※Oくんと一緒に札幌ドームへ行って赤黒の試合を観戦をした。人見知りしないOくんは、試合前に会った私の友人BD君、G君、GR君、と昔からの知り合いのように話をしていた。席に着いて選手入場時の盛り上がるサポーターを見て「すげえ!すげえ!ほんっとすげえ!」と、鳥肌を立てて感動していた。試合が始まると身を乗り出しては奇声を発して大騒ぎで、隣りにいた私は恥ずかしかった。

赤黒が先制した時は、立ち上がってデブの松村のようなオーバーな拍手をして、体操選手の着地の時のようなポーズで万歳していた。「ねえねえ、応援団って何て歌ってるの?」と聞かれたので教えると、誰より大きな声で「俺達の街の誇り、さあ行けよ札幌!俺達は歌うのさ、赤と黒がある限り」と歌いだした。ゴール裏ならともかく、我々が座ったSS指定席ではとても目立っていた。あんなに喜んで貰えて連れていって良かった。

0:00-9:00 22部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。Oくんは赤黒の勝利の余韻に浸ったままでゴキゲンだった。口を開けば「いや〜。いい試合を見たよね〜」「今日の試合は最高だったよね」「面白かった〜」と大騒ぎだった。しかし仕事は忙しかった。Oくんがはしゃぐので私も嬉しくなって気が付かなかったが、8連続掃除をしていた。

土曜だと言うのに何故か55分や1時間半で帰るお客さんが多かった。滞在時間が短いお客さんに限って、大急ぎでコトを済ませ、大急ぎで風呂に入ったりするので、部屋が荒れまくりだったりする。スキンがシーツの上や、TVの上、トイレの前や、ベッドの枕元にある部屋ばかりで、きちんとゴミ箱に捨てられている部屋が少なかった。

Oくん「日曜の朝になるのに、なんでみんな何かに追い立てられるように帰るんだろうね。しかもスキンは使っているのに、中が空で白子が入ってないんだよ。これで帰ったら損した気分にならないのかなぁ」

みかやん「ゆっくり出来ないなら、次回ゆっくりできる時に来ればいいのにね。55分で帰ったってきっちり宿泊料金を取られるのにね」

Oくん「全くだよ。ん?そっか。張り切って来たのにイかなかったから帰ったのかな?だって今日は空スキンばっかりだよ。どこの部屋へ行っても不発弾ばかり」

みかやん「あははは。空スキンだから不発弾かい?そりゃいいね」
Oくん「そうだよ。今日は不発弾撤去や不発弾処理ばかりだよね」
みかやん「じゃあたしらは危険な不発弾処理班だったのかい?」
Oくん「いや。もう爆発する危険性は無いから安心さ」
みかやん「あはは。確かにね」

Oくんがゴキゲンなまま控え室へ戻った。I氏が来た。

I氏「いや〜。久々に忙しいですね。大丈夫ですか?」
Oくん「俺、今日は気分は最高、体調も絶好調ですよ」

みかやん「今日、この人を赤黒の試合へ連れて行ったんですよ。そしたらもう、こんなんなって松村邦洋ばりの拍手をして、バンザイの時なんかこんなんなって体操選手のフィニッシュのポーズして、奇声を発するし、大声で歌を歌って大騒ぎだったんですよ。あたしゃ恥ずかしかった」

I氏「あはははは。Oくん、やってみて」
Oくん「もう出来ません!」

みかやん「SS指定席って貴族席とも呼ばれていて、静かに見てる人が多いからめっちゃ目立ったんですよね」

I氏「だいたいこんな貧民を貴族席なんかへ連れて行くから浮いちゃうんですよ」

Oくん「貧民とは失敬な」

I氏「でも、そんなに喜んで貰えたら連れて行った甲斐があったでしょう?」

みかやん「はい。想像を絶する喜びようでしたから。上の通路の横で見てたのに、立ち上がって大暴れするので、階段から転げ落ちるんじゃないかと心配でした。おまけにゴールの時は抱きつかれて背中をバシバシ叩かれたんですよ。痛かったです」

I氏「どさくさに紛れてなんて事を!」
Oくん「まあいいじゃないすか。勝ったんだし」

この後も朝9時まで不発弾の処理に追われた。日曜の朝くらいはゆっくりしていって欲しいものだ。

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