ラブホ奮戦記300日目:昔の女
2003年10月17日 ※ラブホ奮戦記も今日で300日目。よくもまぁこんな仕事を300日もやってきたもんだと、秋の夜長にしみじみといろんな事を思い出しておりました。皆様の暖かい励ましのお陰です。ありがとうございます。
0:00-9:00. 10部屋掃除+リネン&ボロ折り
今日はOくんとの勤務。出勤時には満室で、午前1時までC班のDさんとTさん、午前2時までDさんが残業してくれて助かった。8部屋掃除し、Dさんが帰ったとたんお客さんの出入りが止まった。
午前2時からOくんとリネン折りを始めた。1時間ほど経った頃、Fちゃんが走って来た。
Fちゃん「今、フロントの前を掃除してたら、客が来て30代の男に”部屋空いてるかい?”って声を掛けられたんだ。”1部屋だけ空いてますよ”と言ったら、連れの女がいきなり俺をひっぱたいたんだ」
Oくん「人相が悪いってだけで、お客さんに叩かれたの?」
Fちゃん「失敬な!俺の昔の女だ。昔、半年くらい浮気してた事があってよ。10年ぶりぐらいだな。その女は48歳なのに連れの男が30代半ばでよ。つい”若い男連れて何やってんだ?”って言ったら、”アンタこそ、こんな所で何やってんだ?”って言われてよ〜。昔と少しも変わらないノリさ。相変わらずいい女でよ〜。うはは」
Oくん「あーあー。そーゆーの、やけどっくりに火が付くとか言うんでしょ?」
Fちゃん「それを言うなら、焼けぼっくいだ。で、Oくん、悪いけどおつかいに行って欲しいんだ。”昔のよしみで何か頂戴”ってねだられて、ココのビールを2缶とポテトチップスを渡しちまったから、コンビニで同じ物を買ってきてくれ。もちろん駄賃はやる。煙草とジュースでも買っていい」
Oくん「わーい!それと俺、小腹が空いたような気がするなぁ」
みかやん「あたしは甘い物を食べたいよ〜」
Fちゃん「よしわかった。好きな物好きなだけ買って来い!」
Oくん「がってんだい!」
OくんはFちゃんに渡された5千円札を握りしめ、チャリで近くのコンビニへ行き、30分程で帰ってきた。自分用の煙草と飲み物とおにぎりと、私にはロールケーキと缶コーヒーと、Fちゃんの夜食のサンドイッチと、昔の女用のビールの追加とつまみ各種を買ってきた。
Fちゃんは嬉しそうにビールやつまみをコンビニ袋に詰め直して、鼻歌交じりで控え室から出て行った。Fちゃんには珍しく大盤振る舞いだ。しかも「それ食って暫く休憩してろ」と言い残した。昔の女との再会がよほど嬉しかったのだろう。お言葉に甘えて暫く休憩してから再度リネン折りを始めると、またFちゃんが走ってきた。
Fちゃん「差し入れ持って行って今まで女と喋ってたんだ。”男、放っといていいのか?”って聞いたら”ヤんないからね。寝るだけ。本当に眠る為に来たの”って言うからよ”こんな所へ来て俺に遠慮すんな”って言ったら、”朝になってもこの部屋は綺麗だからね!”だとよ」
Fちゃんは何故か得意気な顔でフロントへ戻って行った。朝になり部屋が空いたので掃除に向かい、その部屋の掃除中にもう1部屋空いた。Fちゃんの昔の女が入った部屋だった。Fちゃんはなかなかハギに入らない。何をやってるんだ?と思っているとFちゃんが部屋に入って来た。
Fちゃん「帰り際に女がよ”アンタがココに居るならまた来ようかな?今度は私1人で”だってよ。うははは。そんでよ。申し訳ないけどハギは勘弁してくれや!頼む!」
みかやん「いいよ。知り合いが使った部屋って入りにくいよね」
Fちゃん「”ヤってない”とは言ってたけど、ちょっとなぁ」
Oくん「ここは俺等に任せてよ。例えヤッてても”ヤってなかった”って報告するからさ」
Fちゃん「そんな事、言うなよ〜」
問題の部屋へ入ると、ベッドもお風呂もラッキーで、差し入れのゴミもきちんとまとめられていて、スキンも使われていなかった。楽々掃除を終え部屋を出るとFちゃんが心配そうにドアの外に立っていた。
みかやん「お風呂もベッドも使ってなかったよ」
Oくん「いやわかんないよ。床の上やソファーの上で、生かもしくは持参スキンでヤったかも知れないし」
Fちゃん「お前って奴は・・・」
Fちゃんは安心してフロントへ戻って行った。
Oくん「あーあー。焼けどっくりだね」
みかやん「焼けぼっくいだってば!」
Fちゃんの昔の女を見てなかった事に気が付いた。ビデオを巻き戻してくれと頼んだがFちゃんに断られた。無性に残念だった。
0:00-9:00. 10部屋掃除+リネン&ボロ折り
今日はOくんとの勤務。出勤時には満室で、午前1時までC班のDさんとTさん、午前2時までDさんが残業してくれて助かった。8部屋掃除し、Dさんが帰ったとたんお客さんの出入りが止まった。
午前2時からOくんとリネン折りを始めた。1時間ほど経った頃、Fちゃんが走って来た。
Fちゃん「今、フロントの前を掃除してたら、客が来て30代の男に”部屋空いてるかい?”って声を掛けられたんだ。”1部屋だけ空いてますよ”と言ったら、連れの女がいきなり俺をひっぱたいたんだ」
Oくん「人相が悪いってだけで、お客さんに叩かれたの?」
Fちゃん「失敬な!俺の昔の女だ。昔、半年くらい浮気してた事があってよ。10年ぶりぐらいだな。その女は48歳なのに連れの男が30代半ばでよ。つい”若い男連れて何やってんだ?”って言ったら、”アンタこそ、こんな所で何やってんだ?”って言われてよ〜。昔と少しも変わらないノリさ。相変わらずいい女でよ〜。うはは」
Oくん「あーあー。そーゆーの、やけどっくりに火が付くとか言うんでしょ?」
Fちゃん「それを言うなら、焼けぼっくいだ。で、Oくん、悪いけどおつかいに行って欲しいんだ。”昔のよしみで何か頂戴”ってねだられて、ココのビールを2缶とポテトチップスを渡しちまったから、コンビニで同じ物を買ってきてくれ。もちろん駄賃はやる。煙草とジュースでも買っていい」
Oくん「わーい!それと俺、小腹が空いたような気がするなぁ」
みかやん「あたしは甘い物を食べたいよ〜」
Fちゃん「よしわかった。好きな物好きなだけ買って来い!」
Oくん「がってんだい!」
OくんはFちゃんに渡された5千円札を握りしめ、チャリで近くのコンビニへ行き、30分程で帰ってきた。自分用の煙草と飲み物とおにぎりと、私にはロールケーキと缶コーヒーと、Fちゃんの夜食のサンドイッチと、昔の女用のビールの追加とつまみ各種を買ってきた。
Fちゃんは嬉しそうにビールやつまみをコンビニ袋に詰め直して、鼻歌交じりで控え室から出て行った。Fちゃんには珍しく大盤振る舞いだ。しかも「それ食って暫く休憩してろ」と言い残した。昔の女との再会がよほど嬉しかったのだろう。お言葉に甘えて暫く休憩してから再度リネン折りを始めると、またFちゃんが走ってきた。
Fちゃん「差し入れ持って行って今まで女と喋ってたんだ。”男、放っといていいのか?”って聞いたら”ヤんないからね。寝るだけ。本当に眠る為に来たの”って言うからよ”こんな所へ来て俺に遠慮すんな”って言ったら、”朝になってもこの部屋は綺麗だからね!”だとよ」
Fちゃんは何故か得意気な顔でフロントへ戻って行った。朝になり部屋が空いたので掃除に向かい、その部屋の掃除中にもう1部屋空いた。Fちゃんの昔の女が入った部屋だった。Fちゃんはなかなかハギに入らない。何をやってるんだ?と思っているとFちゃんが部屋に入って来た。
Fちゃん「帰り際に女がよ”アンタがココに居るならまた来ようかな?今度は私1人で”だってよ。うははは。そんでよ。申し訳ないけどハギは勘弁してくれや!頼む!」
みかやん「いいよ。知り合いが使った部屋って入りにくいよね」
Fちゃん「”ヤってない”とは言ってたけど、ちょっとなぁ」
Oくん「ここは俺等に任せてよ。例えヤッてても”ヤってなかった”って報告するからさ」
Fちゃん「そんな事、言うなよ〜」
問題の部屋へ入ると、ベッドもお風呂もラッキーで、差し入れのゴミもきちんとまとめられていて、スキンも使われていなかった。楽々掃除を終え部屋を出るとFちゃんが心配そうにドアの外に立っていた。
みかやん「お風呂もベッドも使ってなかったよ」
Oくん「いやわかんないよ。床の上やソファーの上で、生かもしくは持参スキンでヤったかも知れないし」
Fちゃん「お前って奴は・・・」
Fちゃんは安心してフロントへ戻って行った。
Oくん「あーあー。焼けどっくりだね」
みかやん「焼けぼっくいだってば!」
Fちゃんの昔の女を見てなかった事に気が付いた。ビデオを巻き戻してくれと頼んだがFちゃんに断られた。無性に残念だった。
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