昨日、OくんがホテルRデビューを果たした。出勤前に「わち、あんばい悪い。初日なのに最悪」とメールがきていたが、出勤後は珍しくメールがこなかった。体調も良くない中、ホテルRで走り回って、休憩中はヘロヘロなんだろう。ホテルKでラクをしていた分のツケが回って、大変なのだろうと思っていた。

今朝、Oくんから電話がきた。てっきり泣き言を言ってくるのだろうと思った。

Oくん「昨日、初出勤してトドにホテルRの店長の所へ連れてって貰ったんだ。挨拶しようと思ったら”これから1ヶ月はフロントの研修をして貰う。ベッドメイクの研修はその後だ”って言われたんだ。俺もトドも誰からも何も聞いてなかったからビックリさ」

みかやん「はぁ?フロントの新人でもないのに1ヶ月も研修するの?」

Oくん「らしいよ。ホテルRでフロントの研修をしたら、ホテルPでも新ホテルQでもフロントが出来るんだとさ。機械が同じらしいよ。俺はベッドメイク係なんだから、ベッドメイクの研修をしたいよ。俺にフロントをやらせるつもりなんだろうか?」

みかやん「そりゃあたしもビックリだわ。Fちゃんも外道も何も言ってなかったし、あの2人も、そんな事になってるとは思ってないよ」

Oくん「店長に”ホテルQでフロントをした時は、どんな事をやってた?”って聞かれたから、”部屋の中や備品の補修や、待合室や玄関や駐車場の掃除や、ベッドメイク係の作業を一緒にやってました”って答えたら、”ココでは、そんな作業はいっさい無いから”って何故か得意気に言われたよ」

みかやん「なんだそりゃ?じゃ、フロントの人は何をしてるの?」

Oくん「身体を動かすのはハギだけ。あとはフロントでモニターとにらめっこ。駐車場に車が入ったらモニターでナンバーをチェックするだけ。他はお客さんからの電話待ち。すっげえ暇で暇疲れするよ。なのに店長は煙草も吸わなければ、朝まで飲まず食わずなんだよ」

みかやん「まぁ動かなきゃ、お腹も空かないだろうね」

Oくん「働かないフロントはホテルRで養成や培養されるんだよ。よくわかった。腐れYはホテルRあがりだもんね。こんな現状をFちゃんやダサ坊が知ったら驚くよ。”ココでは作業はいっさい無いから”って大威張りだよ。頭おかしいんじゃないか?と思う」

みかやん「そういや外道も、ホテルPへ最初に異動になった時に2日間ホテルRへ研修へ行ったんだよね。外道がおかしくなったのは、その後ホテルPへ行ってからだよ。ホテルRへ研修に行ったのが悪かったんじゃない?」

Oくん「ヒトはラクな方に流されてしまうもんだからね!って、いつもみかやんが言ってたよね。俺はこんな所に染まらないように頑張るよ!絶対に流されないで新ホテルQへ帰るよ。てか、本当に早くベッドメイクをしたいよー!こんなくだらないフロントの研修より、ベッドメイクの研修の方が時間かかるはずだよ」

みかやん「何を企んでるのか、どんな意図なのか、それとなくFちゃんや外道に聞いてみるよ。毎度毎度わけわかんない会社だよね」

Oくん「ホントさ。こんなハギ以外何にもしないようなフロントを1ヶ月もしてたら廃人になるよ。ココのフロントはみんな病気だよ。病んでる。蝕まれてる。そんなノリだよ。動きたくて動きたくて仕方ないんだ」

みかやん「ダサ坊は”同じ時給のパートなんだから、メイクさんとフロントの仕事配分は半々になるのが理想だと思う。フロントだから偉いわけじゃないのに、メイクさんが必死で働いてる間に椅子でふんぞり返ってるなんて有り得ない”って言ってたよね」

Oくん「俺もダサ坊と同感だよ。俺がフロントをしたからって全然偉くなんかないんだし、フロントもメイクも一丸となってホテルの美化に努めるのが理想だと思うんだ」

みかやん「・・・・・・」

Oくん「ん?どうかした?」

みかやん「大人になったなぁと思ってさ。いつの間にかそんなに成長してたんだぁって、思わず目頭が熱くなったよ。頼もしいねぇ」

Oくん「俺はずっと前から大人だよ。ま、俺なりに頑張るよ。メイクあがりのフロントはお前等とは違う!って見せつけてやるんだ」

みかやん「そうだね。でも随分恵まれてるよね。ホテルKで散々ラクしたのに、そっちでもラクで、オマケに毎日トドの送迎付きだからね。すっごい強運だよね」

Oくん「運も実力のうちって事かな。ほんじゃ今日も頑張るよ。みかやんもね!」

驚きの連続だった。頑張れOくん!

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