ラブホ奮戦記214日目:I氏最後の日
2003年6月22日※夢の100000HIT達成。皆様のお陰です。ありがとうございます。100000のキリ番を踏まれた方、家のマークを押して掲示板に書き込みして下さると、大変ありがたいです。(書き込みして下さると何か良い事があるかも知れません・謎)
0:00-9:00. 8部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。出勤後すぐに掃除へと向かった。掃除中にも部屋が空き、次々と掃除をして回っていて午前1時を迎えたので、腐れFには会わずに済んだ。控え室へ戻ると、山積みになっているはずのリネン類やゴミが、綺麗に片付いていて驚いた。そこへI氏がガックリと肩を落として登場した。
みかやん「リネンやゴミまで片付けて貰ってすみません」
I氏「最後のご奉公ですから」
Oくん「もう一生会えないわけじゃないんすよ」
I氏「お役に立てるのも今宵限り。最後のご奉仕です」
ふとモニターを見ると部屋が空いていたのでOくんと逃げた。
Oくん「あんなに落ち込まれちゃ返す言葉も無い。俺等も今後はフロントが腐れFで大変だよ」
みかやん「手の掛かる子ほど可愛いって言うから、I氏は寂しいんじゃない?」
と話しながらOくんとベッドの布団を剥がすと、「全身掻きむしったんじゃないか?」と思う程、毛だらけだった。ベッドを組もうとベッドパットをめくると、マットの間にも同一人物の物と思われる毛が散乱していた。一通り掃除を済ませ、最後に床の絨毯に粘着ローラー(通称:コロコロ)をかけていた。
みかやん「ベッドも酷かったけど床も酷いよ。毛だらけ」
とOくんにコロコロを回しながら大量の毛を見せていると、コロコロに何かが付いて光っているのが見えた。
Oくん「ちょっと待って!何それ?。。きっとコレは○×剤(※注1)を打つ時の注□△(※注2)だよ」
みかやん「まさか。糖尿病の人かも?」
Oくん「いや絶対、○×剤の人だよ」
控え室へ戻ると、私達の帰りを待っていたようにI氏が来たので、コロコロに付いた注□△を見せた。すると急に元気になって語りだした。
I氏「間違いないと思います。これは○×剤を打つ時の物ですよ。私が以前働いていたホテルで、必ずホテルに来て打つという常習者が捕まって、警察へ呼ばれて色々質問されて大変だったんですよ」
みかやん「ラブホで○×剤って、今でもある話なんですか?新人の頃、ソファーカバーを直してたらNさんに”アンタ、あんまし手ば奥まで入れるんでない!前はその筋の人がモーテルのソファーの隙間さ○×剤やら注□△ば隠すって話があったんだわ。手さ刺さったらどうすんの”って言われました」
I氏「この業界では有名な話ですよ。実際、その筋の方はいつも同じ部屋を使ってました」
みかやん「じゃあ○×剤でハイになって、全身を掻きむしったんでしょうか?陰毛やら髪の毛やらすね毛のような短い毛まであって、毛だらけでした」
I氏「毛ならいいですよ。前のホテルの時は○×剤でおかしくなった人に、部屋中にウン○を塗りたくられました。メイクさんに”すぐ来て下さい!”と呼ばれて駆け付けて地獄を見ました。その塗りたくり方が正気の沙汰じゃなかったんですよ。売止めにして翌朝、経営者と業者を呼んで壁を張り替えて貰いました。常連だった人がそのウン○の人で捕まったんで、本人の顔も車も車のナンバーも、よく覚えてました」
Oくん「俺だったら、そんなのを見たら即早退してもう出勤しないよ。”うわぁ”って、よろけたらウン○が付くんだよ。最悪」
みかやん「そう言えば、この人は来る時も帰る時も、姿を見てないんだよね」
I氏「私も見てません。その部屋の人はC班の時間帯にタクシーで来たようです。前のホテルの時はフロントがお客さんの車のキーを預かって、車を駐車場に入れたり動かしたりしてたんですよ。ダッシュボードが開いてて中に注□△やら、帯が付いた札束が入っていたのをよく見たので、怖くなって辞めたんですよ」
Oくん「それ怖いよ。マジで」
I氏「思い出したくもない暗い過去です」
みかやん「何も見なかった事にしましょう」
I氏はこの時だけ饒舌だった。朝になるにつれ無口になった。携帯のカメラで記念撮影をし、近日中に必ず再会できると信じて帰った。
※注1 中枢神経系を興奮させ、睡眠抑制・疲労感軽減などの作用がある医薬品の総称。常用すると習慣となり中毒を起こす
※注2 体内に薬液を注入する器具。体内に刺し込む△と、薬液を押し込むシリンダから成る
0:00-9:00. 8部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。出勤後すぐに掃除へと向かった。掃除中にも部屋が空き、次々と掃除をして回っていて午前1時を迎えたので、腐れFには会わずに済んだ。控え室へ戻ると、山積みになっているはずのリネン類やゴミが、綺麗に片付いていて驚いた。そこへI氏がガックリと肩を落として登場した。
みかやん「リネンやゴミまで片付けて貰ってすみません」
I氏「最後のご奉公ですから」
Oくん「もう一生会えないわけじゃないんすよ」
I氏「お役に立てるのも今宵限り。最後のご奉仕です」
ふとモニターを見ると部屋が空いていたのでOくんと逃げた。
Oくん「あんなに落ち込まれちゃ返す言葉も無い。俺等も今後はフロントが腐れFで大変だよ」
みかやん「手の掛かる子ほど可愛いって言うから、I氏は寂しいんじゃない?」
と話しながらOくんとベッドの布団を剥がすと、「全身掻きむしったんじゃないか?」と思う程、毛だらけだった。ベッドを組もうとベッドパットをめくると、マットの間にも同一人物の物と思われる毛が散乱していた。一通り掃除を済ませ、最後に床の絨毯に粘着ローラー(通称:コロコロ)をかけていた。
みかやん「ベッドも酷かったけど床も酷いよ。毛だらけ」
とOくんにコロコロを回しながら大量の毛を見せていると、コロコロに何かが付いて光っているのが見えた。
Oくん「ちょっと待って!何それ?。。きっとコレは○×剤(※注1)を打つ時の注□△(※注2)だよ」
みかやん「まさか。糖尿病の人かも?」
Oくん「いや絶対、○×剤の人だよ」
控え室へ戻ると、私達の帰りを待っていたようにI氏が来たので、コロコロに付いた注□△を見せた。すると急に元気になって語りだした。
I氏「間違いないと思います。これは○×剤を打つ時の物ですよ。私が以前働いていたホテルで、必ずホテルに来て打つという常習者が捕まって、警察へ呼ばれて色々質問されて大変だったんですよ」
みかやん「ラブホで○×剤って、今でもある話なんですか?新人の頃、ソファーカバーを直してたらNさんに”アンタ、あんまし手ば奥まで入れるんでない!前はその筋の人がモーテルのソファーの隙間さ○×剤やら注□△ば隠すって話があったんだわ。手さ刺さったらどうすんの”って言われました」
I氏「この業界では有名な話ですよ。実際、その筋の方はいつも同じ部屋を使ってました」
みかやん「じゃあ○×剤でハイになって、全身を掻きむしったんでしょうか?陰毛やら髪の毛やらすね毛のような短い毛まであって、毛だらけでした」
I氏「毛ならいいですよ。前のホテルの時は○×剤でおかしくなった人に、部屋中にウン○を塗りたくられました。メイクさんに”すぐ来て下さい!”と呼ばれて駆け付けて地獄を見ました。その塗りたくり方が正気の沙汰じゃなかったんですよ。売止めにして翌朝、経営者と業者を呼んで壁を張り替えて貰いました。常連だった人がそのウン○の人で捕まったんで、本人の顔も車も車のナンバーも、よく覚えてました」
Oくん「俺だったら、そんなのを見たら即早退してもう出勤しないよ。”うわぁ”って、よろけたらウン○が付くんだよ。最悪」
みかやん「そう言えば、この人は来る時も帰る時も、姿を見てないんだよね」
I氏「私も見てません。その部屋の人はC班の時間帯にタクシーで来たようです。前のホテルの時はフロントがお客さんの車のキーを預かって、車を駐車場に入れたり動かしたりしてたんですよ。ダッシュボードが開いてて中に注□△やら、帯が付いた札束が入っていたのをよく見たので、怖くなって辞めたんですよ」
Oくん「それ怖いよ。マジで」
I氏「思い出したくもない暗い過去です」
みかやん「何も見なかった事にしましょう」
I氏はこの時だけ饒舌だった。朝になるにつれ無口になった。携帯のカメラで記念撮影をし、近日中に必ず再会できると信じて帰った。
※注1 中枢神経系を興奮させ、睡眠抑制・疲労感軽減などの作用がある医薬品の総称。常用すると習慣となり中毒を起こす
※注2 体内に薬液を注入する器具。体内に刺し込む△と、薬液を押し込むシリンダから成る
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