ラブホ奮戦記381日目:血とワイン
2004年2月15日0:00-8:00 10部屋掃除
今日は丸々子ちゃんとKさんとM氏との4人勤務。今日こそはは一番乗りで出勤したぞ!と思ったら、Kさんが先に出勤していた。
Kさん「昨日は私とM氏の2人勤務で12部屋も掃除したのよ」
みかやん「ホテルKへ手伝いの要請が無かったと聞いたから、暇だったのかと思ったよ」
Kさん「Oくんから聞いたのね。ホテルKから大御所に来られても恐縮するから、要請しなかったの」
みかやん「Oくんが出勤してる時はOくんが手伝いに来るんだってさ。遠慮しなくて良かったのに」
Kさん「誰がお手伝いに来れられるのか確認すれば良かったわね。みかやんへ電話して来て貰おうかとも思ったんだけど、みかやんが6連勤になるし、結局諦めて2人で何とかやったのよ。で、家に帰ったらポケットの中にリモコンが入ってたの。それで今日は少し早く出勤したのよ。あはははは」
昨日はM氏とKさんが休んだとばかり思っていたら逆だった。Kさんが持ち帰ってしまったリモコンは、部屋のロックや解除をする大切な物で、4つしか無い。1組しか無い我がD班でもリモコンは2つ使うのに、3組あるA班やC班はリモコンが無くて大変だっただろう。以前、外道がリモコンを持ち帰った事が有ったが、外道でさえ大慌てでタクシーに飛び乗ってリモコンを届けに戻っていた。
そのぐらい大切な物を持ち帰っても、笑い飛ばせるようなKさんの豪快な所が大好きだ。Kさんと出動準備をしていると、真っ青な顔の橋本真也、いや、丸々子ちゃんが出勤してきた。外道が私に、丸々子ちゃんの事を”橋本真也”と紹介したものだから、丸々子ちゃんが橋本真也に見えて仕方がない。丸々子ちゃんはいつもジャージを履いているが、あれがパンタロンジャージだったら、まさに橋本真也だ。
みかやん「大丈夫?真っ青だよ」
丸々子「ふぅ〜。大丈夫。ふぅ〜。ふぅ〜」
M氏も出勤してきて4人揃ったところで1部屋目の掃除に向かった。「一番風呂♪」と言って、1部屋目ではいつも丸々子ちゃんが風呂係をするが、今日の丸々子ちゃんはフーフー言って辛そうだったので私が風呂道具を持って出動した。一番先に部屋へ入り、風呂へ直行すると足拭きマットが血だらけだった。
みかやん「うわぁ!血まみれだよ!そっちは大丈夫?」
丸々子「どうしよ!血、血の海!ひいぃ〜」
「血の海」とは尋常ではないので、部屋の方の様子を見に行くと、丸々子ちゃんが血の海の前に立ちつくしていて、まさに「血の海」と言う程の大量の血が床にこぼれているように見えた。真っ青な顔で出勤した丸々子ちゃんの顔が余計に真っ青になっていた。
M氏「ん?コレ、ワインじゃない?」
M氏とKさんが床に屈んで匂いを嗅ぐと、確かにワインだった。フローリングの色とワインの色が重なって、どす黒い血の海のように見えた。念のために、M氏に足拭きマットの匂いも嗅いで貰った。
M氏「うわっ!こっちは間違いなく血の匂いだよ。血はたらすわ、ワインはこぼすわ、酷いねぇ」
ふと、丸々子ちゃんを見ると、すっかり顔から血の気が引いていた。
みかやん「ますます真っ青だよ。少し休んでた方がいいんじゃない?」
丸々子「ふぅ〜。リネン折りしてていい?ふぅ〜」
Kさん「無理しないで休み休み、リネン折りしてて」
丸々子「ごめんね〜。ふぅ〜」
無理をして出勤してきた丸々子ちゃんだったが、1部屋目でリタイアした。急遽3人勤務になったが、M氏とKさんは昨日の2人勤務の疲れが取れず、お疲れのようだった。5部屋連続の掃除をして、リネン室へ丸々子ちゃんの様子を見に行くと、今度は丸々子ちゃんの顔が真っ赤になっていた。
みかやん「熱が出てきたんじゃない?車の運転が出来るうちに帰った方がいいんじゃないの?」
丸々子「そんなことない。ふぅ〜。大丈夫。ふぅ〜」
顔は真っ赤、目は涙目、だるくてフーフー言っていて、明らかに熱が出ている状態なのに、丸々子ちゃんは「大丈夫」と言い張る。Kさんに聞いてみると意外な答が返ってきた。
Kさん「居ればお金になるでしょ。だからあまり”帰れ帰れ”とも言えないのよ」
みかやん「そんなぁ!だってアレじゃ見ていられないよ」
Kさん「私の家も丸々子ちゃんの家もオバ男君の家も自営業なの。今時の自営業は大変なのよ。だから家族が外へ出て仕事をしてるの。よっぽど辛かったら本人から”帰る”って言うわよ」
結局、丸々子ちゃんは帰るまでリネン折り専属になった。
今日は丸々子ちゃんとKさんとM氏との4人勤務。今日こそはは一番乗りで出勤したぞ!と思ったら、Kさんが先に出勤していた。
Kさん「昨日は私とM氏の2人勤務で12部屋も掃除したのよ」
みかやん「ホテルKへ手伝いの要請が無かったと聞いたから、暇だったのかと思ったよ」
Kさん「Oくんから聞いたのね。ホテルKから大御所に来られても恐縮するから、要請しなかったの」
みかやん「Oくんが出勤してる時はOくんが手伝いに来るんだってさ。遠慮しなくて良かったのに」
Kさん「誰がお手伝いに来れられるのか確認すれば良かったわね。みかやんへ電話して来て貰おうかとも思ったんだけど、みかやんが6連勤になるし、結局諦めて2人で何とかやったのよ。で、家に帰ったらポケットの中にリモコンが入ってたの。それで今日は少し早く出勤したのよ。あはははは」
昨日はM氏とKさんが休んだとばかり思っていたら逆だった。Kさんが持ち帰ってしまったリモコンは、部屋のロックや解除をする大切な物で、4つしか無い。1組しか無い我がD班でもリモコンは2つ使うのに、3組あるA班やC班はリモコンが無くて大変だっただろう。以前、外道がリモコンを持ち帰った事が有ったが、外道でさえ大慌てでタクシーに飛び乗ってリモコンを届けに戻っていた。
そのぐらい大切な物を持ち帰っても、笑い飛ばせるようなKさんの豪快な所が大好きだ。Kさんと出動準備をしていると、真っ青な顔の橋本真也、いや、丸々子ちゃんが出勤してきた。外道が私に、丸々子ちゃんの事を”橋本真也”と紹介したものだから、丸々子ちゃんが橋本真也に見えて仕方がない。丸々子ちゃんはいつもジャージを履いているが、あれがパンタロンジャージだったら、まさに橋本真也だ。
みかやん「大丈夫?真っ青だよ」
丸々子「ふぅ〜。大丈夫。ふぅ〜。ふぅ〜」
M氏も出勤してきて4人揃ったところで1部屋目の掃除に向かった。「一番風呂♪」と言って、1部屋目ではいつも丸々子ちゃんが風呂係をするが、今日の丸々子ちゃんはフーフー言って辛そうだったので私が風呂道具を持って出動した。一番先に部屋へ入り、風呂へ直行すると足拭きマットが血だらけだった。
みかやん「うわぁ!血まみれだよ!そっちは大丈夫?」
丸々子「どうしよ!血、血の海!ひいぃ〜」
「血の海」とは尋常ではないので、部屋の方の様子を見に行くと、丸々子ちゃんが血の海の前に立ちつくしていて、まさに「血の海」と言う程の大量の血が床にこぼれているように見えた。真っ青な顔で出勤した丸々子ちゃんの顔が余計に真っ青になっていた。
M氏「ん?コレ、ワインじゃない?」
M氏とKさんが床に屈んで匂いを嗅ぐと、確かにワインだった。フローリングの色とワインの色が重なって、どす黒い血の海のように見えた。念のために、M氏に足拭きマットの匂いも嗅いで貰った。
M氏「うわっ!こっちは間違いなく血の匂いだよ。血はたらすわ、ワインはこぼすわ、酷いねぇ」
ふと、丸々子ちゃんを見ると、すっかり顔から血の気が引いていた。
みかやん「ますます真っ青だよ。少し休んでた方がいいんじゃない?」
丸々子「ふぅ〜。リネン折りしてていい?ふぅ〜」
Kさん「無理しないで休み休み、リネン折りしてて」
丸々子「ごめんね〜。ふぅ〜」
無理をして出勤してきた丸々子ちゃんだったが、1部屋目でリタイアした。急遽3人勤務になったが、M氏とKさんは昨日の2人勤務の疲れが取れず、お疲れのようだった。5部屋連続の掃除をして、リネン室へ丸々子ちゃんの様子を見に行くと、今度は丸々子ちゃんの顔が真っ赤になっていた。
みかやん「熱が出てきたんじゃない?車の運転が出来るうちに帰った方がいいんじゃないの?」
丸々子「そんなことない。ふぅ〜。大丈夫。ふぅ〜」
顔は真っ赤、目は涙目、だるくてフーフー言っていて、明らかに熱が出ている状態なのに、丸々子ちゃんは「大丈夫」と言い張る。Kさんに聞いてみると意外な答が返ってきた。
Kさん「居ればお金になるでしょ。だからあまり”帰れ帰れ”とも言えないのよ」
みかやん「そんなぁ!だってアレじゃ見ていられないよ」
Kさん「私の家も丸々子ちゃんの家もオバ男君の家も自営業なの。今時の自営業は大変なのよ。だから家族が外へ出て仕事をしてるの。よっぽど辛かったら本人から”帰る”って言うわよ」
結局、丸々子ちゃんは帰るまでリネン折り専属になった。
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