ラブホ奮闘記14日目:ナプキン地獄
2002年9月14日 らぶほ10:00-9:00 11室掃除
先輩Hさんと先輩Sさんとの三人勤務。2人ともベテランなので安心だ。
巷の皆さんは今日から3連休らしいが、私にゃ関係ない(哀)。控え室のモニターを見ると★マークが泊まり、■マークが休憩になっているが殆ど★マークだった。しかも既に満室で、午後7時〜午前1時のC班は34部屋の掃除をしていた。もの凄い回転率だ。自分がC班じゃなくて良かったと思った。
先輩Sさん「C班は大変やけど、お客さんはみんな泊まりやからウチらは暇やでぇ」
先輩Hさん「明日は日曜だから6時前に帰るお客さんは少ないよ。明日は9時帰りだね」
ヨレヨレになって帰るC班のメンバーを見送って、我々はのんびりとスタートした。
1室目でベッド係になった先輩Hさんが「やられた!」と叫んだ。いつものようにベッドカバーを剥がし、掛け布団カバーを剥がそうとしたら、布団カバーの裾に、ずっしり重い使用済みナイト用ナプキンが貼り付いていたそうだ。
恐る恐るシーツを見ると殺人現場のような血の海になっていた。発見が早かったので、おねしょマットの漂白と洗濯だけで済んだ。シーツは”血液”と書いた付箋をしてリネン屋さん行きだ。
2室目でベッド係になった先輩Sさんが「ココも生理や!」と叫んだ。ベッドの枕元に使用済みナプキンがあった。1室目より軽量で普通の日用ナプキンだった。掛け布団を剥がすと、こちらはバスタオルを敷いていてくれたので、被害はバスタオルだけだった。これも”血液”と書いた付箋をしてリネン屋さん行き。
4室目でまた先輩Hさんが「また生理だよ」と叫んだ。ベッドの横のゴミ箱にナイト用ナプキンが捨てられていたので、布団を剥がすとベッド右端にべっとりと血のシミ。
おねしょマットから外れた場所なので、ベッドパッドにも被害が及んだ為、先輩Hさんは汚れたベッドパッドを担いで控え室へ運んで、代わりのベッドパッドと交換した。掃除終了後、控え室で漂白剤付き歯ブラシを片手に小一時間、シミ取り作業をした。これもシーツには”血液”と書いてリネン屋さん行き。
8室目でトイレタンクの上に置かれた使用済みナプキンを発見した私は、慌ててベッドへ走った。ベッド係は先輩Sさんだった。ベッドを確認すると綺麗なものだった。先輩Sさんと、お風呂係の先輩Hさんの所へ行ってみると、先輩Hさんは「現場はココだわ」と、お風呂用足マットに付いた血と、その傍に置かれた使用済みナプキンと、浴槽の横に付いた血を見せてくれた。お風呂用足マットに”血液”と書いた付箋をしてリネン屋さんへ出す。
午前3時のおやつを食べながら、先輩Hさんがブチ切れてしまった。
先輩Hさん「ったくもう!女だったらナプキンくらい、ティッシュで包んで捨てるとかしろって!血のついたシーツは布団をかけて隠してるのに、なんでナプキンはむき出しなの?」
先輩Sさん「さすがHさんや!怒るポイントが違うがな。まぁシーツ類はリネン屋さん行きやし、血のシミ取りかて仕事やからなぁ。でもウチは不幸中の幸いやったでぇ。タオルを敷いてやっとってくれた。よう出来たお客さんや」
先輩Hさん「不思議と1室目の受難が、その日ずっと尾をひくんだよね。私は今日はナプキン地獄だわ」
先輩Sさん「みかやんもホンマこんなに毎日、血を見る仕事だと思わんかったやろ?」
みかやん。「今回は連休なので、ずっと前から”連休の時ラブホに泊まりに行こうね♪”とか約束してたのに生理になって、でもせっかくだから来ちゃったんじゃないですかねぇ」
先輩Hさん「気持ちはわかるけど、トイレには汚物入れがあるし、ベッドの横にもゴミ箱があるんだから、ナプキンくらい、ちゃんと捨ててくれって。うちの娘もあんな風に、これ見よがしにナプキンを放置して帰るような娘に育ってたらどうしよう?と思うと、胸が痛むのさ」
先輩Sさん「まぁ飾るもんでもないし、見せびらかされても困るわなぁ。Hさんとこのお嬢さんは心配あらへんて!」
10室目で最後のベッド係だった先輩Hさんは、ベッド横のゴミ箱の中のナプキンを見て、ちょっと安心していた。しかしこの部屋は、あらゆる物が血染めになっていた。
今日のリネン屋さん行き別便(シミ付き):シーツ3、バスタオル4、足マット1、バスローブ2、掛け布団カバー1、枕カバー1、フェイスタオル1。リネン屋さん、ご苦労様です。
先輩Hさんと先輩Sさんとの三人勤務。2人ともベテランなので安心だ。
巷の皆さんは今日から3連休らしいが、私にゃ関係ない(哀)。控え室のモニターを見ると★マークが泊まり、■マークが休憩になっているが殆ど★マークだった。しかも既に満室で、午後7時〜午前1時のC班は34部屋の掃除をしていた。もの凄い回転率だ。自分がC班じゃなくて良かったと思った。
先輩Sさん「C班は大変やけど、お客さんはみんな泊まりやからウチらは暇やでぇ」
先輩Hさん「明日は日曜だから6時前に帰るお客さんは少ないよ。明日は9時帰りだね」
ヨレヨレになって帰るC班のメンバーを見送って、我々はのんびりとスタートした。
1室目でベッド係になった先輩Hさんが「やられた!」と叫んだ。いつものようにベッドカバーを剥がし、掛け布団カバーを剥がそうとしたら、布団カバーの裾に、ずっしり重い使用済みナイト用ナプキンが貼り付いていたそうだ。
恐る恐るシーツを見ると殺人現場のような血の海になっていた。発見が早かったので、おねしょマットの漂白と洗濯だけで済んだ。シーツは”血液”と書いた付箋をしてリネン屋さん行きだ。
2室目でベッド係になった先輩Sさんが「ココも生理や!」と叫んだ。ベッドの枕元に使用済みナプキンがあった。1室目より軽量で普通の日用ナプキンだった。掛け布団を剥がすと、こちらはバスタオルを敷いていてくれたので、被害はバスタオルだけだった。これも”血液”と書いた付箋をしてリネン屋さん行き。
4室目でまた先輩Hさんが「また生理だよ」と叫んだ。ベッドの横のゴミ箱にナイト用ナプキンが捨てられていたので、布団を剥がすとベッド右端にべっとりと血のシミ。
おねしょマットから外れた場所なので、ベッドパッドにも被害が及んだ為、先輩Hさんは汚れたベッドパッドを担いで控え室へ運んで、代わりのベッドパッドと交換した。掃除終了後、控え室で漂白剤付き歯ブラシを片手に小一時間、シミ取り作業をした。これもシーツには”血液”と書いてリネン屋さん行き。
8室目でトイレタンクの上に置かれた使用済みナプキンを発見した私は、慌ててベッドへ走った。ベッド係は先輩Sさんだった。ベッドを確認すると綺麗なものだった。先輩Sさんと、お風呂係の先輩Hさんの所へ行ってみると、先輩Hさんは「現場はココだわ」と、お風呂用足マットに付いた血と、その傍に置かれた使用済みナプキンと、浴槽の横に付いた血を見せてくれた。お風呂用足マットに”血液”と書いた付箋をしてリネン屋さんへ出す。
午前3時のおやつを食べながら、先輩Hさんがブチ切れてしまった。
先輩Hさん「ったくもう!女だったらナプキンくらい、ティッシュで包んで捨てるとかしろって!血のついたシーツは布団をかけて隠してるのに、なんでナプキンはむき出しなの?」
先輩Sさん「さすがHさんや!怒るポイントが違うがな。まぁシーツ類はリネン屋さん行きやし、血のシミ取りかて仕事やからなぁ。でもウチは不幸中の幸いやったでぇ。タオルを敷いてやっとってくれた。よう出来たお客さんや」
先輩Hさん「不思議と1室目の受難が、その日ずっと尾をひくんだよね。私は今日はナプキン地獄だわ」
先輩Sさん「みかやんもホンマこんなに毎日、血を見る仕事だと思わんかったやろ?」
みかやん。「今回は連休なので、ずっと前から”連休の時ラブホに泊まりに行こうね♪”とか約束してたのに生理になって、でもせっかくだから来ちゃったんじゃないですかねぇ」
先輩Hさん「気持ちはわかるけど、トイレには汚物入れがあるし、ベッドの横にもゴミ箱があるんだから、ナプキンくらい、ちゃんと捨ててくれって。うちの娘もあんな風に、これ見よがしにナプキンを放置して帰るような娘に育ってたらどうしよう?と思うと、胸が痛むのさ」
先輩Sさん「まぁ飾るもんでもないし、見せびらかされても困るわなぁ。Hさんとこのお嬢さんは心配あらへんて!」
10室目で最後のベッド係だった先輩Hさんは、ベッド横のゴミ箱の中のナプキンを見て、ちょっと安心していた。しかしこの部屋は、あらゆる物が血染めになっていた。
今日のリネン屋さん行き別便(シミ付き):シーツ3、バスタオル4、足マット1、バスローブ2、掛け布団カバー1、枕カバー1、フェイスタオル1。リネン屋さん、ご苦労様です。
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