11:30-18:30 クイックメイク23部屋+ゴミ袋折り

今日はSさん(10代後半・初バイト)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)が早番、Zさん(20代後半・ZARD似)とフロント二宮和也似君、Tさん(同い年・ホテルC出身)と私が遅番の勤務。

フロント二宮和也似君はフロントが忙しければフロントへ戻り、その間はZさんがTさんと私の隊に加わるという変則パターンになった。

昨日はこの上なく凹んでいた私だったが、今日はゴキゲンだ。今夜は辞めたDさんと飲み行くんだもーん♪多少…いや、仕事がどんなに惨烈だろうと、今日は頑張れるのよ!

昨日、無断欠勤をしたらしい(結局、社員さんと連絡がついたのか分からない)フロントX君(20代前半・腰痛持ち)は、普通に出勤していた。

X君には「全くもう!昨日は何やってたのさ?」とでも言って、直で本人から弁明を聞きたかったので、他人からの噂を極力耳に入れないようにしていたが、それでも噂は耳に入ってきて、どうやらX君は昨日は爆睡していたらしい・・・くっ!

それマジすか?心配して損した気分。幻滅したくないのでX君には何も聞かないでおいた。お互い忙しくて今日はX君とろくに話も出来なかったけど、すれ違った時にX君がいつもどおりニコニコしているのを見るとホッとした。

Tさんと私の隊はZさんが加わったり抜けたりで慌ただしかった。三人になれば急がねばならないのに、そんな時に限って陰惨なトラップが待ち受けている。

ベッドを組み終えて「いざ部屋係!急がねば!」と思ったら、足元にティッシュが落ちていた。物凄く急いでいたので、いつになく勇気を出して素手でティッシュを拾ったら、指先にヒンヤリと冷たい感触が伝わってきた。

「ゲッ!濡れてたよ!」と指先の匂いを嗅いだら、私の指先から紛れもない白子臭(精子のかほり)が漂っているではないの。ぐは〜やられた〜!と思っても凹んでいる暇も無い。

次の部屋では風呂係。「さて風呂係!急がねば!」と浴室に足を踏み入れたとたん「ウワアァァアイタタタ!」となった。浴室の床にローションがこぼれていて、それを踏んで思いっきり滑ったが、転倒してなるものか!パンツまで濡れる!と、咄嗟に踏ん張った時に腰を捻った。

急いでいたので「痛い!」とも言ってられない(泣)。

前から思ってたけど、ココに置いてあるローションて透明だからタチが悪いのよね。パックのようなマットな白とか、メンズパックみたいなマットな黒とか、子供の頃に遊んだスライムのような蛍光色とかにしてほしいもんだヮ。

そんなローションを塗りたくった姿を想像すると怖いけど・・・。

そうそう、スライムって手作り出来るそうよ ↓
http://www5.plala.or.jp/mkumagai/slime/slime.html

今時は透明のローションもカラーローションもいろんなのが出てるのよね。

けど、こんなローションはイヤ ↓
http://ksp-shop.net/cgi-bin/view.cgi?id=b11626&;
(ちいさなおこさまは、かならずおとなのひとといっしょにくりっくしてください・大嘘)

こんなのもあり得ませんヮ ↓
http://ksp-shop.net/cgi-bin/view.cgi?id=b11042&;
(ちいさなおこさまは、かならずおとなのひとといっしょにくりっくしてください・大嘘)

ローションに色が付いてた方が良いとは思うけど、妙な香り付きのローションは勘弁してほしいわ。うちのラブホで使われたりしたら臭くて仕事にならないもの。

あ…話が逸れた。

てなわけで、変に急ぐとろくな目に遭わないので少し落ち着いて仕事をしましたとさ。
11:00-18:00 クイックメイク25+ベッド1+リネン折り+セット

今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とSさん(10代後半・初バイト)が遅番、Tさん(同い年・ホテルC出身)とZさん(20代後半・ZARD似)と私が早番の三人勤務。

出勤してモニターを見ると、セット(ハガシ)待ちの部屋が多く、私はセットスタートになった。懸命にセットをするも、思うようにセット済みの部屋が増えず焦った。

私の他に本職のセット要員が3名居るはずなのに、おかしい。イヤな予感がしてきた。

ヨレヨレになってセットを終え、恐る恐る社員さんに「これはどーゆーことか?」と尋ねてみると、うちのフロントX君(20代前半・腰痛持ち)が出勤せず、X君本人から何の連絡も入っていないそうだ。

それは俗に”無断欠勤”というヤツじゃないかっ!

えええ?うち聞いてないよ!信じらんない!有り得ないからっ!と、心の中ではSさん風の大騒ぎをしながらも冷静を装ってベッドメイクを開始した。

いやしかし・・・無断欠勤といえば、元自衛官のP君や大好きだったDさんが無断欠勤の後に退職しているではないか。X君もそうなの?そんなぁ…酷いよ、X君。胸騒ぎがしてならなかった。

X君は先週も普通にニコニコだったし、今やX君とは一番仲良しだと思ってたけど何も聞いてないし…。先週、X君は浴槽の縁を伝って窓を開けようとしていたが、浴槽の縁が泡だらけだった為にへっぴり腰になっていたのが、何とも微笑ましかった。

嗚呼、X君のへっぴり腰が目に浮かぶ(哀)。

私はといえば、今日はタン地獄だった(苦)。

部屋係になれば、テーブルの上に痰…くしゃみや咳をした拍子に飛んだと思われ…。洗面係になれば、小さなプラスチックのゴミ箱の底に痰…洗面ボウルに吐かれた方がまだマシ。風呂係になれば、排水溝の蓋を開けたら濃い〜痰。

風邪の季節とはいえ酷いよ。ますます凹んだ。多分、悲壮感漂いまくり。なんだかもう、TさんやZさんの話も耳に入らない。

仲良しだったDさんやWさん亡き後(死んでないからっ)一番話が合うのはX君なのにね。X君は優しいから私に話を合わせてくれていただけかも知れないけど、それでもニコニコ笑って話を聞いてくれて嬉しかったし楽しかったよ。

つい三ヶ月ぐらい前までは、Dさんが居てWさんも居てホントに楽しかった。ホームシックのような無性に寂しくてもの悲しいような気持ちになってきた。

願いごと一つ叶うなら〜あの頃に戻りたい♪(渡良瀬橋 by森高千里/松浦亜弥)

イカンイカン!泣きたくなってきたじゃないか。まだX君が辞めるとか辞めたとか決まったわけじゃないし、X君と社員さん間で連絡もとれるだろうさ。そして明日、X君は何事もなかったかのように出勤して来るさ。

何もこれほどまでに悲観的になることもない。それに、あのへっぴり腰がX君の最後の姿だなんて思いたくないもの。

次に我が班に入って来る新人さんも、DさんやWさんやX君のようにゴキゲンな人でありますように。。。

La Pausa

2007年2月2日 おでかけ
仕事の帰りにビックカメラで待ち合わせをして、某年下くんとイタメシヤラパウザへ。

http://r.gnavi.co.jp/h061904/

軽くご飯を食べて帰るつもりが、1480円のコースに1280円で2時間の飲み放題を付けてしまった為に、ついつい深酒してしまった。

カシスオレンジやカシスグレープフルーツの”生搾り”があったので、でっかいオレンジやグレープフルーツを搾りながら飲んでたら楽しくて美味しくて、調子に乗って”生搾りテキーラグレープフルーツ”を飲んだら、すっかり酔っぱらった。

グレープフルーツが物凄く大きかったので、テキーラでもそれほど酔わないだろうと思ったのが誤算だった。

今日、頂いたのは”気軽にお得なAコース全7品”。

・とろけるサーモンのマリネ〜サラダ仕立て〜
・千歳産おいしいトマトのカプレーゼ
・生ハムで包んだモッツァレラチーズのフライ
・ボンゴレビアンコ
・ピッツァマルゲリータ
・鶏もも肉のグリル〜ガーリックバター風味〜
・ふんわりティラミス

パスタは、とろとろチーズのポモドーロとボンゴレビアンコから選べるが、今日はボンゴレにしてみた。どれも美味しくて大満足だった。

これが、Bコース全10品になると、パスタにピッツァにニョッキ入りグラタンにガーリックトーストで、Cコース全12品になると更にリゾットが加わる。

そんなに食えるんかい?と思うのは私だけだろうか?
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク20部屋

今日はEさん(60代前半・高見沢俊彦似)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)と私の三人勤務。

我が班には新人が入らない為に三人勤務だが、フロントには社員の男性が入社した。40代前半の真面目そうな、大人しそうな男性だ。今は我が班の時間帯で研修をしているが、ゆくゆくは夜の班のフロントになるらしい。あまり接点は無さそうだ。

Eさんと私はいつもどおり談笑しながら仕事をしていたが、Eさんと愚鈍さん改めUさん間に会話は殆ど無く、私と愚鈍さん改めUさん間でも会話は無い。

先輩であるEさんよりも愚鈍さん改めUさんに気を遣ってしまって、なんだか疲れた。

で・・・。

それが・・・。

その・・・。

日記は2月2日だけど、今日は4月9日なので、この日なにがあったんだか覚えてない(爆)。大したメモも残してなかったので、可もなく不可もなく平凡な一日だったんだと思う。

ZOO KEEPER

2007年2月1日 めもめも
ZOO KEEPER
随分前にきまぱぱ氏に教えて頂いたゲーム”ZOO KEEPER”を未だにやっている。ゲーム系は全然下手だが、結構ムキになるタチだ。

普段は頑張って頑張って3万点ぐらいだが、時々奇跡を起こす。

私はずっとPCでやってたけど、DSにも登場してたのね。
DSでもやってみたいけど、DS持ってない・・・。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク12部屋

今日はSさん(10代後半・初バイト)と私の二人だけの勤務。たった二人だけの勤務だけど、昨日とは違って売り部屋が沢山有ったので余裕だった。

元々強運の私は、いつにも増して部屋の当たりが良く、風呂係になれば風呂ラッキー(風呂未使用)だったり、部屋係になれば洗い物が無かったりでサクサクとベッドメイクが進んだ。

Sさんとも終始にこやかに話をして楽しかった。

普通は風呂&トイレ係と部屋&洗面係を交互にするものなのに、楽しさのあまり話に夢中になって、どちらかが2回連続風呂係をしたり、どちらかが3回連続風呂係をしたことさえも気付かなかったぐらいだ。

つーか、二人ともボケてんじゃないか?って話だよ(爆)

あーあー、Cさんに感化されたせいかどうか知らないけど、私達も老人力がついてきたようだわ。老害かしら〜?組織の健全性が失われていくわ〜。

ともあれ束の間の平和をたっぷりと満喫した。

帰りにSさんが、他班のフロント男性(40代)とそれはそれは親し気に談笑していた。私が入り込む隙などまるで無く、Sさんも普段のツンデレ喫茶ぶりなど微塵も出さずにキャッキャッと小娘のようにはしゃいでいた。

実際、小娘だけど…。

誰に対してもこのぐらい明るく楽しそうにはじけてくれればいいんだけど…。

そうじゃなきゃ折角の若さが勿体ない!

みかやん「そー言えば、あのフロント男性、辞めちゃうんだってね」

Sさん「えーーーっ!うち、好きだったのにーーーっ!」

みかやん「えーーーーっ!?(やっぱり!)」

ここまでハッキリ「好き」と言われると、こっちが照れる。若さって怖いワ。

Sさん「えーーっ!酷い!うち、聞いてないもーん!」

みかやん「他所の班じゃ餞別ってか記念品を贈るのにお金を集めてたらしいよ」

Sさん「えーーーーっ!?信じらんない!ホントなんだ!」

みかやん「今のうちにメアドとかケータイ番号とか知らせておいたら?」

Sさん「知らせてもきっとメールとか来ないもん!きっと電話も貰えないもん!聞いてないけど、あのヒト多分奥さん居るし、うちなんか相手にして貰えないもん!うち…話、通じないし…きっと迷惑!」

みかやん「確か、あの人は独身だよ。若くて可愛いSさんのメアドを教えて貰ったら、嬉しくてウハウハだと思うよ。すぐ連絡来るんじゃないの?」

Sさん「えーーっ!辞めちゃうんだぁ!うち知らなかった!そんなの酷いよー!いつまで居てくれるんだろ?や、ホントなんだろうか?信じらんない!ホント信じらんない!有り得ないからっ!えーーっ!嘘だぁ!」

激しく動揺して私の話なんか聞いちゃいない。

やっぱりSさんて物凄く年上の男性が好きなんだ。そういやフロント渦巻き君ともめっちゃ仲良しだし…、何かあれば「渦巻き君に聞いてみよ♪」とか言ってるし。興味が無い若い男性やオバ連にはツンデレなのね(悲)。

もっと前にSさんの気持ちを知っていたら、何とか間を取り持ったのにねぇ。

Sさんは帰り道で別れるまでギャーギャーと大騒ぎだった。
11:30-18:00 クイックメイク21部屋

今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とSさん(10代後半・初バイト)と私の三人勤務の予定が、フロント可愛い人(同い年・居酒屋勤務)が欠勤した為にSさんがフロント補助係になり、Cさんと私の二人だけの勤務になった。

だけどセット済みの部屋ばかりで殆ど満室の状態で、まるでベッドメイクが追付いていない状態だ。それなのに朝のA班さんが1隊、我がB班も1隊、売り部屋は少ないし、人手は足りないし、先が思いやられる状況だった。

売り部屋が数部屋なのに対して、セット済みの部屋は数十部屋。たった2隊でベッドメイクをしたところで焼け石に水だ。口には出さずとも諦めムードを漂わせていたら、Cさんが立ち上がった。

Cさんは「何とか頑張ってお昼までに最上階の部屋を全部やっつけるべし!そしたら後はラクだべしゃ!アンタは仕事が早いから大丈夫だわ!わちも頑張るから頑張るべし!連れてってや!」と、珍しくやる気満々じゃないか。ええ?

先日の「三人勤務はイヤ」だの「休みたい」だの文句を言っていた婆さんと同じ婆さんとは思えない発言に圧倒された。しかも朝から妙にテンションが高かった。

「お昼までに最上階の部屋を全部やっつけるべし!」と口で言うのは簡単だが、実際、最上階は無駄に広い部屋のオンパレードだし、最強の4P部屋や、ミストサウナ付きの部屋やら、小上がり付きの部屋もあって大変だ。値段の高い部屋に限って荒らされてるもんだし。

それでもCさんは怯まなかった。これが謎の新エネルギー老人力というやつなのか?否、老人力とは老人パワーと違って、力を抜くとか自然に力が抜けるとかいう意味合いやら、忘却力みたいなことだったハズだ・・・そんなことを一人でブツブツと考えていた。

だって、Cさんのテンションの高さについてけなかったんだもん。

ボーッとしながらベッドを組んでいたら、Cさんに「アンタ、ほれ、枕カバーに穴開いてるよ」と声を掛けられ、見てみると穴と言うよりかぎ裂きになっていたので、新しい枕カバーを取りに行った。どっちが老人なのか分からない(爆)。

Cさん「枕カバーに穴って珍しいよね。シーツや包布にはよく有るけどしゃ。なんだべね?」

みかやん「さぁねぇ。お客さんでも噛み切ったんじゃないの?」

Cさん「やーっしゃっしゃっしゃっしゃっ(笑)!良くて良くてお客さんもなんも枕カバーを噛み切ったってかい?しゃはははは!」

みかやん「そうなんじゃないの?」

Cさん「しゃはは!アンタだら言うこといいもね。アンタもX君とホテル行って、なんぼ良くても”ホント無理〜!”とか言って枕カバーを噛み切ったりしたらダメだからね。や〜、アンタと組んだら可笑しくて退屈しないもね〜。ひゃーはっは!」

そんなにウケられてもねぇ。だから、X君にはそーゆー所に誘われてないんだってば!行〜か〜な〜いって。X君から見たら、私なんかも老人の部類なんだってば!フンだ!うわあぁぁぁん!

何とか昼休みまでにCさんが言ってたとおり最上階のセット済みの部屋を全部片付け、萎え萎えだった私の心にも達成感が湧き上がった。

夕方、ベッドを組んでいてシーツに穴が開いているのを発見して、Cさんは「ほれ、ここにも良くて良くて噛み切ってるお客さん居たわ。満足して帰ったんだべさ。良かった。良かった」と、また大爆笑だった。

いつものCさんなら、夕方になったら「疲れた」とか「帰りたい」とか「早帰りにならないべか?」と言って弱音を吐き始めるのに、今日はどうしたんだか。

帰り、Cさんは「わちら今日、頑張ったよね。最上階9部屋やって、昼休み明けから12部屋やったもの、頑張ったわ!アンタのお陰だわ。わちば手伝って疲れたべさ、ほれ、コーラでも飲みなしゃい!」と言ってコーラをご馳走してくれた。

結局、今日はCさんは「疲れた」とは言わなかった。恐るべし老パワーだ。

母から電話

2007年1月29日 つぶやき
実家の母親から電話がきた。

たまに声を聞けると嬉しいが、函館弁のキツさに愕然とする。

母は美原にある某大型スーパーで働き始め、婦人服の販売やレジを担当しているそうだが、うちのCさんと同い年だし思わず「やんや大丈夫なんだべが?」と心配になる。

母は30代の頃、同じスーパーで社員としてバリバリ働いていたが、今や60過ぎだ。60過ぎてレジとか大丈夫なんだろうか?しかもあの母が?客を相手にCさんのようなトンチンカンな受け答えをしてやしないだろうか?と心配でならない。

ともあれ、ボケ防止にはなりそうだし、いつまでも元気でいてほしいから、やっぱり何とか頑張ってもらいたい。

接客や職場の人間関係やら大変だとは思うけど、持ち前の明るさで乗り切ってほしい。私は母から明るさを受け継いで本当に良かったと思っているから。

他に取り柄が無いとも言うケド・・・。

母は「履歴書さ写真貼るったって、太ってぶだみだいにうづってるスナップ写真しか無くて、しゃーないと思って履歴書用の大きさに切ったのさ。したっけ写真のわぐいっぱいに顔だのさ!顔で顔でどもこもなないのさ。わちだら痩せないばどもなないわ!ぎゃははは!やんやキャッツ入ったわ。わちもゆるぐないけど頑張るわ!せばね。ごぎげんよ」と言って豪快に笑っていた。

(訳:履歴書に写真を貼ろうにも、太って豚みたいに写ってるスナップ写真しか無くて、仕方ないと思って履歴書用の大きさに切ったの。そうしたら写真の枠いっぱいに顔なの!顔で顔でどうにもこうにもならないの。私なら痩せないとどうにもならないわ!おほほほほ!あらあら、キャッチホンが入ったわ。私も大変だけど頑張るわ。それじゃあね。御機嫌よう)

心配は要らないようだ。
11:15-18:30 クイックメイク19部屋+セット+セットバッグ作り+4P部屋手伝い+リネン折り

今日は、Tさん(同い年・ホテルC出身)とZさん(20代後半・ZARD似)が早番、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)、Sさん(10代後半・初バイト)と私が遅番の勤務。

遅番で11:30出勤だったのに、Sさんは30分、私は15分早出をしてセット(ハガシ)部隊に加わった。お客様が一斉にお帰りになって、通常のフロント補助係3名ではセットが間に合わない場合など、Sさんや私がセット要員に駆り出される。

否が応でも急がねばならないし、正直言ってベッドメイクをする時より神経を使うし、過酷だし、疲れる。12時にSさんと合流してベッドメイクを開始する頃には二人ともヨレヨレだった。

「うちもう無理!ホント疲れた!今更ベッドメイクなんか出来ないもん!」とだだをこねるSさんを「何言ってんの!トシ私の半分でしょ!」と言って連れ回す。

ベッドメイクをする部屋が無くなったので階下へ降りると、社員さんに「他の班が4P部屋のベッドメイクをしてるんですが、大変なことになっているそうなので手伝いに行って下さい」という指示を受けた。

そうじゃなくてもベッドメイクが大変な4P部屋が大変なこととは、どんだけ大変なんだか…。セットに入ったフロントX君(20代前半・腰痛持ち)が、あまりのことに逃げたとか、別の班のフロント係がゴミの運搬だけで何往復もしたとかいう噂だ。

「うわ〜!大変そう」と思うよりも「見たい!」という衝動に駆られ、Sさんと走って最上階の4P部屋へ。最上階のエレベーターホールには既にゴミがうずたかく積まれていた。

廊下で大量のゴミを抱えたフロント奇麗な人とすれ違うと、奇麗な人は「エレベーター前のゴミ、全部4P部屋のゴミなの。もうゴミだけで何往復して運んだか分かんないぐらい。部屋も酷いわよ」とボヤいていた。噂どおりだ。

部屋へ入ると他の班のお姉様方がベッドメイクをしていて憔悴のご様子。

聞けば、床でグラスが木っ端微塵に割れていて、床に何かが滴ってベタベタで、何故か壁にティッシュが貼り付いていたり、テーブルの原型が分からないほどゴミの山になっていて、部屋全体がゴミ屋敷になっていたそうだ。

思わず「ヤク中か何かですか?」と聞いてしまった。

部屋にはお湯を沸かすための電気ポットが有るが、あろう事かそれに持参したココアと牛乳を入れて沸かしたらしく、沸騰した際にポットからココアが溢れて床に滴り、ココア入りのカップを床に落とした為に床はカップの破片とココアのベタベタで酷い状態になったようだ。

お客様自らこぼれたココアを多少拭き取って下さったようで、床には大量のティッシュが散乱し、壁にもティッシュが貼り付いていたらしい。電気ポットの底はココアが焦げ付いて使い物にならない状態になっていた。

惨い。あまりに惨いが、お客様はどうしてもラブホでココアを飲みたかったようだ。

電気ポットでココアを沸かすという発想は素晴らしいが、行き当たりばったりでやられるとキツい。そーゆーことは家の電気ポットで分量なり所要時間なり、その後のポットの状態なりを実験してから披露してほしいものだ。

やっとの思いで4P部屋の手伝いを終え、階下へ降りるとX君に会った。

みかやん「ちょっと!4P部屋のセットに入って逃げ出したって話でしょ?うちら手伝いに行ってきたんだよ」

X君「や、逃げてないし!アレで2回セットに入ったんだから。アレで!あんまり酷いからフロントへ電話したら”後回しでいい”って指示だったし…指示だったんだから」

みかやん「ええ?アレで?2回も?ホントに酷かったみたいだし実際酷かったよ」

X君「そうでしょう!!!ホントに酷かったんだから…床でグラス割れたり…ゴミでゴミで…もう…ゴミで…」

X君が一番最初に部屋へ入った時は、それはそれは酷い有様だったそうだ。私も第一発見者になりたかった。

それとは別にX君が物凄く興奮しているのにも関わらず「でしょう!」でも「だろう!」でもなく「そうでしょう!」と言ったことに、X君のお育ちの良さや品の良さを感じて無性に感動してしまった。さすがX君、おぼっちゃま育ち!

夕方も忙しく、社員のフロント二宮和也似君がお出ましになり、風呂掃除をして回って下さった。何だか物凄い一日だった。
11:00-18:00 クイックメイク14部屋+待合室掃除+リネン折り

今日は、Sさん(10代後半・初バイト)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)が遅番、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とTさん(同い年・ホテルC出身)、Zさん(20代後半・ZARD似)と私が早番の勤務。

早番の私達は最上階スタートで受難続きだった。最上階は広い部屋や特殊な部屋が多く値段も高いが、荒らされる率も高い。値段の高い部屋に限って荒らされ放題だったりするので、最上階の何部屋かをベッドメイクしたら早くも萎え萎えだった。

最上階最後の部屋は畳敷きの小上がりが有る部屋だった。部屋へ入って一目見てゲンナリするような荒らされ様で、Zさんと「うわ〜!散らかってますねぇ」とか「酷いよね。たった二人でよくもこんなに散らかせるもんだよね」などと言っていたら、男性客が一人で部屋に入ってきた。

突然のことに固まるZさんと私。30代の男性客は「あの…タバコとケータイを忘れました」と言い、狼狽えながら無言で探すZさんと私。Zさんがタバコとケータイを渡すと男性客は多少照れながら帰っていった。

この部屋ではZさんが風呂&トイレ係、私が部屋&洗面係だった。

洗面には得体の知れないモノを飲み食いしたドロドロの食器が山積みで、部屋の荒らされ様もさることながら、お客様がたは風呂でも大はしゃぎだったようで、風呂も飛沫や泡で酷いことになっていた。

Zさんも風呂で苦戦を強いられたが、Zさんが風呂係を終えても私の部屋掃除は終わっておらず、Zさんが手伝ってくれた。

二人で小上がりの掃除を始めると、畳の上が豆だらけになっていた。ココでも部屋にはツマミの豆を用意しているが、その豆ではなくお客様持参のマイ豆が畳にぶちまけられ粉々に砕けていたり、豆の海苔が畳に貼り付いていたり・・・(泣)。

それはもう”嫌がらせ”や”イジメ”レベルの豆地獄だった。

二人で畳の上を這いずり回って豆拾いをしていると、大量の豆や妖しい縮れ毛に紛れてツケマツゲやツケヅメまで出てきて、さすがに呆れてしまった。

みかやん「もーっ!これ、どんだけさ?どーゆー騒ぎさ?ツケマツゲやツケヅメまで取れたら、来た時と帰りは別人じゃないの?節分にもまだ早いっちゅーの!」

Zさん「ツケマツゲにツケヅメってことは相手はかなり若いギャルってことですよね。さっきの男性は30代だしギャル連れてきて、はしゃいじゃったんですね」

みかやん「はしゃぎ過ぎだよ。だいたいさ、男はケータイとかタバコとか忘れないもんだよ。他に大した荷物なんか持って来てないだろうし」

Zさん「舞い上がっちゃったんですね〜。それにしても酷いですよね〜」

みかやん「どうせブサイクなババアどもがベッドメイクしてると思ってこんなに散らかしたんだろうけど、Zさんみたいな若くて奇麗な子も居ると知って驚いただろうさ。さっきの男性も今後は少しは部屋を奇麗に使ってくれるんじゃない?」

Zさん「いえいえ、そんな…私なんか…」

みかやん「いやいや、若くて奇麗なZさんにタバコとケータイを渡されて、恥ずかし〜くなったと思うよ」

全くもう。わざわざマイ豆を持参してバラまいてくれちゃて、これって”豆プレイ”とでも言う新手のプレイですか?しかも、ベッドの上じゃなくて畳の上ですからね。あちこち痛そうだわ〜。

つーか絶対痛いよね?

そりゃ畳や座布団にファンデーションも付着するだろうさ。
そりゃ妖しい縮れ毛も散乱するだろうさ。
そりゃツケマツゲやツケヅメも取れるだろうさ。

よく分からないけど、これもソフトSMの一種ですか。ま、どうでもいいんですけど、特殊なプレイの後は少しだけお片づけしてほしいものですワ。
左側の犬歯も差し歯になるってことで差し歯の為の歯型を取られる。私の天敵である恐怖の歯型だ。

口が小さい上に口の中に食べ物以外のモノを入れるとすぐにオエエェッ!となるが、歯医者さんもその点は心得ていて例によって子供用の歯型を用意してくれて「押さえてますからね〜。頑張って下さいね〜。ゆっくり息をして下さいね〜。は〜い、頑張って下さ〜い」とつきっきりで励ましてくれた。

「頑張って下さい」と言われると俄然頑張れるタチなので何とか頑張った。

てなワケで今日は犬歯の歯型をとって2020円。前回までと合わせて34640円也。
11:30-18:00 本メイク8部屋+クイックメイク8部屋

今日はCさん(60代前半・元看護師)とZさん(20代後半・ZARD似)と私の三人勤務。今回も勤務表上では新人さんを入れて四人勤務だが、新人が入らず三人勤務だった。

先日面接を受けていた男の子が二人とも落選したのか、今日は来なかったけど明日あたりから出勤することになっているのか、定かではなく私達も落ち着かない。

Cさんは「新人が入ってから勤務表を作ればいいべさ!」だの「わちなんか、こないだも三人勤務で今日も三人勤務だよ!」だの「三人勤務ばかりだら慌ただしくて疲れるもの!」「明日も三人なら休みたい!」と朝から文句タラタラだった。

私は風邪気味のところを激しい生理痛に見舞われて絶不調だった。甲状腺ホルモンが低下気味になると月経過多状態で、甲状腺ホルモンが亢進気味になると月経困難状態になる。どっちに転んでも酷い。Cさんはずっとグダグダ言ってたけど、それどころじゃなかった。

それなのにCさんのグズリは時間の経過と共に激化していった。

Cさん「わち明日、やっぱり休もうかと思って」

みかやん「あらら。体調悪いの?大丈夫?」

Cさん「こないだも三人勤務、今日も三人、明日も三人だら疲れるもの!三人ばっかりやってられないべさ!わちなんかヘトヘトだよ!(何か知らないけどキレてる)」

みかやん「はあぁ?疲れるから?そんな理由で休むの?なんぼパートでも、それじゃあまりに無責任だべさ。昨年は月に22日も働いてた人が言うセリフじゃないよ。いったいどーしちゃったのさ?朝から様子が変だよ」

Cさん「・・・明日、みかやんもEさんも休みだもの、新人が入ったらわちが教えないばなんないべさ!」

みかやん「教えればいいべさ!Cさんが教わったとおり、普段やってるとおりを伝えればいいだけでしょ!」

Cさん「わちなんか年寄りだもの!教わる方だってイヤだべさ!」

みかやん「そーゆー問題でないべさ!何、言ってんの!」

つーかアンタ、勝手に仕事をアレンジして自分の好きなようにやってるから、基本的なやり方をすっかり忘れてしまったんでしょ?アンタがそんなだから頭の足りない愚鈍さん改めUさんが真似して、新人に滅茶苦茶な仕事を教えたりするんだよ!

朝から「三人勤務は疲れる」だ「明日は休みたい」だとグチャグチャ言ってると思ったら、新人指導をしたくないだけじゃん。おまけに都合が悪くなると年寄りになるんだから。

・・・と言おうとして止めた。喧嘩になる。都合悪くなると年寄りになるのは私も同じだし(苦笑)。

全くもう、困った婆さんだよ!と思いながらトイレの蓋を開けて倒れそうになった。便器の中が一面、ミートソースでコーティングされたようになっていた。しかも心無しか酸っぱい匂いがするような感じ・・・もしかしてゲ□っすか?久々に怯んだ。

Zさん「どうかしたんですか?」

みかやん「う〜ん。スパゲティ・ミートゲ□?」

Zさん「えーっ!そんなぁ!うわっ!ダメ!貰いゲ□しそうです〜」

みかやん「や…フロントの人が客の食べ残しを捨てただけかも知れないし。でも何か酸っぱい匂いがするんだよね」

Zさん「フロントの人だって、何かをトイレに捨ててもちゃんと水を流しますよね?ってことは???うわ〜〜〜」

この部屋を出ると、入れ替わりにフロント可愛い人が点検に入ろうとしたので、恐る恐るこの部屋のセットをしたのか聞いてみると…。

「あぁアレ!ミートソースじゃなくて”38”の味噌ラーメンなのさ。コッテリしてるから水を流しながらスープを捨てても、流れきれなくてトイレに残ったりするんだよね。ゴメンね〜」

とのことだ。泊まり客が昨夜食べたラーメンが、暖かい部屋で半日以上も放置され、閉め切ったトイレに残っていた為に、若干酸っぱい匂いがしてきたらしいが、ゲ□じゃなくて良かった。

しかしまぁ、便器にハンパ無〜くついた油の量、ミートソースと見まごう色具合は、いかにも”高カロリー”な感じだった。ダイエット中なので暫く味噌ラーメンは控えよう。というか、ゲ□を連想してしまうので、暫くミートソースと味噌ラーメンは食べられそうもない。
ラブホ329日目:柚子
11:30-18:00 本メイク3部屋+クイックメイク12部屋

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)、Sさん(10代後半・初バイト)と私の勤務。

最上階のミストサウナ付きの部屋からスタートとなりイヤな予感はしたが、案の定ミストサウナは使われていて、コーヒーカップには柚子版マーマレードがベッタリと付着していた。

出ばなをくじかれSさんは早くも不機嫌な様子。

柚子版マーマレードは通称「柚子ちゃん」だが正式名はユジャロンで、お湯で薄めて飲んで良し、水で薄めて飲んで良し、そのままマーマーレードとしてパンやクラッカーに付けて食べて良しという優れモノで各部屋に置いてある。

柚子ちゃんが自宅に有る分には重宝すると思うが、ベッドメイク係には厄介なシロモノだったりする。

カップの飲み残しが乾いてベタベタすることこの上ないし、水で流せば残った皮が排水溝に詰まったりもする。そんなモノをテーブルの上やベッドの枕元にこぼされた日にゃベタベタノイローゼになるっつーの。

そこへフロント可愛い人がコンビニボックスの補充に現れた。私がまずフロント可愛い人に「お疲れ様です」と声をかけた。続いてSさんもフロント可愛い人に「お疲れ様です」と言うものだと思っていたら、Sさんは私に「はい。お疲れ様です」と言ってきた。

なぜ私に?

しかも、いつにもまして無愛想で吐き捨てるような言い方。フロント可愛い人もショックを隠せないようで「Sさん、私に対して何か起こってる?(違うよね?)」と、すがるような目で見たのにも関わらず、Sさんは「いえ普通です」とまた吐き捨てた。

Sさん、既にお疲れのようだ。完全に柚子ちゃんにやられたらしい。

昼休みにこのことをそのままEさんに伝えた。

みかやん「というワケでSさんがまたツンデレ喫茶の子になってたんで、フロント可愛い人がお気の毒な状態だったんですよ」

Sさん「うちは普通なんですよ!ところでツンデレ喫茶って何なんですか?」

Eさん「こないだダウンタウンのテレビでやってたよね。”いらっしゃいませ”じゃなくて”何しに来たの?”ってお客さんを睨んだりする喫茶店でしょ?」

みかやん「まさにそれですよ。注文の飲み物を届けて”ごゆっくりどうぞ”じゃなくて”とっとと飲んでさっさと帰れば?”みたいに言うんですよね」

Eさん「メニューをテーブルに叩き付けるように出したりね」

みかやん「客のオムライスにケチャップを一瓶丸ごとかけたり…嫌がらせですよね」

Sさん「うち、そんなこと出来ないですよ!」

みかやん「や、Sさんなら大丈夫。出来てるから。即転職出来るよ(笑)」

Eさん「普段どおりにしてればいいんだもの。Sさんにはラクな仕事だわ(笑)」

Sさん「出来ませんて!そんなことしてたら、うちに友達居なくなります!」

みかやん「いやいや、そーゆー仕事なんだもの。Sさんなら即戦力になってツンデレ喫茶でも喜ばれると思うよ(笑)」

Eさん「Sさんならココよりツンデレ喫茶で働いたほうが稼げるわ。あっと言う間に 店のナンバーワンだよ、きっと(笑)」

Sさん「そんなのうちじゃないですよ!出来ないもん!もーー!」

Eさん「出来てるんだってば(笑)」

みかやん「しかも完璧ですよね(笑)」

ここまで言ったら、Sさんも少しは笑顔で明るい声で挨拶が出来るようになるんじゃないかと思ったり。今のまま、無表情で無愛想に「お疲れ様です」じゃ、言われた方もキツい。折角若いんだからもっと溌剌としていてほしいもの。

つーか、よく考えたらSさんは柚子ちゃんにやられてもやられなくてもツンデレ喫茶状態だったと思う。
11:30-18:00 本メイク4+クイックメイク19部屋

今日はEさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)と私の三人勤務。勤務表上では新人も入れて4人勤務になっているが、新人が入らず結局は三人勤務だ。

度々面接は行われているものの新人が入ってこない。焦って妙な人を入れられるよりも、厳選して頂けた方が有り難いというものだ。今日も24歳のビシッとスーツを着た男性と、ジーンズ姿の20歳の男の子が面接に来ていた。

何度も書くけど、オバばかり集まるとどうも人間関係がギスギスしてくるが、若い男の子が加わることでかなり緩和される。オバ連だって若い男の子には甘いし、若い男の子は仕事を覚えるのに時間がかかったとしても、その後人間関係で問題を起こすような子は殆どいない。

うちの現役お嬢ちゃん達や、その昔お嬢ちゃんだった人達を食い荒らすような男の子なら話は別だけど(汗)うちのCさんが食われるようなこともないだろうし(滝汗)。

そのCさんは、今迄スッピンに坊主頭で爺さんと間違われることもあったが、年明けからずっと奇麗にお化粧をして出勤している。どうやらCさんは、他班のフロント男性(50代前半)に恋してしまったようだ。

私達には痩せ衰えたイジリー岡田にしか見えない男性(失敬)をCさんは照れることもなく「いい男だ」とか「男前だ」とか「別に付き合わなくても茶飲み友達になりたいわ」と言っている。

Cさんが本気と書いてマジと読む状態なのであれば、私達も総力を挙げて応援しなければ。

出動して暫く経ってから4P部屋が空いた。いつもなら頑なに4P部屋のベッドメイクを拒むEさんだが、今回は三人勤務なので二人でベッドメイクするよりはラクってことで渋々4P部屋へ行くことになった。

ベッドが2つ有る4P部屋を優雅に二人で利用されている場合もあるが、今回は食器が4人分、スリッパが4人分あったことなどから、きっちりと4人で利用されていたようだ。その分、散らかり方も激しい。

みかやん「あーあー。4人で使ったんだね」

Cさん「え?この部屋、4人も入れるの?」

Eさん&みかやん「入れるべさ!」

Cさん「まっさか!そしたらやりたいこともやられないべさ!」

みかやん「それでもやりたい人は、やるんだべさ」

Cさん「したって、向こうのベッドから丸見えだべさ!」

Eさん「それがいいんだべさ」

Cさん「まっさか!どーゆーの!?まっさか!どーこに・・・」

Cさんたら今の今まで4P部屋に4人で入れるって知らなかっただなんて。何の為にベッドが2つ有ると思ってたんだか。以前、私が苦心して解説した”コスプレ”のことも、Cさんは未だにちゃんと理解していないようだし・・・。

ラブホ勤めでありながらコスプレも4Pも分からないだなんて…にわかに信じ難い話だが、どうして?と言われてもこれがCさんなのだから(哀)だ。熱心にコスプレや4Pについて説明したところで、私個人の趣味嗜好と思われるのがオチだったりもする。

面倒だし、あまりにも今更なので、今度Cさんに4Pのことを尋ねられたら・・・。

「4Pってのは、マーケティング・ミックスのために用いられるマーケティング・ツールを大きく4つに分けたもので、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つだよ。標的市場から自社が望む反応を引き出すために、マーケターはこれらのツールを効果的に組合せる必要があってね…」

・・・とでも言ってはぐらかそう。

間違いではないから。「ふーん。そうだの。マーケティング用語だの」と納得されたら怖いケド。
甲状腺機能亢進症の甲状腺ホルモン合成抑制剤メルカゾールと、甲状腺機能低下症の甲状腺ホルモンを補うチラーヂンという薬を飲むことになった。

一昔前なら「バセドウ病患者にチラージンを処方するなんて、とんでもない!」って話になったらしいけど、メルカゾールを1〜2錠に減量すると 甲状腺ホルモンが高くなる人や、私のようにメルカゾールが効きすぎて 甲状腺機能低下症になる場合は効果的だそうだ。

で、今日からはメルカゾールが1日4錠から1日2錠になり、同時にチラーヂンを1日1錠飲んで様子をみることになった。私にとっては甲状腺機能亢進症の症状より甲状腺機能低下症の症状の方がキツいので「チラーヂンさん早く効いてね」と祈るような気持ちだ。

※前々回→前回の血液検査の結果

TSH 26.4→49.9 (基準値 0.4〜4.0)×上がり過ぎ
FT4 0.3→0.3 (基準値 0.8〜1.9)×下がり過ぎ
FT3 1.0→--- (基準値 2.2〜4.1)記録無し
TSHレセプター抗体 52.4→46.8 (基準値 10以下)

※今日のメニュー

・採血
・前回の血液検査結果発表
・メルカゾール 1日2錠×28日分
・ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒医療用淡灰褐 1日2包×28日分
・リピトール錠10mg 1日1錠×28日
・チラーヂン 1日1錠×28日分
計 7310円

※前回までの34310円と合わせて41620円也
※本記事には公開当初、不適切な表現がありました。深くお詫び申し上げます。

11:30-18:30 クイックメイク16部屋+リネン折り+ダスター上げ

今日は、Tさん(同い年・ホテルC出身)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)が早番、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(10代後半・初バイト)、Cさん(60代前半・元看護師)と私が遅番の勤務。

今回はCさんが私に例の話を振ってきた。

Cさん「愚鈍さん改めUさんだら、また始まったもね。Eさんも”何も知らない新人にやり直しが無いって自慢するならともかく、今更SさんやTさん相手にホラ吹く”って呆れてたわ。先輩相手によく言うよ。結局またSさんやTさんをバカにして、自分の方が上だ!って言いたいんだべさ。悪い癖だもね」

みかやん「癖って言うか…(一緒に悪口を言うと止まらなくなりそうなので軽く切り返す)Sさんは”悪霊の仕業だ”って言ってたよ」

Cさん「ひゃははは!悪霊だとさ!一番いいわ!したらオフダ貼ってやんないばなんないべさ!」

Cさんは”悪霊”という言葉でツボにハマり、私は”オフダ”でツボにハマり、二人して大笑いした後、やはり「あ〜あ〜」とため息をついてしまった。

みかやん「ところで、この部屋、なんか臭くない?」

Cさん「何の匂いだの?わち、鼻悪いからね」

みかやん「アシガ臭(ワキガの足版)って言うか何だろ?」

Cさんが浴室へ向かった後で部屋を見回すと、テーブルの下にフロント陣がセット(ハガシ)の時に回収し忘れたゴミ袋が有り、その中にオカメの顔が描かれた納豆のパックが入っていた。

みかやん「臭いと思ったら、カラになった納豆のパックだったわ」

Cさん「なして納豆だの!ラブホテルで納豆ってことあるかい?」

さっき”悪霊で”ツボにハマったばかりのCさんは”納豆”でもツボにハマり、ずっとヒーヒー言いながら笑ってるのが浴室でこだましていた。それはそれでうるさいんだけど、明るく笑いながら働けるって幸せなことよね。

夕方、フロントイケメン君がセット中の部屋に入った。ベッドを剥がすのを手伝うと、シーツがベットリと濡れていて、シーツの下のおねしょマットには大きな血のシミがついて日の丸状態になっていた。

この仕事をしていて男性と一緒に血の惨状を目撃してしまった場合、同じ女性として私が申し訳ないような気持ちになってしまう。

みかやん「おおお!なんてことでしょう!」

イケメン君「俺、血は気にならないんすよね」

みかやん「この手の血は苦手って男性が多くないすか?」

イケメン君「事前と最中は全く気にならないけど、事後に血で赤く染まった自分のを見ると萎えるっつーか、や…事後だから既に萎えてるし・・・(苦笑)」

Cさん&みかやん「?????」

真面目なイケメン君のことだから、仕事に絡んだ話だとばかり思って聞いていたのに、イケメン君たらなんてことを(照)!

あたしゃ「この手の血は苦手って男性が多くないすか?」と聞いたんであって、生理中のセックスにおけるイケメン君の赤チソについてを質問したわけじゃないですからね。イケメン君の萎えた赤チソなんか想像したくないもの。

と言いながらも、萎えた赤チソが思いっきり目に浮かんできて「コレ、誰の赤チソだろう?」と考えてしまう自分がイヤだわ。

そうじゃなくて!

もしかして笑うところだったんだろうか?私ったら予想外の話の展開に動揺して笑ってあげられなかった。そういや、部屋を出る時のイケメン君の後ろ姿がどこか寂し気だった。折角イケメン君が自分を晒してフレンドリーに振る舞ってくれたのに、迂闊だった。

そこまで晒してくれなくても良かった気もするんだけど・・・。

イケメン君が部屋を出た後、Cさんが「何だって?」と通訳を求めてきた。

けど、この手の話の通訳は前回の、
”フェラチオ事件(http://diarynote.jp/d/26700/20061221.html)”
で懲りているので、適当に誤摩化した。

Cさん、イケメン君、ごめんなさい!あたしゃまだまだ修行が足りません。
※本記事には公開当初、不適切な表現がありました。深くお詫び申し上げます。

11:30-18:30 クイックメイク26部屋+ベッドのみ1

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)、Zさん(20代後半・ZARD似)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)が早番、Sさん(10代後半・初バイト)と私が遅番の勤務。

1部屋目でベッドを組みながらSさんに昨日の話を聞いてみた。

みかやん「愚鈍さん改めUさんの風呂やり直し云々の話、聞いた?」

Sさん「はい。みんなからも聞いたし、本人が言ってるのも聞きました」

みかやん「それ聞いた時、どう思った?」

Sさん「う〜ん。”悪霊退散!”ってやつ?」

みかやん「あはは!悪霊が憑依してたってことかい?うちらも昨日は大笑いしたあと、ざわわわわ〜(寒)ってなったもの」

Sさん「うちも、ざわわざわわby森山良子みたいな…」

みかやん「うちらも、ざわわざわわin沖縄みたいな…」

Sさんと二人で力無く笑った。

2部屋目で風呂係のSさんが片手に水切りワイパーを持って、洗面係の私に「スミマセン!さっき部屋係の時にワイパーを持ってくるのを忘れたことに気付いたんです。スミマセン!」と声をかけてきた。

みかやん「や…手に持ってんのがワイパーでないの?」

Sさん「うわー!間違った!ワイパーじゃなくてバイオ(部屋用洗剤)!」

続いて、3部屋目で洗面係になったSさんが、食器洗い用のスポンジに風呂用洗剤をかけているのを目撃してしまった。

みかやん「えーーーっ!?」

Sさん「うわー!また間違った!うち、さっきから何してるんだろ?うち、もうダメかも!こんなの有り得ないもん!」

みかやん「きっと悪霊の仕業なんだよ。気にするんじゃない」

Sさん「うわーっ!うちがby森山良子になってる。イヤだーっ!」

みかやん「確かに若干in沖縄だよね」

しっかり者の私達(?)が何かやらかしてしまった時は、悪霊の仕業ってことで。

夕方、部屋係の時にフロントから連絡が入った。「お客様が本の忘れ物を取りに戻るので、お見えになったら本2冊をみかやんスマイルで手渡して下さい」とのことだ。

前回のように若いカップルにバイブを取りに来られた日にゃ照れてフニャフニャにもなるけど、本ならどーってことはない。特にエログロい本でもなさそうだ。

つーか、そんなに大切な本なら、こんな所に持ってきちゃダメよね…と思いながら手に取ると、図書館のシールが貼られた”帰化手続きの本”だった。

図書館で借りた本なら返さなきゃね。帰化ってことは外国人の方が取りに来られるのよ。そういえば昔、ジャパゆきさんなんて言葉があったワ…等とワクワクしながら社員さんに言われたとおりみかやんスマイルで待っていたのに、取りに来たのはフロントイケメン君だった。

お客様が館内を彷徨ってらっしゃる姿がモニターに映っていたので、イケメン君が本を届けて下さるそうだ。どんな外国人の方が取りに来られるか密かに楽しみにしてたのに、残念。

その間、Sさんはお客様が取りに来られるってことで、戸を閉めきり息をひそめて風呂に隠れていた。暫く放置していようかとも思ったが(笑)一応「もういいよ」と声をかけた。

その後、Sさんは悪霊に取り憑かれるようなことはなかったけど、愚鈍さん改めUさんの為にも、近いうちに陰陽師的な方でも連れて来なければならないだろうか?

なんだかんだいって26部屋ものベッドメイクをした。1月中はまだまだ忙しいかも。
11:30-18:00 本メイク6部屋+クイックメイク7部屋+風呂のみ2

今日はTさん(同い年・ホテルC出身)とZさん(20代後半・ZARD似)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の勤務。

「ひょっとして愚鈍さんて普通の人なのかも?」と思っていた矢先に、とんでもない話を聞いてしまった。で、昨日のTさんと愚鈍さんの話。

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愚鈍さん「私ね、お風呂のやり直しをしたことがないの。みんなは有るんだけど、私は無いの」

Tさん「え・・・(ポカーン)?あ…そーお。凄いねぇ(子供にものを言うような感じ)。注意されたこともないの?」

愚鈍さん「うん。注意されたこともないの。みんなは”フロントの人が厳しい”って言うけど、私は注意されたこともないから分からないの」

Tさん「は・・・(仰天)。へ…へえぇ、愚鈍さんて凄いねぇ(バカにものを言うような感じ)」

愚鈍さん「うん♪」

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愚鈍さんがCさんの次にやり直しや注意を多く受けているというのは周知の事実だ。私も愚鈍さんの風呂やり直しに何回か立ち会ったことが有る。Eさんも、あまりのことに驚いて「あの人、そんなこと言ってるんだ…」と苦笑していた。

私も驚いて「ちょ、ちょっと!渦巻き君!今の話、聞いた?」と振ったら、普段はポーカーフェイスのフロント渦巻き君が、今迄見たこともないような表情で顔を真っ赤にして大笑いし始めた。

渦巻き君はつい先日「愚鈍さんに注意するの、もうウンザリです」みたいなことを言っていたばかりだ。みんなもつられて笑ったが、ひとしきり笑ったあと怖くなった。愚鈍さんたら今更なにを言い出すやらだ。

愚鈍さんていったい何者なんだろう?認知症?アルツハイマー?サイコパス?健忘症?多重人格?躁鬱病?自閉症?虚言癖?知○遅れ?いずれにせよ、うちらド素人がケア出来るような病ではない。

しかも愚鈍さんの場合は良くなったり(かなり普通の人に近い状態)悪くなったりを繰り返しながら、病状は確実に悪化しているようだ。

休憩室でも1時間まるっきり無言だったり、かと思えば物凄い勢いとオバサンパワー全開で大声で喋り倒したり。それはもう「人間だもの」というレベルではない。愚鈍さんをよ〜く見ていたら、常軌を逸した狂気を感じない人の方がおかしいと思う。

愚鈍さんの言動を一般人の言動の範疇として捉えてしまえば、ムカつくし仰天もする。愚鈍さんは悪くない、病気のせい…と思って諦めよう。

Eさんも私もすっかり脱力してしまい、仕事にならなかった。
今日も、犬歯の根の治療と歯茎の炎症の治療をして頂いて1990円。

前回までと合わせて32620円也。
貴重な女友達の○南ちゃんと、パキスタンカレーBOSCOへ。家の周りをスープカレー屋さんで包囲されているけどBOSCOが一番好きかも。

どこがどうパキスタンなのかは分からないけど、スープカレーとルーのカレーの中間な感じとガーリック風味のサフランライスが良く合う。

いつもスープカレー屋さんへ行くと、辛さの段階を何番にして良いか分からず延々と悩むところだが、この店には辛さの段階が無く、それでいて辛いカレーは拷問と思っている私でも食べられるし、辛いカレーが好きな友人にも好評の味だ。

○南ちゃんと会うのは約1年ぶり。最近は「お久しぶり」な友人とバッタリ会ったり、連絡がきたり、ご飯に誘ってもらったりして、嬉しいやら懐かしいやら。このババアを思い出して頂いて、メシに誘って頂いて、有り難いことだと思う。

ずっとバイトの掛け持ちをしてきて、リアル友人達ともなかなか会えないのが当たり前のようになっていたけど、今はかなり時間的な余裕が有るハズなのに、何も出来ていなかった。

休養と称したダラダラと過ごす時間を増やすばかりでなく、今日みたいに充実した時間を増やせるよう努力していこう。

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