ラブホ奮戦記183日目:トド節炸裂
2003年5月15日0:00-9:00. 14部屋掃除
今日はトドとの2人勤務。しきりにトドが「あんなぁ」と私に何かを訴えたいようだが、掃除が忙しくて話を聞けずにいた。「後で暇んなったら話すわ」と、勿体ぶるので大急ぎで掃除を終え、控え室へ戻り後片付けと次の出動の準備をして、控え室の椅子に腰をおろすとトドが語り始めた。
トド「Yくんがクビになった話、聞いたやろ。あんな事されたらウチかていつどないなるか、わからんわ。そんで、前にココでにおって今はホテルRで働いてる人がおるから、その人に”フロントYってどないねん”って聞いてみたんや」
みかやん「私が入る前にいたKさんって人?」
トド「そやそやKさんや。YはホテルRで総スカンくらって異動らしいで。”もう来なくていい”言うんは口癖みたいなモンやて。例えば、仕事掛け持ちしてはる人が”昼の会社の送別会があるので○日に休ませて下さい”と言うやろ、そしたら”もう来なくていい”って即クビやて。酷い話やろ」
みかやん「そんな話が罷り通るのはおかしくない?”不当解雇だ”と騒ぐ人はいないの?」
トド「ほんまようわからんけど、あんなYでも常務には可愛がられてはるんやて。”俺には常務の後ろだてがあるんやで”と言わんばかりに好き放題やて。本人の体調が悪いとか、身内の不幸以外で休むなんて言うたら即クビやから、正直者が損するねん」
みかやん「常務面接で入った人はみんな評判悪いし。常務って見る目無いよ」
トド「社長の”どんどん人を雇って、ある程度の人数で一刻も早く部屋を空けて欲しい”という考えと、常務は正反対で”最低限の人数でも早く綺麗に部屋を空けて当たり前や”思うてはるからな。ホテルRは常務が任されて、社長が入れた人を次々辞めさせたらしいで。常務の社長へのささやかな抵抗らしいけど、そんなんに巻き込まれた人はえらい迷惑な話や」
みかやん「くだらない理由で辞めさせられて、みんなよく黙ってるね。直接対決できないならオー人事みたいな所へ電話すればいいのに」
トド「それがな。ホテルRは、基本のメイク以外の仕事やとか、掃除に時間がかかりそうな状態になってた場合は、フロントの人が交代するんやて。それをいい事に辞めさせられた人が、Yに仕返ししてるんやて。それがもう、えげつなくてビックリやで」
みかやん「わざわざホテルRで休憩したり宿泊したりして、Yにいやがらせするの?どんな事するの?」
トド「Yに仕事が回るように、ポットの中にパンツ入れたり、排水溝に何足もストッキング詰めたり、壁に血を塗り付けたり、絨毯に墨こぼしたり、棚のグラスにシッコ入れたり、ありとあらゆる嫌がらせやて。メイクさんが気づかんかったり見落としたりして、お客さんが発見したらYの責任になるやろ。まだあるで」
みかやん「確かにえげつない。あまりにも陰湿で低俗で聞いてて具合悪くなってきた」
トド「そこまで徹底的に嫌われて憎まれて恨まれてるんや。そんくらいYが陰湿で低俗なんやろ。目には目をや。そんでな極めつけは、ホンマえげつないで」
みかやん「イヤだ。怖い。キモイ。聞きたくない。不愉快になるもん」
トド「そやな。今日のところはやめとくわ」
3部屋空いたので掃除へ向かった。1部屋目の掃除中にYが2部屋目のハギをしに入った。2部屋目へ行くと、何とも中途半端なハギだった。すかさずトドはYへ電話をかけた。
トド「あまりにもハギがお粗末ちゃいますの?ホテルRではハギしてはらなかったんですか?I氏はこんなハギは教えないと思いますわ。こんなんで研修なるんですかね。ハギをして頂いた言うより荒らされた感じですわ。ホンマ研修するつもりなら、ハギをやり直して貰えませんか?ウチらは3部屋目の掃除へ行きますわ。3部屋目はハギして下さらなくて結構です。人数もおらんで忙しいのに仕事増やされたらかないませんわ。明日でも、もういっぺんI氏にハギ習った方がええんちゃいますか?正直、こんなハギなら無い方がマシですわ」
さすがトド。最近は私達に対して文句も言わず大人しくしていたが、やはり根が口うるさい文句タレなのでストレスがたまっていたのだろう。この時とばかりにトド節が炸裂した。逆に「もう来なくていい」と言われるかも知れないのに、なんて怖い物知らずなんだ。トドに拍手を贈りたい気持ちになった。”極めつけのえげつない話”とは何だったんだろう?聞きたいような聞きたくないような。
今日はトドとの2人勤務。しきりにトドが「あんなぁ」と私に何かを訴えたいようだが、掃除が忙しくて話を聞けずにいた。「後で暇んなったら話すわ」と、勿体ぶるので大急ぎで掃除を終え、控え室へ戻り後片付けと次の出動の準備をして、控え室の椅子に腰をおろすとトドが語り始めた。
トド「Yくんがクビになった話、聞いたやろ。あんな事されたらウチかていつどないなるか、わからんわ。そんで、前にココでにおって今はホテルRで働いてる人がおるから、その人に”フロントYってどないねん”って聞いてみたんや」
みかやん「私が入る前にいたKさんって人?」
トド「そやそやKさんや。YはホテルRで総スカンくらって異動らしいで。”もう来なくていい”言うんは口癖みたいなモンやて。例えば、仕事掛け持ちしてはる人が”昼の会社の送別会があるので○日に休ませて下さい”と言うやろ、そしたら”もう来なくていい”って即クビやて。酷い話やろ」
みかやん「そんな話が罷り通るのはおかしくない?”不当解雇だ”と騒ぐ人はいないの?」
トド「ほんまようわからんけど、あんなYでも常務には可愛がられてはるんやて。”俺には常務の後ろだてがあるんやで”と言わんばかりに好き放題やて。本人の体調が悪いとか、身内の不幸以外で休むなんて言うたら即クビやから、正直者が損するねん」
みかやん「常務面接で入った人はみんな評判悪いし。常務って見る目無いよ」
トド「社長の”どんどん人を雇って、ある程度の人数で一刻も早く部屋を空けて欲しい”という考えと、常務は正反対で”最低限の人数でも早く綺麗に部屋を空けて当たり前や”思うてはるからな。ホテルRは常務が任されて、社長が入れた人を次々辞めさせたらしいで。常務の社長へのささやかな抵抗らしいけど、そんなんに巻き込まれた人はえらい迷惑な話や」
みかやん「くだらない理由で辞めさせられて、みんなよく黙ってるね。直接対決できないならオー人事みたいな所へ電話すればいいのに」
トド「それがな。ホテルRは、基本のメイク以外の仕事やとか、掃除に時間がかかりそうな状態になってた場合は、フロントの人が交代するんやて。それをいい事に辞めさせられた人が、Yに仕返ししてるんやて。それがもう、えげつなくてビックリやで」
みかやん「わざわざホテルRで休憩したり宿泊したりして、Yにいやがらせするの?どんな事するの?」
トド「Yに仕事が回るように、ポットの中にパンツ入れたり、排水溝に何足もストッキング詰めたり、壁に血を塗り付けたり、絨毯に墨こぼしたり、棚のグラスにシッコ入れたり、ありとあらゆる嫌がらせやて。メイクさんが気づかんかったり見落としたりして、お客さんが発見したらYの責任になるやろ。まだあるで」
みかやん「確かにえげつない。あまりにも陰湿で低俗で聞いてて具合悪くなってきた」
トド「そこまで徹底的に嫌われて憎まれて恨まれてるんや。そんくらいYが陰湿で低俗なんやろ。目には目をや。そんでな極めつけは、ホンマえげつないで」
みかやん「イヤだ。怖い。キモイ。聞きたくない。不愉快になるもん」
トド「そやな。今日のところはやめとくわ」
3部屋空いたので掃除へ向かった。1部屋目の掃除中にYが2部屋目のハギをしに入った。2部屋目へ行くと、何とも中途半端なハギだった。すかさずトドはYへ電話をかけた。
トド「あまりにもハギがお粗末ちゃいますの?ホテルRではハギしてはらなかったんですか?I氏はこんなハギは教えないと思いますわ。こんなんで研修なるんですかね。ハギをして頂いた言うより荒らされた感じですわ。ホンマ研修するつもりなら、ハギをやり直して貰えませんか?ウチらは3部屋目の掃除へ行きますわ。3部屋目はハギして下さらなくて結構です。人数もおらんで忙しいのに仕事増やされたらかないませんわ。明日でも、もういっぺんI氏にハギ習った方がええんちゃいますか?正直、こんなハギなら無い方がマシですわ」
さすがトド。最近は私達に対して文句も言わず大人しくしていたが、やはり根が口うるさい文句タレなのでストレスがたまっていたのだろう。この時とばかりにトド節が炸裂した。逆に「もう来なくていい」と言われるかも知れないのに、なんて怖い物知らずなんだ。トドに拍手を贈りたい気持ちになった。”極めつけのえげつない話”とは何だったんだろう?聞きたいような聞きたくないような。
コメント