ラブホ奮戦記・今日も休み
2002年10月20日 らぶほ1ラブホ2連休で昼の仕事は土、日2連勤だった。夫が休みなので昨日も今日も、昼の職場まで迎えに来てくれた。昨夜はすき焼き、今夜はしゃぶしゃぶを用意していてくれた。ありがたい事だ。共稼ぎの場合の夫選びの条件は”手の掛からない夫”である事だと思う。もっと余裕のある時は、買い物や洗濯までしていてくれる。わが夫ながら出来た夫だと思う。
一昨日手に入れたヴァージニアスリムを2箱、PCの前に置いたまま、夫に言うのを忘れていた。
夫。「ねーねー。これなぁに?なんでココにあるの?」
みかやん。「お客さんの忘れ物なの。あげるよ」
夫。「わーい」
夫は無邪気に喜んでいたが、あの煙草は一昨日の、スキンを風呂の蛇口に結びつけて帰った金無し男が使った部屋に忘れられていた物だ。あの男の物なのか、連れの女の物なのかは分からないが、あのドロドロの浴槽や白子を思い出すと食欲がなくなる。あの男が妙に美形だっただけに余計にガッカリする。
明日は昼の仕事が休みなのでゆっくり、ラブホでの商売道具の足カバーを洗濯しておこう。なんだかんだ言いながら先輩には可愛がって貰っている。商売道具の足カバーと言うのは、よくおばさん達が家で靴下の上に履いているバレーシューズの形をしたカバーだ。底にはプツプツと滑り止めが付いている。
お風呂掃除の時にお風呂スリッパを脱いで靴下になると滑る。かと言って裸足になるのは気持ち悪い。それで先輩達は皆、カバーを履いている。滑り止めが付いているのでお風呂でも安全だ。
しかしどうも見た目が年寄りくさい。もう少し年季の入ったベテランベッドメイクになったら買おうと思っていたら、ラブホ勤めが1ヶ月になった日に先輩Sさんが私にプレゼントしてくれた。
「よう頑張ってくれたなぁ。半端な仕事をしてたら”あの子は昼も仕事をしてるから半端なんや。困ったもんや”って言われるやろ。ウチがうるさく言うても”次、頑張ります!”言うてニコニコしてるし、キツイ事を言うてもめげずに着いてくるやろ。こんな一生懸命なみかやんが悪く思われたら可愛そうや!と思って、ついうるさくなるんや。堪忍なぁ。コレはうちからのプレゼントや。これからも一緒に頑張ろうな」と言って手渡してくれた。
この時はちょっと涙が出そうだったが、やっぱり先輩Sさんは未だにうるさい。
もう一つ。ラブホでは皆、専用のスリッパを履いて仕事をしている。少し踵の高さがある物を履いている人が多い。男の子は健康サンダルが多い。
私はわざわざスリッパを買うのも面倒なので、ホテルQの客室で使われなくなったボロボロのスリッパを履いていた。伸びきっているのでサイズが大きく、油断すると脱げそうになるし、通路を走るとぺたぺたと音がしてうるさかったが、そのままにしていた。するとまたある日、今度は先輩Hさんが、私に踵のあるピンクの可愛いスリッパを買ってきてくれた。
私の手を握り「若いのに、こんなに苦労をした手をしてる。事情はわかんないけど、こんな小さな身体で昼も夜も働いて。。。このスリッパは私からのプレゼントだから、これを履いてこれからも頑張ってね!本当にみかやんってば頑張り屋さんなんだから。休憩に入る時もいつも最後まで仕事してるのも、暇なうちに帰る時の為の後かたづけをしてるのも、ちゃんと見てるからね。。。こんな小さな身体でそんなに頑張って。。。」と声を詰まらせていた。お言葉を返すようで申し訳ないが、若い頃から手はババくさいとよく言われていた(爆)。
お陰様で、専用スリッパに足カバーで見た目はいっぱしのベッドメイク係になった。2連休でゆっくり休んだので明日からまた頑張ろう。明日は口うるさい先輩Sさんと、語気の荒い先輩Nさんとの三人勤務だ。2人とも悪い人じゃない事は分かっているが、2人揃うとやっぱりちょっと恐い気がする。
一昨日手に入れたヴァージニアスリムを2箱、PCの前に置いたまま、夫に言うのを忘れていた。
夫。「ねーねー。これなぁに?なんでココにあるの?」
みかやん。「お客さんの忘れ物なの。あげるよ」
夫。「わーい」
夫は無邪気に喜んでいたが、あの煙草は一昨日の、スキンを風呂の蛇口に結びつけて帰った金無し男が使った部屋に忘れられていた物だ。あの男の物なのか、連れの女の物なのかは分からないが、あのドロドロの浴槽や白子を思い出すと食欲がなくなる。あの男が妙に美形だっただけに余計にガッカリする。
明日は昼の仕事が休みなのでゆっくり、ラブホでの商売道具の足カバーを洗濯しておこう。なんだかんだ言いながら先輩には可愛がって貰っている。商売道具の足カバーと言うのは、よくおばさん達が家で靴下の上に履いているバレーシューズの形をしたカバーだ。底にはプツプツと滑り止めが付いている。
お風呂掃除の時にお風呂スリッパを脱いで靴下になると滑る。かと言って裸足になるのは気持ち悪い。それで先輩達は皆、カバーを履いている。滑り止めが付いているのでお風呂でも安全だ。
しかしどうも見た目が年寄りくさい。もう少し年季の入ったベテランベッドメイクになったら買おうと思っていたら、ラブホ勤めが1ヶ月になった日に先輩Sさんが私にプレゼントしてくれた。
「よう頑張ってくれたなぁ。半端な仕事をしてたら”あの子は昼も仕事をしてるから半端なんや。困ったもんや”って言われるやろ。ウチがうるさく言うても”次、頑張ります!”言うてニコニコしてるし、キツイ事を言うてもめげずに着いてくるやろ。こんな一生懸命なみかやんが悪く思われたら可愛そうや!と思って、ついうるさくなるんや。堪忍なぁ。コレはうちからのプレゼントや。これからも一緒に頑張ろうな」と言って手渡してくれた。
この時はちょっと涙が出そうだったが、やっぱり先輩Sさんは未だにうるさい。
もう一つ。ラブホでは皆、専用のスリッパを履いて仕事をしている。少し踵の高さがある物を履いている人が多い。男の子は健康サンダルが多い。
私はわざわざスリッパを買うのも面倒なので、ホテルQの客室で使われなくなったボロボロのスリッパを履いていた。伸びきっているのでサイズが大きく、油断すると脱げそうになるし、通路を走るとぺたぺたと音がしてうるさかったが、そのままにしていた。するとまたある日、今度は先輩Hさんが、私に踵のあるピンクの可愛いスリッパを買ってきてくれた。
私の手を握り「若いのに、こんなに苦労をした手をしてる。事情はわかんないけど、こんな小さな身体で昼も夜も働いて。。。このスリッパは私からのプレゼントだから、これを履いてこれからも頑張ってね!本当にみかやんってば頑張り屋さんなんだから。休憩に入る時もいつも最後まで仕事してるのも、暇なうちに帰る時の為の後かたづけをしてるのも、ちゃんと見てるからね。。。こんな小さな身体でそんなに頑張って。。。」と声を詰まらせていた。お言葉を返すようで申し訳ないが、若い頃から手はババくさいとよく言われていた(爆)。
お陰様で、専用スリッパに足カバーで見た目はいっぱしのベッドメイク係になった。2連休でゆっくり休んだので明日からまた頑張ろう。明日は口うるさい先輩Sさんと、語気の荒い先輩Nさんとの三人勤務だ。2人とも悪い人じゃない事は分かっているが、2人揃うとやっぱりちょっと恐い気がする。
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