ラブホ奮戦記253日目:爺さん&婆さん
2003年8月11日0:00-6:00 4部屋掃除
今日はトドとの2人勤務。早速トドに質問された。
トド「Tさん、どないしたんやろ?まだ来てへんねん」
みかやん「Tさんは今日からホテルPへ異動になったんだ」
トド「やっぱりや。もしかしたら、そないな事になったかも?思たわ」
みかやん「なんだかねぇ。やりきれないよ」
トド「Oくんはどない言うてはった?」
みかやん「どないもこないも、ブチ切れてた」
トド「勢いで”辞めたる!”とか言わなええけどな」
みかやん「言いそうな雰囲気満点だったよ」
ともあれ、今日は月曜で腐れFが休みなので、腐れFの事で腹が立つ事もない。フロントはダサ坊だ。更に幸いな事に暇だったので、トドと延々と話をしていた。
モニターからお客さんが精算を始めた事を知らせる音楽が聞こえたので、いつもの場所にスタンバイしてお客さんが出て来るのを待った。出て来たのは、見事な白髪のお爺さんとお婆さんだった。2人は手を繋いで歩きながら、何やらきょろきょろしていた。物珍しくて見ているのか?と思ったら、何を思ったのか、お爺さんの方が、今出てきた部屋の向かい側や隣の部屋のドアを、次々とこじ開けようとしていた。
トド「何してはるんやろ?部屋に忘れ物でもして、どこの部屋から出て来たか、わからんようになったんちゃうん?」
見ていると、今出た部屋とは全く違う、前の方の部屋など次々とドアをこじ開けようとしていた。急にボケたのか、何やらさっぱりわからないが、思わず走ってお爺さん&お婆さんの元へ向かった。
みかやん「お客様!如何なさいましたか?」
お爺さん「出口がどこなのか、わからなくなりまして」
みかやん「出口はこちらでございます」
お婆さん「ありがとう。ちょっと慌てました」
お爺さんとお婆さんを出口まで案内して見送った。
トド「どう見ても、部屋のドアと玄関のドアはちゃうやろな。あっはっはっは。部屋に忘れ物したんやのうて、出口がわからんようなってもうたなんて、夢にも思わんかったわ。あはははは。ウチはもう”出口がわからん”言われた時、吹き出しそうやったわ。みかやんが真面目に応対してはるのが、もう笑えて笑えて」
みかやん「あたしだって、おかしかったけど笑うわけにもいかないでしょ」
2人で大笑いしながら部屋へ入って、思わず笑いが止まった。フロントの人が”ハギ”をしたのではないか?と見まごう状態になっていた。
ベッドの布団は剥がされ、ベッドパットが剥き出しになっていて、その傍らに剥がしたシーツや包布が丸められてあり愕然とした。
洗面所へ行くと、使用済みのバスローブやタオルも一つに丸められ、洗面台に食器類が下げてあり、風呂もトイレも、どう見てもハギをした状態になっていた。
トド「びっくりや!なんやのコレ?どないなってんの?」
みかやん「あの人達、何者なんだろ?」
トド「どう見てもコレは、素人さんが偶然こないなふうにしたんやのうて、ホンマもんのプロの仕事やで」
みかやん「だよね。たまたまじゃないよね」
トド「きっと若い頃か最近まで、夫婦住み込みやなんかでフロントしてはった人なんや。もしかしたら、今も現役かも知れんで。あ、現役言うんはアッチの方やのうて、フロントの話やで」
みかやん「ま、あっちの方も現役だから、ココへ来たんだろうけどね。リニュアル前のホテルPに居た爺さん&婆さんみたいな感じかい?」
トド「出口がわからん言うくらいやから、やっぱ引退したんやろな。昔を思い出して来てみたんやないの?」
みかやん「その昔、ココで働いてた人達だったりしてね」
トド「ホンマそうかも知れんで。今は使ってへん住み込み用の部屋もあるし、昔は夫婦者の住み込みが多かった言うし」
みかやん「だとしたら大先輩だね」
トド「でもな。こう言うたら悪いけど、あのおトシでHしてハギしてやったら、今頃ヘトヘトやろな。ウチも引退したらココ来て、ハギして帰ったるわ」
腐れFのとは比べ物にならないくらいの完璧なハギのお陰で、掃除はとてもラクだった。私も将来引退したら、こっそりとホテルQへ来てハギをして帰って、従業員を驚かせよう!と思った。
結局、今日掃除をしたのは、たったの4部屋だった。これでは会社側に「暇だから三人でも大丈夫」と思われても仕方ないかも知れない。それが会社側の思うつぼのようで、シャクにさわった。
今日はトドとの2人勤務。早速トドに質問された。
トド「Tさん、どないしたんやろ?まだ来てへんねん」
みかやん「Tさんは今日からホテルPへ異動になったんだ」
トド「やっぱりや。もしかしたら、そないな事になったかも?思たわ」
みかやん「なんだかねぇ。やりきれないよ」
トド「Oくんはどない言うてはった?」
みかやん「どないもこないも、ブチ切れてた」
トド「勢いで”辞めたる!”とか言わなええけどな」
みかやん「言いそうな雰囲気満点だったよ」
ともあれ、今日は月曜で腐れFが休みなので、腐れFの事で腹が立つ事もない。フロントはダサ坊だ。更に幸いな事に暇だったので、トドと延々と話をしていた。
モニターからお客さんが精算を始めた事を知らせる音楽が聞こえたので、いつもの場所にスタンバイしてお客さんが出て来るのを待った。出て来たのは、見事な白髪のお爺さんとお婆さんだった。2人は手を繋いで歩きながら、何やらきょろきょろしていた。物珍しくて見ているのか?と思ったら、何を思ったのか、お爺さんの方が、今出てきた部屋の向かい側や隣の部屋のドアを、次々とこじ開けようとしていた。
トド「何してはるんやろ?部屋に忘れ物でもして、どこの部屋から出て来たか、わからんようになったんちゃうん?」
見ていると、今出た部屋とは全く違う、前の方の部屋など次々とドアをこじ開けようとしていた。急にボケたのか、何やらさっぱりわからないが、思わず走ってお爺さん&お婆さんの元へ向かった。
みかやん「お客様!如何なさいましたか?」
お爺さん「出口がどこなのか、わからなくなりまして」
みかやん「出口はこちらでございます」
お婆さん「ありがとう。ちょっと慌てました」
お爺さんとお婆さんを出口まで案内して見送った。
トド「どう見ても、部屋のドアと玄関のドアはちゃうやろな。あっはっはっは。部屋に忘れ物したんやのうて、出口がわからんようなってもうたなんて、夢にも思わんかったわ。あはははは。ウチはもう”出口がわからん”言われた時、吹き出しそうやったわ。みかやんが真面目に応対してはるのが、もう笑えて笑えて」
みかやん「あたしだって、おかしかったけど笑うわけにもいかないでしょ」
2人で大笑いしながら部屋へ入って、思わず笑いが止まった。フロントの人が”ハギ”をしたのではないか?と見まごう状態になっていた。
ベッドの布団は剥がされ、ベッドパットが剥き出しになっていて、その傍らに剥がしたシーツや包布が丸められてあり愕然とした。
洗面所へ行くと、使用済みのバスローブやタオルも一つに丸められ、洗面台に食器類が下げてあり、風呂もトイレも、どう見てもハギをした状態になっていた。
トド「びっくりや!なんやのコレ?どないなってんの?」
みかやん「あの人達、何者なんだろ?」
トド「どう見てもコレは、素人さんが偶然こないなふうにしたんやのうて、ホンマもんのプロの仕事やで」
みかやん「だよね。たまたまじゃないよね」
トド「きっと若い頃か最近まで、夫婦住み込みやなんかでフロントしてはった人なんや。もしかしたら、今も現役かも知れんで。あ、現役言うんはアッチの方やのうて、フロントの話やで」
みかやん「ま、あっちの方も現役だから、ココへ来たんだろうけどね。リニュアル前のホテルPに居た爺さん&婆さんみたいな感じかい?」
トド「出口がわからん言うくらいやから、やっぱ引退したんやろな。昔を思い出して来てみたんやないの?」
みかやん「その昔、ココで働いてた人達だったりしてね」
トド「ホンマそうかも知れんで。今は使ってへん住み込み用の部屋もあるし、昔は夫婦者の住み込みが多かった言うし」
みかやん「だとしたら大先輩だね」
トド「でもな。こう言うたら悪いけど、あのおトシでHしてハギしてやったら、今頃ヘトヘトやろな。ウチも引退したらココ来て、ハギして帰ったるわ」
腐れFのとは比べ物にならないくらいの完璧なハギのお陰で、掃除はとてもラクだった。私も将来引退したら、こっそりとホテルQへ来てハギをして帰って、従業員を驚かせよう!と思った。
結局、今日掃除をしたのは、たったの4部屋だった。これでは会社側に「暇だから三人でも大丈夫」と思われても仕方ないかも知れない。それが会社側の思うつぼのようで、シャクにさわった。
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