ラブホ奮戦記31日目:ストーカーの恐怖
2002年10月9日 らぶほ10:00-6:00 14室掃除
今日は先輩Nさん抜きの4人勤務。新人Oくんは今日も朝から土方の仕事と、夕方からの工場の仕事をしてからホテルQへ来てヨレヨレだった。新人Oくんの為にも忙しくなきゃいいな〜と思っても、そうはいかない。
午後1時。控え室のモニターの222号室が入室状態になり、お客さんが部屋に入った時の曲が流れた。何故かその直後に同じ部屋が退室状態となり、お客さんが部屋を出た時の曲が流れた。何をやっとるんだ!と思っていたら再度、入室状態になったり退室状態になったりで、モニターの故障か?とリーダーHさんがフロントへ電話を入れてみた。
先輩Hさん「222号室、どうなってるの?おかしいよ」
フロントS氏「30代前半の男性とデリヘル嬢なんだけど、何が気に入らなかったのか、部屋へ入ってすぐ、男性が帰っちゃったんだよ。デリヘル嬢は男を呼び止めたんだけど、男が戻る様子がないので諦めて部屋へ戻ってフロントへ”あの男、ここの部屋代は払ったの?”と電話してきたから、男が部屋代を払って帰った事を伝えたら、安心してデリヘル嬢が帰ったってワケさ。それと今、俺と交代したフロントT氏が”外に頬っ被りをした若い男がいた”と言うんだ。今時ほっかむりの若い男なんて怪し過ぎるだろ?俺は外を見てくるから、一応222号室の点検をしてね」
との事で、一応、222号室の点検へ向かった。結局2人ともすぐに帰ったので部屋は綺麗な物だった。
先輩Hさん「こーゆー時って、よくない事が起こってる事が多いの」
先輩Sさん「なんや知らんけど、ウチも嫌な予感がするでぇ」
みかやん。「私にゃさっぱりわかりません」
新人Oくん「俺も何も感じませんよ。掃除なしでラッキーです」
その後、掃除に追われ222号室の出来事などすっかり忘れていた午前三時半。掃除を終えて通路を四人で歩いていると、待合室で一組のカップルとフロントS氏がヒソヒソと話をしているのが見えた。お喋り好きのフロントS氏の事だから、話が終わったら私達の所へ飛んでくるだろうと思っていたら、本当に飛んできた。いつにも増して鼻息が荒かった。
フロントS氏「大変だよ!今のお客さん、女性の車で来たんだけど帰ろうとしたら、車のタイヤを4本とも鋭い物で穴を開けられたり裂かれたりして、車で帰れないんだよ!その車の隣は高級外車だし、他にも車は沢山あるのに、彼女の車だけタイヤ4本ともだなんて絶対に怨恨だよ!でもその彼女、美人でグラマーで凄いんだよ!色白でハッキリした目鼻立ちに、超ミニスカートからこんな綺麗な足、見たことない!みたいな綺麗な足が出てるんだよ。何とか、力になってあげたいと思って頑張ったよ」
先輩Sさん「ただ鼻の下伸ばしてデレデレしてたんちゃうん?」
フロントS氏「こうキビっと”これから私がタクシーを手配致しますが、警察に届けられた方が宜しいのではございませんか?”と言ったのさ。そしたらさ、綺麗な彼女の顔が曇っちゃったんだよ。俺、何かマズイ事を言ったのかなぁ。あんな綺麗な彼女と出会えたのに、嫌われちゃったらイヤだなぁ。どうしよ。」
先輩Sさん「大丈夫や!最初から好かれてへんて!」
フロントS氏「結局、車の修理工場に連絡をして、直して貰ったり見て貰ったりしなきゃなんないから、今日はタクシーで帰って、明日また出直して来るってさ。明日もあの彼女に会える事になったよ。」
先輩Hさん「そんな事より、ほっかむりの男はどうなったの?」
フロントS氏「フロントT氏も見失ったって言うし外に出てみたけどもう、いなかったよ。まぁでも、ほっかむりの男の特徴は、ちゃんとフロントT氏が見てるから何かあっても大丈夫だよ」
先輩Sさん「ホンマ大丈夫なんやろな!うちらみんな若くて可愛いから心配や!」
フロントS氏「うちらってどちら?明日、皆様が来た時には既に一件落着ですよ。フォッフォッフォッフオッ!」
★明日の日記へつづく
今日は先輩Nさん抜きの4人勤務。新人Oくんは今日も朝から土方の仕事と、夕方からの工場の仕事をしてからホテルQへ来てヨレヨレだった。新人Oくんの為にも忙しくなきゃいいな〜と思っても、そうはいかない。
午後1時。控え室のモニターの222号室が入室状態になり、お客さんが部屋に入った時の曲が流れた。何故かその直後に同じ部屋が退室状態となり、お客さんが部屋を出た時の曲が流れた。何をやっとるんだ!と思っていたら再度、入室状態になったり退室状態になったりで、モニターの故障か?とリーダーHさんがフロントへ電話を入れてみた。
先輩Hさん「222号室、どうなってるの?おかしいよ」
フロントS氏「30代前半の男性とデリヘル嬢なんだけど、何が気に入らなかったのか、部屋へ入ってすぐ、男性が帰っちゃったんだよ。デリヘル嬢は男を呼び止めたんだけど、男が戻る様子がないので諦めて部屋へ戻ってフロントへ”あの男、ここの部屋代は払ったの?”と電話してきたから、男が部屋代を払って帰った事を伝えたら、安心してデリヘル嬢が帰ったってワケさ。それと今、俺と交代したフロントT氏が”外に頬っ被りをした若い男がいた”と言うんだ。今時ほっかむりの若い男なんて怪し過ぎるだろ?俺は外を見てくるから、一応222号室の点検をしてね」
との事で、一応、222号室の点検へ向かった。結局2人ともすぐに帰ったので部屋は綺麗な物だった。
先輩Hさん「こーゆー時って、よくない事が起こってる事が多いの」
先輩Sさん「なんや知らんけど、ウチも嫌な予感がするでぇ」
みかやん。「私にゃさっぱりわかりません」
新人Oくん「俺も何も感じませんよ。掃除なしでラッキーです」
その後、掃除に追われ222号室の出来事などすっかり忘れていた午前三時半。掃除を終えて通路を四人で歩いていると、待合室で一組のカップルとフロントS氏がヒソヒソと話をしているのが見えた。お喋り好きのフロントS氏の事だから、話が終わったら私達の所へ飛んでくるだろうと思っていたら、本当に飛んできた。いつにも増して鼻息が荒かった。
フロントS氏「大変だよ!今のお客さん、女性の車で来たんだけど帰ろうとしたら、車のタイヤを4本とも鋭い物で穴を開けられたり裂かれたりして、車で帰れないんだよ!その車の隣は高級外車だし、他にも車は沢山あるのに、彼女の車だけタイヤ4本ともだなんて絶対に怨恨だよ!でもその彼女、美人でグラマーで凄いんだよ!色白でハッキリした目鼻立ちに、超ミニスカートからこんな綺麗な足、見たことない!みたいな綺麗な足が出てるんだよ。何とか、力になってあげたいと思って頑張ったよ」
先輩Sさん「ただ鼻の下伸ばしてデレデレしてたんちゃうん?」
フロントS氏「こうキビっと”これから私がタクシーを手配致しますが、警察に届けられた方が宜しいのではございませんか?”と言ったのさ。そしたらさ、綺麗な彼女の顔が曇っちゃったんだよ。俺、何かマズイ事を言ったのかなぁ。あんな綺麗な彼女と出会えたのに、嫌われちゃったらイヤだなぁ。どうしよ。」
先輩Sさん「大丈夫や!最初から好かれてへんて!」
フロントS氏「結局、車の修理工場に連絡をして、直して貰ったり見て貰ったりしなきゃなんないから、今日はタクシーで帰って、明日また出直して来るってさ。明日もあの彼女に会える事になったよ。」
先輩Hさん「そんな事より、ほっかむりの男はどうなったの?」
フロントS氏「フロントT氏も見失ったって言うし外に出てみたけどもう、いなかったよ。まぁでも、ほっかむりの男の特徴は、ちゃんとフロントT氏が見てるから何かあっても大丈夫だよ」
先輩Sさん「ホンマ大丈夫なんやろな!うちらみんな若くて可愛いから心配や!」
フロントS氏「うちらってどちら?明日、皆様が来た時には既に一件落着ですよ。フォッフォッフォッフオッ!」
★明日の日記へつづく
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