ラブホ奮戦記194日目:嫌われ者F
2003年5月28日0:00-6:00 8部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。5月14日の水曜日の時のように、水曜だと言うのに出勤早々掃除に駆り出された。C班の遅番と協力して次々と掃除をして、控え室へ戻ったのは午前2時半だった。出勤時から午前1時までにC班と4部屋ずつ8部屋掃除をして、C班が帰った午前1時から我々だけで3部屋掃除したので、一気に7部屋掃除をしたので、ドッと疲れた。水曜なのに0時から午前2時までの2時間で11部屋も空くのは異常だ。
後片付けをして控え室の椅子に腰を下ろすと、私達が戻るのを待っていたようにI氏が来た。
I氏「皆さん!大変な事になりました。なんと言ったらいいのか。もう、もう。最悪です」
みかやん「なんですか?どうしたって言うんですか?」
I氏「明日からフロントFが来る事になりました」
Oくん「ええええーっ」
Tさん「フロントFって誰ですか?」
フロントFと言えばホテルKの悪名高いフロントだ。ホテルKで総スカンを喰って2月8日にホテルQへ飛ばされたが、ホテルQでも嫌われまくってすぐにホテルKへ返品したという過去があった。
みかやん「フロントFって、いけ好かない高飛車で不細工なおやぢなのさ。油断するとセクハラするからTさんも気を付けなきゃ!」
Oくん「俺らのHさんの事を”アイツは俺の女だから”なんて言いやがる。シフト表を組む時だって”この女は俺に携帯番号を教えたから仕事を多くしてやる。この女は俺に携帯番号を教えないから出番を少なくしてやる”なんて、ぬかしやがる最低のおやぢさ」
I氏「”おい、お前”とか”これやっとけよ”と兎に角、高飛車な物の言い方をする奴で、メイクさん達に嫌われまくってるんですよ」
Tさん「へええ。とんでもない人がいるんですね」
I氏「ホテルKで、どうしようもなくなって、うちのフロントK子がFを引き取ってしまったんですよ」
Oくん「余計な事を。。。」
みかやん「ったく。最悪だよね。”おいお前”だなんて言われたら返事しなきゃいいんだよ。”あたしゃアンタの嫁でも子供でもないわ”って言ってやるわ。”やっとけよ”だなんて言われたらそれこそ”お前もな”って言い返してやるよ。絶対あんなおやぢの言いなりになんかならないよ」
I氏「さすがみかやん。頼もしい!そうですよ。あのオヤヂは自分の立場を分かってないんで、ガンガン言ってやって下さい」
さんざんフロントFの話をしていて午前4時半にようやく部屋が空いた。それでも話は止まらず掃除に行ったのは午前5時半だった。ムカついて無言で部屋へ向かったが部屋の入口でふと気が付いた。
みかやん「ダメだダメだ。フロントFの話をしてすっかりムカついたけど、こんな気持ちで部屋に入ったらロクな目に遭わないから、みんな気持ちを切り替えて、笑顔で、笑顔で、いいね」
Oくん「急に言われても無理っ。どうしてもフロントFの顔が浮かんできてムカつくよ」
みかやん「だめだめ!はい笑って!笑顔笑顔。はいチーズ!Tさんも」
部屋の入口で三人で深呼吸してから部屋へ入った。部屋は綺麗なものだった。ゴミは燃えるゴミと燃えないゴミに分けられていて、使ったリネン類はたたまれてあって、お風呂はお湯が抜かれ換気扇が回っていてドアも開いていた。使ったグラスや灰皿は洗面所にまとめられていてハギをしたのでは?と見まごう状態だった。
Oくん「気持ち切り替えて入って良かったよ。凄い綺麗」
Tさん「こんなお客さんは初めてです。得した気分ですね」
Oくん「このお客さんなら100点満点あげたいよね」
一時はフロントFの話ですっかり気分を悪くしてしまったが、このお客さんのお陰で今日最後の部屋を気持ち良く掃除して帰る事が出来た。お客さんはベッドの枕元にある名刺の裏に”ありがとう”と書いて帰ってくれていたが、ありがとう!と言いたいのは私達の方だと思った。明日からあのおやぢが来る。でも負けないぞ。
今日はOくんとTさんとの勤務。5月14日の水曜日の時のように、水曜だと言うのに出勤早々掃除に駆り出された。C班の遅番と協力して次々と掃除をして、控え室へ戻ったのは午前2時半だった。出勤時から午前1時までにC班と4部屋ずつ8部屋掃除をして、C班が帰った午前1時から我々だけで3部屋掃除したので、一気に7部屋掃除をしたので、ドッと疲れた。水曜なのに0時から午前2時までの2時間で11部屋も空くのは異常だ。
後片付けをして控え室の椅子に腰を下ろすと、私達が戻るのを待っていたようにI氏が来た。
I氏「皆さん!大変な事になりました。なんと言ったらいいのか。もう、もう。最悪です」
みかやん「なんですか?どうしたって言うんですか?」
I氏「明日からフロントFが来る事になりました」
Oくん「ええええーっ」
Tさん「フロントFって誰ですか?」
フロントFと言えばホテルKの悪名高いフロントだ。ホテルKで総スカンを喰って2月8日にホテルQへ飛ばされたが、ホテルQでも嫌われまくってすぐにホテルKへ返品したという過去があった。
みかやん「フロントFって、いけ好かない高飛車で不細工なおやぢなのさ。油断するとセクハラするからTさんも気を付けなきゃ!」
Oくん「俺らのHさんの事を”アイツは俺の女だから”なんて言いやがる。シフト表を組む時だって”この女は俺に携帯番号を教えたから仕事を多くしてやる。この女は俺に携帯番号を教えないから出番を少なくしてやる”なんて、ぬかしやがる最低のおやぢさ」
I氏「”おい、お前”とか”これやっとけよ”と兎に角、高飛車な物の言い方をする奴で、メイクさん達に嫌われまくってるんですよ」
Tさん「へええ。とんでもない人がいるんですね」
I氏「ホテルKで、どうしようもなくなって、うちのフロントK子がFを引き取ってしまったんですよ」
Oくん「余計な事を。。。」
みかやん「ったく。最悪だよね。”おいお前”だなんて言われたら返事しなきゃいいんだよ。”あたしゃアンタの嫁でも子供でもないわ”って言ってやるわ。”やっとけよ”だなんて言われたらそれこそ”お前もな”って言い返してやるよ。絶対あんなおやぢの言いなりになんかならないよ」
I氏「さすがみかやん。頼もしい!そうですよ。あのオヤヂは自分の立場を分かってないんで、ガンガン言ってやって下さい」
さんざんフロントFの話をしていて午前4時半にようやく部屋が空いた。それでも話は止まらず掃除に行ったのは午前5時半だった。ムカついて無言で部屋へ向かったが部屋の入口でふと気が付いた。
みかやん「ダメだダメだ。フロントFの話をしてすっかりムカついたけど、こんな気持ちで部屋に入ったらロクな目に遭わないから、みんな気持ちを切り替えて、笑顔で、笑顔で、いいね」
Oくん「急に言われても無理っ。どうしてもフロントFの顔が浮かんできてムカつくよ」
みかやん「だめだめ!はい笑って!笑顔笑顔。はいチーズ!Tさんも」
部屋の入口で三人で深呼吸してから部屋へ入った。部屋は綺麗なものだった。ゴミは燃えるゴミと燃えないゴミに分けられていて、使ったリネン類はたたまれてあって、お風呂はお湯が抜かれ換気扇が回っていてドアも開いていた。使ったグラスや灰皿は洗面所にまとめられていてハギをしたのでは?と見まごう状態だった。
Oくん「気持ち切り替えて入って良かったよ。凄い綺麗」
Tさん「こんなお客さんは初めてです。得した気分ですね」
Oくん「このお客さんなら100点満点あげたいよね」
一時はフロントFの話ですっかり気分を悪くしてしまったが、このお客さんのお陰で今日最後の部屋を気持ち良く掃除して帰る事が出来た。お客さんはベッドの枕元にある名刺の裏に”ありがとう”と書いて帰ってくれていたが、ありがとう!と言いたいのは私達の方だと思った。明日からあのおやぢが来る。でも負けないぞ。
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