ラブホ奮戦記278日目:台風接近
2003年9月13日0:00-8:00 13部屋掃除
今日はトドとの勤務。台風14号が北海道に接近中との事で雨や風が強くなり、チャリを諦めてタクシーで出勤した。土曜だが、こんな雨や風では来るお客さんも少ないだろうと思いきや出勤時には満室に近い状態だった。今夜はC班のTさんが午前2時まで残る事になった。
C班のTさん(50代・女性)は先月入ったばかりの新人さんだが、仕事ぶりは真面目な上、明るいキャラで我々の好感度抜群だ。
Tさん「私が家を出た頃はまだ小雨だったの。だから自転車で来たのさ。こんな雨風になると思わなかったもの。だから今、旦那に電話したの。”大事な大事な奥さんでしょ。2時に迎えに来て”ってね。あはははは!それよりさ、ごめんなさいね。残るのが私なんかで申し訳ないわ。私以外の人はみんなバリバリなのにね。あはははは!」
みかやん「とんでもない。Tさんと一緒に働くのを楽しみにしてたよ。急遽2時まで残って貰う事になって、こっちの方が申し訳ないよ。暇だといいね」
トド「だんだん雨も風も強くなってきたで。こんな天気やとお客さんも逃げ帰るんちゃうか?入って来るお客さんもおらんやろし。きっと暇やで」
私達の想像とは裏腹にとんでもなく忙しくなった。こんな雨や風にも負けず、お客さんの出入りが止まらなくなり、さすがに驚いた。バタバタと掃除をして午前2時になり、Tさんが帰り支度を始めた。
Tさん「いや〜。たまげたね。こんな天気でもお客さんの出入りが凄いんだもんね。ラブホテルって天気は関係ないんだね。あはははは」
トド「そやな。天気よりヤリたい気持ちの方が勝ってまうんやろな。でもな、北海道の人間は台風を甘く見過ぎやで。台風て北海道には滅多に来ないやろ。だから台風の怖さを知らんのや。ウチが大阪におった頃、台風が来てる言う時は、滅多な用では出かけんかったで。ラブホテルなんか論外や」
Tさん「確かにニュースで台風の事を言ってても、こっちまで来るとは思わないしピンとこないもんね。じゃ、台風が来ないうちに帰るわ。あははは」
風の音が強くなったので、Tさんを見送りに玄関まで行ったら、鍵をかってもいないのに玄関のドアが開かない。力ずくでドアを押すと少しだけ開いて物凄い力で押し戻された。
みかやん「うわぁ。風でドアが開かないんだよ!外、物凄い暴風雨になってるよ」
トドと2人がかりでドアをこじ開けると、風の音や駐車場の暖簾がはためく音が凄くて急に怖くなった。Tさんがご主人の車に飛び乗ったのを見届けて力尽きると、凄まじい勢いでドアが閉まった。
みかやん「ふえ〜。こりゃ台風だよ。こんなの久しぶりってか、初めてかも」
トド「ほんまもんの台風はこんなもんやあらへんで、もっとやな・・・」
と話しているところへFちゃんがやって来た。
Fちゃん「今、外回りしてきたらとんでもない暴風雨よ。参ったぞ。こんなんじゃもう客も来られないな」
トド「なんやて?こんな暴風雨に何が外回りや!アホちゃうか?風に乗って物が飛んできたのがぶつかったりしたら、どないすんねんな!台風の時はそれで命落とす人もおるんやで」
Fちゃん「そうは言ってもフロントとして、お客さんの車に被害は無いか?とか、何かの障害になるような事になってないか?とか、見回りは必要だろう」
そこで、モニターから「春が来た春が来た」の曲が聞こえてきた。お客さんが来た事を知らせる音だ。
トド「こんな台風みたいな天気の日に4時まで、どこで何しよったんや。黙って家へ帰ったらええやんか。家族はおらんのんか?北海道の人の無知さ加減にはホンマにビックリや。台風言うんはな・・・」
今度はモニターから「カラス何故鳴くの〜」の曲が聞こえてきた。お客さんが帰る事を知らせる音だ。
トド「わざわざこんな一番酷い時に帰らんでもええやんか!アホばかりでイヤんなるわ!大阪にも台風や津波やいう時に、わざわざ海へ行くアホもおったけど、それと大して変わらんで」
台風並みにトドの鼻息が荒くなり、話が止まらなくなったので、部屋のTVで台風情報を見た。すると台風は温帯低気圧に変わり、札幌も暴風域から外れたようだった。
トド「はあ〜。やれやれや。ヤリたいいう気持ちが台風の強さにも勝るとは思わんかったで」
私達が帰る頃には風も弱くなっていたが、トドは私を家まで送ってくれた。車の中でもトドの「台風言うんはな・・・」の話が止まらなかった。やれやれ。
今日はトドとの勤務。台風14号が北海道に接近中との事で雨や風が強くなり、チャリを諦めてタクシーで出勤した。土曜だが、こんな雨や風では来るお客さんも少ないだろうと思いきや出勤時には満室に近い状態だった。今夜はC班のTさんが午前2時まで残る事になった。
C班のTさん(50代・女性)は先月入ったばかりの新人さんだが、仕事ぶりは真面目な上、明るいキャラで我々の好感度抜群だ。
Tさん「私が家を出た頃はまだ小雨だったの。だから自転車で来たのさ。こんな雨風になると思わなかったもの。だから今、旦那に電話したの。”大事な大事な奥さんでしょ。2時に迎えに来て”ってね。あはははは!それよりさ、ごめんなさいね。残るのが私なんかで申し訳ないわ。私以外の人はみんなバリバリなのにね。あはははは!」
みかやん「とんでもない。Tさんと一緒に働くのを楽しみにしてたよ。急遽2時まで残って貰う事になって、こっちの方が申し訳ないよ。暇だといいね」
トド「だんだん雨も風も強くなってきたで。こんな天気やとお客さんも逃げ帰るんちゃうか?入って来るお客さんもおらんやろし。きっと暇やで」
私達の想像とは裏腹にとんでもなく忙しくなった。こんな雨や風にも負けず、お客さんの出入りが止まらなくなり、さすがに驚いた。バタバタと掃除をして午前2時になり、Tさんが帰り支度を始めた。
Tさん「いや〜。たまげたね。こんな天気でもお客さんの出入りが凄いんだもんね。ラブホテルって天気は関係ないんだね。あはははは」
トド「そやな。天気よりヤリたい気持ちの方が勝ってまうんやろな。でもな、北海道の人間は台風を甘く見過ぎやで。台風て北海道には滅多に来ないやろ。だから台風の怖さを知らんのや。ウチが大阪におった頃、台風が来てる言う時は、滅多な用では出かけんかったで。ラブホテルなんか論外や」
Tさん「確かにニュースで台風の事を言ってても、こっちまで来るとは思わないしピンとこないもんね。じゃ、台風が来ないうちに帰るわ。あははは」
風の音が強くなったので、Tさんを見送りに玄関まで行ったら、鍵をかってもいないのに玄関のドアが開かない。力ずくでドアを押すと少しだけ開いて物凄い力で押し戻された。
みかやん「うわぁ。風でドアが開かないんだよ!外、物凄い暴風雨になってるよ」
トドと2人がかりでドアをこじ開けると、風の音や駐車場の暖簾がはためく音が凄くて急に怖くなった。Tさんがご主人の車に飛び乗ったのを見届けて力尽きると、凄まじい勢いでドアが閉まった。
みかやん「ふえ〜。こりゃ台風だよ。こんなの久しぶりってか、初めてかも」
トド「ほんまもんの台風はこんなもんやあらへんで、もっとやな・・・」
と話しているところへFちゃんがやって来た。
Fちゃん「今、外回りしてきたらとんでもない暴風雨よ。参ったぞ。こんなんじゃもう客も来られないな」
トド「なんやて?こんな暴風雨に何が外回りや!アホちゃうか?風に乗って物が飛んできたのがぶつかったりしたら、どないすんねんな!台風の時はそれで命落とす人もおるんやで」
Fちゃん「そうは言ってもフロントとして、お客さんの車に被害は無いか?とか、何かの障害になるような事になってないか?とか、見回りは必要だろう」
そこで、モニターから「春が来た春が来た」の曲が聞こえてきた。お客さんが来た事を知らせる音だ。
トド「こんな台風みたいな天気の日に4時まで、どこで何しよったんや。黙って家へ帰ったらええやんか。家族はおらんのんか?北海道の人の無知さ加減にはホンマにビックリや。台風言うんはな・・・」
今度はモニターから「カラス何故鳴くの〜」の曲が聞こえてきた。お客さんが帰る事を知らせる音だ。
トド「わざわざこんな一番酷い時に帰らんでもええやんか!アホばかりでイヤんなるわ!大阪にも台風や津波やいう時に、わざわざ海へ行くアホもおったけど、それと大して変わらんで」
台風並みにトドの鼻息が荒くなり、話が止まらなくなったので、部屋のTVで台風情報を見た。すると台風は温帯低気圧に変わり、札幌も暴風域から外れたようだった。
トド「はあ〜。やれやれや。ヤリたいいう気持ちが台風の強さにも勝るとは思わんかったで」
私達が帰る頃には風も弱くなっていたが、トドは私を家まで送ってくれた。車の中でもトドの「台風言うんはな・・・」の話が止まらなかった。やれやれ。
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