※工場では鬼女の件で、ホテルでは腐れFの件で、どこへ行ってもムカつく事が多くて、さすがの私も萎える。萎え萎え。。。と思っていたら、とんでもない事になった。

工場のレーンに立つ人は殆どがパートで、各レーンに2人ずつくらい準社員がいる。ウチのレーンではリーダーと、Gさんという20代の若くて美しくておとなしい女の子が準社員だ。ところが、鬼女の攻撃の一番のターゲットが、そのGさんだった。

鬼女は古株でも単なる主婦パートなので、準社員であるGさんの方が格上だ。鬼女より後から入ってきた人が格上で、若くて綺麗となると、あの歪みきった鬼女なら妬まずにはいられないだろう。鬼女はリーダーの次に古いので、自分ではトップ下いやナンバー2と思っているが、リーダーの休みの日は、社員の男の人達がGさんと打ち合わせをするのが気に入らないらしい。

私が入ってからも日に日に鬼女のGさんへの攻撃が酷くなっていった。Gさんを見た最後の日、出勤早々鬼女がGさんに「そんな事じゃ困るわ!ちょっと聞いてるの?返事は?それ以上早く手を動かせない?」と怒鳴っていた。今思えばアレはGさんの最後の抵抗だったのだろう。Gさんは少しふてくされた様子で、多分わざとのろのろと行動をした。

鬼女は恐ろしい早さでリーダーの元へ走り「Gさん何なの?今日は具合悪いの?注意してもダラダラダラダラやってるんだよね!あんなんじゃ明日の朝になるのに」とボヤいていた。私は後ろで聞いていて”出勤早々あんなに怒鳴られちゃヤル気も失せるだろうが”と思っていた。その日を最後にGさんは「体調不良」という事で出勤して来なくなってしまい、その後「退職した」と社員に聞かされた。

遂に鬼女の三人目の犠牲者が出た。何でみんな泣き寝入りするんだろう。それじゃ何も変わらないのに。自分から辞めてしまったら、絶対に損じゃないか?と悶々と悩んだ。

Gさんが辞めて人手不足の為、私が煮物にニンジンを乗せてセロファンもかける事になった。鬼女が一番嫌いで苦手な作業だと言っていた事を、私がやる事になったので嫌がらせなのだろう。

レーンを流れてくる煮物に左手でニンジンを乗せ、右手でセロファンをかける。ニンジンは2枚以上乗せると決まっているが、干せないよう煮汁に漬けてあるのでツルツル滑るし、セロファンは1枚1枚めくりにくい。なのにレーンは止まってくれない。想像以上に面倒な作業だった。初めてなので、どうしても作業が遅れがちになり、私の後ろで蓋を閉める係の人がやむを得ずレーンを止めた。

鬼女「何やってるの!レーン止めないで!動かしなさいよ!ああ、やっぱりニンジンの所で遅れるんだ。アンタねぇ。いちいちレーンを止められちゃ仕事になんないんだわ!それともアンタが明日の朝までやるの?残ってくれるの?ねえ?アンタ、次の仕事があるのに朝まで残れるの?」

この一言が言いたくてわざと私に無理な作業をさせたのだろう。またもブチ切れた。

みかやん「止めたくて止めてるわけないでしょ!私がわざとレーンを止めて何になるの?初めてなのに難しい仕事を押しつけられて、就労時間を無視して1人で朝まで残るなんて、いったいどんな職場?本当にそんな事が罷り通るのか、社員の人に聞いていーい?」

今度、そこへ割って入ったのはリーダーと親しいDさんだった。

Dさん「最初から早くなんか出来るわけないでしょ!新人が居るんだからこっちが合わせて面倒見てあげるのが筋じゃないの?Aさん(鬼女)にだって新人の頃はあったでしょ?リーダー!もう少しレーンを遅くしてもいいでしょ?」

リーダー「あらまっ。こんなスピードだったの?ちょっと席を離れた間に。。。ごめんなさいねぇ。Aさん(鬼女)!新人相手にこんなトップスピードは無理ってわからないかしら?どうしたの?」

普段はおとなしいDさんが私の為に立ち上がり、リーダーに窘められ、鬼女はひとまず退散した。しかし、リーダーとDさんは何故か一緒に休みになってる事が多い。リーダーとDさんが休みの日に鬼女に仕返しされそうだ。全く油断ならない職場だ。

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