ラブホ奮戦記383日目:ソファーの秘密
2004年2月17日0:00-9:00 15部屋掃除
今日はオバ男君とヤンTさんとの3人勤務。久々の3人勤務なので、忙しくなければいいと思っていたが、出勤時には既に満室だった。ホテルQが閉店してから、ホテルPが平日でも満室になるようになった。。昨日、Kさんが「月曜の夜中に満室なんて有り得ない」と言っていたが、平日の火曜の夜に満室というのも有り得ない。満室の時に部屋が空いたら、直ちに出動して大急ぎで掃除を終えなければならないので落ち着かない。
1部屋目の掃除をすると、ソファーに何かがこぼれていた。布張りのソファーなので洗剤で擦ってから乾かさなければならない。オバ男君がフロントへ電話をして「ドライヤー持って来て下さい」と言っている間に、匂いを嗅ぐと、それは紛れもなくシッコの匂いだった。
私が「うわっ!シッコだよ」等と騒ぐ前に、ドライヤーを持って現れたのはフロント腐れYだった。腐れYは軽く匂いを嗅いで「ビールかな?」と呟き、素手で擦って乾き具合を確かめながらドライヤーをかけていた。シッコを素手で!と思うと、この期に及んで「正確に言えば、ビールを飲んだ人のシッコです」とは言えなかった。
私はオバ男君とベッドを組んでいる間も、腐れYから目を離せなかったが、腐れYは涼しい顔で「よし!」と言ってフロントへ戻った。Fちゃんが来てくれると思ったのに、腐れYが来たので驚いて思わず言うタイミングを逃してしまった。知〜らないっ。ビールとシッコの匂いを嗅ぎ分けられない腐れYが悪いんだ。だいたい何で布のソファーの上で失禁してるんだ。シッコはトイレでしてくれ。
私が意地悪をして腐れYに「シッコ」だと言わなかったと思われても困るので、誰にも言えなくなった。ソファーの件は、失禁したご本人様と私だけの秘密って事で・・・。
気を取り直して次の部屋へ掃除に行くと外道が先に居たので、「おはようございます」と声を掛けたが返事は無し。私に続いてオバ男君が「おはようございます」と言うと、外道は「おはよっす!」と答えた。慣れてしまったので、もはや腹も立たない。外道は部屋でベッドを組んでいたが、ベッドを組む係は私だ。このままでは私と外道でベッドを組まなければならない。
みかやん「私がベッドの係だったかなぁ?(オバ男君、代わってよ〜)」
オバ男君「うん。みかやんが部屋係で俺が風呂係さ」
私の心の訴えはオバ男君には届かず、私と外道がベッドを組む事になった。無言で黙々とベッドを組み、雰囲気は最悪だった。ベッド組みも終盤に差し掛かり、ベッドカバーを両側から引っ張る時に外道が「ぎゅう〜。ぎゅう〜」と声を発した。仕方ないので「そっち側、足りますか?」と尋ねると、「こっちは大丈夫です」と返事。ホテルPに来て外道との初会話だった。
次は私が風呂係になった時、またも外道が先に部屋に居て、ハギをしているのかと思ったら何故か風呂にいた。
みかやん「すみません。私が風呂係です。代わります」
外道「鏡とTVにワックスがけをしてたんです。5分程お待ち下さい」
みかやん「私に出来る事が有れば手伝いますよ」
外道「目地にワックスが詰まったのを取って貰えますか?このワックスがけは、新Qでもする作業なので、是非覚えて帰って下さい」
みかやん「洗面台やテーブルや備品にもワックスがけをした方が良いんですか?ココは結構、シミが目に付きますよね」
外道「オープン前に徹底的にワックスをかけておけば良かったんですけど、しなかったのでグラスの輪ジミや何かをこぼした跡がとれないんですよ」
半月ぶりに外道と会話らしい会話をしたが、どうもお互いぎこちなかった。
ようやく控え室へ戻った時、オバ男君が話し始めた。
オバ男君「Kさんの事、聞いてた?Kさん、今月で辞めるんだって」
みかやん「今月か来月に辞めるって言ってたんだ。もう今月半ばだから、来月辞める事にしたと思ってた」
ココで一番好きなKさんが辞めてしまうのはショックな事だ。Kさんは、部屋に掃除道具を忘れて慌てて取りに戻って客とはち合わせになったり、掃除中にコッソリ抜け出して煙草を吸っている所を最終兵器Zに見つかったり、大事なリモコンを家に持ち帰ったりと、ココの人達がアッと驚くような失敗も多かったが、Kさんだから許される事でもあった。
某工場時代は共に鬼女と戦い、ココでは良き年長者として私を支え続けてくれていたKさんが辞めてしまうのは、本当に残念だ。
今日はオバ男君とヤンTさんとの3人勤務。久々の3人勤務なので、忙しくなければいいと思っていたが、出勤時には既に満室だった。ホテルQが閉店してから、ホテルPが平日でも満室になるようになった。。昨日、Kさんが「月曜の夜中に満室なんて有り得ない」と言っていたが、平日の火曜の夜に満室というのも有り得ない。満室の時に部屋が空いたら、直ちに出動して大急ぎで掃除を終えなければならないので落ち着かない。
1部屋目の掃除をすると、ソファーに何かがこぼれていた。布張りのソファーなので洗剤で擦ってから乾かさなければならない。オバ男君がフロントへ電話をして「ドライヤー持って来て下さい」と言っている間に、匂いを嗅ぐと、それは紛れもなくシッコの匂いだった。
私が「うわっ!シッコだよ」等と騒ぐ前に、ドライヤーを持って現れたのはフロント腐れYだった。腐れYは軽く匂いを嗅いで「ビールかな?」と呟き、素手で擦って乾き具合を確かめながらドライヤーをかけていた。シッコを素手で!と思うと、この期に及んで「正確に言えば、ビールを飲んだ人のシッコです」とは言えなかった。
私はオバ男君とベッドを組んでいる間も、腐れYから目を離せなかったが、腐れYは涼しい顔で「よし!」と言ってフロントへ戻った。Fちゃんが来てくれると思ったのに、腐れYが来たので驚いて思わず言うタイミングを逃してしまった。知〜らないっ。ビールとシッコの匂いを嗅ぎ分けられない腐れYが悪いんだ。だいたい何で布のソファーの上で失禁してるんだ。シッコはトイレでしてくれ。
私が意地悪をして腐れYに「シッコ」だと言わなかったと思われても困るので、誰にも言えなくなった。ソファーの件は、失禁したご本人様と私だけの秘密って事で・・・。
気を取り直して次の部屋へ掃除に行くと外道が先に居たので、「おはようございます」と声を掛けたが返事は無し。私に続いてオバ男君が「おはようございます」と言うと、外道は「おはよっす!」と答えた。慣れてしまったので、もはや腹も立たない。外道は部屋でベッドを組んでいたが、ベッドを組む係は私だ。このままでは私と外道でベッドを組まなければならない。
みかやん「私がベッドの係だったかなぁ?(オバ男君、代わってよ〜)」
オバ男君「うん。みかやんが部屋係で俺が風呂係さ」
私の心の訴えはオバ男君には届かず、私と外道がベッドを組む事になった。無言で黙々とベッドを組み、雰囲気は最悪だった。ベッド組みも終盤に差し掛かり、ベッドカバーを両側から引っ張る時に外道が「ぎゅう〜。ぎゅう〜」と声を発した。仕方ないので「そっち側、足りますか?」と尋ねると、「こっちは大丈夫です」と返事。ホテルPに来て外道との初会話だった。
次は私が風呂係になった時、またも外道が先に部屋に居て、ハギをしているのかと思ったら何故か風呂にいた。
みかやん「すみません。私が風呂係です。代わります」
外道「鏡とTVにワックスがけをしてたんです。5分程お待ち下さい」
みかやん「私に出来る事が有れば手伝いますよ」
外道「目地にワックスが詰まったのを取って貰えますか?このワックスがけは、新Qでもする作業なので、是非覚えて帰って下さい」
みかやん「洗面台やテーブルや備品にもワックスがけをした方が良いんですか?ココは結構、シミが目に付きますよね」
外道「オープン前に徹底的にワックスをかけておけば良かったんですけど、しなかったのでグラスの輪ジミや何かをこぼした跡がとれないんですよ」
半月ぶりに外道と会話らしい会話をしたが、どうもお互いぎこちなかった。
ようやく控え室へ戻った時、オバ男君が話し始めた。
オバ男君「Kさんの事、聞いてた?Kさん、今月で辞めるんだって」
みかやん「今月か来月に辞めるって言ってたんだ。もう今月半ばだから、来月辞める事にしたと思ってた」
ココで一番好きなKさんが辞めてしまうのはショックな事だ。Kさんは、部屋に掃除道具を忘れて慌てて取りに戻って客とはち合わせになったり、掃除中にコッソリ抜け出して煙草を吸っている所を最終兵器Zに見つかったり、大事なリモコンを家に持ち帰ったりと、ココの人達がアッと驚くような失敗も多かったが、Kさんだから許される事でもあった。
某工場時代は共に鬼女と戦い、ココでは良き年長者として私を支え続けてくれていたKさんが辞めてしまうのは、本当に残念だ。
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