ラブホ奮戦記133日目:トド日・その2
2003年3月9日0:00-9:00 8部屋掃除
今日はNさんとトドとの勤務。3月3日の3ヶ月ぶりのトドとの対面以来2回目のトド日だ。前回のHさんとトドとのバトルは壮絶な物だったので、今回はしっかりと心の準備をしてから出勤した。
一番最初の部屋を掃除する時は、1番古いの先輩が洗面の籠、2番目の先輩がリネン類の大きな籠を持ち、後輩が風呂掃除バッグとクイックルワイパーや粘着ローラーを持つ事になっている。年功順だと今日は私が風呂セットを持つ係だが、トド自ら風呂セットを持って私達を待っていた。以前なら「私がやります!」とトドから掃除セットを奪っていた私だが、今日はNさんに止められていたので無言で掃除へ向かった。
最初の部屋の風呂は壁も天井も水滴だらけで、かなり手強そうだった。Nさんと私が各自の仕事を終えてもトドは、パンパン!とタオルで壁を叩いて水滴を取っていた。
Nさん「行ぐべし!帰るよ」
みかやん「えっ?トドを置いて帰るんですか?」
Nさん「いがべさっ!行ぐよ!」
という事で二人で先に控え室へ戻った。
私達が控え室でコーヒーを飲んでいるとトドが作業室の掃除を始めた。
Nさん「みかやんなんか”1人で働き過ぎ!モニターに映ってるからって自分だげ点数稼ぎするな”って1時間もトドに説教されたんだがら”私が指示するまで動ぐな”って言ってやんなさいや」
みかやん「いや、そんな。言えないですよ」
Nさん「そんな事言ってだらトドの奴、前みだいに戻るよ」
みかやん「でも〜〜〜」
5部屋目と6部屋目の掃除で、お客さんのお土産(忘れ物とも言う)のお菓子を手に入れた。いつもなら控え室で三人で分けるところだが、Nさんは自分と私だけにお菓子を分けてトドには分けなかった。Nさんは「いづまだ部屋が空ぐがわがらないからサッサと食べなさい」と言うが、3人いる部屋で2人だけで分けたお菓子は食べられなかった。
今日はトドがいるのに運悪く暇だった。お陰で控え室にいる時間が長いが、Nさんと私だけが話しをしていてトドは押し黙ったままだ。私達の会話がとぎれると控え室が静まりかえる。トドとの休憩に飽きたNさんは寝たフリをしていて、トドは起きていた。私も起きているとトドに話しかけられそうなのでフロントへ逃げた。
みかやん「もう5時なのに4部屋しか空いてません。あと2部屋空くと6時で帰れるんですが、5時半とか5時45分にモーニングコールをセットしてるお客さんっていないんですか?」
I氏「残念ながらいらっしゃいません」
みかやん「Nさんと”トドと三人で朝9時迄なら辛いよね。なんとか6時で帰れないだろうかねぇ”と言ってたんですが、無理っぽいですね」
I氏「恐らく無理でしょう。ご愁傷様です」
みかやん「えーーーん」
I氏「先は長いので一服してって下さい」
そんなわけで控え室の重苦しい空気に耐えられずフロントでI氏と話をした。I氏はフロントK子さんから聞いた最新の決定事項を教えてくれた。
3月15日から我がD班に新人が入る!と言うので驚いたら、新人と言うのはホテルPの婆さんの事だった。連れ合いの爺さんは朝のA班にフロントの新人として入るそうだ。大きな声では言えないが、爺さんがフロントのパソコン操作や部屋のハギに慣れず、婆さんもベッドメイクや階段の上り下りの大変さに身体が着いていかずで、夫婦揃って辞めてくれたら会社としては御の字だそうだ。辞めさせるつもりでホテルQに送り込むなんて会社も会社だが、今時のホテルに70才近い老人達は着いて来れないだろうと思う。
朝9時になってトドが先に帰った。ドッと疲れが出た。
今日はNさんとトドとの勤務。3月3日の3ヶ月ぶりのトドとの対面以来2回目のトド日だ。前回のHさんとトドとのバトルは壮絶な物だったので、今回はしっかりと心の準備をしてから出勤した。
一番最初の部屋を掃除する時は、1番古いの先輩が洗面の籠、2番目の先輩がリネン類の大きな籠を持ち、後輩が風呂掃除バッグとクイックルワイパーや粘着ローラーを持つ事になっている。年功順だと今日は私が風呂セットを持つ係だが、トド自ら風呂セットを持って私達を待っていた。以前なら「私がやります!」とトドから掃除セットを奪っていた私だが、今日はNさんに止められていたので無言で掃除へ向かった。
最初の部屋の風呂は壁も天井も水滴だらけで、かなり手強そうだった。Nさんと私が各自の仕事を終えてもトドは、パンパン!とタオルで壁を叩いて水滴を取っていた。
Nさん「行ぐべし!帰るよ」
みかやん「えっ?トドを置いて帰るんですか?」
Nさん「いがべさっ!行ぐよ!」
という事で二人で先に控え室へ戻った。
私達が控え室でコーヒーを飲んでいるとトドが作業室の掃除を始めた。
Nさん「みかやんなんか”1人で働き過ぎ!モニターに映ってるからって自分だげ点数稼ぎするな”って1時間もトドに説教されたんだがら”私が指示するまで動ぐな”って言ってやんなさいや」
みかやん「いや、そんな。言えないですよ」
Nさん「そんな事言ってだらトドの奴、前みだいに戻るよ」
みかやん「でも〜〜〜」
5部屋目と6部屋目の掃除で、お客さんのお土産(忘れ物とも言う)のお菓子を手に入れた。いつもなら控え室で三人で分けるところだが、Nさんは自分と私だけにお菓子を分けてトドには分けなかった。Nさんは「いづまだ部屋が空ぐがわがらないからサッサと食べなさい」と言うが、3人いる部屋で2人だけで分けたお菓子は食べられなかった。
今日はトドがいるのに運悪く暇だった。お陰で控え室にいる時間が長いが、Nさんと私だけが話しをしていてトドは押し黙ったままだ。私達の会話がとぎれると控え室が静まりかえる。トドとの休憩に飽きたNさんは寝たフリをしていて、トドは起きていた。私も起きているとトドに話しかけられそうなのでフロントへ逃げた。
みかやん「もう5時なのに4部屋しか空いてません。あと2部屋空くと6時で帰れるんですが、5時半とか5時45分にモーニングコールをセットしてるお客さんっていないんですか?」
I氏「残念ながらいらっしゃいません」
みかやん「Nさんと”トドと三人で朝9時迄なら辛いよね。なんとか6時で帰れないだろうかねぇ”と言ってたんですが、無理っぽいですね」
I氏「恐らく無理でしょう。ご愁傷様です」
みかやん「えーーーん」
I氏「先は長いので一服してって下さい」
そんなわけで控え室の重苦しい空気に耐えられずフロントでI氏と話をした。I氏はフロントK子さんから聞いた最新の決定事項を教えてくれた。
3月15日から我がD班に新人が入る!と言うので驚いたら、新人と言うのはホテルPの婆さんの事だった。連れ合いの爺さんは朝のA班にフロントの新人として入るそうだ。大きな声では言えないが、爺さんがフロントのパソコン操作や部屋のハギに慣れず、婆さんもベッドメイクや階段の上り下りの大変さに身体が着いていかずで、夫婦揃って辞めてくれたら会社としては御の字だそうだ。辞めさせるつもりでホテルQに送り込むなんて会社も会社だが、今時のホテルに70才近い老人達は着いて来れないだろうと思う。
朝9時になってトドが先に帰った。ドッと疲れが出た。
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