ラブホ奮戦記256日目:10分3200円
2003年8月15日※工場から帰ると、夫がケーキを用意して待っていてくれて、ジーンズやTシャツ、缶コーヒー1ケース、ウエストポーチと、次々とプレゼントを出してきた。日付が変わったら誕生日なのに私が仕事だからだそうだ。
お礼もそこそこに支度をしてホテルへ向かい、改めてホテルから夫へお礼のメールを送った。夫から「せっかく誕生日なのに(T^T)仕事頑張って♪いつでも応援してます」と返信がきた。今夜も頑張るぞ!オー!な気分になった。
0:00-8:00 11部屋掃除
今日はOくんとトドとの三人勤務。今日と明日は、ホテルPへ異動したTさんが休みをとっていたので、シフトに影響なく三人勤務だった。C班の遅番が帰った午前1時には、お客さんの出入りも落ち着いて、一度控え室へ戻った。控え室の椅子に座ったとたん、Oくんとトドが歌いだした。
Oくん&トド「はっぴーばーすでーとぅーゆー。。。」
みかやん「ええっ?何?」
トド「日付変わったし誕生日やろ。おめでとーさん」
Oくん「あの。俺は改めてプレゼント買うから。。。」
みかやん「いいよいいよ。そんなの忘れて」
トド「ささやかやけど、お祝いや」
三人でトドが用意してくれた夕張メロンとケーキを頂いた。思いがけなくて驚いた。家でもケーキを食べてきたので、すっかり満腹になって掃除へ向かった。
何気なく冷蔵庫を覗くと杏露酒2缶とカクテルが入っていた。お客さんの忘れ物だ。杏露酒は私が大好きな酒だ。
みかやん「やった!杏露酒とカクテルをゲッツ!ゲッツ!ゲッツ!」
トド「お客さんからの誕生日プレゼントや。貰っとき。好きなお酒やろ。良かったやん」
Oくん「ああっ!コンビニボックスにはローターを忘れてるよ。ほらコレもプレゼントだよ」
みかやん「いやいや。あたしは杏露酒だけで十分。いつもみんなで分けてるでしょ。だからカクテルとローターは2人で分けてよ」
Oくん「えっ?いいの?じゃ俺、酒は飲めないから自動的にローターゲットだね。また友達に売ろうっと。うへへへ」
私は杏露酒2缶を、トドはカクテル1本を、Oくんはローターをゲットして、各自ゴキゲンだった。
続いて部屋が空かなかったので、控え室へ戻りモニターを見ていると、すぐにお客さんが精算を始めた。更にモニターをよく見ると滞在時間は30分きっかりだった。急いで掃除用具等の補充をして、いつもの場所にスタンバイした。
部屋から20代前半のカップルが出て来た。女の子の方は何やらゴキゲンで男の子の腕にしがみつき「キャーキャー」とはしゃいでいて、男の子の方も微笑んでいた。満足げに帰る2人を見送って、部屋へ入った。
トド「たった30分であんなゴキゲンで帰る人らも珍しいわなぁ」
みかやん「30分でお風呂まで入って帰ってるよ。やるね!」
Oくん「ベッドの上に使ったローターが捨ててあったよ。30分で風呂入ってローターだよ。なかなかだね」
トド「って事は、宿泊料金6800円とローター2800円で30分で9600円や。もったいない話やなぁ。30分しかおらんなら休憩料金の時間帯に来たらええんちゃうか?」
Oくん「あんな若い2人が10分3200円だよ。豪遊じゃん!豪遊。豪遊。俺には考えられないや。たったの30分で約1万円の出費だよ。有り得ないって」
みかやん「まぁ、あたしらが他人の財布の心配をする事もないんだけどね」
トド「ホンマや。お金どうこうより”結ばれた”ゆう事に意味があんねん」
Oくん「とっくにヤってそうな2人だったけどね」
トド「そやな。ローターも使ってはったし。最初からローターゆう事もないわなぁ。あはは」
Oくん「俺より若そうな2人だったのに、一万円も使うなんて。リッチで羨ましいよ。はあぁ」
空き部屋が4つになったところで午前7時35分に部屋が空いた。非常に中途半端な時間だが、腐れFに冷蔵庫の補充品を確認しようと電話をした。
腐れF「ご苦労さん。もう時間だ。今日も疲れたろ?帰る準備をしていいぞ」
みかやん「えっ?いいの?1部屋掃除する時間はあるよ」
腐れF「少し休んでから、ゆっくり帰り支度をすりゃいいだろ。時間ギリギリまで無理しなくていいぞ」
みかやん「はあ。じゃ締めます」
腐れF「はい。お疲れさーん」
10分3200円のお客さんより、腐れFの労いの言葉の方が有り得ないと思った。
お礼もそこそこに支度をしてホテルへ向かい、改めてホテルから夫へお礼のメールを送った。夫から「せっかく誕生日なのに(T^T)仕事頑張って♪いつでも応援してます」と返信がきた。今夜も頑張るぞ!オー!な気分になった。
0:00-8:00 11部屋掃除
今日はOくんとトドとの三人勤務。今日と明日は、ホテルPへ異動したTさんが休みをとっていたので、シフトに影響なく三人勤務だった。C班の遅番が帰った午前1時には、お客さんの出入りも落ち着いて、一度控え室へ戻った。控え室の椅子に座ったとたん、Oくんとトドが歌いだした。
Oくん&トド「はっぴーばーすでーとぅーゆー。。。」
みかやん「ええっ?何?」
トド「日付変わったし誕生日やろ。おめでとーさん」
Oくん「あの。俺は改めてプレゼント買うから。。。」
みかやん「いいよいいよ。そんなの忘れて」
トド「ささやかやけど、お祝いや」
三人でトドが用意してくれた夕張メロンとケーキを頂いた。思いがけなくて驚いた。家でもケーキを食べてきたので、すっかり満腹になって掃除へ向かった。
何気なく冷蔵庫を覗くと杏露酒2缶とカクテルが入っていた。お客さんの忘れ物だ。杏露酒は私が大好きな酒だ。
みかやん「やった!杏露酒とカクテルをゲッツ!ゲッツ!ゲッツ!」
トド「お客さんからの誕生日プレゼントや。貰っとき。好きなお酒やろ。良かったやん」
Oくん「ああっ!コンビニボックスにはローターを忘れてるよ。ほらコレもプレゼントだよ」
みかやん「いやいや。あたしは杏露酒だけで十分。いつもみんなで分けてるでしょ。だからカクテルとローターは2人で分けてよ」
Oくん「えっ?いいの?じゃ俺、酒は飲めないから自動的にローターゲットだね。また友達に売ろうっと。うへへへ」
私は杏露酒2缶を、トドはカクテル1本を、Oくんはローターをゲットして、各自ゴキゲンだった。
続いて部屋が空かなかったので、控え室へ戻りモニターを見ていると、すぐにお客さんが精算を始めた。更にモニターをよく見ると滞在時間は30分きっかりだった。急いで掃除用具等の補充をして、いつもの場所にスタンバイした。
部屋から20代前半のカップルが出て来た。女の子の方は何やらゴキゲンで男の子の腕にしがみつき「キャーキャー」とはしゃいでいて、男の子の方も微笑んでいた。満足げに帰る2人を見送って、部屋へ入った。
トド「たった30分であんなゴキゲンで帰る人らも珍しいわなぁ」
みかやん「30分でお風呂まで入って帰ってるよ。やるね!」
Oくん「ベッドの上に使ったローターが捨ててあったよ。30分で風呂入ってローターだよ。なかなかだね」
トド「って事は、宿泊料金6800円とローター2800円で30分で9600円や。もったいない話やなぁ。30分しかおらんなら休憩料金の時間帯に来たらええんちゃうか?」
Oくん「あんな若い2人が10分3200円だよ。豪遊じゃん!豪遊。豪遊。俺には考えられないや。たったの30分で約1万円の出費だよ。有り得ないって」
みかやん「まぁ、あたしらが他人の財布の心配をする事もないんだけどね」
トド「ホンマや。お金どうこうより”結ばれた”ゆう事に意味があんねん」
Oくん「とっくにヤってそうな2人だったけどね」
トド「そやな。ローターも使ってはったし。最初からローターゆう事もないわなぁ。あはは」
Oくん「俺より若そうな2人だったのに、一万円も使うなんて。リッチで羨ましいよ。はあぁ」
空き部屋が4つになったところで午前7時35分に部屋が空いた。非常に中途半端な時間だが、腐れFに冷蔵庫の補充品を確認しようと電話をした。
腐れF「ご苦労さん。もう時間だ。今日も疲れたろ?帰る準備をしていいぞ」
みかやん「えっ?いいの?1部屋掃除する時間はあるよ」
腐れF「少し休んでから、ゆっくり帰り支度をすりゃいいだろ。時間ギリギリまで無理しなくていいぞ」
みかやん「はあ。じゃ締めます」
腐れF「はい。お疲れさーん」
10分3200円のお客さんより、腐れFの労いの言葉の方が有り得ないと思った。
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