思い切ってOくんへメールした。

みか「どうしたの?昨日のOちゃん普通じゃなかったよ」
O君「しかしながら普通なんですよ」
みか「全然普通じゃないよ。あんなのOちゃんじゃない」
O君「いろいろあるんすよ。来月で辞めようと思ってるし」

みか「就職や里帰りの事があるから、ずっと一緒には働けないとは思ってたけど、こんなに早く?Oちゃんにはキツイ事を言われて傷ついたし、辞めると言われるし、これでおみくじ大吉だったなんて。。。」

O君「この間はすみませんでした。悪気は無いんですけど、いつもの癖で毒舌になっちゃいました。とりあえずそれだけが心残りだったんで、謝りたかったんですよ」

みか「昨日みたいなOちゃんなんかOちゃんじゃないよ。心残りだなんて寂しい事を言っちゃイヤ!」

O君「辞めるかも知れないって事は、まだ内緒で。まだ決めかねてますけど多分辞めますから」

みか「わかったよ。内緒だね。辞めるって事は何とか考え直して欲しいよ。寂しいもん。泣いちゃうから。それと私もいつも大人げなくてゴメンね」

0:00-6:00 12部屋掃除

今日はHさんとOくんとの勤務。今日の昼にはメールのやりとりをしてくれたのに、Oくんは今夜も無言で私やHさんとは目も合わせなかった。

Hさん「Oくんは昨日もあんな感じ?言い過ぎちゃったかしら?」

みかやん「あの。Oくんに何て言ったんですか?」

Hさん「それがあんまり覚えてないのよ。いつもみかやんはOくんを庇ってるでしょ。みかやんなんか誰よりもOくんの面倒を見てて、Oくんを庇い続けてきたのに、そんなみかやんに対してOくんのあの言い草が頭にきて、つい感情的になっちゃったのよねぇ。それを聞いたNさんも怒っちゃって、今まで言わなかった事も洗いざらい言ったのよ。私達の方も言い過ぎたって感じなのよ。ごめんなさい」

みかやん「いえ。私に謝られても困りますよ〜」

メールでは何度も返信してくれたのに、何を言っても何を聞いてもOくんは「はい」か「いいえ」しか言わなかった。昨日同様今日も控え室は静まりかえっていた。押し黙っていたHさんが口を開いた。

Hさん「あのね。なんか私、出勤した時から頭が痛かったんだけど、熱が出てきたみたいで頭痛が酷くなって吐き気もしてきたの。少し休んでいていいかしら?」

みかやん「えーっ!大丈夫ですか?フロントへ行って風邪薬を貰って来ますんで、薬飲んで横になってて下さい!」

Hさんに薬を飲ませて、リネン室にマットを敷いて風呂掃除用のボロタオルを掛けて横になって貰った。幸いな事に暫く部屋は空かなかったが、1時間程経った時にとうとう部屋が空いてしまった。

Hさんは薬を飲んで暗いリネン室で寝入っていた。その間、無言のままOくんと控え室でまんじりともせず過ごしていたが、やにわにOくんが口を開いた。

Oくん「2人で行こう」

みかやん「えっ?」

Oくん「Hさんを起こさないよう、2人で静かに掃除に行こう」

みかやん「う、うん。そうだね」

Hさんが寝ている間に3部屋空いた。3部屋ともOくんが風呂掃除をしてくれて、風呂掃除の後にトイレや洗面所の掃除もしてくれた。黙ってはいるが物凄い勢いで掃除をして私を助けてくれた。Oくんの活躍のお陰で大助かりだった。

みかやん「ありがとうOちゃん!2人で3部屋なんて無理だと思ったけど、やったね」

Oくん「いえ」

Hさん「2人で3部屋もやってくれたの。起こしてくれれば良かったのに」

Oくん「いえ」

またOくんが「いえ」しか言わなくなってしまった。いつまでこんなのが続くんだろう。悲しくなった。

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