ラブホ奮戦記209日目:1人メイク・2
2003年6月15日0:00-9:00. 8部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。出勤時には在室が8部屋で掃除待ちが3部屋だった。このような場合、フロントの判断でC班全員を12時上がりさせるが、腐れFはC班の遅番を午前1時迄残した。いつもC班の遅番は3人なのに今日は2人。掃除待ちの部屋が更に2部屋増え、午前1時迄に5部屋をC班と交互に掃除した。
Oくん「腐れFは”状況判断の出来ない男”で有名だけど、その判断のまずさで助かったよ。今日は具合が悪くて一睡も出来ないで来たんだ。5部屋空いたけどC班のお陰で俺等2部屋しか掃除しないで済んだよ」
みかやん「C班も今日は2人なのに、残された上に1時迄に3部屋も掃除させられて気の毒だね。ところでOちゃんは大丈夫なの?」
私の問いに答える間も無くOくんはトイレへ駆け込んだ。昨日からずっとお腹の急降下に見舞われている。腐れFが帰ってI氏が出勤していたので、フロントへ赤玉を貰ってきてOくんに飲ませた。
Oくん「赤玉って効く薬だよね。治るかな?あぁ。お腹痛いよ〜。眠いよ〜。もし俺が眠っても、部屋が空いたら起こして、、、」
と、言い終わらないうちにOくんはパタッと倒れるように寝入ってしまった。すぐに1部屋空いたが、空き部屋が多いのでもう1部屋空くまでOくんを起こさないと決めた。Oくんが眠っている間に、1人でボロ布や客用フェイスタオルが足りなくなった分を、洗濯して乾燥させてはたたんでいた。それでも暇なので、ビニール袋折りや、床掃きをしていると2部屋目が空いた。
Oくんに「部屋空いたよ〜」と声をかけてみたが、「んー?ふんがっ」とフガフガしていたので諦めて1人で掃除に行く事にした。大荷物を背負って「いざ!1人メイク!」と出発したが、前回(4月15日)同様に、とても怖かった。
I氏がハギをしていてくれたので、部屋は電気が点いていて明るいが、窓が開いていてカーテンが揺れて怖い。すぐに窓を閉めて有線のスイッチを入れて、ドアを全開にした。「さて」と思っても「丑三つ時に広い部屋に1人」と思っただけで怖い。何度も言うが私は超の付く怖がりだ。こんな時に限って、今まで体験してきた数々の怪奇現象(心霊現象?)を思い出してますます怖くなる。
ビクビクしながら1人でベッドを組んでいると、ふいに人の気配がしてドアの方へ視線を向けた。するとそこには全身黒ずくめで、青黒い顔をした男がぬーっと立って。。。
みかやん「うわーーーーーっ!」
I氏「ダメですよ。1人メイクなんかしちゃ」
I氏だった。こんな時はI氏の青黒い顔がとても怖い。
みかやん「えーん。ビックリして少しチビったかも知れません」
I氏「大丈夫ですか?無理しないでOくんを起こして下さいね」
I氏が去ってまた1人になった。怖いのでマッハの速さで掃除をして22分で逃げるように部屋を出た。1人メイクで22分とは我ながら天晴れの快挙だ。あまりの事に動悸息切れ目眩がしたので一度控え室へ戻って、ボロ折り等をして気持ちを落ち着かせた。残りは部屋も風呂も無駄に広い223号室だ。
「怖くなんかない!」と自分に言いきかせて223号室へ行くと、午前3時半なのでもう外が明るくなっていた。妙に安心してのんびり掃除が出来た。やれやれと控え室へ戻るとOくんが目を覚ました。
Oくん「あれっ?215と223、1人メイクしたの?どうしよう。ごめんなさい!起こしてくれれば良かったのに。みかやんなんか人一倍怖がりなのに」
みかやん「いやいいんだよ。お互い様だから。でもね、部屋の鏡やガラスやモニターは怖くて凝視できなかったよ。途中でI氏が音も無く来て驚いて絶叫したりしたけど、223号室の時はもう外が明るかったから」
Oくん「本当にごめんなさい。赤玉が効いたのかお腹は痛くないし、少しの時間でも熟睡できたのかスッキリしてるよ。後は9時まで頑張るからね」
みかやん「月曜の朝だってのに、2時過ぎから7組もお客さんが入ったからね。朝帰りラッシュで忙しくなるかも知れないから宜しくね」
Oくん「迷惑かけた分頑張るよ。この仕返しは近いうちに必ず」
みかやん「こーゆー場合は”お返し”と言うんじゃないの?」
Oくん「あっ」
みかやん「仕返しってアンタ。。。」
恩を仇で返されても困るが、Oくんが見違えるように元気になってくれて良かった。なんだかんだ言っても1人メイクは怖いので、Oくんにはいつも元気でいて欲しい。
今日はOくんとの2人勤務。出勤時には在室が8部屋で掃除待ちが3部屋だった。このような場合、フロントの判断でC班全員を12時上がりさせるが、腐れFはC班の遅番を午前1時迄残した。いつもC班の遅番は3人なのに今日は2人。掃除待ちの部屋が更に2部屋増え、午前1時迄に5部屋をC班と交互に掃除した。
Oくん「腐れFは”状況判断の出来ない男”で有名だけど、その判断のまずさで助かったよ。今日は具合が悪くて一睡も出来ないで来たんだ。5部屋空いたけどC班のお陰で俺等2部屋しか掃除しないで済んだよ」
みかやん「C班も今日は2人なのに、残された上に1時迄に3部屋も掃除させられて気の毒だね。ところでOちゃんは大丈夫なの?」
私の問いに答える間も無くOくんはトイレへ駆け込んだ。昨日からずっとお腹の急降下に見舞われている。腐れFが帰ってI氏が出勤していたので、フロントへ赤玉を貰ってきてOくんに飲ませた。
Oくん「赤玉って効く薬だよね。治るかな?あぁ。お腹痛いよ〜。眠いよ〜。もし俺が眠っても、部屋が空いたら起こして、、、」
と、言い終わらないうちにOくんはパタッと倒れるように寝入ってしまった。すぐに1部屋空いたが、空き部屋が多いのでもう1部屋空くまでOくんを起こさないと決めた。Oくんが眠っている間に、1人でボロ布や客用フェイスタオルが足りなくなった分を、洗濯して乾燥させてはたたんでいた。それでも暇なので、ビニール袋折りや、床掃きをしていると2部屋目が空いた。
Oくんに「部屋空いたよ〜」と声をかけてみたが、「んー?ふんがっ」とフガフガしていたので諦めて1人で掃除に行く事にした。大荷物を背負って「いざ!1人メイク!」と出発したが、前回(4月15日)同様に、とても怖かった。
I氏がハギをしていてくれたので、部屋は電気が点いていて明るいが、窓が開いていてカーテンが揺れて怖い。すぐに窓を閉めて有線のスイッチを入れて、ドアを全開にした。「さて」と思っても「丑三つ時に広い部屋に1人」と思っただけで怖い。何度も言うが私は超の付く怖がりだ。こんな時に限って、今まで体験してきた数々の怪奇現象(心霊現象?)を思い出してますます怖くなる。
ビクビクしながら1人でベッドを組んでいると、ふいに人の気配がしてドアの方へ視線を向けた。するとそこには全身黒ずくめで、青黒い顔をした男がぬーっと立って。。。
みかやん「うわーーーーーっ!」
I氏「ダメですよ。1人メイクなんかしちゃ」
I氏だった。こんな時はI氏の青黒い顔がとても怖い。
みかやん「えーん。ビックリして少しチビったかも知れません」
I氏「大丈夫ですか?無理しないでOくんを起こして下さいね」
I氏が去ってまた1人になった。怖いのでマッハの速さで掃除をして22分で逃げるように部屋を出た。1人メイクで22分とは我ながら天晴れの快挙だ。あまりの事に動悸息切れ目眩がしたので一度控え室へ戻って、ボロ折り等をして気持ちを落ち着かせた。残りは部屋も風呂も無駄に広い223号室だ。
「怖くなんかない!」と自分に言いきかせて223号室へ行くと、午前3時半なのでもう外が明るくなっていた。妙に安心してのんびり掃除が出来た。やれやれと控え室へ戻るとOくんが目を覚ました。
Oくん「あれっ?215と223、1人メイクしたの?どうしよう。ごめんなさい!起こしてくれれば良かったのに。みかやんなんか人一倍怖がりなのに」
みかやん「いやいいんだよ。お互い様だから。でもね、部屋の鏡やガラスやモニターは怖くて凝視できなかったよ。途中でI氏が音も無く来て驚いて絶叫したりしたけど、223号室の時はもう外が明るかったから」
Oくん「本当にごめんなさい。赤玉が効いたのかお腹は痛くないし、少しの時間でも熟睡できたのかスッキリしてるよ。後は9時まで頑張るからね」
みかやん「月曜の朝だってのに、2時過ぎから7組もお客さんが入ったからね。朝帰りラッシュで忙しくなるかも知れないから宜しくね」
Oくん「迷惑かけた分頑張るよ。この仕返しは近いうちに必ず」
みかやん「こーゆー場合は”お返し”と言うんじゃないの?」
Oくん「あっ」
みかやん「仕返しってアンタ。。。」
恩を仇で返されても困るが、Oくんが見違えるように元気になってくれて良かった。なんだかんだ言っても1人メイクは怖いので、Oくんにはいつも元気でいて欲しい。
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