0:00-8:00 12部屋掃除+ワックス+パイプマン+ガラスコート

今日は丸々子ちゃんとヤンTさんとの3人勤務。外道が休みでフロントはオバ男君だった。本来はM氏も出勤予定だったが「30分程遅れる」と電話が有ったそうだ。遅刻してくるM氏を待ってはいられず、すぐに出動した。

1部屋目は大当たりだった。急用で突然帰る事になったらしく、テーブルの上がプチパーティー状態になったままだった。大皿にピラフ2種類、春巻き、ピザ(全て冷凍食品を解凍した物)と、解凍寸前のピザ、シューマイと、手つかずのビール500ml2本が有った。更に冷蔵庫にもビールやジュースが冷えていて、一同大喜びで手つかずの食べ物や飲み物を掃除道具のバッグに隠し、ピザやピラフを貪った。

やれやれと思ったところでFちゃんが部屋へ入ってきた。

Fちゃん「この客、”宿泊”だって言ってたんだぞ。急に帰ってったな」

オバ男君「な、何か急用が出来たんじゃないの?」

Fちゃん「休憩が5部屋しかなくて残り全部が宿泊だったから、C班を全員0時上がりさせたんだ。1部屋休憩が増えて、悪かったな」

丸々子「い、いや別に。そんな事、気にしないで」

Fちゃん「じゃ、オバ男君、1時になったらフロント頼むな」

Fちゃんが部屋から出たとたんに、丸々子ちゃんが床にへたり込んだ。

丸々子「ビックリした〜。焦った〜。考えたらヤバイよね」

オバ男君「Fちゃんが来た時、俺、血の気が引いたよ。マジ焦った」

みかやん「えっ?何?何で?」

丸々子「”お客さん、戻って来るぞ”って言われたら、どうしようかと思ったよ。食っちまったもん!」

オバ男君「”客、買い物に行っただけだから、掃除しなくていいぞ”とか言われても、食った後だからね。冷や汗かいたよ。お客さんが本当に帰ったかどうか先に確認すりゃ良かったよね」

丸々子「て言うか、客の残した物、食うな!って話でしょう」

そうは言っても一番最初に食べたのは丸々子ちゃんだ。ピザやピラフはアツアツだったし、割り箸も割られておらず、ビールも未開缶でまさに「乾杯」寸前の状態だ。我々の為に冷凍食品を解凍して、セッティングしてくれたのでは?と勘違いしてしまうくらいだった。お客さん、帰ってくれてありがとう&ご馳走様って感じだった。

4部屋掃除してもM氏は出勤して来なかった。1時にフロントのFちゃんとオバ男君が交代して、オバ男君が電話をかけてみたが、M氏は出なかったそうだ。

ヤンT「あのオヤジ、また無断欠勤かよ!40すんで何やってんだか」

丸々子「本当だよね。遅刻するとは聞いたけど、休むとは聞いてないからね」

ヤンT「何回、無断欠勤したら気が済むんだろ?異常だよね」

丸々子「ほっとけ!あんな奴!クビだ!クビ!」

今日は4人で手分けして風呂作業をする日だったが、3人でする事になった。3人だと作業に時間がかかるので、排水溝のパイプマンと、鏡とTV画面の水垢取り&ガラスコートと、壁の抗菌ワックスがけを1度にやる事になった。

先に排水溝にパイプマンを流し込んでおいて、1人は鏡とTV係、1人は壁にワックスを塗る係、もう1人はワックスを拭き取って磨く係になった。狭い風呂に3人で入り、1人は脚立に乗っているし、1人は浴槽の縁に乗っているし、身動きがとれない上、蒸し暑いし、パイプマンの匂いやらワックスの匂いやらで3人とも具合が悪くなった。

2部屋の作業を終えた時点で具合の悪さがピークに達し、控え室へ逃げ込んだ。それでも部屋が空き、泣く泣く出動すると、そこは犬か猫かの動物臭が充満していた。まさに泣きっ面に蜂。踏んだり蹴ったりだ。丸々子ちゃんは吐き気を我慢して涙目になっていた。

窓を全開にして3人で窓から顔を出して新鮮な空気を吸った。寒さを堪えほとぼりがさめるまで窓辺に居ようと思ったが、寒くて我慢できなくなった。悪寒はしてくるわ胸具合は悪いわ、3人ともどうにも絶不調だ。

丸々子「あのオヤジが来ねえから、こんな異臭騒ぎになるんだよ!もう許せねえー!」

ヤンT「あんなオヤジ、もう要らねえよ!辞めてくれや!」

丸々子「無断欠勤って何事よ!寝てんだべや」

ヤンT「電話に出ないって事は寝てんだよ!電話一本よこせ!って何回も言ってるのに」

丸々子「何回、無断欠勤してもクビにならないからって、つけ上がりやがって!」

丸々子&ヤンT「ふざけんなーっ!」

全くだ。お陰で3人とも朝まで具合が悪かった。

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