イタリアン

2004年4月23日 おでかけ
友人M。ちゃんが日帰り出張で札幌へ来るので、研修の後にご飯でも食べましょう!と約束していた。最近はOくんと約束をしたとしても、お互い起きれずに流れてしまう事が多く、すっかりヒトサマと約束を出来ない身体になってしまったので、数日前から緊張していた。家が近所で会おうと思えばいつでも会えて、起きれないのはお互い様のOくんのような友人なら、笑って誤魔化すがM。ちゃんの場合はそうはいかない。

ホテルから帰宅してすぐに、取り敢えず爆睡。16時に起こして貰えるよう各モーニングコール係の友人に手配しておいたので、万全のハズだった。

奇跡的に自力で16時過ぎに目覚めた。誰も起こしてくれなかったのか?と携帯を見るとメールが届いていて「携帯、停まってるよ!家の電話番号、わかんないよ。起きてくださ〜い」と書いてあった。寝惚けた頭の中で「そういや、銀行の残高が多かったんだよね。携帯代が引き落とされなかったからなんだ。あはは」「あはは、じゃないよ!M。ちゃんへ電話しなきゃ」等と思いつつ、トイレに入ると家の電話が鳴った。

電話に出ると、相手はM。ちゃんだったので一気に目が覚めた。

「みかやん。さんへ電話したんだけど携帯が停まってて、ご主人様へ電話したら出て貰えず、104にかけて家の電話番号を聞きました」

しかも、M。ちゃんは私の家の最寄り駅へ着いていると言う。大慌てで洗わない顔に化粧をし、バサバサの髪を2つに結んで家を飛び出した。M。ちゃんに深く深くお詫びをして、隣の駅のイタリアンの店へ行った。

お互いの近況や、お互いの職場の様子などを話して、アッという間に時間が経った。さて会計!と思うと、M。ちゃんが財布を持って私より先にレジに並んでいるではないか。店の人に「お会計はご一緒で宜しいですか?」と聞かれ「はい」と答えている。いやいや、そういうワケにはいかない。

みかやん「やややや、M。ちゃん!会計は私が!」

M。ちゃん「いえいえ、いいんですいいんです。いつもお世話になっていて、今日も付き合って貰ったんですから」

みかやん「いーやいーや。そーゆーワケには」

M。ちゃん「いえいえ、いいんですいいんです」

会計は私が持とうと思っていたので、調子に乗ってカシスオレンジを飲んでいたのだった。かれこれ2人会わせて3千円の飲食。まったく面目ない。

会計を済ませると店の人に「サイコロを振って下さい」と、2つのサイコロとボードを渡された。サイコロの出た目によって「ピザ無料券」や「パスタ1皿プレゼント」等が当たるようになっていた。M。ちゃんがサイコロを振ると、目は1と1。ボードを確認すると1と1が出た場合は大当たりで”飲食代全額金券でお返し”になっていた。M。ちゃん、凄い、凄すぎる!

M。ちゃん「私の家の近くにはこのお店がないので、この金券はみかやん。さんが使って下さい」

みかやん「じゃあ、3千円と金券を取り替えて〜」

M。ちゃん「いえいえ。赤黒の試合の後にでも、みなさんでご飯を食べる時に使って頂ければいいんです。そうして下さい」

重ね重ね本当に申し訳ない。ご馳走になった上、3千円の金券まで頂いてしまった。も〜、M。ちゃんったら、こんな事をして私を泣かせようとして。。。ん?そういや私の携帯は停まっていたんだった。「お客様の都合により現在使われておりません」というアナウンスを聞いて、心優しいM。ちゃんは私を不憫に思ってくれたのだろう。

M。ちゃん、本当にごめんなさい&ありがとう。その後、携帯は無事復旧しました。

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