0:00-6:00 10部屋掃除
今日はNさんとトドとの勤務。この二、三日札幌の最高気温は+10度前後と、とても暖かかった。客室のエアコンは23度の暖房に設定していたが、暖かいせいか客室自販機の飲み物がよく売れた。そんな事で儲けるわけにはいかないので、エアコンは21度の暖房に設定を変えたが、それでもビール等のおかわりが相次いだ。

フロントM氏から「222号室へビール大2」「223号室へウーロン茶」「201号室へビール大1」と電話がくる度に、私が客室へ走った。Nさん曰く「わがい(若い)人が持って行った方が、おぎゃぐ(客)さんも嬉しいべさっ」だそうだ。

Nさんが飲み物のおかわりを持って客室へ行ってしまったら、控え室では私とトドが二人きりになってしまう。そんなくらいなら、喜んで私がおかわりを届けましょう!と思った。その一方で、最近のNさんの不審な行動が気になっていた。NさんはHさん以上にトドに対して辛く当たっていたのに、Hさんが休みの日は積極的にトドに愛想良く話しかけているようだった。

元々、トドとNさんは端から見ると大の仲良しのようだった。それがトド問題が勃発してからNさんは手のひらを返したように、トドには冷酷非情にむしろいじめに近いような仕打ちを繰り返していた。トド担当の掃除が遅い時はトドを部屋に残して先に帰ったし、お客さんからのお土産もトドには分けずに私と二人で分けていたし、トドが先頭で階段を下りる時はトドに聞こえるように「後から突き落としてやれ」とか「デブ!遅い」と言ったり、私が聞いていて悲しくなるような言葉をトドに浴びせ続けていた。

今迄はトドとNさんがベッドを組む時は無言だったのに、最近は話しているのが聞こえるようになった。風呂掃除をしながらも注意深くベッドを組む様子を聞いていると、Nさんの方からトドに明るく話しかけているのがわかった。いったいどういう心境の変化なのだろう?何のわだかまりも無いのだろうか?

M氏から「202号室へビール大2、届けて下さい」と電話がきた。202号室といえばH椅子の部屋だ。「いや〜ん。H椅子のお客さんと対面だなんて恥ずかしいわぁ」と思いながら、202号室の入口のブザーを鳴らして、いつものように「失礼しまーす」と叫んで玄関へ入った。部屋の中から男性が「すみませーん。上がって来て貰えませんかー」と言うので、階段を上がった。

階段があと4、5段という所で部屋のドアが開いて、バスローブ姿の男性が出て来てくれた。男性がビールを受け取ろうと両手を伸ばしたので、私も両手を伸ばしてビールを突き出す格好になったが、若干手が届かなかった。男性は少し前屈みになった。前屈みになったとたんバスローブの前合わせがはだけて、中のチン&タマちゃんがポロリと出た。至近距離、しかも階段の段差があるので私の顔の真ん前だ。

「おーーーっ!」と叫びたくなるのを必死で堪えた。男性はチン&タマちゃんが剥き出しになったと気が付いていなかったからだ。にこやかに「ありがとうございます」と言う爽やかな男性に「チン丸出しですよ」とは言えなかった。十分に鑑賞してから見て見ぬフリをして階段を下りた。「あの男性がH椅子に女性を座らせて。。いや、男性がH椅子に座るのかも?いや〜ん」と想像して自分でテレた。

大喜びで、いや、大急ぎで控え室へ戻ってNさんに「見ちゃいました♪」と話をしようと思ったのに、控え室へ戻ると、いつもはトドに背を向けて椅子に座っているNさんが、完全にトドの方に向き直って笑顔で話をしているのが見えた。私が戻ったのを見て、Nさんはさり気なくまたトドに背を向けて座り直した。Nさんに話したくて大急ぎ(×大喜び)で戻ったのに、なんてこった。いったい何なんだ。

みんなで仲良く働けるに越した事はないが、誰より冷酷に意地悪にトドに接してきたNさんが、何故突然トド側に寝返る事が出来るのだろう?堂々としていればいいのに、陰でコソコソとトドと談笑している。だんだんイヤな予感がしてきた。Nさんに対する不信感でいっぱいになった。

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