0:00-9:00 6部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤時には3部屋しか在室が無かった。当然のようにC班は全員12時上がりをしたので、早速3人きりになった。フロントYが居るので控え室で休んでいるわけにもいかず、空き部屋へ行って作業をしてから部屋の中で休んだ。

Tさん「こんなに仲のいい職場って珍しいですよね」

Oくん「前は最悪だったよ。Sさん(トド)が毎日、俺らをヒステリックに怒鳴り散らして、新人指導と言うより単なる新人いびりだったのさ。異動になった先輩が見かねてSさんと対決してくれたから今はおとなしくしてるけど、すぐ調子に乗る奴だからSさんの事は放っておいて」

Tさん「新人いびり。。。って怖いですね」

みかやん「私達を怒鳴りつける事でストレス解消してたみたい。Sさんの後輩は、Sさんより年上で他店でのベッドメイク歴が長い人だったから、偉そうに出来なかったんだよね。あたしらはSさんより年下でベッドメイクの経験も無いし、最高のカモだったの」

Tさん「あの。ところでSさんって誰ですか?」
Oくん「うちの班にいる大阪弁の太った人だよ」

ようやく1組のお客さんが帰ったので掃除に向かった。Tさんが風呂係だったのでOくんとベッドを組んだ。

Oくん「さっきは倒れそうだったよ。さんざんトドの話をしてたのに”Sさんて誰?”って。Tさんって頭悪いよ」

みかやん「頭悪いと言うより天然でんねんだと思うよ」
Oくん「きっと俺等の名前も知らないんだよ」

フロントYが帰ったので、ゆっくりと控え室で休む事にした。

Tさん「お二人はココの面接は何社目でした?」
Oくん「俺は2社目。ココの近くの総菜工場を受けたけど落ちた」
みかやん「あたしはココだけ。たまたま1発合格だったよ」

Tさん「私は5社目です。ススキノのラブホテル3社とT区のラブホテル1社の面接へ行きましたが、見事に落とされました。何故か必ず血液型を聞かれて、本当の血液型を言ったら落ちました。面接の時に血液型を聞かれなかったのはココだけです」

みかやん「血液型って何か関係あるの?その4社って全部同じ系列のラブホなんじゃないの?」

Tさん「4社とも何の関わりも無いはずです。私のB型の血が悪いんです。嘘でもA型と言っていたら几帳面なイメージで合格してたと思うんですよ」

みかやん「あたしの親友や仲のいい友達は殆どB型なんだよね。あたしはA型だけど几帳面じゃないし。面接で血液型を聞くなんて初耳だよ」

Tさん「何か理由を付けて私を不合格にしたかったんだと思います。あと、面接では新卒でもないのに”将来の夢は?”とか、何故か”霊感は強い方ですか?”や”ラブホテルと聞いて思い浮かぶ言葉を言えるだけ言って下さい”とか変な質問ばかりで、ココの面接が一番まともでしたよ」

Oくん「”霊感は強い方ですか?”って聞いてきたホテルは、きっと”出る”んだよ」

みかやん「いや〜。怖い事、言わないで」
Tさん「えっ?何が出るんですか?」
Oくん「そりゃ霊でしょう」

Tさん「えっ?れい?れい、れい、れい、あっ!霊。えーーーっ?出るんですか?」

Oくん「出るかどうか知らないけど、ラブホの仕事に霊感なんか必要ないもの」

Tさん「ああ怖い。落ちて良かったです。出る所なんかで働けません」

また部屋が空いたので掃除に向かった。私が風呂掃除をしていると洗面係のOくんが来た。

Oくん「Tさんと話をすると疲れるよ。てか、あの人、人の話を聞いてないよね」

みかやん「やっぱり天然でんねん。なのさ」

Oくん「そう言えば、俺は面接の時”自分の性格を一言で言うと何”と聞かれて、思わず正直に”大雑把”と言おうとして、”おお、おお、大らかです”って答えたんだ。大雑把なんて言ったら落ちてたよね」

みかやん「あはは。そりゃそうだよ。大雑把な掃除されたら困るからね。ココの面接の時に”霊感は強い方ですか?”って聞かれなくて良かった。そんな事、聞かれたら即、逃げてたよ」

Tさん「えっ?ココも出るんですか?」
みかやん&Oくん「出〜ま〜せ〜ん〜!」

無口だったTさんの方から何かと話しかけてくるようになった。話してみると楽しい人で良かった。。。かな?

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