今日は昼の仕事のみ。夜はこの日記で知り合った、もぐさんと会う事になっていた。サッカーのサポーター同士の場合、ネット上で親しくなると「スタジアムで会いましょう!」と言うのが当たり前だが、この日記で知り合った人と会うのは初めてなのと、普段は女性とサシで飲む事が無いので少々緊張していた。

ススキノのどこで飲もうか?とずっと思案していた。ススキノの達人・親友M君に尋ねると「女2人で飲む場合なんてわかんないよ」と言う返事。「聞いたアタシがバカだったよ。M君は女の子と2人が専門だもんね」って感じだ。気を取り直してもう一人のススキノの達人・友人B君に尋ねると「和の気分ならココ。洋の気分ならアソコ」と丁寧に教えてくれた。

友人B君は酒屋の若旦那なので、ススキノを配達で隈無く回っているし、ススキノのお店にも顔が利くのでいろんなお店を紹介して貰える。ススキノで迷子になった時も友人B君へ電話すると「そこから○ビルが見える方へ歩くと、次の角が店Aだから、そこを右に曲がって4件目」と細かに教えてくれる。かなり使える友人だ。「また迷子になったら電話ちょうだいね」と心強い。

しかし結局、友人B君が教えてくれた店には行かず、赤黒仲間と何度か行った菱箸と言う居酒屋へ行く事にした。もぐさんが宿泊したホテルからススキノ方面への直線上にあるスガイの入口で待ち合わせた。待ち合わせの時間より少し早く着いて、スガイの入口を見渡すと小柄な可愛らしい女性がいたので、恐る恐る「も、もぐさん?」と声をかけると当たりだった。見事に想像していたとおりの色白で可愛い女性だった。

私が案内係なので迷子にならないように菱箸へ行った。全品300円〜330円の店で飲み放題が2時間で880円という貧乏人の私には有り難いリーズナブルな店だ。土曜の夜で当然、混んでいて50分待ちだったが、そこは女2人。話し込んでいるうちにアッと言う間にカウンターに案内された。

もぐさんが好きなチーズ系の料理とカクテルで乾杯した。日記には書いていなかった先輩Nさんのヘアスタイルの秘密や、O君の本名やら元セフレとの事、生い立ち、いろんな話をして大笑いした。O君の話をしているうちに、もぐさんも「Oちゃんは」「Oちゃんも」と言ってくれるのが嬉しかった。昼も夜も働くようになって、なかなか遊ぶ時間が無くなって、友達にも声をかけて貰えなくなって、ちと寂しかった。友達とお酒を飲みながらこんなに笑ったのは久しぶりだと、しみじみ思った。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、飲み放題の時間が終わり、地下鉄の最終時間も近づき泣く泣くもぐさんと別れる事になった。別れる時、もぐさんに紙袋を手渡された。持ってみるとずっしりと重い。もぐさんが住んでいる所の名産品の、里芋とサツマイモとお米と東京ばななだった。そろそろ豚汁の季節で、夫に「サツマイモ入りの豚汁を食べたい」と言われたものの「サツマイモは高価なんだからジャガイモで我慢しなさい!」と答えていたばかりだったし、里芋の煮物も好きだし、コシヒカリだなんて高価な米は普段は買わないし、夫婦揃って東京ばななが大好きなので、本当に本当にありがたかった。

菱箸でご馳走になってしまった上に、高級なお土産各種まで頂いてしまって恐縮した。もぐさんは日記のとおり聡明で楽しいお方だった。今度は私がススキノ豪遊ツアーにご招待しよう。

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