0:00-6:00 11部屋掃除
 
今日はトドとの勤務。出勤時に満室で、1時までC班のK氏とTさんが残業し、2時まではTさんが私達に合流して残業してくれた。1時までは2組で掃除をしたので意外と早く片付き、控え室へ戻った。

Tさん「私、辞めようと思うの。ホテルRは遠くて通えないもの。5月に大々的にココの求人をすると聞いたから、その時にまた応募しようと思ったの。そしたら私達C班だけは、それは駄目なんですって」

トド&みかやん「ええっ!何で?」

Tさん「さぁ。ホテルRへ行かない人への嫌がらせじゃないかしら。先輩達は”私達のような年寄りには辞めろって事なのよ”なんて言ってるわ。私もそんな気がしてきて。ホテルRもホテルPもC班は若い人ばかりなのよねぇ」

みかやん「でも、K子も”新Qにはベテランが必要”って言ってたよ。”ホテル○が新人ばかりで失敗したから、よそへ配属されるけど絶対戻って来て!”とも言ってたよ」

Tさん「それはベテランと言っても、みかやんくらい若いベテランさんの事なのよ」

みかやん「あたしゃそんな、若いだなんて。あは。えへへへへ」

Tさん「頼みの綱のGさんも、こないだ大失敗をして。売り部屋の点検の時、電子レンジの中からグニャグニャに溶けたバイブが見つかって、部屋の名刺がGさんのだったの。お客さんが悪戯をして、バイブをチンしたと思うんだけど、それを回収しなかったのね。その他諸々、C班は昔から評判が悪いみたい」

みかやん「そんな〜。Gさんが?でもそんなの、たまたまだよね」

Tさん「そう。たまたまよ。でも、そんなモノを次のお客さんに発見されたら、もっと大変な事になってたでしょ。たまたまでも許されないのよ」

Tさんのいつもの明るさがすっかり消え、ガックリと肩を落として帰って行った。入れ替わりにI氏が来た。最近には珍しく、ゴキゲンな様子だった。

トド「今、Tさんからバイブをチン!の話を聞きましたけど、そんなん、どの班も気ぃつけなアカン事やのに、ウチら聞いてませんでしたわ。引き継ぎ忘れ言うかフロントの怠慢ちゃいますか?」

I氏「バイブをチン!バイブをチン!あぁそれは私がホテルPへ行ってる頃の話じゃないですか?それなら腐れFの引き継ぎ忘れですよ。あっはっはっは」

トド「Fちゃんは、必ず全員に周知徹底させてましたわ!アンタはそれをせんやろ!ってウチは言いたいんや」

I氏「それは失礼しました。今後は周知徹底に努めますね」

それでもI氏はゴキゲンでフロントへ戻って行った。

トド「あのクズ、遂に壊れてもうたんか?昨日の事で開き直ったんか、また何か企んどるんか、どっちかやで。ウチら毎日、あのクズのせいで気分悪いのに、何であのクズがゴキゲンなんや。ムカつくわ〜」

みかやん「遂にって言うか、元々壊れたオヤジだったんだよ。何だっけ?腐れ汚れのイカレクズ外道でしょ?」

部屋が空いたのでI氏へ電話をすると「冷蔵庫の補充はお茶1。ニコニコさんかも知れませんし、違うかも知れません」との事だった。部屋へ入ると、ベッドに丁寧にベッドカバーが掛けられていたので、ニコニコさんっぽいが、風呂を使っていたのでニコニコさんじゃないかも知れない。試しに絨毯にコロコロをかけてみると、ゴッソリと皮膚が付いてきたので、やはりニコニコさんだった。

トド「”違うかも知れません”なんてよう言うわ!毎日、電話で話しとったら声でわかるやろ!モニターにだって映るやろ!ホンマに腐れ汚れのイカレクズ外道や!」

部屋の電球が切れて点滅していたので、I氏を呼んだ。I氏は低い脚立を持って来たので天井にギリギリ手が届いていたが、バランスを崩して脚立ごと倒れ、壁に頭を打った。私とトドはスローモーションのように倒れて行くI氏を見ていたが、別に手助けはしなかった。I氏は「あぁ、心身とも疲労のあまり・・・」と言いながら戻って行った。

トド「フン!頭打って、少しまともになればええけどな」

締めをしてフロントへ行くと、I氏が話し始めた。

I氏「私、ホテルPへは戻りません。辞めます。私がみかやんをいじめて、それを腐れFとダサ坊が見守るというような構図が出来上がってる所へなんか行けません」

トド「ホンマにいじめるつもりがないなら、堂々と行けるんちゃいますの?」

みかやん「だから、極論を振り翳すって言われるんじゃないですか?」

もう、勝手にしてくれ。私達も引き留めたりはしなかった。

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