昼、夜、昼、と仕事が続いて今夜も仕事。夫に「昼の会社から帰ったらすみやかに寝るように」と言われ、お言葉に甘えて爆睡。起きると夫作の鍋焼き力うどんが出来ていた。

0:00-9:00 16室掃除

今日は先輩SさんとNさんの魔界ペアとの勤務。「おはようございます!」とフロントへ出勤の打刻へ行くと、連絡用のホワイトボードにメッセージカードとガリガリ君が張られていた。メッセージカードには「客用冷蔵庫にアイスの忘れ物あり」と書かれていた。

我がナイトチームでそんな基本的なミスをする人などいないと思って、先輩Sさんがメッセージカードの裏を見ると、係員名に新人O君の名前が書かれていて一同愕然とした。先輩Sさんは自分の事はともかく他人のミスが許せない人だ。

先輩Sさん「昨日そんな忙しかったんか?」

みかやん。「暇だったのでO君とコンビニボックスの掃除をしました。その間Hさんが部屋の掃除の点検をしてました」

先輩Sさん「Hさんの点検も大した事あらへんなぁ。情けないわ。O君も疲れると手抜きするからなぁ。どいつもこいつもあかんわ。同じ班ってだけでウチまでアホ思われたらかなわんわ」

みかやん。「すみません。昨日のO君は少し落ち込んでましたけど、手抜きはしてないと思います」

先輩Sさん「落ち込んでたって仕事に私情を挟んだらアカンのはわからんのか?いつもO君をかばうけどかばっても少しも後輩の為にはならんのや。それもわからんのんか?」

みかやん。「別にかばうつもりはありませんけど。。。」

これですっかりテンションが下がってしまった。口答えでもしようものなら先輩Sさんにこてんぱんに叱られるので、その場はおとなしく引き下がった。それに仕事が忙しくて先輩Sさんの腹立たしい発言を思い出す暇もなかった。午前3時半、三人とも喉が渇いてお腹も空いたので、フロントへ電話して少し休ませて貰う事にした。

後かたづけをしてようやく椅子に座ると私の斜め前に先輩Nさんがいた。髪の毛が。。。うぷぷっ。と思ったら先輩Nさんと目が合った。

先輩Nさん「みかやん、さいばばって知ってるべが?」

みかやん。「インドかどこかの不思議な力を持ったおぢさんですよね?」

先輩Nさん「おどご(男)だの?さいばばって言うから婆さんだど思った」

みかやん。「サイババがどうかしたんですか?」

先輩Nさん「うぢの娘が”お母さんの髪さいばばみたい”って言うからさいばばって何さって聞いでも言わないんだわ。さいばばさいばばって言うんだよ。何だべが?と思ってさ」

みかやん。「・・・・」(笑いを堪えている為、口を開けない)

先輩Sさん「で、どないな髪型やねん?」

みかやん。「ふっ。フッフッフッフ。普通ですよ」

先輩Nさん「あんた、なんか笑ってないがい?」

みかやん。「いえ別に」(笑いを堪えている為これ以上答えられない)

すぐさまトイレへ立つふりをしてトイレへ行って声を殺して笑った。アフロヘアから聖子ちゃんカットになったと思ったら、自分でブローができなくてサイババになっていたなんて。先輩Nさんったらおかし過ぎる。何度トイレから出ようとしても笑いがこみ上げてきて、なかなかトイレから出られなかった。

やっとの思いでトイレから出たものの先輩Nさんの顔を見れない。休憩中にも部屋が空いたのですぐ掃除へ向かった。先輩Nさんとベッドを組む事になっても顔を見るのは無理だった。

先輩Nさん「Sさんもあんな風に言う事ないべさね。自分が他人にどう思われるがって事を一番気にするから同じ班の人の失敗を許せないんだよ。だがらいぢいぢこうるさいんだわ。気にすんでないよ」

せっかく暖かい言葉をかけて貰ったので、目を見て返事をしないと失礼だが顔を上げられなかった。

先輩Nさん「気にすんでないって。本当に意地悪でねっちりした怒り方するから、聞いでいられないもね。Sさんってなんか性格が歪みきってるみだいだもの。あったら怒り方したら誰もついでこないって」

と私が落ち込んでいるように思ってくれたが、どうにも顔を上げられなかった。

先輩Nさん、ごめんなさい。

帰りは途中まで先輩Nさんと歩いた。横に並んで歩いたので顔を見なくて済んだ。普段はとても仲良しに見える魔界ペアだが、先輩Nさんが先輩Sさんを毛嫌いしていたとは全く知らなかった。

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