ラブホ奮戦記284日目:中国5人組2
2003年9月20日出勤前、夫と近所のカラオケ屋さんへ行った。夫が1000円割引券を貰ってきたので、出費は1000円弱で済んだ。そんなわけで今夜もホロ酔いで出勤してしまった。いかんいかん。
0:00-8:00 8部屋掃除
今日はOくんとの勤務。土曜なので、さすがにC班が午前1時まで残り、更にC班のD班が午前2時まで残って、我々と掃除をしてくれた。C班のDさんと言えば、最古参ベッドメイク係で超の付くお局様だ。リネン庫へのリネンの収納の仕方、リネンの折り方などウチの班にも堂々とケチをつけてくれるウルサ方なので、Oくんと2人で異常に緊張していた。
ところが実際に一緒に部屋へ入ってみると、お年のわりに(50代後半・こりゃ失敬)よく身体が動くし、明るく気さくな人だったので助かった。Dさんが帰り、午前2時からOくんと2人になった。今日は珍しくお客さんの入れ替わりが早めに終わったので、ゆっくり休もうとするとFちゃんが走ってきた。
Fちゃん「来たぞ!また来た!昨日の中国人5人組だ。みかやん、また昨日のセットを作ってくれ。Oくんは掛け布団に包布を掛けてくれ」
みかやん「やっぱりまた来たんだ」
Oくん「えっ?中国人って冬に何泊かしてたあの謎の中国人グループかい?」
みかやん「前回は4人で今回は5人だし、同一グループかどうかはわかんないけどね」
Fちゃん「よし。用意が出来たら2人で渡してきてくれ」
私はセット籠をOくんは掛け布団を持って部屋へ向かった。ドア入口でブザーを押して「失礼します〜」と声を掛けると、男性が1人で階段を降りてきた。パッと見は日本人だが言われてみると、どことなく中国系のお顔だちだ。しかもトドが言っていたとおり「おでこが長い」。おでこが広いと言うより「おでこが長い」と言う方が的確だと思ったとたんに笑いがこみあげた。
笑いをかみしめつつ「お待たせしました」と言ってセット籠と掛け布団を渡すと、男性は「ドモアリガトゴザーイマス」と言って階段を上がって行った。
Oくん「俺が前に見たのは女の人だったから、同じグループかどうかわかんないや。女の人だったらフロントK子にソックリだったから、もう1回見たら絶対わかったのに」
Fちゃん「昨日、みかやんから前回の事を聞いていろいろ考えたんだけどよ。旅行で来たんなら普通は大通りやススキノ方面に泊まるんじゃないか?どうしてレンタカーでわざわざこんな所まで来るんだろうな?」
Oくん「ええっ!今回もレンタカーなの?前回もだったよね」
みかやん「うん。それはそうとFちゃんったら、別にいろいろ考える事もないじゃないの」
Fちゃん「そうだけどよ〜。何でわざわざと思ってよ」
みかやん「近くに何だかよくわからないけど、外国人の為の施設があるよね?いつも外人さん達でごった返してる所。あそこに用があって来たんじゃない?」
Fちゃん「そうか。あそこならここからも近いよな。あー。スッキリした」
今朝まであれほど前回の事を聞いておきながら、更にいろいろと考えていたとは。危うく今日も中国人グループの話を朝まで引っ張られるところだった。
午前7時45分に1部屋空いた。掃除をすると8時を過ぎてしまうので、いつもなら見送るところだ。しかしFちゃんから電話がきて「俺も手伝うから、この部屋を片付けてから帰ってくれ!頼む」との事だ。しぶしぶ出動した。
早く片付けなければボランティア残業になってしまう。急いで階段を上がり、部屋のドアを開けてハッと息を呑んだ。あまりにも荒らされていた。お客さんは2人だったのに、グラス4つとワイングラスを2つ使っていたし、シーツやバスローブは血でドロドロ、お風呂はお湯が入ったままで壁も天井もベチャベチャ、血がついたティッシュはそこらじゅうに散乱していて、それはそれは酷い有様だった。
Oくん「ったく。時間無いのに無理して部屋に入るとこうだよ」
Fちゃん「そう言わず頑張ってくれや」
Oくん「こんなに荒らされちゃ掃除だけでも時間かかるよ。控え室に戻っても、リネンの返品と、おねしょマットの洗濯と、グラス類の消毒があるよ。何時までかかるか」
Fちゃん「後の事は俺がする。部屋だけ何とか上げてくれ」
Oくん「部屋だけでも8時過ぎるよ」
Fちゃん「煙草1箱で許して貰えないか?」
Oくん「えっ?煙草貰えるの?じゃ頑張る」
交渉成立でOくんは俄然張り切って掃除を始めた。お陰で退勤の打刻をしたのは8時2分だった。
0:00-8:00 8部屋掃除
今日はOくんとの勤務。土曜なので、さすがにC班が午前1時まで残り、更にC班のD班が午前2時まで残って、我々と掃除をしてくれた。C班のDさんと言えば、最古参ベッドメイク係で超の付くお局様だ。リネン庫へのリネンの収納の仕方、リネンの折り方などウチの班にも堂々とケチをつけてくれるウルサ方なので、Oくんと2人で異常に緊張していた。
ところが実際に一緒に部屋へ入ってみると、お年のわりに(50代後半・こりゃ失敬)よく身体が動くし、明るく気さくな人だったので助かった。Dさんが帰り、午前2時からOくんと2人になった。今日は珍しくお客さんの入れ替わりが早めに終わったので、ゆっくり休もうとするとFちゃんが走ってきた。
Fちゃん「来たぞ!また来た!昨日の中国人5人組だ。みかやん、また昨日のセットを作ってくれ。Oくんは掛け布団に包布を掛けてくれ」
みかやん「やっぱりまた来たんだ」
Oくん「えっ?中国人って冬に何泊かしてたあの謎の中国人グループかい?」
みかやん「前回は4人で今回は5人だし、同一グループかどうかはわかんないけどね」
Fちゃん「よし。用意が出来たら2人で渡してきてくれ」
私はセット籠をOくんは掛け布団を持って部屋へ向かった。ドア入口でブザーを押して「失礼します〜」と声を掛けると、男性が1人で階段を降りてきた。パッと見は日本人だが言われてみると、どことなく中国系のお顔だちだ。しかもトドが言っていたとおり「おでこが長い」。おでこが広いと言うより「おでこが長い」と言う方が的確だと思ったとたんに笑いがこみあげた。
笑いをかみしめつつ「お待たせしました」と言ってセット籠と掛け布団を渡すと、男性は「ドモアリガトゴザーイマス」と言って階段を上がって行った。
Oくん「俺が前に見たのは女の人だったから、同じグループかどうかわかんないや。女の人だったらフロントK子にソックリだったから、もう1回見たら絶対わかったのに」
Fちゃん「昨日、みかやんから前回の事を聞いていろいろ考えたんだけどよ。旅行で来たんなら普通は大通りやススキノ方面に泊まるんじゃないか?どうしてレンタカーでわざわざこんな所まで来るんだろうな?」
Oくん「ええっ!今回もレンタカーなの?前回もだったよね」
みかやん「うん。それはそうとFちゃんったら、別にいろいろ考える事もないじゃないの」
Fちゃん「そうだけどよ〜。何でわざわざと思ってよ」
みかやん「近くに何だかよくわからないけど、外国人の為の施設があるよね?いつも外人さん達でごった返してる所。あそこに用があって来たんじゃない?」
Fちゃん「そうか。あそこならここからも近いよな。あー。スッキリした」
今朝まであれほど前回の事を聞いておきながら、更にいろいろと考えていたとは。危うく今日も中国人グループの話を朝まで引っ張られるところだった。
午前7時45分に1部屋空いた。掃除をすると8時を過ぎてしまうので、いつもなら見送るところだ。しかしFちゃんから電話がきて「俺も手伝うから、この部屋を片付けてから帰ってくれ!頼む」との事だ。しぶしぶ出動した。
早く片付けなければボランティア残業になってしまう。急いで階段を上がり、部屋のドアを開けてハッと息を呑んだ。あまりにも荒らされていた。お客さんは2人だったのに、グラス4つとワイングラスを2つ使っていたし、シーツやバスローブは血でドロドロ、お風呂はお湯が入ったままで壁も天井もベチャベチャ、血がついたティッシュはそこらじゅうに散乱していて、それはそれは酷い有様だった。
Oくん「ったく。時間無いのに無理して部屋に入るとこうだよ」
Fちゃん「そう言わず頑張ってくれや」
Oくん「こんなに荒らされちゃ掃除だけでも時間かかるよ。控え室に戻っても、リネンの返品と、おねしょマットの洗濯と、グラス類の消毒があるよ。何時までかかるか」
Fちゃん「後の事は俺がする。部屋だけ何とか上げてくれ」
Oくん「部屋だけでも8時過ぎるよ」
Fちゃん「煙草1箱で許して貰えないか?」
Oくん「えっ?煙草貰えるの?じゃ頑張る」
交渉成立でOくんは俄然張り切って掃除を始めた。お陰で退勤の打刻をしたのは8時2分だった。
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