0:00-8:00 14部屋掃除+リネン折り

今日は丸々子ちゃんとオバ男君とヤンTさんとの4人勤務。ホテルQとホテルPの一番の大きな違いはワンガレージタイプとフロントタイプである事だったが、細かな違いは多々有る。ホテルQにはサウナ付きの部屋とボディシャワー付きの部屋が有ったが、ホテルPにはボディシャワー付きの部屋は無く、サウナ付きの部屋にはミストサウナも付いている。

ボディシャワーというのは、プールや温泉などの片隅にある、壁の両側に縦に3箇所くらいずつシャワーの吹き出し口が付いていて、蛇口をひねると肩や腹や足の部分に一気に両側からお湯がかかるようになっている物だが、ホテルQでコレを使われた時は掃除が大変だった。浴室の壁は両側とも見事に天井までお湯がはねていて、湯気と熱気で浴室内がムンムンだった。

ホテルPにはミストサウナが付いているとは聞いていたが、私自身はミストサウナ未体験だったので、ホテルPデビュー前にミストサウナについて予習していた(大袈裟)。

「ミストサウナは、高温の飽和蒸気による蒸気浴を楽しむサウナで、温度だけでなく湿度も高め、霧の状態。スチームサウナよりも汗腺が早く緩み、発汗のスタートが早まる。また湿度が高く汗が出るまでの時間が短いため、お肌へのダメージも少なくて済む。スチームサウナのような息苦しさも無い。」

-----あたしゃ、スチームサウナに入ると干からびるのよ。ミストサウナっていいかも。しかし、ネット上のどこを探してもミストサウナを掃除する側の記事は見つけられなかったが、ミストサウナ体験者の話を読むと・・・。

「ミストがサウナの部屋のガラスや天井に触れると水滴となる。天井から落下してくる水滴は物凄く熱い」

-----ええっ!そんなぁ。熱いの?と脅えていた。

ホテルPにはミストサウナ付きの部屋が2つ有り、風呂掃除が大好きなオバ男君や丸々子ちゃんでさえ「げっ!次は風呂係なのにミストだよ〜」等と言って脅えていた。早速、ミストサウナを見学すると、浴室の片隅にガラス戸で仕切られた個室が有り、壁に小さな引き出しが付いていて、引き出しの中に付属のハーブを入れると、ハーブミストを楽しめるそうだ。

私も近いうちにミストサウナの掃除係に当たるだろうと脅えていたが、ホテルQ時代の”風呂ラッキーの女王”ぶりはホテルPでも続いて、私がミストサウナの風呂係に当たると、必ずお風呂は使われておらず”ラッキー”だった。ラッキーの女王ぶりを発揮して、ずっと難を逃れ続けてきたが、遂に運が尽きた。

次の部屋が何号室かも知らずにオバ男君の後を追い掛けると、オバ男君がミストサウナ付きの部屋へ入って行った。私は風呂セットを持って走っていた。次の部屋で風呂係だからだ。イヤな予感がした。

恐る恐る浴室のドアを開けると、ミストサウナのガラス戸に無数の水滴が流れ落ちた跡が付いていて、中は真っ白に霧が立ちこめていた。近づくと「シューッ!シューッ!」と不気味な音がしていて怖かった。思い切ってミストサウナのガラス戸を開けると、熱波が押し寄せ、中を覗こうにも真っ白でスイッチがどこかもわからなかった。

みかやん「オバ男くーん!ミストのスイッチって、どこにあるのー」

オバ男君「うわぁっ!これは酷い。お客さんがスイッチを切らないで帰ったんだね。スイッチはここだけど、こんなに酷い状態は俺も初めて見たよ。こりゃ酷いわ。マジ酷い」

みかやん「ええっ。そうなの?えーん。初めてなのにぃ」

オバ男君「俺も後で手伝うから、ゆっくりやっててよ」

みかやん「ふぁーい」

ミストサウナの天井が大きな水滴だらけで鍾乳洞のようになっていて、今にも落ちてきそうだった。「天井から落下してくる水滴は物凄く熱い」というのを思い出し、せめて顔にかからないよう気を付けた。クイックルワイパーの布を外してバスタオルを装着し天井を拭くも、怖くてへっぴり腰だった。

先にざっとミストサウナの水滴を取ったので、ガラス戸を開けたまま普通に浴室の掃除を始めるとオバ男君が駆け付けてくれたので、2人で懸命にミストサウナの掃除をした。

オバ男君「今までずっとラッキーだったのにね」

みかやん「いきなり大当たりだよ」

オバ男君&みかやん「あはは!あははは!」

笑うしかなかった。「ラブホの帰りはミストサウナのスイッチを切って頂けたら幸いです」だ。ミストサウナはボディーシャワーより酷かった。

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