ラブホ奮戦記203日目:B班の体験談
2003年6月7日0:00-9:00 10部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。今朝、物凄い悪寒に見舞われてガタガタ震えながら帰宅し、トイレへ駆け込むと胃の中の物が全て逆流した。頭はガンガン痛くて、顔は涙と鼻水でドロドロになって、足元はフラフラで、倒れるように布団に入った。途中、何度もトイレに起きて苦しくて眠れなかった。夜になって奇跡の回復を遂げて、何とか出勤したものの不調だった。
Oくんは出勤してから何度もお腹の急降下に見舞われ、今日元気なのはトドだけだった。トドが甲斐甲斐しく私達の世話を焼いてくれたので助かった。不調の私とOくんがそれぞれ2部屋ずつ、お風呂ラッキーを引き当てた事も幸いしたし、土曜の夜だと思えないくらい暇だったので命拾いした。午前2時にはお客さんの入れ替わりが終わり、後は朝までまったりだ。
ホテルQのB班には、OさんとKさんという名物ベッドメイクがいる。B班と我がD班は時間的に擦れ違いなのでホテルQで会う事はなく、噂を聞くだけだった。ところが、人手不足に陥ったA班を助ける為にパワー溢れるOさんとKさんが、土曜と日曜の朝だけA班に入る事になり、6月1日の朝に夢の対面を果たしたばかりだった。
トド「今日は噂のOさんKさんに会えるんやろ。ウチは先週会えんかったから楽しみにしとったんや。OさんKさんてどないな人や?」
みかやん「私より小柄なんだけど、声が大きくて元気な2人だよ。Oさんは50代でKさんは40代かな?OさんはNさんみたいな訛りがあって面白い人だけど、Kさんは無愛想だよ」
Oくん「先週は俺らは締めで、OさんKさんは準備に追われてて、あんまり話は出来なかったんだ」
トド「今日はお客さんもゆっくりしてはるようや。ウチらもゆっくり話できるとええな」
トドが言ったとおり、お客さんはとてもゆっくりしていた。午前7時に3部屋掃除をしたっきり、帰るお客さんはいなかった。午前8時30分に従業員通用口から控え室に届くような「おはようございますー!」と言うOさんの大声が聞こえてきた。
Oさん「おはよーさん。ごぐろうさんごぐろうさん。これっ、漬け物持って来たから食べでから帰んなさい
Oさん「あっ、そだそだ。D班てリネン帳ば最後に締めるんだべさ?誰、締めでるの?」
みかやん「私かな?」
Oさん「こないだ悪かったね。汚れの返品の欄さ”シーツ1”って書がないばなんないのに、間違って”大便1”って書いでまったもんだもの。びっくりしたべさ?」
みかやん「びっくりしたって言うより大笑い。大便1返品だって〜って笑いながら直しておいたよ」
Oさん「したってね。ベッドのシーツの上さクソたれてるもんだもの。そしてアンタ、ベッドの横さオムツがあってね、そのオムツも小便とクソまみれだったのさ。やんや参ったって」
D班一同「ええーっ!マジっすか?」
Oさん「マジもマジさ。なんつーの?そーゆーぷれい?赤ちゃんぷれいって言うのがい?でも本当にクソまでたれる事ないべさね。わっちらも呆れでしまったわ」
Oさん「クソまみれの物ばビニールさ詰めで、やれやれと思ったべさ。したっけアンタ、いぎなりお客さんがきて”財布忘れた”って戻ってきたもんだ。普通だら恥ずかしくて戻られないべさ。男と女で2人で来たもんだもの、みんな掃除してだけどもう注目の的さ」
Oさん「そしたらアンタ、男はビニール袋さ入った自分が履いてだオムツば見ても知らん顔さ。自分じゃない!みたいな顔してさ。冗談でないって。女の方は、首から腕から傷だらけだのさ。それも何かのぷれいなんだべさ。一見普通の人だげど変態同士が一緒になってるもんだもの。凄まじいんだべさ」
Oくん「何でオムツが男だってわかるんすか?」
Oさん「わっちらだって昔はイヤっちゅうほどオムツ替えたもんだもの。男は前が濡れるのさ。アンタだって昔はオムツの前ば濡らしてたハズだよ」
Oさん「だげどもアンタ、助かったよ。散々”とんでもね”とか”くせっ”とか”変態”って文句たれた後で、お客さんが来た時はみんな黙って掃除してたんだわ。良がったよ」
Oさん「せば、わっちら仕事だわ。漬け物食べて帰ってや。ごぐろうさーん」
Oさんは噂以上に豪快で、大きな声で兎に角良く喋る人だった。Oさんが嵐のように去った後、テーブルの上にきゅうりの漬け物だけが残った。有り難く頂いてみると、とんでもなく美味しかった。来週また会いたいと思った。
今日はOくんとトドとの勤務。今朝、物凄い悪寒に見舞われてガタガタ震えながら帰宅し、トイレへ駆け込むと胃の中の物が全て逆流した。頭はガンガン痛くて、顔は涙と鼻水でドロドロになって、足元はフラフラで、倒れるように布団に入った。途中、何度もトイレに起きて苦しくて眠れなかった。夜になって奇跡の回復を遂げて、何とか出勤したものの不調だった。
Oくんは出勤してから何度もお腹の急降下に見舞われ、今日元気なのはトドだけだった。トドが甲斐甲斐しく私達の世話を焼いてくれたので助かった。不調の私とOくんがそれぞれ2部屋ずつ、お風呂ラッキーを引き当てた事も幸いしたし、土曜の夜だと思えないくらい暇だったので命拾いした。午前2時にはお客さんの入れ替わりが終わり、後は朝までまったりだ。
ホテルQのB班には、OさんとKさんという名物ベッドメイクがいる。B班と我がD班は時間的に擦れ違いなのでホテルQで会う事はなく、噂を聞くだけだった。ところが、人手不足に陥ったA班を助ける為にパワー溢れるOさんとKさんが、土曜と日曜の朝だけA班に入る事になり、6月1日の朝に夢の対面を果たしたばかりだった。
トド「今日は噂のOさんKさんに会えるんやろ。ウチは先週会えんかったから楽しみにしとったんや。OさんKさんてどないな人や?」
みかやん「私より小柄なんだけど、声が大きくて元気な2人だよ。Oさんは50代でKさんは40代かな?OさんはNさんみたいな訛りがあって面白い人だけど、Kさんは無愛想だよ」
Oくん「先週は俺らは締めで、OさんKさんは準備に追われてて、あんまり話は出来なかったんだ」
トド「今日はお客さんもゆっくりしてはるようや。ウチらもゆっくり話できるとええな」
トドが言ったとおり、お客さんはとてもゆっくりしていた。午前7時に3部屋掃除をしたっきり、帰るお客さんはいなかった。午前8時30分に従業員通用口から控え室に届くような「おはようございますー!」と言うOさんの大声が聞こえてきた。
Oさん「おはよーさん。ごぐろうさんごぐろうさん。これっ、漬け物持って来たから食べでから帰んなさい
Oさん「あっ、そだそだ。D班てリネン帳ば最後に締めるんだべさ?誰、締めでるの?」
みかやん「私かな?」
Oさん「こないだ悪かったね。汚れの返品の欄さ”シーツ1”って書がないばなんないのに、間違って”大便1”って書いでまったもんだもの。びっくりしたべさ?」
みかやん「びっくりしたって言うより大笑い。大便1返品だって〜って笑いながら直しておいたよ」
Oさん「したってね。ベッドのシーツの上さクソたれてるもんだもの。そしてアンタ、ベッドの横さオムツがあってね、そのオムツも小便とクソまみれだったのさ。やんや参ったって」
D班一同「ええーっ!マジっすか?」
Oさん「マジもマジさ。なんつーの?そーゆーぷれい?赤ちゃんぷれいって言うのがい?でも本当にクソまでたれる事ないべさね。わっちらも呆れでしまったわ」
Oさん「クソまみれの物ばビニールさ詰めで、やれやれと思ったべさ。したっけアンタ、いぎなりお客さんがきて”財布忘れた”って戻ってきたもんだ。普通だら恥ずかしくて戻られないべさ。男と女で2人で来たもんだもの、みんな掃除してだけどもう注目の的さ」
Oさん「そしたらアンタ、男はビニール袋さ入った自分が履いてだオムツば見ても知らん顔さ。自分じゃない!みたいな顔してさ。冗談でないって。女の方は、首から腕から傷だらけだのさ。それも何かのぷれいなんだべさ。一見普通の人だげど変態同士が一緒になってるもんだもの。凄まじいんだべさ」
Oくん「何でオムツが男だってわかるんすか?」
Oさん「わっちらだって昔はイヤっちゅうほどオムツ替えたもんだもの。男は前が濡れるのさ。アンタだって昔はオムツの前ば濡らしてたハズだよ」
Oさん「だげどもアンタ、助かったよ。散々”とんでもね”とか”くせっ”とか”変態”って文句たれた後で、お客さんが来た時はみんな黙って掃除してたんだわ。良がったよ」
Oさん「せば、わっちら仕事だわ。漬け物食べて帰ってや。ごぐろうさーん」
Oさんは噂以上に豪快で、大きな声で兎に角良く喋る人だった。Oさんが嵐のように去った後、テーブルの上にきゅうりの漬け物だけが残った。有り難く頂いてみると、とんでもなく美味しかった。来週また会いたいと思った。
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