ラブホ奮戦記280日目:犯人確認
2003年9月16日0:00-9:00. 9部屋掃除
今日はOくんとの勤務。昨日からC班が3人勤務になった。昨日は祝日だったのでどの班も暇で、C班に部屋やリネンを残されるような事にはならなかったそうだ。今日は火曜で大量のリネンが届く。出勤してモニターを見ると、掃除待ちの部屋はなかったが、大量のリネンが手つかずになっていた。さすがのC班も3人では、部屋を片付けるのが精一杯でリネンには手が回らなかったのだろう。
部屋が空かなかったのでOくんとリネン折りをしていると、Fちゃんが出勤してきた。昨日、Fちゃんが私にした話しをOくんにも伝えた。
Fちゃん「かくかくしかじか、こうゆう事だから頼むな」
Oくん「はーい」
Fちゃん「昨日はこのお嬢ちゃんに噛みつかれて大変だったぞ」
Oくん「お嬢ちゃんて・・・」
Fちゃん「トド母さんはお喋りだから言ってないからな」
みかやん&Oくん「了解」
部屋掃除とリネン折りを繰り返していると、一気に4部屋空いた。一番奥の部屋から攻める事にしたが、Fちゃんは一番手前の部屋にハギに入った。奥の部屋の掃除を終えて、手前まで戻るのも面倒臭いので、ハギは済んでいなかったが隣の部屋へ入った。
私はベッドの布団を剥がそうとしていた。一番最初にベッドカバーを剥がすのに、ベッドカバーが無い。
みかやん「Oちゃん、そっちにベッドカバー有る?」
Oくん「こっちには無いよ。何で?そこに無いの?」
みかやん「無いんだよね」
Oくん「悪戯して隠されたかな?」
時にお客さんに様々な悪戯をされる事がある。最悪だったのがローション塗りたくり事件で、その他はコーヒーカップと皿をボンドでくっつけたり、伏せてあるコーヒーカップの中にスキンを入れられたり、物を隠された事があったので、また悪戯だろうとベッドカバーの捜索を始めた。
ベッドカバーはWベッドサイズにフリル付きで大きいし、生地が厚いのでたたんでも結構な大きさになる。浴槽の中、トイレのタンクの中、冷蔵庫やコンビニボックスの後、ソファーの下など、懸命に捜索したが見つからなかった。
Oくん「やられたよ。盗まれた」
みかやん「あんな趣味の悪いのを?」
Oくん「もっと良くて安いのいくらでも売ってんじゃん」
みかやん「全くだよね。センスを疑うよ」
Oくん「はーっ。ムカつく。あんなのをわざわざ持って帰るセンスも最悪だけど、その根性が気に入らない!コーヒーや砂糖じゃないんだから、立派な窃盗犯だよ」
Oくんの怒りが止まらなくなった。とっとと残り2部屋を掃除して、Oくんに連れられてフロントへ行った。
Oくん「Fちゃん、ビデオを巻き戻してよ。4時半頃211号室から出た客を見たいんだ」
みかやん「そっか。どんな客か見れるね」
Fちゃん「211号室は4時26分に出たぞ。どうしたんだ?」
Oくん「ベッドカバーを盗まれたんだ。どんな客か見てやる!」
Fちゃん「盗られたか。どらどら見てみるべ」
ボタン操作1発で4時26分に211号室からお客さんが出てきた所が再生され、その画期的さに驚いた。最初に黒いTシャツに黒のジャケット、黒ズボンの黒ずくめの30代半ばのちょっと強面の男性が出て来たが、手ぶらだ。後ろから白いチビTにピタピタジーンズをはいた20代後半の女性が出て来た。女性の白いチビTの両肩にリュックの黒い肩ひものような物が見えたので、女性がリュックにベッドカバーを忍ばせたと思われた。
女性が玄関に近づくたびに画像がアップになる。どアップになったところでよく見ると、リュックの肩ひもではなく、女性の長い黒髪で女性も手ぶらだった。
みかやん「あれれ?2人とも手ぶらだよ」
Fちゃん「も1回見るべ。今度は男の方を重点的にな」
Fちゃんがもう1度ビデオを巻き戻して再生してくれたので、三人でじっと男性を見つめた。
Oくん「あっ!男が犯人だよ!前屈みで歩いてるし腹を押さえてる!あの野郎、腹に隠してやがる」
Fちゃん「211号室の車は、札幌○○、○の○○ー○○な。俺のブラックリストにも書いておくな」
Oくん「みかやんも、この男と女の顔、よく覚えておいてよ。今度来たら聞こえるように”あっ、ベッドカバーの人だ”みたいに言ってやんなきゃ」
みかやん&Fちゃん「そこまでしなくても」
Oくんの最終目的を知って驚いた。私達が、男女の顔や車のナンバーや車種を知ってるという事実だけで十分じゃないか。こんなところをFちゃんに「青い」と言われるOくんだった。
今日はOくんとの勤務。昨日からC班が3人勤務になった。昨日は祝日だったのでどの班も暇で、C班に部屋やリネンを残されるような事にはならなかったそうだ。今日は火曜で大量のリネンが届く。出勤してモニターを見ると、掃除待ちの部屋はなかったが、大量のリネンが手つかずになっていた。さすがのC班も3人では、部屋を片付けるのが精一杯でリネンには手が回らなかったのだろう。
部屋が空かなかったのでOくんとリネン折りをしていると、Fちゃんが出勤してきた。昨日、Fちゃんが私にした話しをOくんにも伝えた。
Fちゃん「かくかくしかじか、こうゆう事だから頼むな」
Oくん「はーい」
Fちゃん「昨日はこのお嬢ちゃんに噛みつかれて大変だったぞ」
Oくん「お嬢ちゃんて・・・」
Fちゃん「トド母さんはお喋りだから言ってないからな」
みかやん&Oくん「了解」
部屋掃除とリネン折りを繰り返していると、一気に4部屋空いた。一番奥の部屋から攻める事にしたが、Fちゃんは一番手前の部屋にハギに入った。奥の部屋の掃除を終えて、手前まで戻るのも面倒臭いので、ハギは済んでいなかったが隣の部屋へ入った。
私はベッドの布団を剥がそうとしていた。一番最初にベッドカバーを剥がすのに、ベッドカバーが無い。
みかやん「Oちゃん、そっちにベッドカバー有る?」
Oくん「こっちには無いよ。何で?そこに無いの?」
みかやん「無いんだよね」
Oくん「悪戯して隠されたかな?」
時にお客さんに様々な悪戯をされる事がある。最悪だったのがローション塗りたくり事件で、その他はコーヒーカップと皿をボンドでくっつけたり、伏せてあるコーヒーカップの中にスキンを入れられたり、物を隠された事があったので、また悪戯だろうとベッドカバーの捜索を始めた。
ベッドカバーはWベッドサイズにフリル付きで大きいし、生地が厚いのでたたんでも結構な大きさになる。浴槽の中、トイレのタンクの中、冷蔵庫やコンビニボックスの後、ソファーの下など、懸命に捜索したが見つからなかった。
Oくん「やられたよ。盗まれた」
みかやん「あんな趣味の悪いのを?」
Oくん「もっと良くて安いのいくらでも売ってんじゃん」
みかやん「全くだよね。センスを疑うよ」
Oくん「はーっ。ムカつく。あんなのをわざわざ持って帰るセンスも最悪だけど、その根性が気に入らない!コーヒーや砂糖じゃないんだから、立派な窃盗犯だよ」
Oくんの怒りが止まらなくなった。とっとと残り2部屋を掃除して、Oくんに連れられてフロントへ行った。
Oくん「Fちゃん、ビデオを巻き戻してよ。4時半頃211号室から出た客を見たいんだ」
みかやん「そっか。どんな客か見れるね」
Fちゃん「211号室は4時26分に出たぞ。どうしたんだ?」
Oくん「ベッドカバーを盗まれたんだ。どんな客か見てやる!」
Fちゃん「盗られたか。どらどら見てみるべ」
ボタン操作1発で4時26分に211号室からお客さんが出てきた所が再生され、その画期的さに驚いた。最初に黒いTシャツに黒のジャケット、黒ズボンの黒ずくめの30代半ばのちょっと強面の男性が出て来たが、手ぶらだ。後ろから白いチビTにピタピタジーンズをはいた20代後半の女性が出て来た。女性の白いチビTの両肩にリュックの黒い肩ひものような物が見えたので、女性がリュックにベッドカバーを忍ばせたと思われた。
女性が玄関に近づくたびに画像がアップになる。どアップになったところでよく見ると、リュックの肩ひもではなく、女性の長い黒髪で女性も手ぶらだった。
みかやん「あれれ?2人とも手ぶらだよ」
Fちゃん「も1回見るべ。今度は男の方を重点的にな」
Fちゃんがもう1度ビデオを巻き戻して再生してくれたので、三人でじっと男性を見つめた。
Oくん「あっ!男が犯人だよ!前屈みで歩いてるし腹を押さえてる!あの野郎、腹に隠してやがる」
Fちゃん「211号室の車は、札幌○○、○の○○ー○○な。俺のブラックリストにも書いておくな」
Oくん「みかやんも、この男と女の顔、よく覚えておいてよ。今度来たら聞こえるように”あっ、ベッドカバーの人だ”みたいに言ってやんなきゃ」
みかやん&Fちゃん「そこまでしなくても」
Oくんの最終目的を知って驚いた。私達が、男女の顔や車のナンバーや車種を知ってるという事実だけで十分じゃないか。こんなところをFちゃんに「青い」と言われるOくんだった。
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