ラブホ奮戦記70日目:使い切りビデ
2002年12月11日 らぶほ10:00-6:00 13部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。出勤してきたNさんを見て驚いた。いつもスッピンのNさんが綺麗にお化粧をしていた。目鼻立ちがハッキリしているので多少のお化粧でも厚化粧に見えるのかも知れないが、本当に”念入りに化粧をしてきました”という顔になっていて、髪は前髪を上に上げて結んだワイルドなスタイルだ。
昔こんな人いたなぁ。誰だっけ?えーとえーと。あっ!KISSのジーン・シモンズだ!(汗)
Sさんがいなくなってみんな良い方向に変わった。中でも一番変わったのはフロントI氏だ。最初誰もが抱いた不安が、今ではI氏への尊敬と期待に変わった。Nさんの休み変更に尽力し、私にも「昼もお仕事をされているのに8連勤は無理です。当然12月はお昼の仕事も忙しいでしょう。私が何とかします」と言ってくれて、実際に私の8連勤は無くなった。
4人平等にシフトを組んでくれて皆、感謝した。私達の仕事に対する不満や愚痴にも真剣に耳を傾けてくれて、業務改善までしてくれて今では誰より頼もしいI氏となった。
I氏のそれまでの経歴や未婚なのか離婚で独身なのかは、誰も知らずI氏の過去は謎に包まれている。今は夕方から夜まで某コンビニの総菜工場に勤めて3年になるそうだ。Nさんが出勤の時は総菜工場で手に入れた総菜を持っていそいそと控え室へやって来る。
総菜をつまみながらいろんな話をする度、I氏の頭の良さや洞察力の素晴らしさを感じずにはいられない。Sさんの前ではわざと頭の悪いふりをしていたのだろう。
「Oさんや、みかやんさんがSさんの前で萎縮しているのを見ていて、何とかしなければ!と思っていました。OさんがSさんの小言を聞いてないのもわかりましたし、Sさんの執拗な攻撃にも笑顔で耐えてきたみかやんさんもそろそろ限界だろうと思って見ていました。NさんがSさんに合わせていられるのも、HさんがSさんを嫌って辞めてしまうのも時間の問題だと思っていました」と淡々と語るI氏。
誰もSさんの事をI氏に密告した人はいないのに、何もかも大当たりで一同驚いた。そしてSさんは私達の前からいなくなった。何より私達一人一人をちゃんと見ていてくれた事が嬉しいし有り難い事だ。「何とかします」と言った事は必ず会社に提案して何とかしてくれる。ホテルQあたりにいるのはもったいないお方だとつくづく思う今日この頃だ。Nさんが惚れるのも無理はない。
I氏を交えた楽しい休憩は長く続かず仕事に追われた。洗面所のゴミ箱に”つかいきりビデ”と書いた箱が捨ててあった。箱を振ってみるとカタカタと音がするので使用後の中身が箱に入っているのだろうと、気にもとめずに洗面所とトイレの掃除をしていたら、お風呂場からNさんの絶叫が聞こえた。
Nさん「ぎゃああぁ〜。なんだべかコレーーーっ」
お風呂へ行くとビデを握り締めて濡れ髪で呆然と立ちつくすNさんがいた。
Nさん「コレーーーっ!コレーーーっ!」とビデを私に差し出しながら、怪しい身振り手振りで事態を説明してくれた。
訳をすると「風呂場に得体の知れない物が転がっていて見ると中に水が入っていた。中の水を捨ててからゴミにしようと水が入っている部分を握ったら、ノズルから四方八方に水が飛び散って髪にかかった。危うく顔にも中の水がかかりそうになった。みかやん、一体コレは何?」と言うことらしい。
みかやん「箱には”膣洗浄器”と書いてましたよ」
Nさん「やんやビックリした。がっつりビックリして言葉を失ってまったよ。これアソコの中を洗う物だのがい?先っちょから水が出でくるもんだど思ったら、こごさ(ノズルの部分)沢山穴開いでで横から水が飛び散るもんだもの。とっさに避けだがら顔さかがらなかったけど髪さかがってまったわ。こったら物ちゃんと捨てて帰ったらいがべさね!冗談でないわ!大体コレ、何するもんだのさ」
みかやん「箱には”生理の終わりかけに膣内の残血をサッパリ洗い流します”とか”オリモノが多い時に気になる臭いも爽やかに洗い流します”と書いてましたよ」
Nさん「そったらもんだらトイレでやったらいがべさね!なして風呂だのさ」
みかやん「箱には”トイレやお風呂で一番ラクな姿勢で”とか”冬は容器ごとお湯で暖めて”と書いてましたよ」
Nさん「あんた!”箱には箱には”ってなんでそったらしつこぐ箱の説明読んでるのさ」
みかやん「面白そうとか、良さそうかな?と思ったんですよ」
Nさん「あれ。そっかい?したらその箱、わちにも見せでや」
Hさん「へえぇ〜。今はこんなのがあるんだね。初めて見たわ。昔からあったんだろうかねぇ。Nさん」
と言って、ゴミに捨てた箱を拾ったHさんが箱の裏の絵をしげしげと見ていた。
Nさん「わちらの若い頃からもあったのがも知れないけど、わちらの頃にこったら物使ってだのは”飛んでる女”ぐらいだべさ。普通の人は使ってないんでないの。わち初めて実物を見たもの」
Hさん「どれ、どんな物なの?見せて」
Nさん「でも先っちょ、ちょす(触る)んでないよ。他人の中さ入ってだもんだがらね」
風呂場で箱と本体を手にしてHさんとNさんで、延々と研究していたようだ。老眼のHさんの為にNさんが一生懸命に箱の裏の説明を読んでいた。訛った説明が風呂場で響いていて異常に笑えた。飛んでる女という言葉を聞いたのも久しぶりだった。一人、部屋の外へ出て大笑いした。
今日はHさんとNさんとの勤務。出勤してきたNさんを見て驚いた。いつもスッピンのNさんが綺麗にお化粧をしていた。目鼻立ちがハッキリしているので多少のお化粧でも厚化粧に見えるのかも知れないが、本当に”念入りに化粧をしてきました”という顔になっていて、髪は前髪を上に上げて結んだワイルドなスタイルだ。
昔こんな人いたなぁ。誰だっけ?えーとえーと。あっ!KISSのジーン・シモンズだ!(汗)
Sさんがいなくなってみんな良い方向に変わった。中でも一番変わったのはフロントI氏だ。最初誰もが抱いた不安が、今ではI氏への尊敬と期待に変わった。Nさんの休み変更に尽力し、私にも「昼もお仕事をされているのに8連勤は無理です。当然12月はお昼の仕事も忙しいでしょう。私が何とかします」と言ってくれて、実際に私の8連勤は無くなった。
4人平等にシフトを組んでくれて皆、感謝した。私達の仕事に対する不満や愚痴にも真剣に耳を傾けてくれて、業務改善までしてくれて今では誰より頼もしいI氏となった。
I氏のそれまでの経歴や未婚なのか離婚で独身なのかは、誰も知らずI氏の過去は謎に包まれている。今は夕方から夜まで某コンビニの総菜工場に勤めて3年になるそうだ。Nさんが出勤の時は総菜工場で手に入れた総菜を持っていそいそと控え室へやって来る。
総菜をつまみながらいろんな話をする度、I氏の頭の良さや洞察力の素晴らしさを感じずにはいられない。Sさんの前ではわざと頭の悪いふりをしていたのだろう。
「Oさんや、みかやんさんがSさんの前で萎縮しているのを見ていて、何とかしなければ!と思っていました。OさんがSさんの小言を聞いてないのもわかりましたし、Sさんの執拗な攻撃にも笑顔で耐えてきたみかやんさんもそろそろ限界だろうと思って見ていました。NさんがSさんに合わせていられるのも、HさんがSさんを嫌って辞めてしまうのも時間の問題だと思っていました」と淡々と語るI氏。
誰もSさんの事をI氏に密告した人はいないのに、何もかも大当たりで一同驚いた。そしてSさんは私達の前からいなくなった。何より私達一人一人をちゃんと見ていてくれた事が嬉しいし有り難い事だ。「何とかします」と言った事は必ず会社に提案して何とかしてくれる。ホテルQあたりにいるのはもったいないお方だとつくづく思う今日この頃だ。Nさんが惚れるのも無理はない。
I氏を交えた楽しい休憩は長く続かず仕事に追われた。洗面所のゴミ箱に”つかいきりビデ”と書いた箱が捨ててあった。箱を振ってみるとカタカタと音がするので使用後の中身が箱に入っているのだろうと、気にもとめずに洗面所とトイレの掃除をしていたら、お風呂場からNさんの絶叫が聞こえた。
Nさん「ぎゃああぁ〜。なんだべかコレーーーっ」
お風呂へ行くとビデを握り締めて濡れ髪で呆然と立ちつくすNさんがいた。
Nさん「コレーーーっ!コレーーーっ!」とビデを私に差し出しながら、怪しい身振り手振りで事態を説明してくれた。
訳をすると「風呂場に得体の知れない物が転がっていて見ると中に水が入っていた。中の水を捨ててからゴミにしようと水が入っている部分を握ったら、ノズルから四方八方に水が飛び散って髪にかかった。危うく顔にも中の水がかかりそうになった。みかやん、一体コレは何?」と言うことらしい。
みかやん「箱には”膣洗浄器”と書いてましたよ」
Nさん「やんやビックリした。がっつりビックリして言葉を失ってまったよ。これアソコの中を洗う物だのがい?先っちょから水が出でくるもんだど思ったら、こごさ(ノズルの部分)沢山穴開いでで横から水が飛び散るもんだもの。とっさに避けだがら顔さかがらなかったけど髪さかがってまったわ。こったら物ちゃんと捨てて帰ったらいがべさね!冗談でないわ!大体コレ、何するもんだのさ」
みかやん「箱には”生理の終わりかけに膣内の残血をサッパリ洗い流します”とか”オリモノが多い時に気になる臭いも爽やかに洗い流します”と書いてましたよ」
Nさん「そったらもんだらトイレでやったらいがべさね!なして風呂だのさ」
みかやん「箱には”トイレやお風呂で一番ラクな姿勢で”とか”冬は容器ごとお湯で暖めて”と書いてましたよ」
Nさん「あんた!”箱には箱には”ってなんでそったらしつこぐ箱の説明読んでるのさ」
みかやん「面白そうとか、良さそうかな?と思ったんですよ」
Nさん「あれ。そっかい?したらその箱、わちにも見せでや」
Hさん「へえぇ〜。今はこんなのがあるんだね。初めて見たわ。昔からあったんだろうかねぇ。Nさん」
と言って、ゴミに捨てた箱を拾ったHさんが箱の裏の絵をしげしげと見ていた。
Nさん「わちらの若い頃からもあったのがも知れないけど、わちらの頃にこったら物使ってだのは”飛んでる女”ぐらいだべさ。普通の人は使ってないんでないの。わち初めて実物を見たもの」
Hさん「どれ、どんな物なの?見せて」
Nさん「でも先っちょ、ちょす(触る)んでないよ。他人の中さ入ってだもんだがらね」
風呂場で箱と本体を手にしてHさんとNさんで、延々と研究していたようだ。老眼のHさんの為にNさんが一生懸命に箱の裏の説明を読んでいた。訛った説明が風呂場で響いていて異常に笑えた。飛んでる女という言葉を聞いたのも久しぶりだった。一人、部屋の外へ出て大笑いした。
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