ラブホ奮戦記196日目:水難事故?
2003年5月30日0:00-9:00. 15部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。今日もフロントへ出勤の打刻へ行くとフロントFがいた。いくら腹が立ってもフロントFは午前1時に帰る。1時間の辛抱だと思っても腹が立つが、フロントFの事はトドに任せて、私とOくんは知らんぷりだ。
今日は受難の日だった。洗面所にあるリネンのセット籠には、風呂上がりに足を拭く為の足拭きマット(通称:足マット)があるのに、足マットを使わずに風呂上がりに洗面所や部屋を歩いて床が水浸しになっている部屋があまりにも多かった。ラブホで働いていて何が一番腹が立つか?と聞かれたら、誰もが即「靴下が濡れる事」と答える。靴下が白子や血や汚物で濡れたら最悪だ。
部屋の蛍光灯の下では、床が濡れているかどうかはとても見えにくい。油断して部屋へ入って靴下が濡れると、誰もがとたんに機嫌が悪くなる。
Oくん「ああっ。床が濡れてるよ。くそーっ!靴下濡れちゃったよ。何て事するんだよ。だいたい、風呂入って足マットを使わないような客のマナーって最悪だよね」
私は「はい。ご覧のとおりです」と、床に無造作に捨てられていた使用済みスキンを指差した。Oくんが言うとおり、床が濡れているような部屋は、その他の所も悲惨な事になっている。この部屋の場合は、まず1つの使用済みスキンが床に落ちていて、もう1つはコーヒーやお茶の殻を乗せる皿の上にあった。ベッドの枕元にはビールをこぼしているし、シーツの上はお菓子の食べかすだらけになっていた。
この後も次々と床が濡れている部屋に当たり、三人とも靴下が濡れたので裸足になって掃除をした。素足で白子や血を踏むよりも、靴下を履いていた方がワンクッションあって良いかも知れないが、他人の身体を伝って落ちた水や、他人の身体から出た白子や血で濡れた靴下を履いているのも、気持ちの良いものではない。勝手な話だが、自分の足が濡れるのも靴下が濡れるのも、どっちもイヤだ。
三人とも無防備な裸足になっていると言うのに、我々の弱みにつけ込むかのように、アシガの客(ワキガ並みに足が臭い客)の部屋に当たった。
Oくん「うわっ。臭っ。アシガだよ」
トド「なんや裸足やと水虫でもうつりそうやで〜」
みかやん「理学療法士の友達も、患者の水虫がうつるって言ってた」
Oくん「やばいじゃん!ったくどいつもこいつも。泣きたくなるよ」
控え室へ戻って、こっそりと会社の洗濯機で靴下を洗って乾燥機で乾かし、ホカホカの靴下を履いて出発した。部屋に着いて私とトドがベッドを組み始めると、「ジャーッ」と言う物凄い音とOくんの「うわああぁ」と言う叫び声が聞こえてきた。トドと2人で風呂へ駆け付けるとOくんが風呂の床に倒れていて、浴槽からお湯がXの文字を描くようにジャージャーと吹き出ていた。
Oくん「いててて。風呂にお湯が入ってたから栓を抜いたんだよ。ジェットバスのスイッチが入ってるって知らないでいて、お湯が抜けて少なくなったとたんに、両側からお湯が吹き出てビックリして後に下がったら転んじゃったよ」
みかやん&トド「あはははは!」
Oくん「酷いよ。そんなに笑わなくたって。。」
みかやん「それより早くスイッチを切った方が良くない?」
Oくん「切れないよ。スイッチは向こう側でズブ濡れになるもん」
仕方ないので、お湯が完全に少なくなって吹き出さないようになるまで、放っておく事にした。お湯が壁に当たる音が聞こえなくなったので三人で風呂の様子を見に行くと、ジェットの噴出口から吹き上げられたお湯で壁一面はおろか天井まで見事にズブ濡れになっていた。風呂で転んだOくんもトレーナーの背中の部分やジーンズのお尻の部分がズブ濡れだった。笑っちゃ悪いとは思うがまた笑いがこみ上げてきた。
Oくん「ひでえや。何だい?この風呂は」
みかやん「・・・・・・」
Oくん「いいよ。笑いたかったら笑えばいいさ。フンだ」
トド「あはは。堪忍な。今日は水難の相が出てたんちゃうん?」
みかやん「ちょっとした水難事故だよね」
控え室へ戻ってOくんは風呂掃除用のバスタオル1枚の姿になって、濡れたトレーナーやジーンズを乾かした。なんとも哀れな姿のOくんだった。
今日はOくんとトドとの勤務。今日もフロントへ出勤の打刻へ行くとフロントFがいた。いくら腹が立ってもフロントFは午前1時に帰る。1時間の辛抱だと思っても腹が立つが、フロントFの事はトドに任せて、私とOくんは知らんぷりだ。
今日は受難の日だった。洗面所にあるリネンのセット籠には、風呂上がりに足を拭く為の足拭きマット(通称:足マット)があるのに、足マットを使わずに風呂上がりに洗面所や部屋を歩いて床が水浸しになっている部屋があまりにも多かった。ラブホで働いていて何が一番腹が立つか?と聞かれたら、誰もが即「靴下が濡れる事」と答える。靴下が白子や血や汚物で濡れたら最悪だ。
部屋の蛍光灯の下では、床が濡れているかどうかはとても見えにくい。油断して部屋へ入って靴下が濡れると、誰もがとたんに機嫌が悪くなる。
Oくん「ああっ。床が濡れてるよ。くそーっ!靴下濡れちゃったよ。何て事するんだよ。だいたい、風呂入って足マットを使わないような客のマナーって最悪だよね」
私は「はい。ご覧のとおりです」と、床に無造作に捨てられていた使用済みスキンを指差した。Oくんが言うとおり、床が濡れているような部屋は、その他の所も悲惨な事になっている。この部屋の場合は、まず1つの使用済みスキンが床に落ちていて、もう1つはコーヒーやお茶の殻を乗せる皿の上にあった。ベッドの枕元にはビールをこぼしているし、シーツの上はお菓子の食べかすだらけになっていた。
この後も次々と床が濡れている部屋に当たり、三人とも靴下が濡れたので裸足になって掃除をした。素足で白子や血を踏むよりも、靴下を履いていた方がワンクッションあって良いかも知れないが、他人の身体を伝って落ちた水や、他人の身体から出た白子や血で濡れた靴下を履いているのも、気持ちの良いものではない。勝手な話だが、自分の足が濡れるのも靴下が濡れるのも、どっちもイヤだ。
三人とも無防備な裸足になっていると言うのに、我々の弱みにつけ込むかのように、アシガの客(ワキガ並みに足が臭い客)の部屋に当たった。
Oくん「うわっ。臭っ。アシガだよ」
トド「なんや裸足やと水虫でもうつりそうやで〜」
みかやん「理学療法士の友達も、患者の水虫がうつるって言ってた」
Oくん「やばいじゃん!ったくどいつもこいつも。泣きたくなるよ」
控え室へ戻って、こっそりと会社の洗濯機で靴下を洗って乾燥機で乾かし、ホカホカの靴下を履いて出発した。部屋に着いて私とトドがベッドを組み始めると、「ジャーッ」と言う物凄い音とOくんの「うわああぁ」と言う叫び声が聞こえてきた。トドと2人で風呂へ駆け付けるとOくんが風呂の床に倒れていて、浴槽からお湯がXの文字を描くようにジャージャーと吹き出ていた。
Oくん「いててて。風呂にお湯が入ってたから栓を抜いたんだよ。ジェットバスのスイッチが入ってるって知らないでいて、お湯が抜けて少なくなったとたんに、両側からお湯が吹き出てビックリして後に下がったら転んじゃったよ」
みかやん&トド「あはははは!」
Oくん「酷いよ。そんなに笑わなくたって。。」
みかやん「それより早くスイッチを切った方が良くない?」
Oくん「切れないよ。スイッチは向こう側でズブ濡れになるもん」
仕方ないので、お湯が完全に少なくなって吹き出さないようになるまで、放っておく事にした。お湯が壁に当たる音が聞こえなくなったので三人で風呂の様子を見に行くと、ジェットの噴出口から吹き上げられたお湯で壁一面はおろか天井まで見事にズブ濡れになっていた。風呂で転んだOくんもトレーナーの背中の部分やジーンズのお尻の部分がズブ濡れだった。笑っちゃ悪いとは思うがまた笑いがこみ上げてきた。
Oくん「ひでえや。何だい?この風呂は」
みかやん「・・・・・・」
Oくん「いいよ。笑いたかったら笑えばいいさ。フンだ」
トド「あはは。堪忍な。今日は水難の相が出てたんちゃうん?」
みかやん「ちょっとした水難事故だよね」
控え室へ戻ってOくんは風呂掃除用のバスタオル1枚の姿になって、濡れたトレーナーやジーンズを乾かした。なんとも哀れな姿のOくんだった。
コメント