0:00-9:00 17部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。出勤の打刻をしにフロントへ行くと、フロントSさんが休みでダサ坊がいた。

ダサ坊「TさんがホテルPへ行くらしいよ」
みかやん「それは完全移籍って意味?」
ダサ坊「うん。ホテルPの人になるみたい」
Oくん「Tさんの代わりの補強はあるの?」
ダサ坊「うーん。まだ何とも・・・」

ダサ坊の様子を見て、我がD班が完全に三人体制になるのだろうと悟った。しかし三人でどうしろと言うのか?あまりの事に怒りをとおり越して、やりきれない気持ちになった。

213号室で、私は洗面&トイレ係、Oくんは部屋係、トドは風呂係だった。突然トドが「みかやんっ!」と叫んだので風呂の方へ走った。トドは半泣きの顔で「この部屋、オバケ出るんか?」と涙声で叫んだ。トドのただならない様子に超の付く怖がりな私は「いやーっ!」と部屋へ逃げ出した。

トド「壁を拭いとったら後で”カタ”て音がして、振り返ったんや。ほならな。椅子が裏返ってんねん!あ、ありえんやろ。ウチ涙、出てきたわ〜」

掃除中わざわざ椅子を裏返したりしないし、平らな所で台形の椅子が裏返る事はないし、風呂で椅子が転がったらもっと大きな音がするはずだ。ふと見るとOくんが鳥肌を立てていた。

みかやん「だ、大丈夫!オープン当時から働いてたHさんが”ココでは何も起きてない”って言うんだもの。さ、次の部屋へ行くよ!あたし次は部屋係だから、控え室へ戻ったついでにシッコしてから行くね」

Oくん「えー?誰も居ない控え室で1人でシッコ出来る?」
みかやん「子供じゃないんだから」

控え室へ戻って、さてトイレ!と思ったが急に怖くなったので、新しいリネン籠を持って部屋へ走った。Oくんとトドが居る部屋へ入ってやれやれと思うと、いきなりドアが開いて腐れFが入って来たので一同飛び上がって驚いた。腐れFはコンビニボックスで売れたバイブの補充を持って来ていた。

トド「何すんねんな!お盆も近いんやし驚かさんといて!」
腐れF「???」

ようやく控え室へ戻って休憩したが、三人とも殆ど無言だった。部屋が空いたので、いつもの覗き場所でスタンバイするも、なかなかお客さんが部屋から出て来なかった。待つこと8分。部屋から出て来たのは20代女性と、酔った50代男性だった。来る時は酔っていても、帰る時まで酔ってゴキゲンな人は珍しい。

部屋へ入ると不思議なゴミが散乱していた。新聞紙やティッシュを固く小さく丸めた物や、新聞紙を折り畳んで円柱状に丸めた物や、様々な形状の紙のゴミを拾い集めながら部屋の奥へ進んだ。同じようなゴミがベッドの枕元にも散乱していたので、それも拾い集めようやくベッドの布団を剥がし始めた。

布団を剥がしたとたん、シーツの上にとんでもない物があるのを見て思わず「うわあ!」と叫んだので、Oくんとトドが集まってきた。シーツの上に転がっていたのは、直径8cm長さ25cm位の大きさで、スキンにギリギリいっぱい紙類を詰め込んだ物だった。

トド「あはは!お手製や!せこい事せんでもバイブ買ったらええやん」

Oくん「酔ってたしトシだし自分のモノは役に立たなかったんじゃないの」

みかやん「にしてもコレ大き過ぎない?これじゃありがた迷惑だよ」

トド「大きければ大きい程ええ言う人もおんねん。よくもまあこんな詰め込んだわな」

Oくん「さっきのゴミみたいのが一杯詰まってるんでしょ。こんな物を作るのに試行錯誤すんなよ!って感じ。同じ男として、あのオッサンが哀れに思えてきた」

トド「若いオネエチャン連れて来たんやし、サービスせなならん!思たんちゃう?確かに痛々しいような努力やな」

Oくん「あのオッサン、酔ってなかったらこんな巨根なのかな?」
みかやん「まさか!」
トド「ま、3割4割増しってとこやない?てゆうか願望やないの?」
Oくん「だよね。あのオッサンが巨根の持ち主とは思えないもん」

トド「ホンマようこんなモン作ったわな。控え室に飾っておこか?」
Oくん「あはは!床の間に日本刀を飾るみたいにかい?いいねえ!」
みかやん「いやだ。午前3時のおやつが美味しくなくなりそう」

トドとOくんが本当に控え室へ持ち帰りそうだったので、慌ててゴミ袋に捨てた。捨ててから「写真撮っときゃ良かった!」と思った(爆)が、遅かりし。ラブホに来る時は呑み過ぎてはいけません。

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