Oくんから電話がきた。

Oくん「なんか俺、ホームシックみたいな気分なんだよね」

みかやん「あたしもそうだよ。なんとなくガックリさ」

Oくん「気晴らしにニューサッポロでも行かない?」

みかやん「おっ、いいね!」

同じ地下鉄に乗れるよう時間を合わせて、Oくんと新札幌へ行った。いつもの買物コースを回り、いつものびっくり○ンキーでランチした。せっかく気晴らしに出たので、お互いプラス方向へ話を持って行く。

みかやん「考えたらさぁ。あたし、ホテルPへ行ったらラクだよね。今まで2人でメイクしてたけど、ホテルPへ行ったら4人メイクだよ。いくら掃除の部屋数が多くても4人はラクチンだよね〜」

Oくん「そうだよね。K氏が手伝ってくれて3人メイクになっただけでも全然ラクだもん。俺らは2人でも20部屋以上の掃除をした事があるんだから、4人なんかチョロいよね」

みかやん「それにホテルPの新人さん以外は会った事あるし」

Oくん「俺なんか凄いよ。ホテルRへ行ったらトドの送迎付きだからね。通勤もラクラクさ」

Oくん&みかやん「あーはっはっは!いいねぇ!」

Oくん「俺、ホテルKデビューにあたって髪を切りたいよ。みかやんの友達ってこの近くのお店にいるんでしょ?会ってみたいし連れてってよ」

そんなわけで、今日もアポ無しでヒロキのいる美容室へ向かった。受付には先日の無愛想な姉ちゃんではなく、オーナーらしき上品なオジサマが居て一安心だった。

ヒロキ「おおーっ!みかやんっ!良かった〜。俺、ずっと火曜日は休みだったけど、今日はたまたま出番だったんだ。こないだは丸無視してごめんよ〜」

みかやん「ちょっとちょっと。ラブホの後輩を連れて来たんだ。他の事は何を言ってもいいけど、日記の事だけは言わないでね」

ヒロキ「うん。了解!あ、そーお。やっぱり、やっちゃったんだ」

みかやん「やってませんて。何でそーゆー話になるのさ」

ヒロキがOくんの髪を切り始めたのを私は隣の席で見学していた。ヒロキはOくんに「ねぇ、ラブホはどーお?」とか「へえぇ。バイト掛け持ちなんだぁ」とか言ったあと「頑張りの利く若いうちは、やるだけやったらいいさ」とアニキっぽい発言をしていた。当然これだけで済むはずもなく、ヒロキ得意のエロネタを交えながら、今日もヒロキは舌好調だった。

カットだけなので小一時間で終わった。Oくんが料金を払った後、「みかやーん。ありがとね。本当にありがとね」と言いながら抱きついてきた。私は「おお。よしよし」とヒロキの背中を叩きながら「こっちこそありがと。今度はあたしのカットをお願いね」と言って店を出た。

Oくん「なんだい。あんな所で抱き合ったりして。アンタら、おかしいよ」

みかやん「あ、そーお?いつもあんな感じだけど」

Oくん「あの兄さん、噂以上にエロいけど俺は嫌いじゃないよ。てか、カッコイイよね」

みかやん「黙ってりゃかなりいい男なんだけどね。美容師としての腕もいいし」

Oくん「腕は凄いよ。なんか俺、ガクトっぽくない?今までの髪の中で一番だよね」

みかやん「確かに垢抜けたよ。そう言われりゃガクトだね(髪だけ)」

Oくん「しかも俺、中学生の床屋料金ぐらいしか払ってないんだよ。最高だ!あの兄さんカッコイイや!」

Oくんは2100円しか払わなかったそうだが、お店の看板にはカット3800円と書いてあった。さすがヒロキだ。Oくんは帰りの地下鉄の中で、自分の写真を撮って見てはウットリとご満悦だった。

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