0:00-6:00 3部屋掃除+リネン折り+ボロ折り+廊下水拭き

今日はトドとの勤務。モニターを見ると在室が少なく、暇な気配が漂っていた。フロントへ行くと腐れYが「暇だねぇ。ホテルPじゃこんなの有り得ないよ」と、のたまった。腐れYといいI氏といい、何かとホテルPを引き合いに出しては、ホテルP自慢をする。その度に「アンタらはもうホテルPの人間じゃないんだよ」と言いたくなる。腐れYもI氏も、どうも腰掛け気分でいるようだ。

出勤してきたI氏が「後で廊下の水拭きをお願いします」と言い残してフロントへ行った。いつも時間のかかる作業は午前3時過ぎに行う事にしている。廊下掃除などは午前3時まではお客さんの出入りがあるので、Fちゃんにも3時過ぎにするのが望ましいと言われていた。トドとも「3時半に開始しよう」と言って、それまではリネン折りをしている事にした。

1部屋目の掃除中にもう1部屋空いた。I氏はハギに入ったり入らなかったりするので、掃除を中断してトドとモニターを見ていると、掃除待ちの部屋の表示が”ハギ”に変わったので、安心して掃除を再開したとたんトドが叫んだ。

トド「うわっ!何やの?もうハギ終わったで!1分で終わったで」

いくら何でもそんなハズはないとモニターを見ると、確かにモニターの部屋の表示が”ハギ終”になっていた。慌ててモニターを実写に切り替えると、部屋から出て手ぶらでフロントへ戻るI氏が映っていた。

急いで1部屋目の掃除を終え、ハギが1分で終わった部屋へ駆け付け、勢い良く部屋のドアを開けると、目の前にリネンセットの籠が置かれていた。「何?I氏のハギってリネン籠を置いて行くだけ?それじゃ1分で終わるよね」と言いながら部屋の中へ入って絶句した。

トド「うわぁ!久々に酷いで!」
みかやん「I氏の奴。。。逃げやがった」

久々の血の惨劇、血の池地獄状態だった。剥き出しになったベッドのシーツの上に、直径20cmほどの血のシミがついたバスローブが乗せられていた。恐る恐るバスローブを剥がすと、シーツもおねしょマットも血まみれで、不自然に重ねられた枕を裏返すとそこにも血が付いていて、包布もベッドカバーも血染めだった。ベッドパットと掛け布団が無事だったのが、不幸中の幸いだった。

残りのリネンを確認しようと洗面所へ行くと、足拭きマットやバスタオル、フェイスタオルまで血まみれで、結局はリネン類は全滅だった。風呂の床にも血が滲んでいて、改めて風呂から部屋を見ると、部屋の床にも点々と血の跡があった。もしや?と思い、ベッド周りの絨毯を確認すると、絨毯にも直径15cm程の血のシミが広がっていて「うわぁ!」と、トドと同時に靴下の裏を確認した。油断したが血は踏んでいなかった。

トド「フン!こんなモン、Fちゃんやったら汚物処理して、おねしょマットの替えを持って来てるで」

みかやん「てか、このままにして逃げるってあんまりだよね。本当に呆れた。信じられないよ」

トド&みかやん「クソオヤジーーー!」

血まみれのリネンをビニール袋にまとめ、おねしょマットの交換に走り、絨毯のシミ取りをして、ようやく控え室へ戻ったのが3時。廊下掃除開始まで時間があるので少し休憩する事にした。一息ついたところへI氏が来た。控え室には顔を出さず、作業室で廊下掃除のモップやバケツの用意を始めていた。何か憮然としていてI氏の態度や嫌味に思えたので、声を掛けた。

みかやん「お客さんの出入りが落ち着く3時半に開始予定なので、置いておいて下さい。私達がやりますから」

I氏「別にいいんですよ。私がやりますから」

I氏はプイッとモップやバケツを持って、廊下の方へ行った。

トド「何やのあの態度!ウチらがいつまでも廊下掃除せえへんから”言う事を聞かん”思てんか?素人やないねんから、3時までは客の出入りがあって廊下掃除は危険やてわかるやろ!自分は血ぃ見て逃げたやろが!」

仕方ないのでI氏の後を追って廊下へ出ると、I氏が水拭きをしていたので私はI氏が拭いた所を乾拭きしたが、トドは来なかった。開始してすぐお客さんが部屋から出て来たので、結局廊下掃除を中断し控え室へ逃げ帰った。

トド「言わんこっちゃないで!やっぱりお客さん、出たやろ!あんなオヤジ、構わんでええで!放っておいたらええんや!馬鹿にしとるでぇ。何や勝手にムキになって。アホちゃうか!」

トド節が止まらなくなった。

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