ラブホ奮戦記188日目:変なおぢさん
2003年5月21日0:00-6:00 7部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。一昨日はTさんの事を悪く言ったOくんだったが、昨日一日でTさんを見直したそうだ。Tさんは仕事も早く一生懸命で、なかなかどうして使える人だ。笑うと可愛らしくて、とても34才には見えない愛くるしさだ。無口な人なので後は我々にとけ込んでくれたら、申し分のない人だと思う。
午前2時まではフロントにYがいる。Yは何を勘違いしたのか「休憩は10分」と、のたまったのでYがいる間は例え暇であっても、長々と控え室で休んではいられない。今日は運良くリネンがあったので、私とOくんはバスローブを折りまくり、Tさんには掃除用のボロ布を折りまくって貰った。Yが帰ったのは午前2時半だった。Yを笑顔で見送り控え室の椅子に腰を下ろした。
Oくん「ったく。何が”休憩は10分で”だよ。ふざけんな!お前がベッドメイクしてみろよ!って感じだよね。ハギも満足に出来ない奴に言われたくないよ。ハギも満足に出来ないハゲだよね」
みかやん「あはは!それいいね。ハギも出来ないハゲ。でもC班も従ってるから、逆らうわけにはいかないよ。2時までの辛抱だけど、今日みたいに暇な日に何も作業が無かったら辛いよね」
ふとモニターを見ると、お客さんが精算を始めていたのでフロントへ電話した。
みかやん「211号室入ります。何か持って行く物ありますか?」
I氏「無しです。それとお風呂ラッキーですよ」
みかやん「ハギしてないのに何故ラッキーとわかるんですか?」
I氏「その部屋に入った父さんから何回も電話が来て、”冷蔵庫の物には手を付けません”とか”お風呂も使いません”とか”朝6時半に起こして下さい”とか”やっぱり6時に起こしてください”と、いちいち何度も電話を貰ったんですよ。60才近い父さんと年の離れた女性なんですけどね」
みかやん「まあお風呂ラッキーで何よりです」
電話を切って、いつもの通路のカーテンに身を隠してお客さんが帰るのを見送った。見送るつもりだったのに、お客さんは玄関を通り越してどんどん私達が隠れているカーテンに近づいてきた。しかしカーテンの手前には「フロントよりお帰り下さい」と書いた看板があるので、それを見たら引き返すだろうと思い、カーテンを完全に締めて隠れていた。
お客さんの足音がどんどん近づいて来るので息を潜めて隠れていたら、いきなりシャーッとカーテンを開けられた。驚いて固まっている私達におぢさんが「出口どっち?」と聞いてきた。しどろもどろになりながら「通路中央まで戻って頂きますと両側に出口がございます」と答えた。30代後半の女性が「この看板に書いてあるじゃない。ごめんなさいねぇ」と、笑いながら戻って行った。
男性客「今のベッドメイクだぞ。子供ばっかりでやってるんだな」
女性客「ベッドメイクって、おばちゃんがやってると思ってたわ」
と話しながら玄関を出て行った。部屋へ入るとI氏が言っていたとおり、お風呂ラッキーでティッシュもスキンも使っていなかった。にも関わらずベッドの布団を剥いでいたら、女性のキャミソールが出てきた。
Oくん「ティッシュもスキンも風呂も使ってないよ。やってないのかな?シーツで拭いたあとも無いし。でも下着があったって事は何だろ」
みかやん「ただ裸で抱き合ってただけ?」
Oくん「ひょっとして、あのおっさんEDかな?年の離れた女を連れて来たまでは良かったけど、舞い上がって落ち着かなくて、何度もフロントへ電話してたんじゃないの?」
みかやん「あまりモテそうなおぢさんじゃなかったよね」
Oくん「それはそうと”子供ばっかり”って言われたよ。24才の俺に”子供”だなんて失敬な!」
みかやん「あの位の年のおぢさんから見たら、私だって子供さ」
Oくん「俺とTさんは仕方ないとしても、みかやんは。。」
みかやん「なんだって?!」
Oくん「いや、なんでもない」
フロントへ女性が忘れて帰った下着を届けに行った。I氏にお風呂や洗面がラッキーだった事や、ティッシュもスキンも使っていなかった事を伝えた。
I氏「モテそうもないオッサンだし、慣れない事はするもんじゃないですよね。親子ほど年の離れた女性とこんな所へ来て、年甲斐もなくドキドキして何度も私に電話してきたんですよ。なんだか同情しちゃいますね。ああ、お気の毒お気の毒」
モテない者同士なのか、おぢさん同士なのか、執拗に同情するI氏だった。
今日はOくんとTさんとの勤務。一昨日はTさんの事を悪く言ったOくんだったが、昨日一日でTさんを見直したそうだ。Tさんは仕事も早く一生懸命で、なかなかどうして使える人だ。笑うと可愛らしくて、とても34才には見えない愛くるしさだ。無口な人なので後は我々にとけ込んでくれたら、申し分のない人だと思う。
午前2時まではフロントにYがいる。Yは何を勘違いしたのか「休憩は10分」と、のたまったのでYがいる間は例え暇であっても、長々と控え室で休んではいられない。今日は運良くリネンがあったので、私とOくんはバスローブを折りまくり、Tさんには掃除用のボロ布を折りまくって貰った。Yが帰ったのは午前2時半だった。Yを笑顔で見送り控え室の椅子に腰を下ろした。
Oくん「ったく。何が”休憩は10分で”だよ。ふざけんな!お前がベッドメイクしてみろよ!って感じだよね。ハギも満足に出来ない奴に言われたくないよ。ハギも満足に出来ないハゲだよね」
みかやん「あはは!それいいね。ハギも出来ないハゲ。でもC班も従ってるから、逆らうわけにはいかないよ。2時までの辛抱だけど、今日みたいに暇な日に何も作業が無かったら辛いよね」
ふとモニターを見ると、お客さんが精算を始めていたのでフロントへ電話した。
みかやん「211号室入ります。何か持って行く物ありますか?」
I氏「無しです。それとお風呂ラッキーですよ」
みかやん「ハギしてないのに何故ラッキーとわかるんですか?」
I氏「その部屋に入った父さんから何回も電話が来て、”冷蔵庫の物には手を付けません”とか”お風呂も使いません”とか”朝6時半に起こして下さい”とか”やっぱり6時に起こしてください”と、いちいち何度も電話を貰ったんですよ。60才近い父さんと年の離れた女性なんですけどね」
みかやん「まあお風呂ラッキーで何よりです」
電話を切って、いつもの通路のカーテンに身を隠してお客さんが帰るのを見送った。見送るつもりだったのに、お客さんは玄関を通り越してどんどん私達が隠れているカーテンに近づいてきた。しかしカーテンの手前には「フロントよりお帰り下さい」と書いた看板があるので、それを見たら引き返すだろうと思い、カーテンを完全に締めて隠れていた。
お客さんの足音がどんどん近づいて来るので息を潜めて隠れていたら、いきなりシャーッとカーテンを開けられた。驚いて固まっている私達におぢさんが「出口どっち?」と聞いてきた。しどろもどろになりながら「通路中央まで戻って頂きますと両側に出口がございます」と答えた。30代後半の女性が「この看板に書いてあるじゃない。ごめんなさいねぇ」と、笑いながら戻って行った。
男性客「今のベッドメイクだぞ。子供ばっかりでやってるんだな」
女性客「ベッドメイクって、おばちゃんがやってると思ってたわ」
と話しながら玄関を出て行った。部屋へ入るとI氏が言っていたとおり、お風呂ラッキーでティッシュもスキンも使っていなかった。にも関わらずベッドの布団を剥いでいたら、女性のキャミソールが出てきた。
Oくん「ティッシュもスキンも風呂も使ってないよ。やってないのかな?シーツで拭いたあとも無いし。でも下着があったって事は何だろ」
みかやん「ただ裸で抱き合ってただけ?」
Oくん「ひょっとして、あのおっさんEDかな?年の離れた女を連れて来たまでは良かったけど、舞い上がって落ち着かなくて、何度もフロントへ電話してたんじゃないの?」
みかやん「あまりモテそうなおぢさんじゃなかったよね」
Oくん「それはそうと”子供ばっかり”って言われたよ。24才の俺に”子供”だなんて失敬な!」
みかやん「あの位の年のおぢさんから見たら、私だって子供さ」
Oくん「俺とTさんは仕方ないとしても、みかやんは。。」
みかやん「なんだって?!」
Oくん「いや、なんでもない」
フロントへ女性が忘れて帰った下着を届けに行った。I氏にお風呂や洗面がラッキーだった事や、ティッシュもスキンも使っていなかった事を伝えた。
I氏「モテそうもないオッサンだし、慣れない事はするもんじゃないですよね。親子ほど年の離れた女性とこんな所へ来て、年甲斐もなくドキドキして何度も私に電話してきたんですよ。なんだか同情しちゃいますね。ああ、お気の毒お気の毒」
モテない者同士なのか、おぢさん同士なのか、執拗に同情するI氏だった。
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