ラブホ奮戦記262日目:制服カップル
2003年8月22日0:00-6:00 14部屋掃除
今日はOくんとの勤務。腐れF改めFちゃんのお陰で、C班のK氏が午前3時まで残業してくれた。C班のK氏は41才で独身。C班の名物キャラだ。東京の某一流大学卒で外資系一流企業を辞めて実家へ戻り、バイト3つを掛け持ちしているという変わり種だ。ホテルQにA山学院大卒の人が居るのにも驚いたが、K氏の履歴書に一同ひっくり返った。しかしC班の人曰く「履歴書と本人は別物」だそうだ。
K氏は早朝は食品工場で、昼は介護施設、夜はラブホで働いているせいか、ミスが多く仕事も雑なので、未だにK氏が掃除をした後は点検が必要だが、それでもK氏は底抜けに明るく、絶えず笑顔で、疲れている素振りも見せずに懸命に働いているので、C班の人達もモンクは言えない。
K氏が合流して三人で掃除を開始した。OくんはK氏の先輩なので、しっかりした所を見せようと珍しく懸命だったし、K氏も即戦力の助っ人として必死に頑張ってくれた。午前2時に控え室へ戻ると腐れF改めFちゃんが来た。
Fちゃん「こんな夜中に制服の高校生が自転車でウロウロしてるんだ」
みかやん「男の子?挙動不審?」
Fちゃん「高校生の男と女が自転車2台で駐車場を回ってるんだ。俺が近づくと逃げる。みかやん、悪いけど”18才になってから来てね”とでも言ってきてくれ」
Oくん「俺が行く?高校生ならみかやんよりトシも近いし」
C班K氏「外は暗いし不用心だから俺が行ってもいいですよ」
Fちゃん「K氏やOくんだと怪しいだろ。みかやんに行って貰ってニッコリと友好的に話しかけて貰おう。自転車でウロウロしてて車にぶつかったらマズイだろ」
Oくん「酷い話だ。俺やK氏が”怪しい”だなんて」
C班K氏「あそーお?気が付かなかった。なるほどね。あはは」
モニターで駐車場に高校生が居るのを確認してから外へ出た。近づいてみると、中学生に見えるような小柄で可愛らしい2人だった。
みかやん「ねえ!どうしたの〜?」
男の子「誰もチャリで来てないんだぁと思って」
みかやん「ううん。時々チャリで来る人もいるよ」
女の子「あはは。そうなんだ〜」
みかやん「で?ラブホ入っちゃえ!と思ったの?」
男の子「うん。お互いの家ではちょっとね〜」
みかやん「だよね〜。家じゃちょっとね〜」
女の子「ちゃんとお金も持ってるんだよ」
みかやん「時間も時間だし泊まって欲しいのもやまやまだけど。この手のラブホって18禁なんだよね。どっちかが18才以上だといいんだけど、いや、ぶっちゃけ2人とも18才未満でもいいんだけど、思いっきり制服じゃマズイの」
男の子「でも学校帰りに遊んでたんだ」
女の子「やっぱ私服持ち歩こう。私服で来たらいい?」
みかやん「いいよいいよ。大歓迎」
男の子「じゃあ出直すかぁ?」
女の子「うん」
みかやん「彼女を送ってから帰るんだよ〜。この辺は場所柄、パトカー多いからね」
男の子「うん。ところで、お姉さんはフロント?」
みかやん「いや、ベッドメイク係」
男の子「俺の母親、ラブホじゃなくてビジネスのベッドメイクだったけど、腰を悪くして辞めたんだ。お姉さんも気を付けてね」
みかやん「ありがとう!じゃ気を付けてね〜」
女の子「は〜い」
何とも微笑ましい2人だった。こんな所へ来たとは言え何て純朴な2人だろう。2人を見送って気分良く控え室へ戻った。
Oくん「ガラ悪い高校生だった?」
みかやん「いい子達さ。”お姉さん”だって」
Oくん「はいはい。どおりでゴキゲンだよ。どうせ俺等は”怪しい”からね。それにうっかり”おばさん”だなんて言ったら大変な事になるし」
C班K氏「えっ?どうなるの?」
Oくん「殴る蹴るの仕打ち。地獄を見るよ」
C班K氏「・・・」
みかやん「冗談だよ。本気にしないで」
C班K氏「びっくりしたぁ。あははは」
K氏が帰り支度をしているとFちゃんが来た。
Fちゃん「K君。悪いな。この2人も、最初から2人と途中迄でも三人なのとでは気分的に全然違うと思うんだ。俺が”休め”と言うまで休憩も取らないし、こんなちっちゃい身体でよ〜、全部荷物持ってフーフー歩いてるんだ。K君も三時まではキツイと思うけど、今後もこの若くて小さな2人に協力してやって欲しいんだ」
C班K氏「僕で良ければ協力は惜しみません。それに深夜時給で長く働けるのは有り難い事ですから」
高校生はいい子達だったし、FちゃんといいK氏といい・・・とても幸せな気分で仕事を終えた。
今日はOくんとの勤務。腐れF改めFちゃんのお陰で、C班のK氏が午前3時まで残業してくれた。C班のK氏は41才で独身。C班の名物キャラだ。東京の某一流大学卒で外資系一流企業を辞めて実家へ戻り、バイト3つを掛け持ちしているという変わり種だ。ホテルQにA山学院大卒の人が居るのにも驚いたが、K氏の履歴書に一同ひっくり返った。しかしC班の人曰く「履歴書と本人は別物」だそうだ。
K氏は早朝は食品工場で、昼は介護施設、夜はラブホで働いているせいか、ミスが多く仕事も雑なので、未だにK氏が掃除をした後は点検が必要だが、それでもK氏は底抜けに明るく、絶えず笑顔で、疲れている素振りも見せずに懸命に働いているので、C班の人達もモンクは言えない。
K氏が合流して三人で掃除を開始した。OくんはK氏の先輩なので、しっかりした所を見せようと珍しく懸命だったし、K氏も即戦力の助っ人として必死に頑張ってくれた。午前2時に控え室へ戻ると腐れF改めFちゃんが来た。
Fちゃん「こんな夜中に制服の高校生が自転車でウロウロしてるんだ」
みかやん「男の子?挙動不審?」
Fちゃん「高校生の男と女が自転車2台で駐車場を回ってるんだ。俺が近づくと逃げる。みかやん、悪いけど”18才になってから来てね”とでも言ってきてくれ」
Oくん「俺が行く?高校生ならみかやんよりトシも近いし」
C班K氏「外は暗いし不用心だから俺が行ってもいいですよ」
Fちゃん「K氏やOくんだと怪しいだろ。みかやんに行って貰ってニッコリと友好的に話しかけて貰おう。自転車でウロウロしてて車にぶつかったらマズイだろ」
Oくん「酷い話だ。俺やK氏が”怪しい”だなんて」
C班K氏「あそーお?気が付かなかった。なるほどね。あはは」
モニターで駐車場に高校生が居るのを確認してから外へ出た。近づいてみると、中学生に見えるような小柄で可愛らしい2人だった。
みかやん「ねえ!どうしたの〜?」
男の子「誰もチャリで来てないんだぁと思って」
みかやん「ううん。時々チャリで来る人もいるよ」
女の子「あはは。そうなんだ〜」
みかやん「で?ラブホ入っちゃえ!と思ったの?」
男の子「うん。お互いの家ではちょっとね〜」
みかやん「だよね〜。家じゃちょっとね〜」
女の子「ちゃんとお金も持ってるんだよ」
みかやん「時間も時間だし泊まって欲しいのもやまやまだけど。この手のラブホって18禁なんだよね。どっちかが18才以上だといいんだけど、いや、ぶっちゃけ2人とも18才未満でもいいんだけど、思いっきり制服じゃマズイの」
男の子「でも学校帰りに遊んでたんだ」
女の子「やっぱ私服持ち歩こう。私服で来たらいい?」
みかやん「いいよいいよ。大歓迎」
男の子「じゃあ出直すかぁ?」
女の子「うん」
みかやん「彼女を送ってから帰るんだよ〜。この辺は場所柄、パトカー多いからね」
男の子「うん。ところで、お姉さんはフロント?」
みかやん「いや、ベッドメイク係」
男の子「俺の母親、ラブホじゃなくてビジネスのベッドメイクだったけど、腰を悪くして辞めたんだ。お姉さんも気を付けてね」
みかやん「ありがとう!じゃ気を付けてね〜」
女の子「は〜い」
何とも微笑ましい2人だった。こんな所へ来たとは言え何て純朴な2人だろう。2人を見送って気分良く控え室へ戻った。
Oくん「ガラ悪い高校生だった?」
みかやん「いい子達さ。”お姉さん”だって」
Oくん「はいはい。どおりでゴキゲンだよ。どうせ俺等は”怪しい”からね。それにうっかり”おばさん”だなんて言ったら大変な事になるし」
C班K氏「えっ?どうなるの?」
Oくん「殴る蹴るの仕打ち。地獄を見るよ」
C班K氏「・・・」
みかやん「冗談だよ。本気にしないで」
C班K氏「びっくりしたぁ。あははは」
K氏が帰り支度をしているとFちゃんが来た。
Fちゃん「K君。悪いな。この2人も、最初から2人と途中迄でも三人なのとでは気分的に全然違うと思うんだ。俺が”休め”と言うまで休憩も取らないし、こんなちっちゃい身体でよ〜、全部荷物持ってフーフー歩いてるんだ。K君も三時まではキツイと思うけど、今後もこの若くて小さな2人に協力してやって欲しいんだ」
C班K氏「僕で良ければ協力は惜しみません。それに深夜時給で長く働けるのは有り難い事ですから」
高校生はいい子達だったし、FちゃんといいK氏といい・・・とても幸せな気分で仕事を終えた。
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