ラブホ奮戦記219日目:人事異動決定
2003年6月28日※夕方、I氏から電話がきた。昨夜休みだったにも関わらずホテルQへ来て、フロントSさんやダサ坊にグチをこぼして帰ったが、自分がホテルPへ異動する事がどうしても納得できず、腹の虫もおさまらなくてホテルQを出てから、隣のホテルPやホテルKへ立ち寄って、他のホテルのフロント陣にも散々グチをこぼして朝帰りしてしまったそうだ。私達の為にもホテルP行きは断ってくれればいいのに。
0:00-9:00 13部屋掃除
今日はTさんとトドとの勤務。フロントへ出勤の打刻をしに行くとダサ坊がいた。
みかやん「D班のフロントって誰になるか決まったの?」
ダサ坊「腐れFに決定だよ〜。腐れFが休みの日だけ週1で俺が入る事になってさ。なんて言ったらいいか。腐れFは常務命令でホテルKには出入り禁止になってるから、他に行く所が無いんだ。同じ系列のホテルFやホテルLへ行く話もあったんだけど、またフロントK子がココへ腐れFを引き取ったんだよ」
みかやん「はあぁ。覚悟はしてたけどやっぱり腐れFなんだ。ダサ坊が週6で腐れFが週1なら我慢するけど、その逆じゃイヤだよ」
Tさん「K子さんと腐れFって、噂どおり男女の関係があるんですよ。絶対。じゃなきゃあんな奴を引き取りませんって」
みかやん「腐れFを返品してきたホテルPのフロントの女といい、うちのフロントK子といい、仕事に私情を挟み過ぎ!だから女のフロントは嫌いだよ。女のイヤな部分を見せ過ぎだもの。女のフロントは、Sさんみたいにサッパリしてて誰にも公平で中性的な魅力のある人じゃないとダメだよね」
トド「ほな、みかやんかてピッタリやんか。みかやんにフロントなってもろたらええ思うで。ほならうちらかて、なんぼでも協力するし」
Tさん「ぎゃーーーっ!」
Tさんの絶叫に振り返ると、I氏が青黒い顔をして立っていた。いつもより1時間も早い出勤だ。
I氏「こんな事になるなら、みかやんにフロント業務を仕込んでおけば良かったですよ。言葉遣いも完璧でOくんみたいに”さようか〜”だなんて言わないし、私が居なくなってもみかやんがフロントなら私も安心だったのに」
みかやん「やややや、そんな。私の”日本代表ベッドメイク”の座をあけ渡すわけにはいかないんですよ。はははっ」
I氏「後の事はU-23日本代表のOくんに任せてですね。。。」
部屋が空いたので逃げるようにフロントを出た。ついに腐れFが私達のフロントになるのかと思うと、哀しいやらムカつくやら、三人とも無言で部屋へ入った。
Tさん「ぎゃーーーっ!」
またもTさんの絶叫に振り返ると、ベッドの布団がまるで人が寝ているかのように盛り上がっていた。
Tさん「うわぁ。中に人が入ってたらどうしよう。いやぁ。きゃあ。布団剥がせないっ」
トド「人なんか入ってるわけないやろ。偶然なんかお客さんの悪戯なんか、見事に人が寝てる形やな」
Tさんは「うわあ!」「きゃああ」と大騒ぎしながら布団を剥いだ。当然、人なんか入ってるわけがない。Tさんはいちいち大声が出る人だ。先日も床掃除をしていて、お客さんが食べこぼしたサラダに入っていたキュウリが落ちているのを見て「ぎゃーーーっ!イモムシ!」と叫んだし、窓ガラスの外にとまっていた虫を見て「ぎゃーーーっ!虫、入ってくる!」と絶叫の嵐だった。
一通り掃除待ちの部屋を片付けて控え室へ戻った。腐れFが私達のフロントになるという事が頭から離れず、三人とも諦めムードで無言だった。無言でいるので眠くなってウトウトしていると、三たびTさんの「ぎゃーーーっ!」という絶叫でハッとした。
I氏「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか。もう明日で最後なんですから、いい加減私にも慣れて下さいよ」
Tさん「いやぁ。あの、その。時々、生きてる人に見えない時があって。。。」
I氏「まっ、明後日からはこんな黒い顔を見なくても済むので、何とでも言って下さい」
Tさん「そーゆー意味じゃなくて。。そんな風に言わないで下さいよ〜」
I氏「すみません。つい。なんかこうグレたくなるんですよ」
みかやん「グレたくなるのは私達の方ですよ!I氏が居なくなってその代わりが腐れFだなんて最悪じゃないですか!」
トド「ほんまやで!残されたウチらの事も考えてみいや〜。最悪やんか」
I氏「すみません。もうどうしようもなくて。。。」
I氏が言うとおり、どうしようもない。4人とも無言のまま朝を迎えてしまった。
0:00-9:00 13部屋掃除
今日はTさんとトドとの勤務。フロントへ出勤の打刻をしに行くとダサ坊がいた。
みかやん「D班のフロントって誰になるか決まったの?」
ダサ坊「腐れFに決定だよ〜。腐れFが休みの日だけ週1で俺が入る事になってさ。なんて言ったらいいか。腐れFは常務命令でホテルKには出入り禁止になってるから、他に行く所が無いんだ。同じ系列のホテルFやホテルLへ行く話もあったんだけど、またフロントK子がココへ腐れFを引き取ったんだよ」
みかやん「はあぁ。覚悟はしてたけどやっぱり腐れFなんだ。ダサ坊が週6で腐れFが週1なら我慢するけど、その逆じゃイヤだよ」
Tさん「K子さんと腐れFって、噂どおり男女の関係があるんですよ。絶対。じゃなきゃあんな奴を引き取りませんって」
みかやん「腐れFを返品してきたホテルPのフロントの女といい、うちのフロントK子といい、仕事に私情を挟み過ぎ!だから女のフロントは嫌いだよ。女のイヤな部分を見せ過ぎだもの。女のフロントは、Sさんみたいにサッパリしてて誰にも公平で中性的な魅力のある人じゃないとダメだよね」
トド「ほな、みかやんかてピッタリやんか。みかやんにフロントなってもろたらええ思うで。ほならうちらかて、なんぼでも協力するし」
Tさん「ぎゃーーーっ!」
Tさんの絶叫に振り返ると、I氏が青黒い顔をして立っていた。いつもより1時間も早い出勤だ。
I氏「こんな事になるなら、みかやんにフロント業務を仕込んでおけば良かったですよ。言葉遣いも完璧でOくんみたいに”さようか〜”だなんて言わないし、私が居なくなってもみかやんがフロントなら私も安心だったのに」
みかやん「やややや、そんな。私の”日本代表ベッドメイク”の座をあけ渡すわけにはいかないんですよ。はははっ」
I氏「後の事はU-23日本代表のOくんに任せてですね。。。」
部屋が空いたので逃げるようにフロントを出た。ついに腐れFが私達のフロントになるのかと思うと、哀しいやらムカつくやら、三人とも無言で部屋へ入った。
Tさん「ぎゃーーーっ!」
またもTさんの絶叫に振り返ると、ベッドの布団がまるで人が寝ているかのように盛り上がっていた。
Tさん「うわぁ。中に人が入ってたらどうしよう。いやぁ。きゃあ。布団剥がせないっ」
トド「人なんか入ってるわけないやろ。偶然なんかお客さんの悪戯なんか、見事に人が寝てる形やな」
Tさんは「うわあ!」「きゃああ」と大騒ぎしながら布団を剥いだ。当然、人なんか入ってるわけがない。Tさんはいちいち大声が出る人だ。先日も床掃除をしていて、お客さんが食べこぼしたサラダに入っていたキュウリが落ちているのを見て「ぎゃーーーっ!イモムシ!」と叫んだし、窓ガラスの外にとまっていた虫を見て「ぎゃーーーっ!虫、入ってくる!」と絶叫の嵐だった。
一通り掃除待ちの部屋を片付けて控え室へ戻った。腐れFが私達のフロントになるという事が頭から離れず、三人とも諦めムードで無言だった。無言でいるので眠くなってウトウトしていると、三たびTさんの「ぎゃーーーっ!」という絶叫でハッとした。
I氏「そんなに驚かなくてもいいじゃないですか。もう明日で最後なんですから、いい加減私にも慣れて下さいよ」
Tさん「いやぁ。あの、その。時々、生きてる人に見えない時があって。。。」
I氏「まっ、明後日からはこんな黒い顔を見なくても済むので、何とでも言って下さい」
Tさん「そーゆー意味じゃなくて。。そんな風に言わないで下さいよ〜」
I氏「すみません。つい。なんかこうグレたくなるんですよ」
みかやん「グレたくなるのは私達の方ですよ!I氏が居なくなってその代わりが腐れFだなんて最悪じゃないですか!」
トド「ほんまやで!残されたウチらの事も考えてみいや〜。最悪やんか」
I氏「すみません。もうどうしようもなくて。。。」
I氏が言うとおり、どうしようもない。4人とも無言のまま朝を迎えてしまった。
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