ラブホ奮戦記168日目:ところてん最高!
2003年4月28日巷の皆さんはゴールデンウイークだというのに、今夜から8連勤のみかやん。です。ども。(白ウサさん風)。ゴールデンウイークなのに、8連休じゃなくて8連勤なんて酷すぎる(涙)。
0:00-9:00 19部屋掃除
今日はYくんとトドとの勤務。出勤早々Yくんに「姉さん、話があります」と、ロッカー室へ呼ばれた。YくんはホテルQで働くようになってすぐに、ご両親に「ホテルの仕事が正社員でないなら辞めてしまえ。早く正社員の仕事を探せ」と言われていたそうだ。それは以前に何度か聞いた話だったが、一昨日、ホテルQに来る前に働いていた某ピザ屋さんから、30万円の請求書が届いたそうだ。
請求書の内容は、Yくんがピザ屋さんの車で事故を起こした時の修理代だったそうだ。Yくんのご両親はここぞとばかりに「修理代は払ってあげるから、正社員の仕事をして返してくれ」と言って、強制的にお父さんの知り合いの会社で5月7日に面接を受ける事になったそうだ。
Yくん「なわけでもしも面接に受かったら、もうココでは働けないんすよ。申し訳ないす」
みかやん「仕方ないよ。将来ある若者がいつまでもこんな所にいちゃダメだと思うし」
Yくんは仕事の覚えも早くて一生懸命で、これから仲良く楽しく働いていけると思っていたので、とても残念だ。いずれOくんもどこかへ就職してココを巣立って行くだろう。急に寂しくなった。出勤直後に話を聞いてしまったので、今日は忙しいのにどうにも仕事に身が入らなくなった。
やる気の出ない私の代わりに、Yくんが先頭に立ってカーテンの陰から帰るお客さんを見ていて、出動のゴーサインを出していた。カーテンの陰に隠れていると、お客さんが帰る気配がしたのでYくんが覗く。
Yくん「なんか。2人とも男みたいなんすけど」
トド「ボーイッシュな女の子もおるからな」
みかやん「たまに男同士のお客さんもいるし」
Yくん「それは勘弁して欲しいっすよ」
部屋へ入るとテーブルの上に、らくがき帳が開かれて置いてあった。こーゆー場合は大抵、衝撃的な事が書いてあるし、書いたお客さんも読んで欲しくて開いたまま帰るのだろう。部屋係のYくんがテーブルへ近づいた。
Yくん「”ところてん最高!”って書いてますよ。なんすか?ところてん好きのカップルがわざわざラブホへ来て、ところてん食って帰ったっんすか?そんなアピールする程の事っすかね。ところてん屋さんすか?」
トド「ちゃうやろ!やっぱ、お客さんは男同士やったんや」
Yくん「はあっ?」
トド「ところてん、言うんはな。男同士特有の言葉なんや」
Yくん「はあっ?」
Yくん「裕○27才。隆○25才って書いてます。男名前っす」
トド「やっぱり、そやろ〜」
Yくん「で、何なんすか?ところてんって」
トド「後から突っ込んだら前からも出るって事や」
Yくん「さっぱり意味がわからないっすよ」
トド「うちは男やないからようわからんけど、男の人が後から突っ込むやろ、ほな突っ込まれた方は前立腺ゆうんが刺激されて、何も触らんでも勃ったり逝ったりするんやて。ほんで突っ込んだ方も突っ込まれた方も逝くから”後から突っ込んだら前からも出る”って事でな、そやからところてん言うらしいで。うちに変な事、言わせんといて〜」
Yくん「そんなっ。まさかっ」
トド「その、まさかですねん」
午前4時にようやく控え室へ戻った。各自、おにぎりやパンなどを食べながら休憩する時間だが、Yくんはカップ麺を買って持ってきていたのに、食べようとしなかった。
みかやん「帰るお客さんのラッシュで忙しくなるから、食べるなら今、食べた方がいいよ」
Yくん「ところてんの話を思い出すと、とても食えないっすよ」
みかやん「今日も9時迄になりそうだからお腹が空くよ」
Yくん「いや俺の事は気にしないで下さい。俺はショックで」
みかやん「前に男同士のお客さんが来た時は、Oちゃんもショックを受けてたよ」
Yくん「そりゃそおっすよ!あり得ませんて!It can’t beっすよ」
みかやん「凄く仲のいい男友達にある日突然迫られたらどうする?」
Yくん「殴ります。てか、その系統の話はもう勘弁して下さい」
もう一度控え室で休憩する時間があった。それでもYくんは何も食べずに力無く椅子に座っていた。そんなにショックな事だろうか?と思ったが、帰る頃にはYくんもようやく元気を取り戻していた。やれやれ。
0:00-9:00 19部屋掃除
今日はYくんとトドとの勤務。出勤早々Yくんに「姉さん、話があります」と、ロッカー室へ呼ばれた。YくんはホテルQで働くようになってすぐに、ご両親に「ホテルの仕事が正社員でないなら辞めてしまえ。早く正社員の仕事を探せ」と言われていたそうだ。それは以前に何度か聞いた話だったが、一昨日、ホテルQに来る前に働いていた某ピザ屋さんから、30万円の請求書が届いたそうだ。
請求書の内容は、Yくんがピザ屋さんの車で事故を起こした時の修理代だったそうだ。Yくんのご両親はここぞとばかりに「修理代は払ってあげるから、正社員の仕事をして返してくれ」と言って、強制的にお父さんの知り合いの会社で5月7日に面接を受ける事になったそうだ。
Yくん「なわけでもしも面接に受かったら、もうココでは働けないんすよ。申し訳ないす」
みかやん「仕方ないよ。将来ある若者がいつまでもこんな所にいちゃダメだと思うし」
Yくんは仕事の覚えも早くて一生懸命で、これから仲良く楽しく働いていけると思っていたので、とても残念だ。いずれOくんもどこかへ就職してココを巣立って行くだろう。急に寂しくなった。出勤直後に話を聞いてしまったので、今日は忙しいのにどうにも仕事に身が入らなくなった。
やる気の出ない私の代わりに、Yくんが先頭に立ってカーテンの陰から帰るお客さんを見ていて、出動のゴーサインを出していた。カーテンの陰に隠れていると、お客さんが帰る気配がしたのでYくんが覗く。
Yくん「なんか。2人とも男みたいなんすけど」
トド「ボーイッシュな女の子もおるからな」
みかやん「たまに男同士のお客さんもいるし」
Yくん「それは勘弁して欲しいっすよ」
部屋へ入るとテーブルの上に、らくがき帳が開かれて置いてあった。こーゆー場合は大抵、衝撃的な事が書いてあるし、書いたお客さんも読んで欲しくて開いたまま帰るのだろう。部屋係のYくんがテーブルへ近づいた。
Yくん「”ところてん最高!”って書いてますよ。なんすか?ところてん好きのカップルがわざわざラブホへ来て、ところてん食って帰ったっんすか?そんなアピールする程の事っすかね。ところてん屋さんすか?」
トド「ちゃうやろ!やっぱ、お客さんは男同士やったんや」
Yくん「はあっ?」
トド「ところてん、言うんはな。男同士特有の言葉なんや」
Yくん「はあっ?」
Yくん「裕○27才。隆○25才って書いてます。男名前っす」
トド「やっぱり、そやろ〜」
Yくん「で、何なんすか?ところてんって」
トド「後から突っ込んだら前からも出るって事や」
Yくん「さっぱり意味がわからないっすよ」
トド「うちは男やないからようわからんけど、男の人が後から突っ込むやろ、ほな突っ込まれた方は前立腺ゆうんが刺激されて、何も触らんでも勃ったり逝ったりするんやて。ほんで突っ込んだ方も突っ込まれた方も逝くから”後から突っ込んだら前からも出る”って事でな、そやからところてん言うらしいで。うちに変な事、言わせんといて〜」
Yくん「そんなっ。まさかっ」
トド「その、まさかですねん」
午前4時にようやく控え室へ戻った。各自、おにぎりやパンなどを食べながら休憩する時間だが、Yくんはカップ麺を買って持ってきていたのに、食べようとしなかった。
みかやん「帰るお客さんのラッシュで忙しくなるから、食べるなら今、食べた方がいいよ」
Yくん「ところてんの話を思い出すと、とても食えないっすよ」
みかやん「今日も9時迄になりそうだからお腹が空くよ」
Yくん「いや俺の事は気にしないで下さい。俺はショックで」
みかやん「前に男同士のお客さんが来た時は、Oちゃんもショックを受けてたよ」
Yくん「そりゃそおっすよ!あり得ませんて!It can’t beっすよ」
みかやん「凄く仲のいい男友達にある日突然迫られたらどうする?」
Yくん「殴ります。てか、その系統の話はもう勘弁して下さい」
もう一度控え室で休憩する時間があった。それでもYくんは何も食べずに力無く椅子に座っていた。そんなにショックな事だろうか?と思ったが、帰る頃にはYくんもようやく元気を取り戻していた。やれやれ。
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