ラブホ奮戦記394日目:演歌と血の部屋
2004年3月6日0:00-9:00 11部屋掃除+リネン折り
今日はオバ男君とヤンTさんと新人Iさんとの4人勤務。オバ男君もヤンTさんも昨日は23時〜9時迄の勤務だったそうで、お疲れのようだった。こんな所に10時間も居たとはお気の毒だ。新人Iさんは21時から出勤して、C班にいるベッドメイク係のリーダーに洗面係の仕事を習ったそうで、0時に我がD班へ引き渡された。
4人いるが1人は新人さんなので、中身は3人勤務だと思っていた。ところが、昨日は、オバ男君が新人Iさんの”部屋係”に付きっきりだったそうで、今日もオバ男君が付きっきりで新人Iさんの”洗面係”をみる事になった。新人Iさんには、今日1日みっちり洗面係をして貰うという事で、ヤンTさんと私とで部屋係と風呂係を交互にしなければならなくなった。これではまるで2人勤務だ。
新人Iさんは専門学校卒の21才で、印象的な切れ長の瞳に白い肌、黒い髪。何ともエキゾチックジャパンな美しい子だ。オバ男君も嬉し恥ずかしそうに、懇切丁寧に仕事を教えていた。オバ男君が一日だけ私の指導係になった時とは大違いだ。
新人Iさんは、昨日は23時〜6時の勤務で、今日は21時から3時の勤務だそうなので、2時頃に一度休憩した。みんな疲れたのか緊張しているのか、話も弾まないまま休憩が終わり、リネン折りを始めた。オバ男君の隣でバスタオルを折っていた新人Iさんが、突然「あっ!」と叫んでトイレへ走って行った。
固唾を呑んで新人Iさんを待っていると、鼻にティッシュでつっぺをかって(北海道弁:栓をして)トイレから出て来た。美しい顔立ちに鼻ティッシュ”つっぺ”は、あまりにもアンバランスで吹き出しそうになった。新人Iさんは涼しい顔で「鼻血が出ました」と言うので、私達は声を揃えて「大丈夫?」と言ったが、その声には多少の笑いが含まれていた。
何事も無かったようにリネン折りを再開した新人Iさんだったが、ティッシュのつっぺが大きすぎて、曲がらんばかりに片方の鼻の穴が全開だった。ふと見ると、私の隣でヤンTさんが下を向いて小刻みに震えながら笑いを堪えていた。「もうダメ、大声で笑いたい!」と思った瞬間、新人Iさんは冷静に「少し(つっぺが)大きすぎました」と言って、トイレへ行ってくれた。
みかやん「オバ男君!セクハラしたんでしょ!あはははは」
ヤンT「ダメだよ!セクハラなんかしちゃ!あはははは」
オバ男君「えーっ?俺?俺なの?あはははは」
この時とばかりに3人で大笑いした。トイレから出ると3時だったので、新人Iさんはそのまま静かに帰って行った。すぐに部屋が空いたので、オ「あの子につっぺは似合わないよね」、み「少しも恥ずかしがったり照れたりしないで冷静なんだもん」、ヤ「笑うわけにいかなかったよね〜」などと話して笑いながら出動した。
部屋のドアを開けると、有線のド演歌が大音量で響いていたので、ヤンTさんが音を小さくしようと急いで部屋へ入って「うわっ!何、コレ!」と叫んで立ち止まった。見ると、床に点々と血が滴っていた。血は洗面所へ向かっていて、洗面所が血だらけだった。立ちすくむヤンTさんに代わって、オバ男君がド演歌の音量を下げてくれたので、ヤンTさんも我に返ったが辺りは血まみれだ。
3人で床の血を拭き取ってから現場検証を始めた。テーブルの上にビールの空き缶が6つ、洗面所には大量の血がついたフェイスタオルが2枚、ベッドの枕元には割れたティッシュケースが有った。しかも大音量のド演歌とくれば、酔った熟年カップルがベッドで戯れていて枕元のティッシュケースにぶつかり、ティッシュケースが割れた拍子に怪我をしたのだろう。
オバ男君「あぁビックリした。痴話喧嘩の果ての傷害事件かと思ったよ」
ヤンT「ホントだよ。生理の血もキモイけど、生理以外の血はもっと不気味で怖いよね」
みかやん「フロントへ電話してくれれば良かったのにね。絆創膏やら包帯やら用意してあるのにね」
オバ男君「フロントへ連絡したりするのが恥ずかしい年代なんだろうさ」
次の休憩の時には、3人ともドッと疲れて無口になっていた。今日、新人Iさんは体操着のようなTシャツにジャージを履いていて、勤労意欲丸出しの姿だった。明日も頑張ってくれると良いが・・・。
今日はオバ男君とヤンTさんと新人Iさんとの4人勤務。オバ男君もヤンTさんも昨日は23時〜9時迄の勤務だったそうで、お疲れのようだった。こんな所に10時間も居たとはお気の毒だ。新人Iさんは21時から出勤して、C班にいるベッドメイク係のリーダーに洗面係の仕事を習ったそうで、0時に我がD班へ引き渡された。
4人いるが1人は新人さんなので、中身は3人勤務だと思っていた。ところが、昨日は、オバ男君が新人Iさんの”部屋係”に付きっきりだったそうで、今日もオバ男君が付きっきりで新人Iさんの”洗面係”をみる事になった。新人Iさんには、今日1日みっちり洗面係をして貰うという事で、ヤンTさんと私とで部屋係と風呂係を交互にしなければならなくなった。これではまるで2人勤務だ。
新人Iさんは専門学校卒の21才で、印象的な切れ長の瞳に白い肌、黒い髪。何ともエキゾチックジャパンな美しい子だ。オバ男君も嬉し恥ずかしそうに、懇切丁寧に仕事を教えていた。オバ男君が一日だけ私の指導係になった時とは大違いだ。
新人Iさんは、昨日は23時〜6時の勤務で、今日は21時から3時の勤務だそうなので、2時頃に一度休憩した。みんな疲れたのか緊張しているのか、話も弾まないまま休憩が終わり、リネン折りを始めた。オバ男君の隣でバスタオルを折っていた新人Iさんが、突然「あっ!」と叫んでトイレへ走って行った。
固唾を呑んで新人Iさんを待っていると、鼻にティッシュでつっぺをかって(北海道弁:栓をして)トイレから出て来た。美しい顔立ちに鼻ティッシュ”つっぺ”は、あまりにもアンバランスで吹き出しそうになった。新人Iさんは涼しい顔で「鼻血が出ました」と言うので、私達は声を揃えて「大丈夫?」と言ったが、その声には多少の笑いが含まれていた。
何事も無かったようにリネン折りを再開した新人Iさんだったが、ティッシュのつっぺが大きすぎて、曲がらんばかりに片方の鼻の穴が全開だった。ふと見ると、私の隣でヤンTさんが下を向いて小刻みに震えながら笑いを堪えていた。「もうダメ、大声で笑いたい!」と思った瞬間、新人Iさんは冷静に「少し(つっぺが)大きすぎました」と言って、トイレへ行ってくれた。
みかやん「オバ男君!セクハラしたんでしょ!あはははは」
ヤンT「ダメだよ!セクハラなんかしちゃ!あはははは」
オバ男君「えーっ?俺?俺なの?あはははは」
この時とばかりに3人で大笑いした。トイレから出ると3時だったので、新人Iさんはそのまま静かに帰って行った。すぐに部屋が空いたので、オ「あの子につっぺは似合わないよね」、み「少しも恥ずかしがったり照れたりしないで冷静なんだもん」、ヤ「笑うわけにいかなかったよね〜」などと話して笑いながら出動した。
部屋のドアを開けると、有線のド演歌が大音量で響いていたので、ヤンTさんが音を小さくしようと急いで部屋へ入って「うわっ!何、コレ!」と叫んで立ち止まった。見ると、床に点々と血が滴っていた。血は洗面所へ向かっていて、洗面所が血だらけだった。立ちすくむヤンTさんに代わって、オバ男君がド演歌の音量を下げてくれたので、ヤンTさんも我に返ったが辺りは血まみれだ。
3人で床の血を拭き取ってから現場検証を始めた。テーブルの上にビールの空き缶が6つ、洗面所には大量の血がついたフェイスタオルが2枚、ベッドの枕元には割れたティッシュケースが有った。しかも大音量のド演歌とくれば、酔った熟年カップルがベッドで戯れていて枕元のティッシュケースにぶつかり、ティッシュケースが割れた拍子に怪我をしたのだろう。
オバ男君「あぁビックリした。痴話喧嘩の果ての傷害事件かと思ったよ」
ヤンT「ホントだよ。生理の血もキモイけど、生理以外の血はもっと不気味で怖いよね」
みかやん「フロントへ電話してくれれば良かったのにね。絆創膏やら包帯やら用意してあるのにね」
オバ男君「フロントへ連絡したりするのが恥ずかしい年代なんだろうさ」
次の休憩の時には、3人ともドッと疲れて無口になっていた。今日、新人Iさんは体操着のようなTシャツにジャージを履いていて、勤労意欲丸出しの姿だった。明日も頑張ってくれると良いが・・・。
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