!Oめ!私には慰めて抱きしめてくれるビューネ君のような親友M君がいてくれるわいっ!。気を取り直してホテルQへ行った。
0:00-9:00 16部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。Nさんに一昨日までの元気が無いと思ったら今日はフロントI氏が休みで、フロントM氏の出番だった。私もOくんのオバチャン発言でどうにも元気が出なかった。
Hさん「Nさんの元気が無いのはわかるけど、みかやんはどうしたの?」
みかやん「今朝、ここの帰りにOちゃんの家へ行ったんですけど」
Hさん「まぁ!ラブラブじゃないの!」
みかやん「いやそうじゃなくて!友達が来たらあの猿、私の事を”ホテルのオバチャン”って言ったんです」
Nさん「みかやんがオバチャンだったら、わちらなんかお婆ちゃんだべさっ。しどいね」
Hさん「普段あんなにみかやんにベッタリで、みかやんのあと着いて歩いてて、休みを代わるのもみかやんが出勤だったら喜んで出てくる人が、そんなふうに言ったの?」
みかやん「そうなんですよ!”おばさん”なら別にいいんですけどオバチャンって」
Nさん「んだよね。関西だらオバハンとかオバチャンってよく言うんだろうけど、こっちだらなんつーの、おばさんよりオバチャンの方が格下って感じするもね。明後日わちが懲らしめてやるわ」
Hさん「もう何回も言ってるけど、みかやんとOくんってそんなにトシが違うように見えないってば。それなのにそんな風に言うなら、うーんと冷たくしてやればいいのよ」
Nさん「んだわ!わちらも婆さん呼ばわりされたら許さないよ」
今日はリネンが沢山届いて、掃除の合間はずっとリネン折りに追われた。朝9時まで三人でトシの話をして憤慨していた。やはり”おばさん”も”おばちゃん”も女性に言ってはならない言葉なのだろう。
Oくん「今日、昼の仕事休みなんすよね!カラオケ行きますか!」
みかやん「いいね!でもあたし1000円しか持ってないよ」
Oくん「俺も500円しか持ってないす。でも給料日だからお金おろせますよ」
みかやん「でも9時までどこでどやって過ごすの?」
Oくん「じゃ俺の家、来ますか?9時に銀行行ってカラオケ行きましょう」
更にテクテク歩いて3階建てのマンションの1階(半地下)のOくんの家へ到着。玄関を開けると廊下に靴下やパンツが散乱していた。
Oくん「みんな洗ってあるヤツっすからね!」
みかやん「コレだけはどう見ても脱ぎたてだと思うんだけど」
Oくん「あっ!ソレだけは脱いだヤツです。あははは」
みかやん「あはははって。。。脱いだまんまの形だよ」
洗濯物から少し離れた所に1枚だけ脱いだパンツがあったのを見てしまった。部屋が意外と小綺麗なので、ロフトの探検でもしようか?と思ったが玄関に脱いだパンツがあるような家のロフト探検は怖いのでやめた。
アルバムを見せて貰ったり、ノートPCでVBを使ったOくんの卒業制作を見せて貰ったりしてくつろいでいたら、突然スルスルッと音がして窓が開いて、茶髪ロン毛にサングラスの怪しい男の子が顔を出した。とっさに身構えたもののOくんの友達だった。窓辺で友人と話をしていたOくんだったが、聞き捨てならない発言をしたのをハッキリと聞いてしまった。
みかやん「みんな窓から来るの?オートロックの意味ないじゃん」
Oくん「まぁみんな、あんな感じっすね。ふぅ〜」
みかやん「ふぅ〜って、そこのお猿さん!ちょっと待ちなさいよ!さっき友達に”今、ホテルのオバチャンと帰ってきたとこ”って言わなかったかい?無理に”お姉さん”と言えとは言わないけど、先輩かせめて”オバサン”と言ってよ!」
Oくん「ごめんなさい。でも俺敢えて言ったんすよ。迂闊な事を言ったら奴の思う壺すよ。明日には”Oの奴、年上のオネエサンと同棲中”とか”人妻と不倫中”ってデマが流れるんすよ。”オバチャン”とでも言って”健全だ!”とアピールしなきゃなんなかったんっす。すいません」
みかやん「いいよ別に。どうせ23才のお子ちゃまから見たら、あたしなんかオバチャンなんだろさっ」
Oくん「そうじゃなくて!俺に全然浮いた噂がないから、女の人と一緒ってだけで大騒ぎになるんすよ」
みかやん「だから別にいいって!オバチャン少し寂しかっただけ」
Oくん「ごめんなさい。ほんっとすみません」
一気に盛り下がり時計を見るとまだ7時半。間延びして眠くなるし疲れたのでカラオケには行かずOくんの家を後にして、サイクリングロードを爆走しつつMくんへメールした。
みか「ラブホの帰りにOの家へ行ったら友達が来てOが私の事を”ホテルのおばちゃん”と言ったんだよ!そうでも言わないと変な噂が流れるとは言ったけど、おばさんならまだしもおばちゃんって酷くない?その後すぐ帰ったよ」
M君「ひどいね〜。やっぱり30代はおじちゃんおばちゃんなのかな?でも女性に対してその言い方はないよねぇ。僕もおじちゃんって呼ばれるのかなぁ」
みか「でしょう!ショックで寝込む所だったよ(笑)。23才の子から見たら確かにおばちゃんだろうけど、それならおばちゃんなんか誘わないで若い子を誘えばいいのにね!M君はおじちゃんじゃないよ」
M君「多分、若い人は自分より年上の人は皆おじちゃんおばちゃんなんだろうね。今は中学生が高校生をおばちゃんって呼んでるくらいだから、あんまり気にしない方がいいよ♪」
みか「若者に詳しいM君が言うなら間違いないね。気にしないよ。こんなおばちゃんにも優しいのはやっぱりM君くらいかな?Oはまだまだ修行不足だよね(笑)」
フンッ!Oめ!私には慰めて抱きしめてくれるビューネ君のような親友M君がいてくれるわいっ!。気を取り直してホテルQへ行った。
0:00-9:00 16部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。Nさんに一昨日までの元気が無いと思ったら今日はフロントI氏が休みで、フロントM氏の出番だった。私もOくんのオバチャン発言でどうにも元気が出なかった。
Hさん「Nさんの元気が無いのはわかるけど、みかやんはどうしたの?」
みかやん「今朝、ここの帰りにOちゃんの家へ行ったんですけど」
Hさん「まぁ!ラブラブじゃないの!」
みかやん「いやそうじゃなくて!友達が来たらあの猿、私の事を”ホテルのオバチャン”って言ったんです」
Nさん「みかやんがオバチャンだったら、わちらなんかお婆ちゃんだべさっ。しどいね」
Hさん「普段あんなにみかやんにベッタリで、みかやんのあと着いて歩いてて、休みを代わるのもみかやんが出勤だったら喜んで出てくる人が、そんなふうに言ったの?」
みかやん「そうなんですよ!”おばさん”なら別にいいんですけどオバチャンって」
Nさん「んだよね。関西だらオバハンとかオバチャンってよく言うんだろうけど、こっちだらなんつーの、おばさんよりオバチャンの方が格下って感じするもね。明後日わちが懲らしめてやるわ」
Hさん「もう何回も言ってるけど、みかやんとOくんってそんなにトシが違うように見えないってば。それなのにそんな風に言うなら、うーんと冷たくしてやればいいのよ」
Nさん「んだわ!わちらも婆さん呼ばわりされたら許さないよ」
今日はリネンが沢山届いて、掃除の合間はずっとリネン折りに追われた。朝9時まで三人でトシの話をして憤慨していた。やはり”おばさん”も”おばちゃん”も女性に言ってはならない言葉なのだろう。
ラブホ奮戦記68日目:お客さんのいたずら
2002年12月9日 らぶほ10:00-6:00 13室掃除
今日はHさんとOくんとの勤務。SさんがホテルPへ行って以来Hさんも毎日ゴキゲンになった。今日も出勤早々大騒ぎだった。
Hさん「昨日、聞いたよ!NさんとI氏ってラブラブなんだってね!」
みかやん「そうなんですよ!一昨日はすっかり見せつけられました」
Hさん「みかやんもOくんをおんぶしたりしてラブラブだったそうじゃない」
みかやん「飲みに行ってOちゃんが酔い潰れたとしても、Oちゃん一人くらいならおぶって帰れるって話をしたんですよ。私85kgまでの人ならおぶって歩けるんです!と言ったら勝手に背中に乗ってきたんですよ。そしたらもうOちゃんったら軽くてスキップもできちゃいました」
Hさん「NさんとI氏、みかやんとOくん。私だけ一人じゃないの」
みかやん「いやそうじゃなくて、一昨日はI氏とOくんが玄関掃除をしてたら、Nさんが強引にOくんと交代して、I氏とNさんとで仲良く玄関掃除をしたんですよ。普段、だははは!と豪快に笑うNさんがI氏と一緒だと恥ずかしそうに”うふふふ”と笑うんです。二人で見つめ合って微笑み合ってるのを私とOちゃんは玄関の外を掃除しながら見てました」
Hさん「やっぱり私だけ一人ぽっちなのね」
と言っているとOくんが出勤してきたのでフロントへ出勤カードを打刻しに行った。フロントのテーブルの上に客室用のカップ&ソーサーが行儀良く並んでいた。何故こんな所に?と思って触ってみると動かない???昨日、掃除中にHさんがイタズラされているのを発見したそうだ。
Hさん「カップが汚れてないか確認しようと持ち上げたら、お皿まで持ち上がるの!お客さんがイタズラしてカップとお皿をボンドでくっつけちゃったのよ!」
Oくん「暇なお客さんですよね。わざわざボンド持参だなんて」
みかやん「勝手にポットや電子レンジやテレビのコンセントを抜くお客さんもいますよね。あれは何の為なんでしょうね」
Hさん「ホテルの電気代の事なんかお客さんに関係ないっしょね」
Oくん「トイレのナプキン袋もナプキンが入ってるように置いてあって中身無しって事もありますよね」
みかやん「砂糖やミルクの袋も普通に並んでて触ってみると空だったりするよね」
Hさん「でもそれに私達が気づかないと次のお客さんの苦情になるのよ。お客さんはどんなイタズラしてるかわかんないから、全部きっちりチェックするのが私達の仕事よ」
みかやん&Oくん「はいっ!」
立て続けに7部屋掃除して大忙しだった。ようやく控え室に戻ってそれぞれの変な友人について話をしていた。そう言えば。。。と昨日の専属美容師君からの”若いの 食ったか?”のメールをOくんに見せた。
「若いのって誰の事ですか?」と動揺するOくんに私の”23才の子の前で。。。”と返信したメールを見せたら「俺の知らないところでそんな話をしてるなんて。はああぁ〜。」と深いため息をつかれてしまった。その後、Hさんが真剣に変な話をし始めた。
Hさん「大晦日は二人とも仕事でしょ?元旦の朝は二人で帰り道の神社でお参りして帰るといいよ。誰にも邪魔されずに二人の愛を誓って帰って」
みかやん「えっ?二人の愛って?そんなぁ」
Oくん「そうですよ!みかやんには旦那さんが。。。」
Hさん「いやね。お互い大人なんだからみかやんに旦那さんがいても、旦那さんとは別にそういうのがあってもいいと思うの。そんなに仲のいい二人の間に何かあっても私は驚かないから、そういう事があったら私にも知らせてね」
みかやん「私は大人ですけどOちゃんは子供ですよ」
Oくん「そんな!そういう事ってどういう事ですか?」
Hさん「だから別に夫婦や恋人同士じゃなくても、何があっても驚かないってば。これからはSさん抜きのメンバーで仲良く楽しくやっていきたいから、ざっくばらんに何でも話してね。私も話のわかる大人のつもりだから!って事よ。同じ事をNさんにも言ったわ」
みかやん「NさんとI氏は独身だからいいですよ!でも私はそんなっ」
Oくん「Hさんにそんな事言われて俺の方が驚きましたよっ」
Hさん「ふふっ。二人とも慌てちゃって可愛いわねぇ。本当にみかやんもOくんも無邪気で若い人達が羨ましいと思うわ。せっかく若いんだから陰でコソコソしないで、堂々と仲良くしててね」
温かい目で見守ってくれるのは有り難いが、Hさんは私とOちゃんの事を何か勘違いしているようだ。どんなに仲の良い男女でもずっと一線を越えずに付き合っていけたら、それが本当の意味での大人のつきあいだと私は思う。てか、Oちゃんは男と言うより弟や甥って感じなのになぁ。
今日はHさんとOくんとの勤務。SさんがホテルPへ行って以来Hさんも毎日ゴキゲンになった。今日も出勤早々大騒ぎだった。
Hさん「昨日、聞いたよ!NさんとI氏ってラブラブなんだってね!」
みかやん「そうなんですよ!一昨日はすっかり見せつけられました」
Hさん「みかやんもOくんをおんぶしたりしてラブラブだったそうじゃない」
みかやん「飲みに行ってOちゃんが酔い潰れたとしても、Oちゃん一人くらいならおぶって帰れるって話をしたんですよ。私85kgまでの人ならおぶって歩けるんです!と言ったら勝手に背中に乗ってきたんですよ。そしたらもうOちゃんったら軽くてスキップもできちゃいました」
Hさん「NさんとI氏、みかやんとOくん。私だけ一人じゃないの」
みかやん「いやそうじゃなくて、一昨日はI氏とOくんが玄関掃除をしてたら、Nさんが強引にOくんと交代して、I氏とNさんとで仲良く玄関掃除をしたんですよ。普段、だははは!と豪快に笑うNさんがI氏と一緒だと恥ずかしそうに”うふふふ”と笑うんです。二人で見つめ合って微笑み合ってるのを私とOちゃんは玄関の外を掃除しながら見てました」
Hさん「やっぱり私だけ一人ぽっちなのね」
と言っているとOくんが出勤してきたのでフロントへ出勤カードを打刻しに行った。フロントのテーブルの上に客室用のカップ&ソーサーが行儀良く並んでいた。何故こんな所に?と思って触ってみると動かない???昨日、掃除中にHさんがイタズラされているのを発見したそうだ。
Hさん「カップが汚れてないか確認しようと持ち上げたら、お皿まで持ち上がるの!お客さんがイタズラしてカップとお皿をボンドでくっつけちゃったのよ!」
Oくん「暇なお客さんですよね。わざわざボンド持参だなんて」
みかやん「勝手にポットや電子レンジやテレビのコンセントを抜くお客さんもいますよね。あれは何の為なんでしょうね」
Hさん「ホテルの電気代の事なんかお客さんに関係ないっしょね」
Oくん「トイレのナプキン袋もナプキンが入ってるように置いてあって中身無しって事もありますよね」
みかやん「砂糖やミルクの袋も普通に並んでて触ってみると空だったりするよね」
Hさん「でもそれに私達が気づかないと次のお客さんの苦情になるのよ。お客さんはどんなイタズラしてるかわかんないから、全部きっちりチェックするのが私達の仕事よ」
みかやん&Oくん「はいっ!」
立て続けに7部屋掃除して大忙しだった。ようやく控え室に戻ってそれぞれの変な友人について話をしていた。そう言えば。。。と昨日の専属美容師君からの”若いの 食ったか?”のメールをOくんに見せた。
「若いのって誰の事ですか?」と動揺するOくんに私の”23才の子の前で。。。”と返信したメールを見せたら「俺の知らないところでそんな話をしてるなんて。はああぁ〜。」と深いため息をつかれてしまった。その後、Hさんが真剣に変な話をし始めた。
Hさん「大晦日は二人とも仕事でしょ?元旦の朝は二人で帰り道の神社でお参りして帰るといいよ。誰にも邪魔されずに二人の愛を誓って帰って」
みかやん「えっ?二人の愛って?そんなぁ」
Oくん「そうですよ!みかやんには旦那さんが。。。」
Hさん「いやね。お互い大人なんだからみかやんに旦那さんがいても、旦那さんとは別にそういうのがあってもいいと思うの。そんなに仲のいい二人の間に何かあっても私は驚かないから、そういう事があったら私にも知らせてね」
みかやん「私は大人ですけどOちゃんは子供ですよ」
Oくん「そんな!そういう事ってどういう事ですか?」
Hさん「だから別に夫婦や恋人同士じゃなくても、何があっても驚かないってば。これからはSさん抜きのメンバーで仲良く楽しくやっていきたいから、ざっくばらんに何でも話してね。私も話のわかる大人のつもりだから!って事よ。同じ事をNさんにも言ったわ」
みかやん「NさんとI氏は独身だからいいですよ!でも私はそんなっ」
Oくん「Hさんにそんな事言われて俺の方が驚きましたよっ」
Hさん「ふふっ。二人とも慌てちゃって可愛いわねぇ。本当にみかやんもOくんも無邪気で若い人達が羨ましいと思うわ。せっかく若いんだから陰でコソコソしないで、堂々と仲良くしててね」
温かい目で見守ってくれるのは有り難いが、Hさんは私とOちゃんの事を何か勘違いしているようだ。どんなに仲の良い男女でもずっと一線を越えずに付き合っていけたら、それが本当の意味での大人のつきあいだと私は思う。てか、Oちゃんは男と言うより弟や甥って感じなのになぁ。
今日は休み・Sさんからメール
2002年12月8日 らぶほ1朝9時にホテルQを出て昼の会社へ直行する。Oくんが10時開店の100均へ行くのに少し時間が早いので、遠回りして私を会社へ送ってから100均へ行く事になった。ホテルQから昼の会社までの道のりをOくんと歩いた。
Oくん「I氏とNさん、フロントKさんにまで”ラブラブ”だって言われてましたね」
みかやん「フロントKさんは女ながらフロント陣の中で一番偉い人なのに、I氏もNさんも、Kさんそっちのけで話してるんだもん。Kさんもびっくりしたんじゃない?」
Oくん「あれじゃ誰がどう見たってラブラブっすよね〜」
みかやん「あのNさんがメロメロなんだもん。私も驚いたよ」
ホテルQと昼の会社はそう離れていないので、歩いていると昼の会社が見えてきた。
みかやん「あそこが昼の会社なんだ」
Oくん「えっ?あんないい会社に勤めてるのに夜も働いてるんっすか?」
みかやん「正社員だったけど辞めて今はパートだから稼ぎが全然違うよ」
Oくん「それにしても、俺はこれから帰って一眠りしてから夕方のバイトっすけど、寝ないで5時半まで仕事って辛くないっすか?」
みかやん「辛いよ〜。デスクワークだから眠くなるもん。事情があってすぐには辞められないけど、昼の仕事を辞めて私も夕方から4〜5時間の仕事に変わりたいよ」
Oくん「じゃ夕方から俺のバイト先に移ればいいじゃないすか!一緒に働きましょう」
みかやん「いずれそうしたいよ。その時は世話してね。ほんじゃ”頑張れ”って言って」
Oくん「みかやん!頑張れ!行ってらっしゃーい!」
仕事を終えて帰宅後うとうとしていたら、携帯のメール着信音が聞こえた。タイトルは”○○ちゃん”(私の名字)だ。友達の殆どが年下君なので私の名字に”ちゃん”を付けて呼ぶような人はいない。イヤな予感がしたら案の定、恐れいたSさんからのメールだった。
「○○ちゃん!Sです。寝ていたらごめんなさいね、皆さんの顔見ないと寂しいなホテルPに行っても話し相手いないし、でも頑張りますねあのね、中間さんに頼んでた事があって連絡したいんですけど仕事の出番だけ聞いて携帯の番号聞くの忘れてしまいましたよかったらメール教えてもらえませんかお願いします。返事待ってまーす。今日仕事?」
一気に目が覚めた。しかしヒトサマのメアドを勝手に知らせるわけにいかないので、慌てて中間さんへメールした。
みかやん「Sさんから”用事があるから中間さんのメアドを教えて”ってメールが来たんだけど、知らせていいかな?」
中間さん「え〜っ!そんなぁ!でも確かに用事があるんだった(-_-;)。とりあえず知らせてやってください」
みかやん「了解です」
言葉を選びながらSさんへ返信するのに凄く時間がかかったが結局あっさりと
「中間さんのメアドです。○○○○@××××。今日も仕事です。頑張ります!」
と返信した。正直に「今日は休みです」と返信したらメール攻撃をされそうなので、嘘をついてしまった。
すぐにOくんへメールした
みか「ひいぃ〜。Sさんからメール来たよ!みんなの顔見れなくて寂しいって(@_@)」
O君「お陰様で俺は無事です。100均でみかやんに名刺入れを買いましたよ♪」
みか「わーい!ありがとう!楽しみにしてるね♪」
O君「まぁ100均ですけどね(;^_^」
Sさんからのメールでドッと疲れたので寝ようとしたら専属美容師君からメールがきた。
美容師「みかやん 元気か やらんとあかんな くせ まづい 危険だ わー 伏せろ 何でだべ バイトやってんの まんづまんづか」
みか「まんづまんづだよ!バイト楽しいよ。そうそうかなりクセまづい。ストパーかけて」
美容師「みかやん 元気だね 盛り上がり だな ところで 若いの 食ったか (^ヘ^)v やらかし みかやん」
みか「なんて事を!食うわけないでしょ!美容師と違うもん!23才の子の前に老いた身体は晒せないって!(;^_^A 」
いつも思うが専属美容師君は私の事を曲解しているようだ。前回会った時も・・・
美容師君「最近はOって奴の話ばかりだね。そいつが今一番のターゲットなのかい?」
みかやん「変な言い方しないでよ!私がいつも男を狙って歩いてるみたいじゃない!」
美容師君「だって親友君とか酒屋の若旦那の話がでなくてOって奴の話ばっかりだよ」
みかやん「だって最近は誰にも会ってないんだもん。会うのはO君くらいだもん」
専属美容師君の事を思い出して更にドッと疲れた。
Oくん「I氏とNさん、フロントKさんにまで”ラブラブ”だって言われてましたね」
みかやん「フロントKさんは女ながらフロント陣の中で一番偉い人なのに、I氏もNさんも、Kさんそっちのけで話してるんだもん。Kさんもびっくりしたんじゃない?」
Oくん「あれじゃ誰がどう見たってラブラブっすよね〜」
みかやん「あのNさんがメロメロなんだもん。私も驚いたよ」
ホテルQと昼の会社はそう離れていないので、歩いていると昼の会社が見えてきた。
みかやん「あそこが昼の会社なんだ」
Oくん「えっ?あんないい会社に勤めてるのに夜も働いてるんっすか?」
みかやん「正社員だったけど辞めて今はパートだから稼ぎが全然違うよ」
Oくん「それにしても、俺はこれから帰って一眠りしてから夕方のバイトっすけど、寝ないで5時半まで仕事って辛くないっすか?」
みかやん「辛いよ〜。デスクワークだから眠くなるもん。事情があってすぐには辞められないけど、昼の仕事を辞めて私も夕方から4〜5時間の仕事に変わりたいよ」
Oくん「じゃ夕方から俺のバイト先に移ればいいじゃないすか!一緒に働きましょう」
みかやん「いずれそうしたいよ。その時は世話してね。ほんじゃ”頑張れ”って言って」
Oくん「みかやん!頑張れ!行ってらっしゃーい!」
仕事を終えて帰宅後うとうとしていたら、携帯のメール着信音が聞こえた。タイトルは”○○ちゃん”(私の名字)だ。友達の殆どが年下君なので私の名字に”ちゃん”を付けて呼ぶような人はいない。イヤな予感がしたら案の定、恐れいたSさんからのメールだった。
「○○ちゃん!Sです。寝ていたらごめんなさいね、皆さんの顔見ないと寂しいなホテルPに行っても話し相手いないし、でも頑張りますねあのね、中間さんに頼んでた事があって連絡したいんですけど仕事の出番だけ聞いて携帯の番号聞くの忘れてしまいましたよかったらメール教えてもらえませんかお願いします。返事待ってまーす。今日仕事?」
一気に目が覚めた。しかしヒトサマのメアドを勝手に知らせるわけにいかないので、慌てて中間さんへメールした。
みかやん「Sさんから”用事があるから中間さんのメアドを教えて”ってメールが来たんだけど、知らせていいかな?」
中間さん「え〜っ!そんなぁ!でも確かに用事があるんだった(-_-;)。とりあえず知らせてやってください」
みかやん「了解です」
言葉を選びながらSさんへ返信するのに凄く時間がかかったが結局あっさりと
「中間さんのメアドです。○○○○@××××。今日も仕事です。頑張ります!」
と返信した。正直に「今日は休みです」と返信したらメール攻撃をされそうなので、嘘をついてしまった。
すぐにOくんへメールした
みか「ひいぃ〜。Sさんからメール来たよ!みんなの顔見れなくて寂しいって(@_@)」
O君「お陰様で俺は無事です。100均でみかやんに名刺入れを買いましたよ♪」
みか「わーい!ありがとう!楽しみにしてるね♪」
O君「まぁ100均ですけどね(;^_^」
Sさんからのメールでドッと疲れたので寝ようとしたら専属美容師君からメールがきた。
美容師「みかやん 元気か やらんとあかんな くせ まづい 危険だ わー 伏せろ 何でだべ バイトやってんの まんづまんづか」
みか「まんづまんづだよ!バイト楽しいよ。そうそうかなりクセまづい。ストパーかけて」
美容師「みかやん 元気だね 盛り上がり だな ところで 若いの 食ったか (^ヘ^)v やらかし みかやん」
みか「なんて事を!食うわけないでしょ!美容師と違うもん!23才の子の前に老いた身体は晒せないって!(;^_^A 」
いつも思うが専属美容師君は私の事を曲解しているようだ。前回会った時も・・・
美容師君「最近はOって奴の話ばかりだね。そいつが今一番のターゲットなのかい?」
みかやん「変な言い方しないでよ!私がいつも男を狙って歩いてるみたいじゃない!」
美容師君「だって親友君とか酒屋の若旦那の話がでなくてOって奴の話ばっかりだよ」
みかやん「だって最近は誰にも会ってないんだもん。会うのはO君くらいだもん」
専属美容師君の事を思い出して更にドッと疲れた。
ラブホ奮戦記67日目:チェキ!
2002年12月7日 らぶほ10:00-9:00 11室掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。いつもなら目も合わせず無愛想に「おはようございます」と言うNさんが、今日はちゃんと目を合わせて「おっはよー!」と言ってくれた。見るとサイババのヘアスタイルを無理矢理真ん中から分けて、両サイドで髪を結んでちょっぴりラブリーなヘアスタイルになっていて、満面の笑みだ。正直言って怖かった。
午前1時少し前にフロントI氏が出勤してきて、C班の人達と私達三人に「おはようございます」と言ったので、いつもどおり全員で「おはようございます」と言った。いつもならこれで終わるのに、Nさんは今まで聞いた事もないような甘えた声で「Iさぁん♪」と呼び止め、振り返ったI氏に会心の笑顔で「おはようございますぅ♪」と言った。
Nさんに個別に挨拶を求められたI氏は、Nさんへ近づいて「おはようございます。Nさん、今日も宜しくお願いします」と言ってペコリと頭を下げた。「いやぁん。なんもさぁ〜。こちらこそ宜しくぅ」と言って片手で顔を隠し片手でI氏の肩をバンバン叩きまくるNさんだった。Nさんの照れた様子に訳が分からずただ呆然とする私とOくんだった。
仕事中は滅多に話をしない人なのに、仕事中もしきりに私やOくんに話しかけてくれて、些細な事にもコロコロ笑って明らかにNさんの様子がいつもと違った。Nさんと私がベッドを組んだ時、しみじみと語り始めた。
Nさん「今日から暫くSさんがいないと思ったら、こんなに大らかな気持ちで働けるんだもんね。こごで働くようになって仕事が楽しいと思ったの初めてだよ。職場だがらSさんに合わせるしかなくて、先輩としてあんただぢをかばってやれなくてSさんを助長させてしまったよ。悪かったね。これからはあんただぢを守る為ならわちは誰とでも戦うからね」
みかやん「いつもNさんは私達をかばってくれてましたよ。悪かったなんて言わないで下さいよ〜」
Nさん「あんただちは見てで気持ちいい程一生懸命だったからね。これからはいい先輩になるよ。残った4人で力を合わせていい仕事するべし!」
みかやん「はいっ!」
晴れがましいような気持ちで控え室へ戻った。回収してきた名刺を整理していたらC班の人の名刺入れの中に、ミッキーマウスの縁取りのチェキで撮った写真が入っていた。怪しい物が写っている気配がしたが一瞬何かわからなかった。
みかやん「Oちゃん、これ何だろ?」
Oくん「うわぁ!こっコレは女の人のアソコのドアップじゃないすか!ほらっここに爪が写ってるから女の人本人がアソコを広げてるんっすよ!ひえぇ〜」
Nさん「なんだって!どれっ!うわぁ〜。でもこれYさん(C班のリーダー推定年齢55才)の名刺入れに入ってたけど、まさかYさんのアソコでないべね。あはははは」
みかやん「まさかっ!Yさんは今日お休みですよ。C班の人が客室から回収してきてふざけてYさんの名刺入れに入れたんじゃないですかねぇ」
Oくん「せっかく撮ったのにお客さんが忘れて帰ったんすか。もったいないっすね。それとも見てくれ!と言わんばかりにわざと置いて帰ったんでしょうか?」
みかやん「見てくれ!と言うにしちゃ汚いよ。忘れ物じゃない?」
Oくん「みかやん、あたしのはもっと綺麗よ!って言いたいんすか?」
Nさん「そう、わちのはもっと綺麗。あはは」
Oくん「使い込んでるとこんなモンじゃないすか?ピンサロの姉ちゃん達もこんな感じっすよ」
みかやん「えっ?ピンサロってそーゆーの見れる所なの?」
Oくん「入れる以外は何でもOKなんでシックスナインもアリっすよ」
みかやん「子供はそーゆー事、言わないの!」
・・・・・と話している所へフロントI氏がやって来た。
フロントI氏「Nさん、それは何ですか?」
Nさん「やややや、やややや、なんも何でもないよ。うふふふ。それよりIさん!わちの休みの為にいろいろ手を尽くしてくれたそうで。ありがとございましたぁ。今度何かお礼させて下さいねぇん」
Nさんは12月23日に休みの希望を出していたが、フロントM氏の手違いで23日に仕事が入ってしまった。それをフロントI氏が会社と私とOくんに言って、無事にNさんが休めるように手配した。結局、私とOくんが休みを変わる事になったが、一度決まった休みを変更するのはかなり面倒な事らしい。
それを新人のフロントI氏がやってくれた事にNさんは感激したようだった。見るとNさんがしきりにフロントI氏にラブラブ光線を放っていたので、Oくんと私はそっとその場を離れた。
Oくん「Nさん、I氏に惚れたんでしょうかね?ラブラブっす」
みかやん「なんかいい感じだよね。私、照れちゃった」
Oくん「俺と話する時のNさんとは全然違いますよ」
みかやん「NさんったらI氏にメロメロなんだもん」
静かにNさんとフロントI氏のラブラブぶりを見守る私とOくんだった。
今日はNさんとOくんとの勤務。いつもなら目も合わせず無愛想に「おはようございます」と言うNさんが、今日はちゃんと目を合わせて「おっはよー!」と言ってくれた。見るとサイババのヘアスタイルを無理矢理真ん中から分けて、両サイドで髪を結んでちょっぴりラブリーなヘアスタイルになっていて、満面の笑みだ。正直言って怖かった。
午前1時少し前にフロントI氏が出勤してきて、C班の人達と私達三人に「おはようございます」と言ったので、いつもどおり全員で「おはようございます」と言った。いつもならこれで終わるのに、Nさんは今まで聞いた事もないような甘えた声で「Iさぁん♪」と呼び止め、振り返ったI氏に会心の笑顔で「おはようございますぅ♪」と言った。
Nさんに個別に挨拶を求められたI氏は、Nさんへ近づいて「おはようございます。Nさん、今日も宜しくお願いします」と言ってペコリと頭を下げた。「いやぁん。なんもさぁ〜。こちらこそ宜しくぅ」と言って片手で顔を隠し片手でI氏の肩をバンバン叩きまくるNさんだった。Nさんの照れた様子に訳が分からずただ呆然とする私とOくんだった。
仕事中は滅多に話をしない人なのに、仕事中もしきりに私やOくんに話しかけてくれて、些細な事にもコロコロ笑って明らかにNさんの様子がいつもと違った。Nさんと私がベッドを組んだ時、しみじみと語り始めた。
Nさん「今日から暫くSさんがいないと思ったら、こんなに大らかな気持ちで働けるんだもんね。こごで働くようになって仕事が楽しいと思ったの初めてだよ。職場だがらSさんに合わせるしかなくて、先輩としてあんただぢをかばってやれなくてSさんを助長させてしまったよ。悪かったね。これからはあんただぢを守る為ならわちは誰とでも戦うからね」
みかやん「いつもNさんは私達をかばってくれてましたよ。悪かったなんて言わないで下さいよ〜」
Nさん「あんただちは見てで気持ちいい程一生懸命だったからね。これからはいい先輩になるよ。残った4人で力を合わせていい仕事するべし!」
みかやん「はいっ!」
晴れがましいような気持ちで控え室へ戻った。回収してきた名刺を整理していたらC班の人の名刺入れの中に、ミッキーマウスの縁取りのチェキで撮った写真が入っていた。怪しい物が写っている気配がしたが一瞬何かわからなかった。
みかやん「Oちゃん、これ何だろ?」
Oくん「うわぁ!こっコレは女の人のアソコのドアップじゃないすか!ほらっここに爪が写ってるから女の人本人がアソコを広げてるんっすよ!ひえぇ〜」
Nさん「なんだって!どれっ!うわぁ〜。でもこれYさん(C班のリーダー推定年齢55才)の名刺入れに入ってたけど、まさかYさんのアソコでないべね。あはははは」
みかやん「まさかっ!Yさんは今日お休みですよ。C班の人が客室から回収してきてふざけてYさんの名刺入れに入れたんじゃないですかねぇ」
Oくん「せっかく撮ったのにお客さんが忘れて帰ったんすか。もったいないっすね。それとも見てくれ!と言わんばかりにわざと置いて帰ったんでしょうか?」
みかやん「見てくれ!と言うにしちゃ汚いよ。忘れ物じゃない?」
Oくん「みかやん、あたしのはもっと綺麗よ!って言いたいんすか?」
Nさん「そう、わちのはもっと綺麗。あはは」
Oくん「使い込んでるとこんなモンじゃないすか?ピンサロの姉ちゃん達もこんな感じっすよ」
みかやん「えっ?ピンサロってそーゆーの見れる所なの?」
Oくん「入れる以外は何でもOKなんでシックスナインもアリっすよ」
みかやん「子供はそーゆー事、言わないの!」
・・・・・と話している所へフロントI氏がやって来た。
フロントI氏「Nさん、それは何ですか?」
Nさん「やややや、やややや、なんも何でもないよ。うふふふ。それよりIさん!わちの休みの為にいろいろ手を尽くしてくれたそうで。ありがとございましたぁ。今度何かお礼させて下さいねぇん」
Nさんは12月23日に休みの希望を出していたが、フロントM氏の手違いで23日に仕事が入ってしまった。それをフロントI氏が会社と私とOくんに言って、無事にNさんが休めるように手配した。結局、私とOくんが休みを変わる事になったが、一度決まった休みを変更するのはかなり面倒な事らしい。
それを新人のフロントI氏がやってくれた事にNさんは感激したようだった。見るとNさんがしきりにフロントI氏にラブラブ光線を放っていたので、Oくんと私はそっとその場を離れた。
Oくん「Nさん、I氏に惚れたんでしょうかね?ラブラブっす」
みかやん「なんかいい感じだよね。私、照れちゃった」
Oくん「俺と話する時のNさんとは全然違いますよ」
みかやん「NさんったらI氏にメロメロなんだもん」
静かにNさんとフロントI氏のラブラブぶりを見守る私とOくんだった。
ラブホ奮戦記66日目:驚愕のニュース
2002年12月6日 らぶほ1今日は昼の仕事が休み。先日、激美味の焼肉屋・蘭豆へ行った時にアンケートを書いて帰ったら500円のお食事券が届いた♪やった!これで次回はジンギスカン定食1人前タダ♪
珍しく昼にTVをつけていたら”中央区のラブホに女性の遺体”というニュースが!TVの前に走って行って見ると、ホテルの外観や名前までバッチリ映っていて驚く。あれじゃ商売あがったりだろう。
「6日午後、札幌市中央区内のホテル客室で女性が遺体で見つかった事件で、死亡したのは同区内の職業不詳の女性(50)であることが、札幌南署の調べで分かった。女性の遺体には目立った外傷がなく、同署は遺体を司法解剖して死因を調べるとともに、自殺と他殺の両面から捜査している。調べによると、女性は浴室の中であおむけの状態で見つかり、客室内に争った形跡はなかったという。女性は5日夜、年配の男性と二人でホテルにチェックイン。男性は6日朝、一人でホテルを出たが、予定時刻が過ぎても女性が出て来ないため、不審に思った従業員が部屋を開け、女性の遺体を見つけた。同署は、女性と同日朝までいっしょにいたとみられる男性が何らかの事情を知っているとみて、行方を追っている。」との事だ。
念のために遊び人の親友M君へ「すぐに自首しなさい!」とメールしてみたが違ったようだ。
0:00-6:00 14室掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。だったハズなのにホテルQへ行くと、出勤してきたのはOくんではなくて、Hさんだった。SさんがホテルPへ期限付移籍してまた急遽、勤務表が変わったらしい。んなわけで今日はHさんとNさんとの勤務になった。気になるのは昨日迎えたであろう修羅場の事だ。
Nさん「昨日は言ったのかい?どーなったのさ?」
Hさん「結局言えなかったよ。Nさんや、みかやんまで悪く思われるでしょ。今まで私の事をある事無い事、嘘までついて悪く言ってきた人だもの。逆恨みされてホテルPで私達の事をさんざん悪く言うはずでしょ?それに昨日は事態を何も知らないO君と一緒だったし、突然、修羅場になったら彼にも悪いと思って」
Nさん「んだよね。わちもいなかったしHさん一人じゃあのSに太刀打ちできないべさ!と心配したよ。Sの事だがら4月にこっちさ戻ってくるのに向けて、わちに電話とか、みかやんやO君にメールとかして、わちらをつなぎ止めておくような策をたぐらんでるんでないべがね。わちは着信拒否するわ」
Hさん「私もそう思うの。あの手この手で私以外の人と連絡とろうとすると思うわ。自分が4月に戻ってきやすい状況を作っておく事に全力を注ぐはずよ。騙されないでね」
Nさん&みかやん「はいっ!」
午前0時になってすぐに仕事が始まった。今日も忙しく午前3時にようやく控え室へ戻った。
Hさん「ニュース見た?中島公園のラブホテルに女性の遺体って!」
みかやん「男が先に帰って遺体が見つかって死因がわからないって話ですよね」
Nさん「従業員が発見っていうけど、わちは第一発見者になりたぐないよ」
Hさん「でもあーゆーのはフロントの人の仕事よ。それに男が先に帰るって時点で、部屋の女性へ電話をして女性本人に何時に帰るとか確認するべきなのよ。最悪の事態を想定して先に女性の安否を確認しておくのが先決なのよ。あのホテルのフロントの落ち度だわ」
Nさん「それもそうだよね。でもホテルの名前も映ってで、あれだらお客さんも寄りつかないべさね」
Hさん「警察も入るし暫くは開店休業状態になるんじゃない?従業員が気の毒よね。もしもここであんな事件があったら、私達だって休みを取らされて働けないのよ」
Nさん「あれは病死だど思うよ。風呂で女が倒れた時に男がフロントへ連絡して、フロントが救急車でも呼んでだら、こんな事にはならながったべさ。ホテルで死体が見つかったってのと、救急車で運ばれて死んだってのじゃ、お客さんが受ける印象が全然違うからね」
Hさん「男も女も年配者だから、当然、不倫かゆきずりでしょ。男は面倒な事に巻き込まれたくなくて逃げたんじゃない?きっと有名な会社のお偉いさんとかじゃないの?」
Nさん「でもどごのホテルでもビデオに撮ってるもの。男もバッチリ映ってるべさ。逃げたって時間の問題だべさね」
Hさん「この事件の結果がうやむやになったりしたら、やっぱりどこかのお偉いさんの火遊びなのよ」
Nさん「それにしてもはた迷惑な話だわ。やってられないね」
みかやん「まったくです!」
この後、血みどろの布団やナプキンの数々にも負けず、バタバタと仕事をして午前5時半の時点で9室空き、土曜の朝には珍しく6時で帰る事ができた。このメンバーだと仕事が早くて助かった。
珍しく昼にTVをつけていたら”中央区のラブホに女性の遺体”というニュースが!TVの前に走って行って見ると、ホテルの外観や名前までバッチリ映っていて驚く。あれじゃ商売あがったりだろう。
「6日午後、札幌市中央区内のホテル客室で女性が遺体で見つかった事件で、死亡したのは同区内の職業不詳の女性(50)であることが、札幌南署の調べで分かった。女性の遺体には目立った外傷がなく、同署は遺体を司法解剖して死因を調べるとともに、自殺と他殺の両面から捜査している。調べによると、女性は浴室の中であおむけの状態で見つかり、客室内に争った形跡はなかったという。女性は5日夜、年配の男性と二人でホテルにチェックイン。男性は6日朝、一人でホテルを出たが、予定時刻が過ぎても女性が出て来ないため、不審に思った従業員が部屋を開け、女性の遺体を見つけた。同署は、女性と同日朝までいっしょにいたとみられる男性が何らかの事情を知っているとみて、行方を追っている。」との事だ。
念のために遊び人の親友M君へ「すぐに自首しなさい!」とメールしてみたが違ったようだ。
0:00-6:00 14室掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。だったハズなのにホテルQへ行くと、出勤してきたのはOくんではなくて、Hさんだった。SさんがホテルPへ期限付移籍してまた急遽、勤務表が変わったらしい。んなわけで今日はHさんとNさんとの勤務になった。気になるのは昨日迎えたであろう修羅場の事だ。
Nさん「昨日は言ったのかい?どーなったのさ?」
Hさん「結局言えなかったよ。Nさんや、みかやんまで悪く思われるでしょ。今まで私の事をある事無い事、嘘までついて悪く言ってきた人だもの。逆恨みされてホテルPで私達の事をさんざん悪く言うはずでしょ?それに昨日は事態を何も知らないO君と一緒だったし、突然、修羅場になったら彼にも悪いと思って」
Nさん「んだよね。わちもいなかったしHさん一人じゃあのSに太刀打ちできないべさ!と心配したよ。Sの事だがら4月にこっちさ戻ってくるのに向けて、わちに電話とか、みかやんやO君にメールとかして、わちらをつなぎ止めておくような策をたぐらんでるんでないべがね。わちは着信拒否するわ」
Hさん「私もそう思うの。あの手この手で私以外の人と連絡とろうとすると思うわ。自分が4月に戻ってきやすい状況を作っておく事に全力を注ぐはずよ。騙されないでね」
Nさん&みかやん「はいっ!」
午前0時になってすぐに仕事が始まった。今日も忙しく午前3時にようやく控え室へ戻った。
Hさん「ニュース見た?中島公園のラブホテルに女性の遺体って!」
みかやん「男が先に帰って遺体が見つかって死因がわからないって話ですよね」
Nさん「従業員が発見っていうけど、わちは第一発見者になりたぐないよ」
Hさん「でもあーゆーのはフロントの人の仕事よ。それに男が先に帰るって時点で、部屋の女性へ電話をして女性本人に何時に帰るとか確認するべきなのよ。最悪の事態を想定して先に女性の安否を確認しておくのが先決なのよ。あのホテルのフロントの落ち度だわ」
Nさん「それもそうだよね。でもホテルの名前も映ってで、あれだらお客さんも寄りつかないべさね」
Hさん「警察も入るし暫くは開店休業状態になるんじゃない?従業員が気の毒よね。もしもここであんな事件があったら、私達だって休みを取らされて働けないのよ」
Nさん「あれは病死だど思うよ。風呂で女が倒れた時に男がフロントへ連絡して、フロントが救急車でも呼んでだら、こんな事にはならながったべさ。ホテルで死体が見つかったってのと、救急車で運ばれて死んだってのじゃ、お客さんが受ける印象が全然違うからね」
Hさん「男も女も年配者だから、当然、不倫かゆきずりでしょ。男は面倒な事に巻き込まれたくなくて逃げたんじゃない?きっと有名な会社のお偉いさんとかじゃないの?」
Nさん「でもどごのホテルでもビデオに撮ってるもの。男もバッチリ映ってるべさ。逃げたって時間の問題だべさね」
Hさん「この事件の結果がうやむやになったりしたら、やっぱりどこかのお偉いさんの火遊びなのよ」
Nさん「それにしてもはた迷惑な話だわ。やってられないね」
みかやん「まったくです!」
この後、血みどろの布団やナプキンの数々にも負けず、バタバタと仕事をして午前5時半の時点で9室空き、土曜の朝には珍しく6時で帰る事ができた。このメンバーだと仕事が早くて助かった。
今日は休み・風邪でダウン
2002年12月5日 つぶやき秘かに書いていなかった日記を更新しました。
11月28日にNさんの哀しい結果があります。
昨夜、咳が出て寒気がしたので咳止めと風邪薬を飲んでラブホへ。異常に忙しくて今朝の6時まで殆ど飲まず食わずでいたら吐き気に襲われて、帰宅後に午前3時のおやつにと買っていて食べそびれたパンを食べて爆睡。昼の会社へ行かねばならないので8時半に夫に起こされたものの、起きたら頭が割れそうに痛い(涙)。
みかやん。「あうあう。。頭が。。。頭が。。」
おぢさんT「休みなさい」
みかやん。「あい」
って事で昼の会社を休んでしまった(汗)。
Oくんからメールがきていた。
O君「ウィルが札幌に完全移籍でほぼ合意」
みか「やった!当然背番号は9だよね!新ユニに9入れるよ!今夜HさんはSさんにギャフンと言わせるんっだって。加勢してあげてね♪」
O君「あと和波、大森など主力選手も残留に前向きの模様。てか今日の夜、修羅場なんじゃないすか?やだなあ〜あんまりバイト行きたくない(T-T)」
みか「和波、大森もいてくれると有り難い。今野や山瀬も大丈夫かな?今夜はSさんが戻って来られなくなるくらいギャフンと言わせるんだってさ(@_@)」
O君「それこそ俺はいやですよ。空気がすごく悪いじゃないすか!俺が移籍したい(T-T)山瀬はまだわかんないすけど今野は前から残留表明しているので大丈夫でしょう!」
みか「その後ウィルの情報メールが続々来たけどOちゃんが一番早かったよ!今夜はOちゃんもギャフンと言わせてね!勤務表が大幅に変わったよ。私、年末に8連勤(T-T)」
その後、どうなったのかO君からメールが来ない。血で血を洗うような修羅場になったのか、意外と和気藹々とお別れしたのか??
明日、ラブホへ行くのが怖いような楽しみなような。。。
11月28日にNさんの哀しい結果があります。
昨夜、咳が出て寒気がしたので咳止めと風邪薬を飲んでラブホへ。異常に忙しくて今朝の6時まで殆ど飲まず食わずでいたら吐き気に襲われて、帰宅後に午前3時のおやつにと買っていて食べそびれたパンを食べて爆睡。昼の会社へ行かねばならないので8時半に夫に起こされたものの、起きたら頭が割れそうに痛い(涙)。
みかやん。「あうあう。。頭が。。。頭が。。」
おぢさんT「休みなさい」
みかやん。「あい」
って事で昼の会社を休んでしまった(汗)。
Oくんからメールがきていた。
O君「ウィルが札幌に完全移籍でほぼ合意」
みか「やった!当然背番号は9だよね!新ユニに9入れるよ!今夜HさんはSさんにギャフンと言わせるんっだって。加勢してあげてね♪」
O君「あと和波、大森など主力選手も残留に前向きの模様。てか今日の夜、修羅場なんじゃないすか?やだなあ〜あんまりバイト行きたくない(T-T)」
みか「和波、大森もいてくれると有り難い。今野や山瀬も大丈夫かな?今夜はSさんが戻って来られなくなるくらいギャフンと言わせるんだってさ(@_@)」
O君「それこそ俺はいやですよ。空気がすごく悪いじゃないすか!俺が移籍したい(T-T)山瀬はまだわかんないすけど今野は前から残留表明しているので大丈夫でしょう!」
みか「その後ウィルの情報メールが続々来たけどOちゃんが一番早かったよ!今夜はOちゃんもギャフンと言わせてね!勤務表が大幅に変わったよ。私、年末に8連勤(T-T)」
その後、どうなったのかO君からメールが来ない。血で血を洗うような修羅場になったのか、意外と和気藹々とお別れしたのか??
明日、ラブホへ行くのが怖いような楽しみなような。。。
ラブホ奮戦記65日目:4人の若者
2002年12月4日 らぶほ10:00-6:00 16部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。先日さんざんSさんバッシングをしていた二人だった。
Hさん「昨日、何か例の話に進展はあったの?」
みかやん「6日からに決定しましたよ」
Nさん「早くなって良がったね」
Hさん「家に帰ったらいろんな事を思い出して腹が立って眠れなくなったの。Sさんて注意する時、私を引き合いにだして注意したり怒ったりするでしょ」
Nさん「わちも頭にきて寝られながったわ。Sさんね”そんな事したらHさんに怒られるよ”とかよく言ってだわ。わちずっとHさんって怖い人だと思ってだもの。騙されでだ」
みかやん「私もSさんに騙されて危うくHさんを怖い人だと思うところでした。でもどんなにSさんがHさんを悪く言っても、見てるとSさんが嘘ついてるってすぐわかりましたよ」
Hさん「二人ともありがとう。後で暇になったら新しい勤務表を作りましょうね!」
Nさん「はい!今日は最強メンバーで〜す!頑張りましょう!」
今日は昨日以上に忙しかった。掃除を終えて次の部屋へ行こうとしたら、お客さんの声が聞こえるので三人で隠れてお客さんが部屋へ入るのを待っていた。お客さんの話は終わらない。「フロントに言ってみるか?」という男性の声が聞こえたので、先輩Hさんが出て行って「あの、何かございましたでしょうか?」と尋ねた。
男性客A「友達と4人で来て友達カップルは218号室へ入ったんだけど、俺、金が足りないから精算の時に困ると思って先に金を借りておきたいんだけど、218号室のドアが開かないんだよ。俺は206号室にしたからとりあえず部屋へ戻ろうとしたら206号室のドアも開かないんだよ。どうなってるんだ。俺だけ締め出しだよ。で、今さ、たまたま別の友達から電話来たから喋ってたら携帯が充電切れになって、誰にも連絡取れなくなったんだ」
見ると20才位の若者だ。踏んだり蹴ったりで気の毒とは思うが、Nさんが笑っていたので私もつられて笑った。Hさんがその男の子をフロントへ連れて行った。すぐにその男の子の声が聞こえてきた。
男性客A「もしもしぃ俺!あのさ、今、フロントの人がドア開けてくれるっていうから、ドア開いたら2千円貸してくんない?明日返すからさっ。財布見たら金、足りなかったんだ。ドア開かないしさ、ドア叩いても誰も出てきてくんないしさ、俺、焦ったよ」
と言って218号室の男友達へ電話してから、206号室の連れの女性へ電話をして
男性客A「あっ俺、俺!今さTの奴がとらぶっちゃってさ。今、部屋行くからね」
と言っていた。女の子の手前、かっこつけたいのだろう。
Nさん「なんも見栄張って嘘つかなくてもいがべさね」
Hさん「カッコつけたい年頃なんでしょ。それにしても今時の若者って私らに会っても全然恥ずかしいそぶりがなくて堂々としてるよね。私達の方が恥ずかしいよね」
Nさん「んだのさ。ラブホテルも喫茶店さ入るような感覚で来るんだべさ。あーゆー人にはわちらも堂々としてればいいんでないの?」
Hさん「私達の頃と違って今はそーゆー時代なのかもね」
午前4時になっても控え室へ戻れなかった。さすがのフロントI氏も「少し休んではどうですか?」と言ってくれたので、休みながら勤務表を作る事にした。クリスマスや年末は忙しいからなるべく今日の最強メンバーでやろう!という事になって、HさんとNさんは年末10連勤。私も年末8連勤になってしまった(涙)。
平日は朝6時に帰りたいので三人で大急ぎで掃除した。さっきの218号室と206号室が同時に空いた。1時間も経ってなにのにもうお帰りだ。部屋へ行ってみると2部屋ともお風呂ラッキーで部屋も殆ど乱れていなかった。
Hさん「やるだけやってすぐ帰ってくれて良かったね」
Nさん「やったんだべかね?きっとナンパで拾ってきた女なんだべね」
みかやん「やってますよ。ここにスキンが」
Nさん「お風呂もラッキーだしとっとと掃除して行ぐよ!」
4人組のお客さんのお陰で2部屋の掃除がラクに済んだ。予定より早く掃除が終わってゆっくり帰る支度をした。
Hさん「明日Sさんと最後の勤務だから、今までの事洗いざらい言ってやろうと思うの。それで”みんなから聞いたけど”って話を始めたいんだけど、Nさんとみかやん、そう言ってもいい?」
Nさん「別にいいよ。最後だからギャフンと言わせてやってよ」
みかやん「私も別に構いませんよ。本当の事なんですから」
Hさん「じゃあ明日はSに負けないでギャフンと言わせてやるね」
Nさん「その場にいれなくて残念だわ。頑張って下さいね」
という事で明日は決戦の日となる。私は休みで良かった。
今日はHさんとNさんとの勤務。先日さんざんSさんバッシングをしていた二人だった。
Hさん「昨日、何か例の話に進展はあったの?」
みかやん「6日からに決定しましたよ」
Nさん「早くなって良がったね」
Hさん「家に帰ったらいろんな事を思い出して腹が立って眠れなくなったの。Sさんて注意する時、私を引き合いにだして注意したり怒ったりするでしょ」
Nさん「わちも頭にきて寝られながったわ。Sさんね”そんな事したらHさんに怒られるよ”とかよく言ってだわ。わちずっとHさんって怖い人だと思ってだもの。騙されでだ」
みかやん「私もSさんに騙されて危うくHさんを怖い人だと思うところでした。でもどんなにSさんがHさんを悪く言っても、見てるとSさんが嘘ついてるってすぐわかりましたよ」
Hさん「二人ともありがとう。後で暇になったら新しい勤務表を作りましょうね!」
Nさん「はい!今日は最強メンバーで〜す!頑張りましょう!」
今日は昨日以上に忙しかった。掃除を終えて次の部屋へ行こうとしたら、お客さんの声が聞こえるので三人で隠れてお客さんが部屋へ入るのを待っていた。お客さんの話は終わらない。「フロントに言ってみるか?」という男性の声が聞こえたので、先輩Hさんが出て行って「あの、何かございましたでしょうか?」と尋ねた。
男性客A「友達と4人で来て友達カップルは218号室へ入ったんだけど、俺、金が足りないから精算の時に困ると思って先に金を借りておきたいんだけど、218号室のドアが開かないんだよ。俺は206号室にしたからとりあえず部屋へ戻ろうとしたら206号室のドアも開かないんだよ。どうなってるんだ。俺だけ締め出しだよ。で、今さ、たまたま別の友達から電話来たから喋ってたら携帯が充電切れになって、誰にも連絡取れなくなったんだ」
見ると20才位の若者だ。踏んだり蹴ったりで気の毒とは思うが、Nさんが笑っていたので私もつられて笑った。Hさんがその男の子をフロントへ連れて行った。すぐにその男の子の声が聞こえてきた。
男性客A「もしもしぃ俺!あのさ、今、フロントの人がドア開けてくれるっていうから、ドア開いたら2千円貸してくんない?明日返すからさっ。財布見たら金、足りなかったんだ。ドア開かないしさ、ドア叩いても誰も出てきてくんないしさ、俺、焦ったよ」
と言って218号室の男友達へ電話してから、206号室の連れの女性へ電話をして
男性客A「あっ俺、俺!今さTの奴がとらぶっちゃってさ。今、部屋行くからね」
と言っていた。女の子の手前、かっこつけたいのだろう。
Nさん「なんも見栄張って嘘つかなくてもいがべさね」
Hさん「カッコつけたい年頃なんでしょ。それにしても今時の若者って私らに会っても全然恥ずかしいそぶりがなくて堂々としてるよね。私達の方が恥ずかしいよね」
Nさん「んだのさ。ラブホテルも喫茶店さ入るような感覚で来るんだべさ。あーゆー人にはわちらも堂々としてればいいんでないの?」
Hさん「私達の頃と違って今はそーゆー時代なのかもね」
午前4時になっても控え室へ戻れなかった。さすがのフロントI氏も「少し休んではどうですか?」と言ってくれたので、休みながら勤務表を作る事にした。クリスマスや年末は忙しいからなるべく今日の最強メンバーでやろう!という事になって、HさんとNさんは年末10連勤。私も年末8連勤になってしまった(涙)。
平日は朝6時に帰りたいので三人で大急ぎで掃除した。さっきの218号室と206号室が同時に空いた。1時間も経ってなにのにもうお帰りだ。部屋へ行ってみると2部屋ともお風呂ラッキーで部屋も殆ど乱れていなかった。
Hさん「やるだけやってすぐ帰ってくれて良かったね」
Nさん「やったんだべかね?きっとナンパで拾ってきた女なんだべね」
みかやん「やってますよ。ここにスキンが」
Nさん「お風呂もラッキーだしとっとと掃除して行ぐよ!」
4人組のお客さんのお陰で2部屋の掃除がラクに済んだ。予定より早く掃除が終わってゆっくり帰る支度をした。
Hさん「明日Sさんと最後の勤務だから、今までの事洗いざらい言ってやろうと思うの。それで”みんなから聞いたけど”って話を始めたいんだけど、Nさんとみかやん、そう言ってもいい?」
Nさん「別にいいよ。最後だからギャフンと言わせてやってよ」
みかやん「私も別に構いませんよ。本当の事なんですから」
Hさん「じゃあ明日はSに負けないでギャフンと言わせてやるね」
Nさん「その場にいれなくて残念だわ。頑張って下さいね」
という事で明日は決戦の日となる。私は休みで良かった。
ラブホ奮戦記64日目:Sさんと最後の勤務
2002年12月3日 らぶほ10:00-6:00 16部屋掃除
今日はSさんとOくんとの勤務。珍しくOくんが早く出勤したので、三人で出勤カードを打刻しにフロントへ行った。フロントM氏に「Sさん、ホテルPでの勤務が6日からに決定しました。宜しくお願いします」と言われ、満面の笑みで「はい、わかりました。こちらこそ宜しくお願いします」と答えるSさんだった。
。。って事は私はSさんとの勤務は今日で最後だ!「やたっ♪」と小躍りしたくなるのをグッと堪えた。
Sさんとも今日でお別れと思うとつい、はしゃいでしまってベッドを組みながらOくんとお喋りしていて早速Sさんに叱られた。
Sさん「あんたら二人喋り過ぎや!いつも仕事中やて言うてるやろ!これはウチだけやのうて三人の見解や。HさんもNさんもあんたら仕事中に喋り過ぎやて言うてるわ。あの人達は陰でコソコソ言うのが好きみたいやけど、ウチはそーゆーの嫌いやからハッキリ言うとるんやで」
みかやん&Oくん「すみません」
その後いっさい声を発せず三人無言のまま仕事した。OくんとはSさんに見えない所で目で合図したり身振り手振りで話をして笑っていた。元々一番お喋りなSさんが無言地獄に耐えられるとは思っていなかったが、案の定大騒ぎしてきた。
Sさん「誰も一言も喋るな!とは言うてないやろ!なんやねん!仕事の話はしてもええんやで!」
みかやん「特に仕事の話もなかったものですから」
Oくん「みかやんは俺が困ってると思ったら何も言わなくても助けてくれますから」
Sさん「ほなウチ、グラス取りに行ってきます」
みかやん&Oくん「はい」
いつもなら私かOくんが「代わりに取りに行ってきますよ」と言う所だが、今日は二人とも言わなかった。Sさんは機嫌悪そうにグラスを取りに行ったが、Sさん担当の仕事なので当然だ。
Oくん「単に俺らが仲いいのが気に入らないんすよね」
みかやん「OちゃんがSさんになつかないのが悔しいんでしょ」
Oくん「凄い顔してグラス取りに行きましたよね」
みかやん「あたしら代わるって言わなかったしね」
Oくん「みかやんが代わると言ったら俺が行こうと思いました」
みかやん「あたしも思ったよ、ここにSさんと二人で残るのイヤだもん」
みかやん&Oくん「あははははー」
みかやん「しっ!戻ってきた」
それからというもの、本当に忙しくて喋る暇が無かった。
次々と部屋が空いて掃除が追いつかない。こんな平日の火曜日に何故?と思うほど忙しかった。午前3時半にフロントへ「216号室終わりました」と言ったら、心優しいフロントM氏が「この辺で少し休んだら?脱水症状起こすよ」と言ってくれたので、30分ほど休憩する事にした。後かたづけを入れて30分の休憩なので大急ぎで次の仕事の準備までして、ようやく休んだ。
Sさんは私とOくんから離れた所で何かをしていたようなので、存分にOくんと話をしていながら短い時間の間に二人で競うように一服したり、飲み物を飲んでくつろいだ。あっと言う間のひとときだった。
この時点で8部屋掃除して、掃除待ちの部屋があと6部屋。時間は午前3時45分。ギリギリで6時に帰れるか?という所だったので、大急ぎで掃除へ向かった。掃除中に更に2部屋空いて今日は9時帰りだと思ったが、Sさんの的確な指示とフロントM氏のハギのお陰で5時50分に全室の掃除が終わった。これで私とSさんとの最後の勤務が終わった。
帰りはOくんと歩いて地下鉄駅へ行った。途中、道路工事の警備をしていたOくんの友人に会ったのでそこで立ち話をしたりして、ゆっくり歩いて帰った。
みかやん「Sさんもたまには的確な指示するんだね」
Oくん「子供の弁当作りがあるから絶対6時で帰ると言ってましたよ」
みかやん「なんだやっぱり自分の為かい?おかしいと思ったよ」
Oくん「あの人はそーゆー人ですよ」
みかやん「でも今日で最後で良かった。もううんざりだったもん」
Oくん「げーっ!俺、5日の最後の日にもう1回あります」
みかやん「お気の毒(笑)。でも頑張ってね!」
Oくん「それはそうと俺ら、なんか怪しくないですか?」
みかやん「なんで?何が?」
Oくん「こんな時間にラブホ街方向から歩いてきてるんすよ」
みかやん「どうせ姉弟か下手したら親子だと思われるよ」
Oくん「若いツバメとか思われませんかねぇ」
みかやん「どう見てもあたしは有閑マダムには見えないよ」
Oくん「それもそうですね(笑)」
みかやん「なんだって?(怒)」
Oくん「いや何でもないす。お疲れ様でした」
みかやん「お疲れ〜〜」
次回からはずっとSさん抜きの幸せな三人勤務だ(喜)。
今日はSさんとOくんとの勤務。珍しくOくんが早く出勤したので、三人で出勤カードを打刻しにフロントへ行った。フロントM氏に「Sさん、ホテルPでの勤務が6日からに決定しました。宜しくお願いします」と言われ、満面の笑みで「はい、わかりました。こちらこそ宜しくお願いします」と答えるSさんだった。
。。って事は私はSさんとの勤務は今日で最後だ!「やたっ♪」と小躍りしたくなるのをグッと堪えた。
Sさんとも今日でお別れと思うとつい、はしゃいでしまってベッドを組みながらOくんとお喋りしていて早速Sさんに叱られた。
Sさん「あんたら二人喋り過ぎや!いつも仕事中やて言うてるやろ!これはウチだけやのうて三人の見解や。HさんもNさんもあんたら仕事中に喋り過ぎやて言うてるわ。あの人達は陰でコソコソ言うのが好きみたいやけど、ウチはそーゆーの嫌いやからハッキリ言うとるんやで」
みかやん&Oくん「すみません」
その後いっさい声を発せず三人無言のまま仕事した。OくんとはSさんに見えない所で目で合図したり身振り手振りで話をして笑っていた。元々一番お喋りなSさんが無言地獄に耐えられるとは思っていなかったが、案の定大騒ぎしてきた。
Sさん「誰も一言も喋るな!とは言うてないやろ!なんやねん!仕事の話はしてもええんやで!」
みかやん「特に仕事の話もなかったものですから」
Oくん「みかやんは俺が困ってると思ったら何も言わなくても助けてくれますから」
Sさん「ほなウチ、グラス取りに行ってきます」
みかやん&Oくん「はい」
いつもなら私かOくんが「代わりに取りに行ってきますよ」と言う所だが、今日は二人とも言わなかった。Sさんは機嫌悪そうにグラスを取りに行ったが、Sさん担当の仕事なので当然だ。
Oくん「単に俺らが仲いいのが気に入らないんすよね」
みかやん「OちゃんがSさんになつかないのが悔しいんでしょ」
Oくん「凄い顔してグラス取りに行きましたよね」
みかやん「あたしら代わるって言わなかったしね」
Oくん「みかやんが代わると言ったら俺が行こうと思いました」
みかやん「あたしも思ったよ、ここにSさんと二人で残るのイヤだもん」
みかやん&Oくん「あははははー」
みかやん「しっ!戻ってきた」
それからというもの、本当に忙しくて喋る暇が無かった。
次々と部屋が空いて掃除が追いつかない。こんな平日の火曜日に何故?と思うほど忙しかった。午前3時半にフロントへ「216号室終わりました」と言ったら、心優しいフロントM氏が「この辺で少し休んだら?脱水症状起こすよ」と言ってくれたので、30分ほど休憩する事にした。後かたづけを入れて30分の休憩なので大急ぎで次の仕事の準備までして、ようやく休んだ。
Sさんは私とOくんから離れた所で何かをしていたようなので、存分にOくんと話をしていながら短い時間の間に二人で競うように一服したり、飲み物を飲んでくつろいだ。あっと言う間のひとときだった。
この時点で8部屋掃除して、掃除待ちの部屋があと6部屋。時間は午前3時45分。ギリギリで6時に帰れるか?という所だったので、大急ぎで掃除へ向かった。掃除中に更に2部屋空いて今日は9時帰りだと思ったが、Sさんの的確な指示とフロントM氏のハギのお陰で5時50分に全室の掃除が終わった。これで私とSさんとの最後の勤務が終わった。
帰りはOくんと歩いて地下鉄駅へ行った。途中、道路工事の警備をしていたOくんの友人に会ったのでそこで立ち話をしたりして、ゆっくり歩いて帰った。
みかやん「Sさんもたまには的確な指示するんだね」
Oくん「子供の弁当作りがあるから絶対6時で帰ると言ってましたよ」
みかやん「なんだやっぱり自分の為かい?おかしいと思ったよ」
Oくん「あの人はそーゆー人ですよ」
みかやん「でも今日で最後で良かった。もううんざりだったもん」
Oくん「げーっ!俺、5日の最後の日にもう1回あります」
みかやん「お気の毒(笑)。でも頑張ってね!」
Oくん「それはそうと俺ら、なんか怪しくないですか?」
みかやん「なんで?何が?」
Oくん「こんな時間にラブホ街方向から歩いてきてるんすよ」
みかやん「どうせ姉弟か下手したら親子だと思われるよ」
Oくん「若いツバメとか思われませんかねぇ」
みかやん「どう見てもあたしは有閑マダムには見えないよ」
Oくん「それもそうですね(笑)」
みかやん「なんだって?(怒)」
Oくん「いや何でもないす。お疲れ様でした」
みかやん「お疲れ〜〜」
次回からはずっとSさん抜きの幸せな三人勤務だ(喜)。
今日は休み・12月の休み
2002年12月2日 らぶほ1今日は夫も休みだったので夫と車でお出かけした。ジャスコ→ドンキホーテ→マックスバリュー→ルーシーを回って、選り抜きの激安食材を買って帰った。
昨日のSさんバッシングは衝撃的だった。それよりも気になったのは私の12月の休みの事だ。フロントM氏が勤務表を作っているのを見た時は、私の休みは忙しい金曜土曜が多く、クリスマスイブとクリスマスにも上手い具合に休みが入っていて、心の中で”ラッキー♪”と叫んでいた。しかしSさんが異動となると勤務表も変わってしまうだろう。12月は昼の仕事も殺人的に忙しいのでラブホの仕事が増えるのは勘弁して欲しい。
そう言えば先日TVで殺人現場や自殺現場の掃除請負人というのをチラッと見た。仰々しい宇宙服のような防護服を着ていたので笑ってしまったが、遺体付近の血液や体液からの恐ろしい病気の感染を防ぐ為だと言っていた。
血液?体液って白子の事?そんなのあたしゃ毎日出会ってるじゃん!それに私、油断して人一倍そーゆー物を素手で触ってしまう事、多いじゃん!一応消毒はしてるけど大丈夫なんだろか?手に怪我とかしてたらヤバイんじゃないだろうか?ひょっとしてもう怖い病に感染していて、師走の忙しさに負けて体力や抵抗力が衰えた時に発病したりしたら。。。どうしよう(涙)。
急に怖くなった。手術用の手袋でもして掃除しようかな???
昨日のSさんバッシングは衝撃的だった。それよりも気になったのは私の12月の休みの事だ。フロントM氏が勤務表を作っているのを見た時は、私の休みは忙しい金曜土曜が多く、クリスマスイブとクリスマスにも上手い具合に休みが入っていて、心の中で”ラッキー♪”と叫んでいた。しかしSさんが異動となると勤務表も変わってしまうだろう。12月は昼の仕事も殺人的に忙しいのでラブホの仕事が増えるのは勘弁して欲しい。
そう言えば先日TVで殺人現場や自殺現場の掃除請負人というのをチラッと見た。仰々しい宇宙服のような防護服を着ていたので笑ってしまったが、遺体付近の血液や体液からの恐ろしい病気の感染を防ぐ為だと言っていた。
血液?体液って白子の事?そんなのあたしゃ毎日出会ってるじゃん!それに私、油断して人一倍そーゆー物を素手で触ってしまう事、多いじゃん!一応消毒はしてるけど大丈夫なんだろか?手に怪我とかしてたらヤバイんじゃないだろうか?ひょっとしてもう怖い病に感染していて、師走の忙しさに負けて体力や抵抗力が衰えた時に発病したりしたら。。。どうしよう(涙)。
急に怖くなった。手術用の手袋でもして掃除しようかな???
ラブホ奮戦記63日目:Sさん期限付移籍
2002年12月1日 らぶほ1朝起きるとOくんからのメールが届いていた。
O君「SさんがホテルPへ来年3月まで期限付移籍」
みか「朗報ありがと(;^_^A で、いつからレンタル移籍?」
O君「さぁ中頃じゃないすかね?俺から聞いたって内緒で!」
みか「へえぇ〜。内緒なんだぁ。ワケありなのかな?」
O君「いや別に言ってもいいと思うけど一応です」
みか「了解!じゃあ知らないフリしておくね」
0:00-6:00 7部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。三人揃ったとたんにHさんが話し始めた。
Hさん「Sさんが3月までホテルPへ行く事になったの!昨日、常務とフロントJ氏が来てお願いされたから即決したんだわ。ホテルPから連絡が来たらすぐ行くらしいよ」
Nさん「そりゃ行ぐべさね。あっちさ行ったらSさんの天下だべさ」
Hさん「それが、C班の人達に”戻って来れないよ”と言われたら”Hさんが行ったら?”って私に言ったの!凄く失礼よね!」
Nさん「Hさんは会社から何も言われでないのに行げるわげないべさ。Sさんだら自分の事しか考えでないからね!」
Hさん「私も頭にきたから”もう返事したならあなたが行くしかないでしょ”って言ってやったの!そうしたら”ウチもホテルPのリーダーにと選ばれた人間やから簡単に考えを変えるわけにいかんけど、ここへ戻って来れないんやったら、みんなに申し訳ないし悩む所や”ってずっと自慢げに悲劇のヒロインみたいになってたの。戻ってこなくていい!って言ってやろうかと思ったわ」
Nさん「Hさんは相手にしてないのに、Sさんは恐ろしいぐらいHさんに対してライバル意識を燃やしでだがら、勝ったような気になったんだべさ」
Hさん「でしょう!私も気が付いていたわ。でもね先輩ったってただ単に先に働いているだけで何も偉くないし、新人さんより少しだけ仕事の事を知ってるってだけなのよ。Sさんみたいに、みかやんやO君に必要以上に先輩風吹かせる事じゃないの」
Nさん「Hさんが休みの日なんて特に先輩風吹かせて、みかやんもO君も酷い目に遇ってるわ。あの子だぢは根性あるから何も言わないけど、普通の人だらSさんのせいでとっくに辞めでるわ」
Hさん「やっぱりそうなの?一度誰かに私が休みの日のSさんの様子を聞いてみたかったの」
Nさん「みかやんなんて”一人で仕事し過ぎ”って小一時間も説教されたんだわ。やってられない!ってわちも思った。そのくせアレしろコレしろって後輩に仕事ふるから、あんなにデップリ太ってるんだわ」
Hさん「私がSさんの後輩だったらもう辞めてたね。みかやんもO君もおとなしいように見えて本当に根性あるんだね。ちょっとびっくり」
Nさん「それにSさんは何でも悪い意味にとって勝手に怒ってわちらを振り回すからね。言い方もキツイし話もくどいし聞いでいられないんだわ」
Hさん「他人の些細なミスには猛然と怒るのに、少し私が注意したら返事もしないのよ。信じられない」
Nさん「負けず嫌いだし人望も仕事も自分が一番じゃなきゃ気が済まないから、Hさんが目の上のコブだのさ。Hさんには絶対敵わないのにさ」
Hさん「あんなに自分勝手で気分屋で細かい事で大騒ぎするような人に誰も着いて行けないでしょ」
Nさん「んだのさ!わちも多少の事には目をつぶろうと思ってだけど目に余るのさ。誰にでも公平で一生懸命仕事するみかやんも将来の自分の敵になると思って今から威嚇してるのさ。見でいられないよ」
Hさん「その辺の姑ババアとかごうつくババアよりタチ悪いよね。Sさんの息子が将来嫁を貰ったら、あの女なら嫁に殺されるわ!」
Nさん「あんな女、さっさと行って戻って来ないばいいのさ!3月になって戻るとかいう話になったら”間に合ってます”って断るべし!」
Hさん「本当だよね。あの女以外の4人なら仲良くやって行けるからね」
暇だったので朝までずっとこの話だった。だんだん、あの女とかあのアマ呼ばわりになった。確かにSさんの悪行三昧は酷いし、私やO君をかばってくれるのは嬉しい。でも、でも、あのSさんにいったい誰が太刀打ちできると言うのだろう???聞けばフロントの男性陣をも誑し込んでいるらしいし。
でもそーゆーのはSさんよりも、もっと魅力的で美しい女性のなせる技だと思っていたから意外だった。あんなオカメ面でスッピンで誰がどう見てもブサイクで大デブで性格も最悪で、いつもギャーギャー怒鳴っているような女にも男がたらしこめるとは思わなかった。あわわ。
O君「SさんがホテルPへ来年3月まで期限付移籍」
みか「朗報ありがと(;^_^A で、いつからレンタル移籍?」
O君「さぁ中頃じゃないすかね?俺から聞いたって内緒で!」
みか「へえぇ〜。内緒なんだぁ。ワケありなのかな?」
O君「いや別に言ってもいいと思うけど一応です」
みか「了解!じゃあ知らないフリしておくね」
0:00-6:00 7部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。三人揃ったとたんにHさんが話し始めた。
Hさん「Sさんが3月までホテルPへ行く事になったの!昨日、常務とフロントJ氏が来てお願いされたから即決したんだわ。ホテルPから連絡が来たらすぐ行くらしいよ」
Nさん「そりゃ行ぐべさね。あっちさ行ったらSさんの天下だべさ」
Hさん「それが、C班の人達に”戻って来れないよ”と言われたら”Hさんが行ったら?”って私に言ったの!凄く失礼よね!」
Nさん「Hさんは会社から何も言われでないのに行げるわげないべさ。Sさんだら自分の事しか考えでないからね!」
Hさん「私も頭にきたから”もう返事したならあなたが行くしかないでしょ”って言ってやったの!そうしたら”ウチもホテルPのリーダーにと選ばれた人間やから簡単に考えを変えるわけにいかんけど、ここへ戻って来れないんやったら、みんなに申し訳ないし悩む所や”ってずっと自慢げに悲劇のヒロインみたいになってたの。戻ってこなくていい!って言ってやろうかと思ったわ」
Nさん「Hさんは相手にしてないのに、Sさんは恐ろしいぐらいHさんに対してライバル意識を燃やしでだがら、勝ったような気になったんだべさ」
Hさん「でしょう!私も気が付いていたわ。でもね先輩ったってただ単に先に働いているだけで何も偉くないし、新人さんより少しだけ仕事の事を知ってるってだけなのよ。Sさんみたいに、みかやんやO君に必要以上に先輩風吹かせる事じゃないの」
Nさん「Hさんが休みの日なんて特に先輩風吹かせて、みかやんもO君も酷い目に遇ってるわ。あの子だぢは根性あるから何も言わないけど、普通の人だらSさんのせいでとっくに辞めでるわ」
Hさん「やっぱりそうなの?一度誰かに私が休みの日のSさんの様子を聞いてみたかったの」
Nさん「みかやんなんて”一人で仕事し過ぎ”って小一時間も説教されたんだわ。やってられない!ってわちも思った。そのくせアレしろコレしろって後輩に仕事ふるから、あんなにデップリ太ってるんだわ」
Hさん「私がSさんの後輩だったらもう辞めてたね。みかやんもO君もおとなしいように見えて本当に根性あるんだね。ちょっとびっくり」
Nさん「それにSさんは何でも悪い意味にとって勝手に怒ってわちらを振り回すからね。言い方もキツイし話もくどいし聞いでいられないんだわ」
Hさん「他人の些細なミスには猛然と怒るのに、少し私が注意したら返事もしないのよ。信じられない」
Nさん「負けず嫌いだし人望も仕事も自分が一番じゃなきゃ気が済まないから、Hさんが目の上のコブだのさ。Hさんには絶対敵わないのにさ」
Hさん「あんなに自分勝手で気分屋で細かい事で大騒ぎするような人に誰も着いて行けないでしょ」
Nさん「んだのさ!わちも多少の事には目をつぶろうと思ってだけど目に余るのさ。誰にでも公平で一生懸命仕事するみかやんも将来の自分の敵になると思って今から威嚇してるのさ。見でいられないよ」
Hさん「その辺の姑ババアとかごうつくババアよりタチ悪いよね。Sさんの息子が将来嫁を貰ったら、あの女なら嫁に殺されるわ!」
Nさん「あんな女、さっさと行って戻って来ないばいいのさ!3月になって戻るとかいう話になったら”間に合ってます”って断るべし!」
Hさん「本当だよね。あの女以外の4人なら仲良くやって行けるからね」
暇だったので朝までずっとこの話だった。だんだん、あの女とかあのアマ呼ばわりになった。確かにSさんの悪行三昧は酷いし、私やO君をかばってくれるのは嬉しい。でも、でも、あのSさんにいったい誰が太刀打ちできると言うのだろう???聞けばフロントの男性陣をも誑し込んでいるらしいし。
でもそーゆーのはSさんよりも、もっと魅力的で美しい女性のなせる技だと思っていたから意外だった。あんなオカメ面でスッピンで誰がどう見てもブサイクで大デブで性格も最悪で、いつもギャーギャー怒鳴っているような女にも男がたらしこめるとは思わなかった。あわわ。
今日は休み・赤黒の試合へ
2002年11月30日 おでかけ2時からの赤黒のホーム最終戦を見に札幌ドームへ。
昨日以上にサポ系の友人達からのメールや電話がわさわさきて、その対応に大わらわだった。試合結果は5vー4で赤黒の勝ち。2時間ちょっとの間にゴールシーンが9回もあって、手に汗握って大騒ぎ。J2落ちが決まっているとは言え最後に物凄い試合を見せてくれた赤黒に感謝感謝。来季も気合いを入れて応援するぞ。
今日は赤黒の最終戦を見る為に友人R子さんが、わざわざ福岡から駆け付けてくれた。試合後、友人T子さんと友人R子さんと三人でお茶して、夫に送ってもらってサイバーシティービルの暖中へ行った。友人R子さんはずっとある人からの連絡を待っていたが、そんな時に限って私にガンガン電話がくるし、メールの着信音も鳴りやまず申し訳ないほどだった。
新人Oくんからもメールがきたが一大事だった。
O君「ごめんなさい。自転車ヤられました(T-T)。どうしてあの鍵でヤられるか全然わかりません。ごめんなさい。弁償します(T^T)」
みか「そう言われてもねぇ。メシでもおごってよ♪」
O君「はいわかりました。つーか俺、誰かに恨まれているんすかね?他の自転車は無事なのに、なんでまたしても俺だけ(T-T)」
みか「あーあー。女かな?そのうち刺されるかもね(^▽^で、今夜はどやって行くの?大丈夫?」
O君「工場のバイトが終わったら地下鉄で行って歩きます(T-T)」
みか「大変ね。痴漢や強盗に遇わないようにね!気を付けて!」
O君「それで曽田はなぜいきなり覚醒したんかね。かなりびっくりしたんすけど」
みか「ドームで曽田コールだよ。身震いした」
R子さんと話をしながらも、こんなメールのやりとりをしていて全く申し訳なかった。暖中の中華料理が美味しかったのが救いだった。R子さんを札幌駅方面のホテルへ送って家路についた。
今日の着信音の最後は親友M君からの電話だった。彼は試合を見れず残念そうだったが赤黒が勝ったので、かなり鼻息が荒かった。札幌駅から大通り駅まで、赤黒の事、今日私に連絡をくれた友人達の事、R子さんの事、ラブホの事などを話しながらひたすら歩いた。ふぅ〜。
11月20日、21日、22日の日記を更新しました。
ウランさん、さくらさん、くまのプーさんさん、お気に入り登録ありがとうございます。ご挨拶とリンクは後ほどあらためて。
昨日以上にサポ系の友人達からのメールや電話がわさわさきて、その対応に大わらわだった。試合結果は5vー4で赤黒の勝ち。2時間ちょっとの間にゴールシーンが9回もあって、手に汗握って大騒ぎ。J2落ちが決まっているとは言え最後に物凄い試合を見せてくれた赤黒に感謝感謝。来季も気合いを入れて応援するぞ。
今日は赤黒の最終戦を見る為に友人R子さんが、わざわざ福岡から駆け付けてくれた。試合後、友人T子さんと友人R子さんと三人でお茶して、夫に送ってもらってサイバーシティービルの暖中へ行った。友人R子さんはずっとある人からの連絡を待っていたが、そんな時に限って私にガンガン電話がくるし、メールの着信音も鳴りやまず申し訳ないほどだった。
新人Oくんからもメールがきたが一大事だった。
O君「ごめんなさい。自転車ヤられました(T-T)。どうしてあの鍵でヤられるか全然わかりません。ごめんなさい。弁償します(T^T)」
みか「そう言われてもねぇ。メシでもおごってよ♪」
O君「はいわかりました。つーか俺、誰かに恨まれているんすかね?他の自転車は無事なのに、なんでまたしても俺だけ(T-T)」
みか「あーあー。女かな?そのうち刺されるかもね(^▽^で、今夜はどやって行くの?大丈夫?」
O君「工場のバイトが終わったら地下鉄で行って歩きます(T-T)」
みか「大変ね。痴漢や強盗に遇わないようにね!気を付けて!」
O君「それで曽田はなぜいきなり覚醒したんかね。かなりびっくりしたんすけど」
みか「ドームで曽田コールだよ。身震いした」
R子さんと話をしながらも、こんなメールのやりとりをしていて全く申し訳なかった。暖中の中華料理が美味しかったのが救いだった。R子さんを札幌駅方面のホテルへ送って家路についた。
今日の着信音の最後は親友M君からの電話だった。彼は試合を見れず残念そうだったが赤黒が勝ったので、かなり鼻息が荒かった。札幌駅から大通り駅まで、赤黒の事、今日私に連絡をくれた友人達の事、R子さんの事、ラブホの事などを話しながらひたすら歩いた。ふぅ〜。
11月20日、21日、22日の日記を更新しました。
ウランさん、さくらさん、くまのプーさんさん、お気に入り登録ありがとうございます。ご挨拶とリンクは後ほどあらためて。
秘密、かなり追加しました。
今日は珍しく電話やメールが、わさわさ来た。
私って思ったより女友達いるじゃん!と自分でビックリ。
久々に夕飯の支度をした。とは言っても焼肉だったので、野菜を切っただけ。一応、主婦なのにこんな事でいいのだろうか???
今日は珍しく電話やメールが、わさわさ来た。
私って思ったより女友達いるじゃん!と自分でビックリ。
久々に夕飯の支度をした。とは言っても焼肉だったので、野菜を切っただけ。一応、主婦なのにこんな事でいいのだろうか???
ラブホ奮戦記62日目:サイババ
2002年11月28日 らぶほ1昼、夜、昼、と仕事が続いて今夜も仕事。夫に「昼の会社から帰ったらすみやかに寝るように」と言われ、お言葉に甘えて爆睡。起きると夫作の鍋焼き力うどんが出来ていた。
0:00-9:00 16室掃除
今日は先輩SさんとNさんの魔界ペアとの勤務。「おはようございます!」とフロントへ出勤の打刻へ行くと、連絡用のホワイトボードにメッセージカードとガリガリ君が張られていた。メッセージカードには「客用冷蔵庫にアイスの忘れ物あり」と書かれていた。
我がナイトチームでそんな基本的なミスをする人などいないと思って、先輩Sさんがメッセージカードの裏を見ると、係員名に新人O君の名前が書かれていて一同愕然とした。先輩Sさんは自分の事はともかく他人のミスが許せない人だ。
先輩Sさん「昨日そんな忙しかったんか?」
みかやん。「暇だったのでO君とコンビニボックスの掃除をしました。その間Hさんが部屋の掃除の点検をしてました」
先輩Sさん「Hさんの点検も大した事あらへんなぁ。情けないわ。O君も疲れると手抜きするからなぁ。どいつもこいつもあかんわ。同じ班ってだけでウチまでアホ思われたらかなわんわ」
みかやん。「すみません。昨日のO君は少し落ち込んでましたけど、手抜きはしてないと思います」
先輩Sさん「落ち込んでたって仕事に私情を挟んだらアカンのはわからんのか?いつもO君をかばうけどかばっても少しも後輩の為にはならんのや。それもわからんのんか?」
みかやん。「別にかばうつもりはありませんけど。。。」
これですっかりテンションが下がってしまった。口答えでもしようものなら先輩Sさんにこてんぱんに叱られるので、その場はおとなしく引き下がった。それに仕事が忙しくて先輩Sさんの腹立たしい発言を思い出す暇もなかった。午前3時半、三人とも喉が渇いてお腹も空いたので、フロントへ電話して少し休ませて貰う事にした。
後かたづけをしてようやく椅子に座ると私の斜め前に先輩Nさんがいた。髪の毛が。。。うぷぷっ。と思ったら先輩Nさんと目が合った。
先輩Nさん「みかやん、さいばばって知ってるべが?」
みかやん。「インドかどこかの不思議な力を持ったおぢさんですよね?」
先輩Nさん「おどご(男)だの?さいばばって言うから婆さんだど思った」
みかやん。「サイババがどうかしたんですか?」
先輩Nさん「うぢの娘が”お母さんの髪さいばばみたい”って言うからさいばばって何さって聞いでも言わないんだわ。さいばばさいばばって言うんだよ。何だべが?と思ってさ」
みかやん。「・・・・」(笑いを堪えている為、口を開けない)
先輩Sさん「で、どないな髪型やねん?」
みかやん。「ふっ。フッフッフッフ。普通ですよ」
先輩Nさん「あんた、なんか笑ってないがい?」
みかやん。「いえ別に」(笑いを堪えている為これ以上答えられない)
すぐさまトイレへ立つふりをしてトイレへ行って声を殺して笑った。アフロヘアから聖子ちゃんカットになったと思ったら、自分でブローができなくてサイババになっていたなんて。先輩Nさんったらおかし過ぎる。何度トイレから出ようとしても笑いがこみ上げてきて、なかなかトイレから出られなかった。
やっとの思いでトイレから出たものの先輩Nさんの顔を見れない。休憩中にも部屋が空いたのですぐ掃除へ向かった。先輩Nさんとベッドを組む事になっても顔を見るのは無理だった。
先輩Nさん「Sさんもあんな風に言う事ないべさね。自分が他人にどう思われるがって事を一番気にするから同じ班の人の失敗を許せないんだよ。だがらいぢいぢこうるさいんだわ。気にすんでないよ」
せっかく暖かい言葉をかけて貰ったので、目を見て返事をしないと失礼だが顔を上げられなかった。
先輩Nさん「気にすんでないって。本当に意地悪でねっちりした怒り方するから、聞いでいられないもね。Sさんってなんか性格が歪みきってるみだいだもの。あったら怒り方したら誰もついでこないって」
と私が落ち込んでいるように思ってくれたが、どうにも顔を上げられなかった。
先輩Nさん、ごめんなさい。
帰りは途中まで先輩Nさんと歩いた。横に並んで歩いたので顔を見なくて済んだ。普段はとても仲良しに見える魔界ペアだが、先輩Nさんが先輩Sさんを毛嫌いしていたとは全く知らなかった。
0:00-9:00 16室掃除
今日は先輩SさんとNさんの魔界ペアとの勤務。「おはようございます!」とフロントへ出勤の打刻へ行くと、連絡用のホワイトボードにメッセージカードとガリガリ君が張られていた。メッセージカードには「客用冷蔵庫にアイスの忘れ物あり」と書かれていた。
我がナイトチームでそんな基本的なミスをする人などいないと思って、先輩Sさんがメッセージカードの裏を見ると、係員名に新人O君の名前が書かれていて一同愕然とした。先輩Sさんは自分の事はともかく他人のミスが許せない人だ。
先輩Sさん「昨日そんな忙しかったんか?」
みかやん。「暇だったのでO君とコンビニボックスの掃除をしました。その間Hさんが部屋の掃除の点検をしてました」
先輩Sさん「Hさんの点検も大した事あらへんなぁ。情けないわ。O君も疲れると手抜きするからなぁ。どいつもこいつもあかんわ。同じ班ってだけでウチまでアホ思われたらかなわんわ」
みかやん。「すみません。昨日のO君は少し落ち込んでましたけど、手抜きはしてないと思います」
先輩Sさん「落ち込んでたって仕事に私情を挟んだらアカンのはわからんのか?いつもO君をかばうけどかばっても少しも後輩の為にはならんのや。それもわからんのんか?」
みかやん。「別にかばうつもりはありませんけど。。。」
これですっかりテンションが下がってしまった。口答えでもしようものなら先輩Sさんにこてんぱんに叱られるので、その場はおとなしく引き下がった。それに仕事が忙しくて先輩Sさんの腹立たしい発言を思い出す暇もなかった。午前3時半、三人とも喉が渇いてお腹も空いたので、フロントへ電話して少し休ませて貰う事にした。
後かたづけをしてようやく椅子に座ると私の斜め前に先輩Nさんがいた。髪の毛が。。。うぷぷっ。と思ったら先輩Nさんと目が合った。
先輩Nさん「みかやん、さいばばって知ってるべが?」
みかやん。「インドかどこかの不思議な力を持ったおぢさんですよね?」
先輩Nさん「おどご(男)だの?さいばばって言うから婆さんだど思った」
みかやん。「サイババがどうかしたんですか?」
先輩Nさん「うぢの娘が”お母さんの髪さいばばみたい”って言うからさいばばって何さって聞いでも言わないんだわ。さいばばさいばばって言うんだよ。何だべが?と思ってさ」
みかやん。「・・・・」(笑いを堪えている為、口を開けない)
先輩Sさん「で、どないな髪型やねん?」
みかやん。「ふっ。フッフッフッフ。普通ですよ」
先輩Nさん「あんた、なんか笑ってないがい?」
みかやん。「いえ別に」(笑いを堪えている為これ以上答えられない)
すぐさまトイレへ立つふりをしてトイレへ行って声を殺して笑った。アフロヘアから聖子ちゃんカットになったと思ったら、自分でブローができなくてサイババになっていたなんて。先輩Nさんったらおかし過ぎる。何度トイレから出ようとしても笑いがこみ上げてきて、なかなかトイレから出られなかった。
やっとの思いでトイレから出たものの先輩Nさんの顔を見れない。休憩中にも部屋が空いたのですぐ掃除へ向かった。先輩Nさんとベッドを組む事になっても顔を見るのは無理だった。
先輩Nさん「Sさんもあんな風に言う事ないべさね。自分が他人にどう思われるがって事を一番気にするから同じ班の人の失敗を許せないんだよ。だがらいぢいぢこうるさいんだわ。気にすんでないよ」
せっかく暖かい言葉をかけて貰ったので、目を見て返事をしないと失礼だが顔を上げられなかった。
先輩Nさん「気にすんでないって。本当に意地悪でねっちりした怒り方するから、聞いでいられないもね。Sさんってなんか性格が歪みきってるみだいだもの。あったら怒り方したら誰もついでこないって」
と私が落ち込んでいるように思ってくれたが、どうにも顔を上げられなかった。
先輩Nさん、ごめんなさい。
帰りは途中まで先輩Nさんと歩いた。横に並んで歩いたので顔を見なくて済んだ。普段はとても仲良しに見える魔界ペアだが、先輩Nさんが先輩Sさんを毛嫌いしていたとは全く知らなかった。
ラブホ奮戦記61日目:コンビニBOX
2002年11月27日 らぶほ1夫が休みだったので昼の会社から帰ると、焼肉の用意ができていた。先に焼きうどんや焼きそばを食べたので、牛肉を少ししか食べられなかった。しかし牛肉は1パック170円の激安の物だった。これも結婚記念日第三弾と言えなくもないが、あまりにもあまりにも、こっこさんの結婚記念日とは違い過ぎる。
0:00-6:00 10室掃除
今日は先輩Hさんと新人Oくんとの勤務。新人Oくんの実家から帰省命令が出たそうで、「帰りたくない」と落ち込んでいた。今すぐではないが、実家へ帰って母親の面倒を見なければならないそうだ。なんとなく私も急に寂しくなった。
新人Oくん「例の俺の姉ちゃんから電話がきて”子供が2年後に小学校へ入学するから、小学校は夫の単身赴任先の東京で入学させたいから家を出て東京へ行くよ。その時はお前が函館に戻って母さんの面倒を見るんだよ”って言われたんすよ。こっちで就職探そうと思ってたのに帰んなきゃなんないんすよ。函館で就職なんかあるんすかね。俺、帰りたくないっすよ」
みかやん。「だったらお母さんを札幌へ呼ぶとか?でもうちの母親も函館に一人で住んでるけど、長年住み慣れた函館を離れたがらないんだよね。それと札幌でも就職厳しいのに函館だったらもっと厳しいと思うよ」
新人Oくん「俺が結婚してて家に嫁でもいれば母さんを呼ぼうかとも思いますけど、今、俺んちへ呼んでもどーにもなんないじゃないすか。だったら俺に嫁と就職を紹介してくださいよ」
みかやん。「そんなの自分で探しなさい!そもそもお母さんが”帰ってきて欲しい”と言ってるのかい?うちの母親は”わっちはまだまだあんただぢの世話にはならないよ”とか言ってるけど」
新人Oくん「姉ちゃんが母さんの事を心配して言ってると思うんすよ。母さんはまだバリバリ仕事してるんで、どう思ってるのか???」
みかやん。「一度函館へ帰って家族会議して来たら?」
新人Oくん「函館へ行って帰ってくる金、無いっすよ」
みかやん。「ピンサロへ行く金があるのに親の顔を見に行く金が無いとは何事だい!」
新人Oくん「それがその。あの。。。でも俺、ホント帰りたくないっす〜」
いつもニコニコの新人Oくんが暗い表情をしていたので、なんとなく声をかけにくくなった。今日はフロントJ氏に増やされた仕事のコンビニボックス掃除をする日だった。
コンビニボックスというのはラブホにあるエログッズの販売機や飲み物や食べ物の販売機の事だ。商品を一つずつ取り出して中を拭く作業をした。新人Oくんとペアになって、新人Oくんはエログッズの方を私は飲み物と食べ物の方の拭き掃除をして、先輩Hさんはその間に部屋の点検をする事になった。
新人Oくんと並んで座って黙々と拭き掃除。新人Oくんはエログッズを自販機から出したら、商品がどの向きで入っていたか、わからなくなったようだ。
新人Oくん「あれ?このバイブって電池の方が上なんでしたっけ?」
みかやん。「そうそう、ローターもそうだけどバイブも電池が上で商品が下になるように置くんだよ」
新人Oくん「そっか、バイブはちん○んが上に反るように置けばいいんすね。俺と同じだから覚え易いや」
みかやん。「何、言ってんだか」
新人Oくん「俺は若いからもっと反りますけどね」
みかやん。「見たわけじゃないから、わかんないけどね」
新人Oくん「でも見せませんよ」
みかやん。「見ませんよっ!」
こんな調子でコンビニボックス掃除で5部屋回った。その間にいつもの新人Oくんに戻ってくれたような気もしたが、ふとした時に見せる寂しげな表情を見て私も寂し〜くなった。
いつまでここで新人Oくんと一緒に働けるんだろう?「美人で優しくて素敵な先輩だった」(←爆)と新人Oくんの記憶にずっと残るようないい先輩でいようと思いながら、新人Oくんと通路のモップがけをした。
新人Oくん「俺が函館帰ったら寂しくて泣いちゃうでしょ?」
みかやん。「うん。そうかも」
新人Oくん「えっ”何言ってんの!”とか言わないんすか?」
みかやん。「うん。言わない」
新人Oくん「調子狂うじゃないすか!変ですよ」
みかやん。「変とは何さ!変な人に変って言われたくないねっ!」
新人Oくん「あ〜。俺、やっぱり帰りたくないっす〜」
「美人で優しくて素敵な先輩」というのは私には到底無理な話だ。
0:00-6:00 10室掃除
今日は先輩Hさんと新人Oくんとの勤務。新人Oくんの実家から帰省命令が出たそうで、「帰りたくない」と落ち込んでいた。今すぐではないが、実家へ帰って母親の面倒を見なければならないそうだ。なんとなく私も急に寂しくなった。
新人Oくん「例の俺の姉ちゃんから電話がきて”子供が2年後に小学校へ入学するから、小学校は夫の単身赴任先の東京で入学させたいから家を出て東京へ行くよ。その時はお前が函館に戻って母さんの面倒を見るんだよ”って言われたんすよ。こっちで就職探そうと思ってたのに帰んなきゃなんないんすよ。函館で就職なんかあるんすかね。俺、帰りたくないっすよ」
みかやん。「だったらお母さんを札幌へ呼ぶとか?でもうちの母親も函館に一人で住んでるけど、長年住み慣れた函館を離れたがらないんだよね。それと札幌でも就職厳しいのに函館だったらもっと厳しいと思うよ」
新人Oくん「俺が結婚してて家に嫁でもいれば母さんを呼ぼうかとも思いますけど、今、俺んちへ呼んでもどーにもなんないじゃないすか。だったら俺に嫁と就職を紹介してくださいよ」
みかやん。「そんなの自分で探しなさい!そもそもお母さんが”帰ってきて欲しい”と言ってるのかい?うちの母親は”わっちはまだまだあんただぢの世話にはならないよ”とか言ってるけど」
新人Oくん「姉ちゃんが母さんの事を心配して言ってると思うんすよ。母さんはまだバリバリ仕事してるんで、どう思ってるのか???」
みかやん。「一度函館へ帰って家族会議して来たら?」
新人Oくん「函館へ行って帰ってくる金、無いっすよ」
みかやん。「ピンサロへ行く金があるのに親の顔を見に行く金が無いとは何事だい!」
新人Oくん「それがその。あの。。。でも俺、ホント帰りたくないっす〜」
いつもニコニコの新人Oくんが暗い表情をしていたので、なんとなく声をかけにくくなった。今日はフロントJ氏に増やされた仕事のコンビニボックス掃除をする日だった。
コンビニボックスというのはラブホにあるエログッズの販売機や飲み物や食べ物の販売機の事だ。商品を一つずつ取り出して中を拭く作業をした。新人Oくんとペアになって、新人Oくんはエログッズの方を私は飲み物と食べ物の方の拭き掃除をして、先輩Hさんはその間に部屋の点検をする事になった。
新人Oくんと並んで座って黙々と拭き掃除。新人Oくんはエログッズを自販機から出したら、商品がどの向きで入っていたか、わからなくなったようだ。
新人Oくん「あれ?このバイブって電池の方が上なんでしたっけ?」
みかやん。「そうそう、ローターもそうだけどバイブも電池が上で商品が下になるように置くんだよ」
新人Oくん「そっか、バイブはちん○んが上に反るように置けばいいんすね。俺と同じだから覚え易いや」
みかやん。「何、言ってんだか」
新人Oくん「俺は若いからもっと反りますけどね」
みかやん。「見たわけじゃないから、わかんないけどね」
新人Oくん「でも見せませんよ」
みかやん。「見ませんよっ!」
こんな調子でコンビニボックス掃除で5部屋回った。その間にいつもの新人Oくんに戻ってくれたような気もしたが、ふとした時に見せる寂しげな表情を見て私も寂し〜くなった。
いつまでここで新人Oくんと一緒に働けるんだろう?「美人で優しくて素敵な先輩だった」(←爆)と新人Oくんの記憶にずっと残るようないい先輩でいようと思いながら、新人Oくんと通路のモップがけをした。
新人Oくん「俺が函館帰ったら寂しくて泣いちゃうでしょ?」
みかやん。「うん。そうかも」
新人Oくん「えっ”何言ってんの!”とか言わないんすか?」
みかやん。「うん。言わない」
新人Oくん「調子狂うじゃないすか!変ですよ」
みかやん。「変とは何さ!変な人に変って言われたくないねっ!」
新人Oくん「あ〜。俺、やっぱり帰りたくないっす〜」
「美人で優しくて素敵な先輩」というのは私には到底無理な話だ。
昼のうちに買い忘れた夫への結婚記念日プレゼントを買いに行った。いつもの新札幌のお店へ行くと店員OG君が暖かく迎えてくれた。夫の服は殆どそのお店で買っているので、OG君は夫のサイズや好みを知り尽くしていてくれる。彼に任せると買い物がすごくラクだ。
今週は品薄なのでクリスマスにドーンとプレゼントする事にして、今回は小物で攻めてみては?との事なので、手袋と帽子とマフラーの3点セットを買った。
結婚記念日その2で、夫と近所の焼肉屋・蘭豆へ行った。必ず500円のジンギスカン定食を食べる。丼ご飯、丼わかめみそ汁、フルーツ、漬け物、お茶、味付ジンギスカンが付いて500円で、ボリュームたっぷり。ジンギスカンは最高の味付けで肉も軟らかく絶品だ。
札幌の名の通ったジンギスカン屋さんより、よほど安くて美味い。いつも1度にジン定を3人前〜4人前とタン塩やカルビやキムチを注文する。時々お店の人に「ジン定は一度に全部お持ちしても宜しいですか?」と尋ねられるが、「はい」と即答する。
目の前に丼ご飯と丼みそ汁と漬け物、フルーツ、お茶をそれぞれ2つずつ並べて夫はゴキゲンだった。
ラブホが休みなので日本酒を飲んで帰宅後爆睡した。
それにしても、こっこさんの結婚記念日とはあまりにも違い過ぎる。
(-_-;)
今週は品薄なのでクリスマスにドーンとプレゼントする事にして、今回は小物で攻めてみては?との事なので、手袋と帽子とマフラーの3点セットを買った。
結婚記念日その2で、夫と近所の焼肉屋・蘭豆へ行った。必ず500円のジンギスカン定食を食べる。丼ご飯、丼わかめみそ汁、フルーツ、漬け物、お茶、味付ジンギスカンが付いて500円で、ボリュームたっぷり。ジンギスカンは最高の味付けで肉も軟らかく絶品だ。
札幌の名の通ったジンギスカン屋さんより、よほど安くて美味い。いつも1度にジン定を3人前〜4人前とタン塩やカルビやキムチを注文する。時々お店の人に「ジン定は一度に全部お持ちしても宜しいですか?」と尋ねられるが、「はい」と即答する。
目の前に丼ご飯と丼みそ汁と漬け物、フルーツ、お茶をそれぞれ2つずつ並べて夫はゴキゲンだった。
ラブホが休みなので日本酒を飲んで帰宅後爆睡した。
それにしても、こっこさんの結婚記念日とはあまりにも違い過ぎる。
(-_-;)
今日は休み・結婚記念日
2002年11月25日 つぶやき1991年11月25日に結婚式を挙げました。
よって今日は我が家の結婚記念日でした。
夫の好きなお寿司とケンタッキーとケーキで細々とお祝いをしました。
夫からはピアスとh.ANARCHYのパーカーを貰って、私からは夫に。。。買い忘れた!
元々デパガが長くて曜日感覚が狂っていたのに、昼も夜も働くようになってからは、今日が何月何日で何曜日なのか、すっかりわからない。昼の会社のボケおぢさん達の事を言えなくなってしまった(哀)。
思い出しながら11月13日〜11月19日の日記を更新しました。忘れないうちにどんどん更新する予定です。
新しくお気に入り登録してくださった皆さん。ご挨拶が遅れていてすみません。相互リンクも、もう少し待っていて下さい。
よって今日は我が家の結婚記念日でした。
夫の好きなお寿司とケンタッキーとケーキで細々とお祝いをしました。
夫からはピアスとh.ANARCHYのパーカーを貰って、私からは夫に。。。買い忘れた!
元々デパガが長くて曜日感覚が狂っていたのに、昼も夜も働くようになってからは、今日が何月何日で何曜日なのか、すっかりわからない。昼の会社のボケおぢさん達の事を言えなくなってしまった(哀)。
思い出しながら11月13日〜11月19日の日記を更新しました。忘れないうちにどんどん更新する予定です。
新しくお気に入り登録してくださった皆さん。ご挨拶が遅れていてすみません。相互リンクも、もう少し待っていて下さい。
ラブホ奮戦記60日目:気の毒なフロントI氏
2002年11月24日 らぶほ1昼の仕事が休みだったので、ラブホから帰って10時から昼頃まで爆睡。
起きると夫作の弁当があった。冷蔵庫の残り物でおかずを作って、ご飯は海苔2段。感激しながら頂いた。その後、PCを見たり夫に録画しておいて貰ったビデオをまとめて見たりして、夕方から8時までまた爆睡。
「ご飯できたよ」と起こされ、夫作のトーストと目玉焼きとじゃがバターを頂いた。ふと見ると私が寝ている間に洗濯をしてくれていたし、明日の燃えるゴミの日に備えてゴミもまとめていてくれた。いつもの事ながら主婦らしい事をしないまま一日が過ぎ、全て夫におんぶに抱っこだ。全く申し訳ない。夫に逃げられないうちに、ちゃんとしよう(汗)。
0:00-6:00 7室掃除
今日は先輩Hさんと先輩Sさんとの勤務。夫に送られて出勤して控え室のモニターを見ると空き部屋が目立ち、普段は午前1時まで勤務のC班の人達も午前0時に帰ってしまった。暇な予感がした。
C班の人達が帰ってフロントM氏が控え室に顔を出した。
フロントM氏「隣りのホテルPをウチの会社で買い取ったって誰かから聞いてた?」
先輩Hさん「そうなの?初耳だわよ」
フロントM氏「もうホテルRからフロントJ氏が行ってフロントやってるんだってさ」
先輩Sさん「こないだJ氏がここへ来とって”帰りに寄った”言うててな。家もホテルRも反対方向やのに何言うてはるんやろ思ったらホテルPの帰りやったんやな」
みかやん。「ホテルPって外からフロントのおぢさんのハゲ頭が丸見えだったのに、昨日はブラインドが下りてたんですよ。J氏だからだったんですかねぇ」
フロントM氏「この界隈の1軒を残して3軒がうちの系列になったから、どこへ流れてもうちの儲けになるって事なんだよね」
先輩Hさん「なるほどね。でもどうせ私達には還元されないのよね」
先輩Sさん「ところで今日M氏は通し勤務ですか?フロントI氏が来るんですか?うちはハッキリ言ってI氏が嫌いですねん。どんくさくてたまりませんわ〜」
フロントM氏「もうすぐ俺とI氏と交代するよ。そう言わないで仲良くやってね」
と話していたらフロントI氏が登場した。相変わらず顔色が悪くて生きてる人とは思えない。今日は暇なのでいつもよりフロントI氏の失敗が目立った。
自販機のローターが売れたので新しいローターを持って来たが自販機の鍵を忘れてすぐに交換できなかったし、客室にリネン類を運んでくれたのはいいがサウナ付きの部屋なのにサウナ用のタオルを忘れてすぐに交換できなかったし、お客さんがワインを飲んだと判ってるのにワイングラスを持ってくるのを忘れていた。お陰で何かと待たされた。
フロントI氏が忘れたので、控え室へ行ってグラスとワイングラスを計4つ持って部屋へ戻ろうとしたら、控え室の内線電話が鳴った。丁度フロントI氏が内線電話の前に来たのが見えて、私は両手が塞がっていたので「すいません。電話に出てもらえますか」と叫んだら、何を思ったのかフロントI氏は自分のズボンのポケットをまさぐり、会社の携帯電話を取り出して「はい、フロントでございます、あれ?もしもし、もしもーし」と言っていた。
鳴っているのは内線電話なのに。その間も内線電話は鳴りっぱなしなのに。笑うどころか哀しくなってしまった。
ようやく気が付いてフロントI氏が内線電話を取ると切れていたようで、その直後に先輩Hさんと鬼の形相の先輩Sさんが血だらけになったベッドパッドと掛け布団を運んできた。
先輩Sさんが「そこにおったんならすぐに電話取って貰わんと困りますわ!うちらで運んできたのでこの布団の血液取りしてて下さい!次の部屋はハギに入って頂かなくて結構です!」と怒鳴った。私の手からグラスをもぎ取り、先輩Sさんは物凄い勢いで部屋へ戻って行った。
先輩Hさんと部屋へ戻ると、先輩Sさんがモニターを見ていた。客室のモニターでもリネン室の様子が見えるようになっていたので、三人で暫しフロントI氏の様子を見ていた。
ベッタリと血が付いた布団の前にやや暫く佇んでいたと思ったら突然、血の臭いを嗅いでみたり、顔を近づけてしげしげと見ていたり、いっこうに作業にとりかからない。ふとフロントI氏の姿が消えたと思ったら、フロントへ戻って手帳を持ってきて、手帳を見ながら慣れない手つきでヘアブラシを持って、布団の血の部分を擦りだした。
すっかり脱力して三人で一度控え室へ戻る事にした。フロントI氏の背後から先輩Hさんが「あのぅ。歯ブラシで擦るんですよ」と声をかけた。見る見る間にフロントI氏の血の気のない顔に赤みがさした。赤黒い顔で「申し訳ありません。おかしいとは思ったんですけど、メモにブラシと書いてあったものですから」と言った。
そんな事を聞いて黙っていられる先輩Sさんではない。「どんなメモ持ってるんや!アホちゃうか!子供でもそんな間違いせんわ!うちらでやるからハギしとってや!あんたにはもうコリゴリや」と叫んでフロントI氏から布団を引き離した。あまりのけんまくにフロントI氏はすごすごとハギへ向かった。
そこまでされるとフロントI氏が気の毒になった。フロントI氏は新人とは言え先輩Sさんより4才年上なのに。。。これから12月。忙しいクリスマスや年末が待っている。どうなる事やらと、とても不安になった。
起きると夫作の弁当があった。冷蔵庫の残り物でおかずを作って、ご飯は海苔2段。感激しながら頂いた。その後、PCを見たり夫に録画しておいて貰ったビデオをまとめて見たりして、夕方から8時までまた爆睡。
「ご飯できたよ」と起こされ、夫作のトーストと目玉焼きとじゃがバターを頂いた。ふと見ると私が寝ている間に洗濯をしてくれていたし、明日の燃えるゴミの日に備えてゴミもまとめていてくれた。いつもの事ながら主婦らしい事をしないまま一日が過ぎ、全て夫におんぶに抱っこだ。全く申し訳ない。夫に逃げられないうちに、ちゃんとしよう(汗)。
0:00-6:00 7室掃除
今日は先輩Hさんと先輩Sさんとの勤務。夫に送られて出勤して控え室のモニターを見ると空き部屋が目立ち、普段は午前1時まで勤務のC班の人達も午前0時に帰ってしまった。暇な予感がした。
C班の人達が帰ってフロントM氏が控え室に顔を出した。
フロントM氏「隣りのホテルPをウチの会社で買い取ったって誰かから聞いてた?」
先輩Hさん「そうなの?初耳だわよ」
フロントM氏「もうホテルRからフロントJ氏が行ってフロントやってるんだってさ」
先輩Sさん「こないだJ氏がここへ来とって”帰りに寄った”言うててな。家もホテルRも反対方向やのに何言うてはるんやろ思ったらホテルPの帰りやったんやな」
みかやん。「ホテルPって外からフロントのおぢさんのハゲ頭が丸見えだったのに、昨日はブラインドが下りてたんですよ。J氏だからだったんですかねぇ」
フロントM氏「この界隈の1軒を残して3軒がうちの系列になったから、どこへ流れてもうちの儲けになるって事なんだよね」
先輩Hさん「なるほどね。でもどうせ私達には還元されないのよね」
先輩Sさん「ところで今日M氏は通し勤務ですか?フロントI氏が来るんですか?うちはハッキリ言ってI氏が嫌いですねん。どんくさくてたまりませんわ〜」
フロントM氏「もうすぐ俺とI氏と交代するよ。そう言わないで仲良くやってね」
と話していたらフロントI氏が登場した。相変わらず顔色が悪くて生きてる人とは思えない。今日は暇なのでいつもよりフロントI氏の失敗が目立った。
自販機のローターが売れたので新しいローターを持って来たが自販機の鍵を忘れてすぐに交換できなかったし、客室にリネン類を運んでくれたのはいいがサウナ付きの部屋なのにサウナ用のタオルを忘れてすぐに交換できなかったし、お客さんがワインを飲んだと判ってるのにワイングラスを持ってくるのを忘れていた。お陰で何かと待たされた。
フロントI氏が忘れたので、控え室へ行ってグラスとワイングラスを計4つ持って部屋へ戻ろうとしたら、控え室の内線電話が鳴った。丁度フロントI氏が内線電話の前に来たのが見えて、私は両手が塞がっていたので「すいません。電話に出てもらえますか」と叫んだら、何を思ったのかフロントI氏は自分のズボンのポケットをまさぐり、会社の携帯電話を取り出して「はい、フロントでございます、あれ?もしもし、もしもーし」と言っていた。
鳴っているのは内線電話なのに。その間も内線電話は鳴りっぱなしなのに。笑うどころか哀しくなってしまった。
ようやく気が付いてフロントI氏が内線電話を取ると切れていたようで、その直後に先輩Hさんと鬼の形相の先輩Sさんが血だらけになったベッドパッドと掛け布団を運んできた。
先輩Sさんが「そこにおったんならすぐに電話取って貰わんと困りますわ!うちらで運んできたのでこの布団の血液取りしてて下さい!次の部屋はハギに入って頂かなくて結構です!」と怒鳴った。私の手からグラスをもぎ取り、先輩Sさんは物凄い勢いで部屋へ戻って行った。
先輩Hさんと部屋へ戻ると、先輩Sさんがモニターを見ていた。客室のモニターでもリネン室の様子が見えるようになっていたので、三人で暫しフロントI氏の様子を見ていた。
ベッタリと血が付いた布団の前にやや暫く佇んでいたと思ったら突然、血の臭いを嗅いでみたり、顔を近づけてしげしげと見ていたり、いっこうに作業にとりかからない。ふとフロントI氏の姿が消えたと思ったら、フロントへ戻って手帳を持ってきて、手帳を見ながら慣れない手つきでヘアブラシを持って、布団の血の部分を擦りだした。
すっかり脱力して三人で一度控え室へ戻る事にした。フロントI氏の背後から先輩Hさんが「あのぅ。歯ブラシで擦るんですよ」と声をかけた。見る見る間にフロントI氏の血の気のない顔に赤みがさした。赤黒い顔で「申し訳ありません。おかしいとは思ったんですけど、メモにブラシと書いてあったものですから」と言った。
そんな事を聞いて黙っていられる先輩Sさんではない。「どんなメモ持ってるんや!アホちゃうか!子供でもそんな間違いせんわ!うちらでやるからハギしとってや!あんたにはもうコリゴリや」と叫んでフロントI氏から布団を引き離した。あまりのけんまくにフロントI氏はすごすごとハギへ向かった。
そこまでされるとフロントI氏が気の毒になった。フロントI氏は新人とは言え先輩Sさんより4才年上なのに。。。これから12月。忙しいクリスマスや年末が待っている。どうなる事やらと、とても不安になった。
ラブホ奮戦記59日目:O君は負けず嫌い
2002年11月23日 らぶほ10:00-9:00 14室掃除
今日は先輩Sさんと新人Oくんとの勤務。Oくんとはメールや電話で、すっかり仲良くなったけど。。。
「お腹が痛い」と情けない顔をしていたので「大丈夫?」と聞くと「今、軽く屁をしたらおさまりました」とか、またピンサロの話をしていて「俺、遅漏だからいつも延長ギリギリっす」とか。慣れすぎ。
今日は終始新人Oくんとピンサロvs不倫の話。私と同い年の新人O君のお姉さんは不倫をしているのに、新人Oくんのピンサロ通いを咎めるそうだ。
みかやん。「ピンサロ通いは卒業したんじゃなかった?」
新人Oくん「近所に”三千円ポッキリ”って店があって、ついフラフラと。それより股関節が痛くて歩くと局部に響くんですよ。ああぁ局部が」
みかやん。「子供に局部、局部と言われるとなんか生々しいよ」
新人Oくん「俺だって姉さんと同い年の人にエロい話されると生々しいっす」
みかやん。「あたしはエロい話しないもの。不倫って騒ぐけど、一生、夫に夢中なまま幸せに暮らせるのに越した事はないけど、夫婦なんていい時ばかりじゃないよ。最近”結婚と恋愛は別”って言った友達の気持ちがわかるようになったもの。Oちゃんも大人になったらわかるよ」
新人Oくん「何言ってるんすか!恋愛イコール結婚に決まってるじゃないすか!不倫なんかする女、信用できないすよ!俺は許しません」
みかやん。「”結婚したら不倫しよう”と結婚する人はいないよ!でも夫婦でいたって満たされない気持ちとか孤独感もあるんだよ。そんな時”ついフラフラと”となるんじゃないの?」
新人Oくん「俺のピンサロの話と一緒にしないで下さいよ。これから結婚適齢期になる俺に夢も希望もない事を言わないで下さい」
みかやん。「Oちゃんだって結婚したら不倫するかも知れないじゃない!」
新人Oくん「俺は一生愛せる女と結婚するから不倫はしません!ピンサロ通いは浮気でも不倫でもないんすよ。なんで不倫を肯定するんっすか?もしかして不倫してるんすか?」
みかやん。「してないよ!Oちゃんのお姉さんの気持ちが少しわかるからだよ」
新人Oくん「ピンサロ通いは不倫と違って何の問題もないすよ!普通にたまるんっす!夢精なんかしたら情けないっす!男は定期的に抜かないとダメなんっす!」
みかやん。「自慢する事ないじゃない。好きでもない女の子の前に局部をさらせる方があたしは信じられないよ」
新人Oくん「大人の男だからいろいろあるんっす。彼女いないしセフレ作るつもりもないから仕方ないじゃないすか」
みかやん。「でも彼女もセフレもいなくてもピンサロ通いとかしてない人だっているでしょ」
新人Oくん「俺の金を何に使おうと俺の勝手っす!なんで俺の姉さんと全く同じ事、言われて同じ返事をしなきゃなんないんすか!不倫が肯定できてピンサロ通いが肯定できないなんて、おかしいっすよ」
みかやん。「否定も肯定もしないよ。ただOちゃんのお姉さんは”寂しいの。満たされてないの”って気持ちを気が付いて欲しかったんじゃないの。でも弟にはちゃんと彼女がいて幸せでいてくれると思ってたから、ピンサロ通いが気になったんじゃない?離れて暮らす弟には幸せでいて欲しいし、理想通りの弟でいて欲しいと姉は思うんだよ」
新人Oくん「やっぱり子供扱いすか。俺に母性本能をくすぐられるからって、俺が弟にしたい男ナンバーワンだからって。フン」
みかやん。「フン!そんな風に思ってないよ!あたしには手の掛かる弟達が沢山いるんだから面倒かけないでね!」
↑この話を控え室で、掃除に行ってベッドを組みながら、通路をモップがけしながら、バスタオルをたたみながら延々としていた。殆ど仕事そっちのけだった。
みかやん。「お風呂係は誰だろ?ポットがこんな所に置きっぱなし」
新人Oくん「俺っす!す・み・ま・せ・ん。今やります」
新人Oくん「部屋係は誰だろ?グラスがこんな所に置きっぱなし」
みかやん。「あたしだよ。今やろうと思ってたもん。忘れてなんかないからね!」
みかやん。「洗面係は誰?トイレのゴミ箱の蓋が開いてる」
新人Oくん「これからチェックしようと思ってました。忘れてなんかないす」
新人Oくん「風呂係は誰でしょ?バスタオルが置きっぱなし」
みかやん。「今、取りに行こうと思ってた所だもん。自分の仕事しなさいよ」
新人Oくん「手の掛かる先輩がいるから俺、大変っす」
みかやん。「あたしだって生意気な後輩がいて大変!」
みかやん。&新人Oくん「フンッ!」
そして一緒にベッドを組む事になり、新人Oくんがベッドを剥がし始めた。
新人Oくん「うわぁ〜。血が〜〜。ひいぃ〜」
みかやん。「どれっ貸しなさい!あたしがやるから」
新人Oくん「すみません」
みかやん。「手の掛かるお猿さんがいて大変だわ」
新人Oくん「あー!お猿って言ったー。いじめられたって辞めてやるー」
みかやん。「どこがいじめられてるのさ。自転車盗まれたって言うから貸してあげて、血が怖いと思うから代わってあげて、腹減ったと言えばパンを分けたり、ミスしてた所をこっそり直しておいたり、目に入れても痛くないくらい可愛がってるのに」
新人Oくん「ごめんなさい。でもこんな事で俺に勝ったと思わないで下さいね」
みかやん。「子猿さんに勝ったくらいで別になんとも思わないよーだ」
新人Oくん「あー!子猿さんって言ったー!やっぱり辞めてやるー!(笑)」
先輩Sさん「うるさいわ!あんたらの喧嘩なんか猿も食わんわ」
新人Oくん「猿って。。。それ禁句っすよ!」
先輩Sさん「はいはい。子猿さんもお姉さん猿さんも静かにしっかり仕事してください」
みかやん。「私まで猿なんですか?」
新人Oくん「あっはっは!お姉さん猿だってー」
先輩Sさん「仕事中やて言うてるやろ!うるさいわ!二人とも負けず嫌いなんはようわかったから、負けず嫌いは仕事に生かしぃや!」
この後、先輩Sさんにこてんぱんに叱られてしまった。
今日は先輩Sさんと新人Oくんとの勤務。Oくんとはメールや電話で、すっかり仲良くなったけど。。。
「お腹が痛い」と情けない顔をしていたので「大丈夫?」と聞くと「今、軽く屁をしたらおさまりました」とか、またピンサロの話をしていて「俺、遅漏だからいつも延長ギリギリっす」とか。慣れすぎ。
今日は終始新人Oくんとピンサロvs不倫の話。私と同い年の新人O君のお姉さんは不倫をしているのに、新人Oくんのピンサロ通いを咎めるそうだ。
みかやん。「ピンサロ通いは卒業したんじゃなかった?」
新人Oくん「近所に”三千円ポッキリ”って店があって、ついフラフラと。それより股関節が痛くて歩くと局部に響くんですよ。ああぁ局部が」
みかやん。「子供に局部、局部と言われるとなんか生々しいよ」
新人Oくん「俺だって姉さんと同い年の人にエロい話されると生々しいっす」
みかやん。「あたしはエロい話しないもの。不倫って騒ぐけど、一生、夫に夢中なまま幸せに暮らせるのに越した事はないけど、夫婦なんていい時ばかりじゃないよ。最近”結婚と恋愛は別”って言った友達の気持ちがわかるようになったもの。Oちゃんも大人になったらわかるよ」
新人Oくん「何言ってるんすか!恋愛イコール結婚に決まってるじゃないすか!不倫なんかする女、信用できないすよ!俺は許しません」
みかやん。「”結婚したら不倫しよう”と結婚する人はいないよ!でも夫婦でいたって満たされない気持ちとか孤独感もあるんだよ。そんな時”ついフラフラと”となるんじゃないの?」
新人Oくん「俺のピンサロの話と一緒にしないで下さいよ。これから結婚適齢期になる俺に夢も希望もない事を言わないで下さい」
みかやん。「Oちゃんだって結婚したら不倫するかも知れないじゃない!」
新人Oくん「俺は一生愛せる女と結婚するから不倫はしません!ピンサロ通いは浮気でも不倫でもないんすよ。なんで不倫を肯定するんっすか?もしかして不倫してるんすか?」
みかやん。「してないよ!Oちゃんのお姉さんの気持ちが少しわかるからだよ」
新人Oくん「ピンサロ通いは不倫と違って何の問題もないすよ!普通にたまるんっす!夢精なんかしたら情けないっす!男は定期的に抜かないとダメなんっす!」
みかやん。「自慢する事ないじゃない。好きでもない女の子の前に局部をさらせる方があたしは信じられないよ」
新人Oくん「大人の男だからいろいろあるんっす。彼女いないしセフレ作るつもりもないから仕方ないじゃないすか」
みかやん。「でも彼女もセフレもいなくてもピンサロ通いとかしてない人だっているでしょ」
新人Oくん「俺の金を何に使おうと俺の勝手っす!なんで俺の姉さんと全く同じ事、言われて同じ返事をしなきゃなんないんすか!不倫が肯定できてピンサロ通いが肯定できないなんて、おかしいっすよ」
みかやん。「否定も肯定もしないよ。ただOちゃんのお姉さんは”寂しいの。満たされてないの”って気持ちを気が付いて欲しかったんじゃないの。でも弟にはちゃんと彼女がいて幸せでいてくれると思ってたから、ピンサロ通いが気になったんじゃない?離れて暮らす弟には幸せでいて欲しいし、理想通りの弟でいて欲しいと姉は思うんだよ」
新人Oくん「やっぱり子供扱いすか。俺に母性本能をくすぐられるからって、俺が弟にしたい男ナンバーワンだからって。フン」
みかやん。「フン!そんな風に思ってないよ!あたしには手の掛かる弟達が沢山いるんだから面倒かけないでね!」
↑この話を控え室で、掃除に行ってベッドを組みながら、通路をモップがけしながら、バスタオルをたたみながら延々としていた。殆ど仕事そっちのけだった。
みかやん。「お風呂係は誰だろ?ポットがこんな所に置きっぱなし」
新人Oくん「俺っす!す・み・ま・せ・ん。今やります」
新人Oくん「部屋係は誰だろ?グラスがこんな所に置きっぱなし」
みかやん。「あたしだよ。今やろうと思ってたもん。忘れてなんかないからね!」
みかやん。「洗面係は誰?トイレのゴミ箱の蓋が開いてる」
新人Oくん「これからチェックしようと思ってました。忘れてなんかないす」
新人Oくん「風呂係は誰でしょ?バスタオルが置きっぱなし」
みかやん。「今、取りに行こうと思ってた所だもん。自分の仕事しなさいよ」
新人Oくん「手の掛かる先輩がいるから俺、大変っす」
みかやん。「あたしだって生意気な後輩がいて大変!」
みかやん。&新人Oくん「フンッ!」
そして一緒にベッドを組む事になり、新人Oくんがベッドを剥がし始めた。
新人Oくん「うわぁ〜。血が〜〜。ひいぃ〜」
みかやん。「どれっ貸しなさい!あたしがやるから」
新人Oくん「すみません」
みかやん。「手の掛かるお猿さんがいて大変だわ」
新人Oくん「あー!お猿って言ったー。いじめられたって辞めてやるー」
みかやん。「どこがいじめられてるのさ。自転車盗まれたって言うから貸してあげて、血が怖いと思うから代わってあげて、腹減ったと言えばパンを分けたり、ミスしてた所をこっそり直しておいたり、目に入れても痛くないくらい可愛がってるのに」
新人Oくん「ごめんなさい。でもこんな事で俺に勝ったと思わないで下さいね」
みかやん。「子猿さんに勝ったくらいで別になんとも思わないよーだ」
新人Oくん「あー!子猿さんって言ったー!やっぱり辞めてやるー!(笑)」
先輩Sさん「うるさいわ!あんたらの喧嘩なんか猿も食わんわ」
新人Oくん「猿って。。。それ禁句っすよ!」
先輩Sさん「はいはい。子猿さんもお姉さん猿さんも静かにしっかり仕事してください」
みかやん。「私まで猿なんですか?」
新人Oくん「あっはっは!お姉さん猿だってー」
先輩Sさん「仕事中やて言うてるやろ!うるさいわ!二人とも負けず嫌いなんはようわかったから、負けず嫌いは仕事に生かしぃや!」
この後、先輩Sさんにこてんぱんに叱られてしまった。
ラブホ奮戦記57日目:新人O君と出勤
2002年11月20日 らぶほ10:00-6:00 8室掃除
昼の職場で三時休みをしていた時、新人Oくんからメールがきた。
O君「緊急事態!自転車盗まれました(T-T)」
みか「まじ?今夜どやって行くの?私の自転車レンタルしよか?」
O君「困りません?またいつ盗まれるかわかんないす今年で3台目す」
みか「私は雪降ったから春まで乗らないよ。Oちゃん困るでしょ?」
と返信したら電話がきた。新人Oくんの3つのバイトを繋ぐ自転車が無いとなると死活問題だ。快く私の自転車を期限付きレンタル移籍する事にした。「今日、実家から荷物が届くので届き次第、遊びに行ってもいいすか?アルゼンチン戦も一緒に観たいし」と言うので家で待っていた。
その後「荷物がまだ届かない」とか「飯食ってから行きます」とか何度も連絡が来て、携帯の着信履歴や受信メールが新人Oくんの名前だらけになった。マメな奴だ。
夫が帰宅して新人Oくんを待つ。到着したのはアルゼンチン戦の後半が始まった頃だった。三人でわいわい試合を見て、試合後はプレステ2のサッカーゲームをしたり、インターネットでサッカーの移籍情報を見たり、ラブホへ出勤するまで結構時間があったので、三人でサッカーの話で盛り上がった。
出勤時間になり夫に「自転車二人乗りして行けば?」と言われて、そうする事にした。華奢な新人Oくんにしっかり掴まって出発した。何故か見送ってくれた夫が後ろで大笑いしていた。新人Oくんと二人乗りして学生時代を思い出した。
なんだか青春してるみたいで気恥ずかしくなった。しかしあまり体重差がないので自転車をこぐ新人Oくんは辛かったに違いない。
ホテルQの近くには同業他店が3軒ある。向学の為にわざわざ他のラブホの前を通って行った。
新人Oくん「豚丼とかカレー出してる所もあるんすね。メイク係が作ってるんすかね」
みかやん。「あっちは外からフロントのおぢさんが丸見えなんだよ。イヤだよね」
新人Oくん「俺だったら金出してこーゆー所へ来るより家で充分すけどね」
mかやん。「世の中には自宅じゃできない事情の人も多いんだよ」
等と話してコンビニで三時のおやつを買ってもなお早めにホテルQへ着いた。
みかやん。「まだ早いからいっぷくしてから入るかい?」
新人Oくん「ここにいたらラブホから出てきた人と思われます」
それもそうだと思って、向かい側の会社の倉庫裏へ行った。
みかやん。「隠れて煙草吸うなんて中学生の頃みたい」
新人Oくん「あっ、Sさんの車です!」
先輩Sさんが到着したので新人OくんとホテルQ横の駐車場へ向かった。丁度、先輩Sさんが車から降りてきた所だったのに、私達が近づく気配を感じると先輩Sさんは何故か車の陰に隠れてしまったので、更に私達も陰の方へ行った。
先輩Sさん「なんや!あんたらやったんかい!ウチはホテルから出てきたアベックや思うて、顔会わせたらならんと隠れたやんか!ビックリするがな!それになんでこんな早い時間にO君がいてるねん?」
新人Oくん「自転車盗まれたんで、みかやんと一緒に来たんです。遠回りしてあっちのホテルとかも見てきたんすけど、それでも早く着いて」
先輩Sさん「あんたらあっちのホテルから来たってーーー」
みかやん。「入ってませんよ!自転車で通りかかっただけです!」
先輩Sさん「だって自転車盗まれた言うたやろ???」
新人Oくん「俺の自転車が家の前で盗まれたんで、みかやんの自転車に二人乗りで来たんです」
先輩Sさん「もう驚かせんといて。同じ班の若い二人に堂々と”ホテルから来た”なんて言われたらオバハン、ビックリするに決まってるやろ!頭の中真っ白になったわ!」
みかやん。「だから”ホテルから来た”なんて言ってませんて!」
ホテルQへ入っても先輩Sさんの興奮がさめず、C班の会う人会う人に「みかやんとO君が自転車に二人乗りして一緒に来てな、てっきりホテルQに来たアベックやと思うたんや。ビックリしとったら”あっちのホテルから来た”言うし、まぁ他店の外回りを見て来た言うけど、今日の飲み物もおやつも一緒やで。そーゆーのラブラブ言うんやないかと思うのはウチだけかいな」と言って回ってる。団地のオバサン状態だ。
新人Oくん「誤解されるような事、言わんといて下さい」
みかやん。「ホンマですわ。かないまへん」
先輩Sさん「なんで揃って大阪弁やねん!ウチもうイヤや〜」
新人Oくん「もうっ、落ちついて下さいよ〜」
みかやん。「どーどーどー」
先輩Sさん「どーどーってなんやの!ウチは馬やないで!あはははは」
仕方なく私と新人Oくんも「ハハハ」と引きつり笑いをしてその場は丸く収まった。こんなに先輩Sさんに騒がれるのなら、私だけでも地下鉄で出勤すりゃ良かった。ドッと疲れた。
昼の職場で三時休みをしていた時、新人Oくんからメールがきた。
O君「緊急事態!自転車盗まれました(T-T)」
みか「まじ?今夜どやって行くの?私の自転車レンタルしよか?」
O君「困りません?またいつ盗まれるかわかんないす今年で3台目す」
みか「私は雪降ったから春まで乗らないよ。Oちゃん困るでしょ?」
と返信したら電話がきた。新人Oくんの3つのバイトを繋ぐ自転車が無いとなると死活問題だ。快く私の自転車を期限付きレンタル移籍する事にした。「今日、実家から荷物が届くので届き次第、遊びに行ってもいいすか?アルゼンチン戦も一緒に観たいし」と言うので家で待っていた。
その後「荷物がまだ届かない」とか「飯食ってから行きます」とか何度も連絡が来て、携帯の着信履歴や受信メールが新人Oくんの名前だらけになった。マメな奴だ。
夫が帰宅して新人Oくんを待つ。到着したのはアルゼンチン戦の後半が始まった頃だった。三人でわいわい試合を見て、試合後はプレステ2のサッカーゲームをしたり、インターネットでサッカーの移籍情報を見たり、ラブホへ出勤するまで結構時間があったので、三人でサッカーの話で盛り上がった。
出勤時間になり夫に「自転車二人乗りして行けば?」と言われて、そうする事にした。華奢な新人Oくんにしっかり掴まって出発した。何故か見送ってくれた夫が後ろで大笑いしていた。新人Oくんと二人乗りして学生時代を思い出した。
なんだか青春してるみたいで気恥ずかしくなった。しかしあまり体重差がないので自転車をこぐ新人Oくんは辛かったに違いない。
ホテルQの近くには同業他店が3軒ある。向学の為にわざわざ他のラブホの前を通って行った。
新人Oくん「豚丼とかカレー出してる所もあるんすね。メイク係が作ってるんすかね」
みかやん。「あっちは外からフロントのおぢさんが丸見えなんだよ。イヤだよね」
新人Oくん「俺だったら金出してこーゆー所へ来るより家で充分すけどね」
mかやん。「世の中には自宅じゃできない事情の人も多いんだよ」
等と話してコンビニで三時のおやつを買ってもなお早めにホテルQへ着いた。
みかやん。「まだ早いからいっぷくしてから入るかい?」
新人Oくん「ここにいたらラブホから出てきた人と思われます」
それもそうだと思って、向かい側の会社の倉庫裏へ行った。
みかやん。「隠れて煙草吸うなんて中学生の頃みたい」
新人Oくん「あっ、Sさんの車です!」
先輩Sさんが到着したので新人OくんとホテルQ横の駐車場へ向かった。丁度、先輩Sさんが車から降りてきた所だったのに、私達が近づく気配を感じると先輩Sさんは何故か車の陰に隠れてしまったので、更に私達も陰の方へ行った。
先輩Sさん「なんや!あんたらやったんかい!ウチはホテルから出てきたアベックや思うて、顔会わせたらならんと隠れたやんか!ビックリするがな!それになんでこんな早い時間にO君がいてるねん?」
新人Oくん「自転車盗まれたんで、みかやんと一緒に来たんです。遠回りしてあっちのホテルとかも見てきたんすけど、それでも早く着いて」
先輩Sさん「あんたらあっちのホテルから来たってーーー」
みかやん。「入ってませんよ!自転車で通りかかっただけです!」
先輩Sさん「だって自転車盗まれた言うたやろ???」
新人Oくん「俺の自転車が家の前で盗まれたんで、みかやんの自転車に二人乗りで来たんです」
先輩Sさん「もう驚かせんといて。同じ班の若い二人に堂々と”ホテルから来た”なんて言われたらオバハン、ビックリするに決まってるやろ!頭の中真っ白になったわ!」
みかやん。「だから”ホテルから来た”なんて言ってませんて!」
ホテルQへ入っても先輩Sさんの興奮がさめず、C班の会う人会う人に「みかやんとO君が自転車に二人乗りして一緒に来てな、てっきりホテルQに来たアベックやと思うたんや。ビックリしとったら”あっちのホテルから来た”言うし、まぁ他店の外回りを見て来た言うけど、今日の飲み物もおやつも一緒やで。そーゆーのラブラブ言うんやないかと思うのはウチだけかいな」と言って回ってる。団地のオバサン状態だ。
新人Oくん「誤解されるような事、言わんといて下さい」
みかやん。「ホンマですわ。かないまへん」
先輩Sさん「なんで揃って大阪弁やねん!ウチもうイヤや〜」
新人Oくん「もうっ、落ちついて下さいよ〜」
みかやん。「どーどーどー」
先輩Sさん「どーどーってなんやの!ウチは馬やないで!あはははは」
仕方なく私と新人Oくんも「ハハハ」と引きつり笑いをしてその場は丸く収まった。こんなに先輩Sさんに騒がれるのなら、私だけでも地下鉄で出勤すりゃ良かった。ドッと疲れた。
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