ラブホは休み・魔の時刻
2004年5月9日5月8日のつづき
9日の朝を迎えフロントK子さんが出勤してきた。5人も居るので、用事が有る人2名が8時で帰っても良いという事になり、丸々子ちゃんとヤンTさんが8時帰りをした。
日曜の朝の8時〜9時は”魔の時刻”と呼ばれている恐怖の1時間だ。何故かお客さんが、こぞって部屋をメチャメチャにして帰ってくれる。これはホテルQグループ全店で起こる現象だ。なので出来れば日曜の朝は8時で帰りたい。
Oくんが風呂係、お喋りが部屋係、私が洗面・トイレ・階段係になり「どうせ酷い有様なのだろう」と腹を括って部屋へ入った。
何故かトイレに有るナイト用ナプキンと普通のナプキンとパンティーライナーとタンポンが、部屋のソファーの上に散乱していた。女性が持ち帰ろうとしたのを男性が咎めたのか、女性が思い留ったのだろう。いずれにしてもトイレから持ち出さないで欲しいものだ。
ゴミの量も凄まじかった。酒の空き瓶が数本と、刺身や寿司や惣菜各種の食べ残し、アルミホイルに包まれたおにぎり等が、部屋中に散乱していた。いつも思うが、食べる物をよくもここまで部屋の中に散らかしておけるものだと呆れる。TVの横、ベッドの枕元、床の上、テーブルの上など、ありとあらゆる所へ食い散らかしていた。
やっとの思いでゴミをまとめ、ソファーの上に散乱していたナプキン類は未使用のようだが全部捨てて、新しい物に取り替えた。このテのお客さんが触れた物を次のお客さんにも使い回すのは、あまりに忍びない。どんな不潔な手でナプキン類を触り、どんな経緯でソファーの上に放置されたか、分かったもんじゃない。
ようやく洗面所へ辿り着くと、乳液の瓶が木っ端微塵に割れていた。ガラスの洗面ボールの上に落として割ったようだが、洗面ボールは欠けていて、無数の破片が落ちていて、その破片は乳液でネロネロだった。おまけに洗面台が水浸しで、すっかりやる気を無くしてしまった。
部屋係のお喋りも大変だったようだ。ベッドの枕元にはこれ見よがしに使用済みスキンがディスプレイされており、ベッドを剥がすと大量のティッシュが出てくるわ、スキンの包み紙が出てくるわで、いっこうにはかどらなかったそうだ。
OくんもOくんで、浴槽にビッチリと付着した垢の輪と戦っていた。ジェットバスを使用していた為に泡だらけになっていたが、その泡が灰色だったそうだ。
お喋り「最悪!何コレ?嫌がらせ?どんな女か見たかった」
みかやん「こんな部屋にも女が居たのかと思うと、同じ女として恥ずかしいよ」
Oくん「こーゆー場合、女が決め手だよね。男も女もだらしなかったら最悪」
一同「全く最悪!」
この部屋の掃除に35分もかかり、大急ぎで次の部屋へ行くと、次の部屋も同じような最悪の状態だった。掃除が終わったのが9時丁度、回収した大量のゴミの分別や後片付けに追われ、退勤の打刻をしたのは9時20分頃だった。疲れ果ててとっとと帰ろうとするとフロントK子さんに呼び止められた。
K子「外道、あなた達と上手く付き合えてないの?あちこちから、そんな話が聞こえてきてね。ホテルQ時代にも聞いたし、そしてココでも。外道は私にはとても従順で悪い部分を見せないから、私には分かりにくかったんだけど、本当のところはどうなの?」
丸々子ちゃんとヤンTさんが店長へ「外道とは一緒に働けない」と直訴した事が、フロントK子さんの耳にも入ったのだろう。私とOくんとで、包み隠さず最近の外道の様子を伝えた。お喋りには関係の無い話なので帰れば良いものを、近くに新人3号君にソックリなホテルRのNくんが居たので、お喋りも帰るに帰れずにいた。
フロントK子さんから解放され、駐車場へ着き、チャリにまたがったところで、今度はお喋りに捕まった。「勘違いした大阪のオバチャン(トド)や、超の付くようなお局(ホテルRの超お局様)とは、一緒に働けない。仕事のやり方や順番だってココとは違うようだし、マニュアルが有るなら欲しい!いや配るべき!」と騒いでいた。
まさか「アンタは仕事ぶりも性格も恥ずかしくて外へ出せないから、ココに残るんだよ」とも言えないので、Oくんと渋々話を聞くハメになったが、お喋りが調子に乗りだし話が止まらなくなった。このテの人の話は、肯定も否定もせず黙って聞くしかない。気が済むまで喋らせた。
Oくんと私がお喋りに解放されたのは11時頃だった。8時〜11時まで、ずっと魔の時刻だった。
9日の朝を迎えフロントK子さんが出勤してきた。5人も居るので、用事が有る人2名が8時で帰っても良いという事になり、丸々子ちゃんとヤンTさんが8時帰りをした。
日曜の朝の8時〜9時は”魔の時刻”と呼ばれている恐怖の1時間だ。何故かお客さんが、こぞって部屋をメチャメチャにして帰ってくれる。これはホテルQグループ全店で起こる現象だ。なので出来れば日曜の朝は8時で帰りたい。
Oくんが風呂係、お喋りが部屋係、私が洗面・トイレ・階段係になり「どうせ酷い有様なのだろう」と腹を括って部屋へ入った。
何故かトイレに有るナイト用ナプキンと普通のナプキンとパンティーライナーとタンポンが、部屋のソファーの上に散乱していた。女性が持ち帰ろうとしたのを男性が咎めたのか、女性が思い留ったのだろう。いずれにしてもトイレから持ち出さないで欲しいものだ。
ゴミの量も凄まじかった。酒の空き瓶が数本と、刺身や寿司や惣菜各種の食べ残し、アルミホイルに包まれたおにぎり等が、部屋中に散乱していた。いつも思うが、食べる物をよくもここまで部屋の中に散らかしておけるものだと呆れる。TVの横、ベッドの枕元、床の上、テーブルの上など、ありとあらゆる所へ食い散らかしていた。
やっとの思いでゴミをまとめ、ソファーの上に散乱していたナプキン類は未使用のようだが全部捨てて、新しい物に取り替えた。このテのお客さんが触れた物を次のお客さんにも使い回すのは、あまりに忍びない。どんな不潔な手でナプキン類を触り、どんな経緯でソファーの上に放置されたか、分かったもんじゃない。
ようやく洗面所へ辿り着くと、乳液の瓶が木っ端微塵に割れていた。ガラスの洗面ボールの上に落として割ったようだが、洗面ボールは欠けていて、無数の破片が落ちていて、その破片は乳液でネロネロだった。おまけに洗面台が水浸しで、すっかりやる気を無くしてしまった。
部屋係のお喋りも大変だったようだ。ベッドの枕元にはこれ見よがしに使用済みスキンがディスプレイされており、ベッドを剥がすと大量のティッシュが出てくるわ、スキンの包み紙が出てくるわで、いっこうにはかどらなかったそうだ。
OくんもOくんで、浴槽にビッチリと付着した垢の輪と戦っていた。ジェットバスを使用していた為に泡だらけになっていたが、その泡が灰色だったそうだ。
お喋り「最悪!何コレ?嫌がらせ?どんな女か見たかった」
みかやん「こんな部屋にも女が居たのかと思うと、同じ女として恥ずかしいよ」
Oくん「こーゆー場合、女が決め手だよね。男も女もだらしなかったら最悪」
一同「全く最悪!」
この部屋の掃除に35分もかかり、大急ぎで次の部屋へ行くと、次の部屋も同じような最悪の状態だった。掃除が終わったのが9時丁度、回収した大量のゴミの分別や後片付けに追われ、退勤の打刻をしたのは9時20分頃だった。疲れ果ててとっとと帰ろうとするとフロントK子さんに呼び止められた。
K子「外道、あなた達と上手く付き合えてないの?あちこちから、そんな話が聞こえてきてね。ホテルQ時代にも聞いたし、そしてココでも。外道は私にはとても従順で悪い部分を見せないから、私には分かりにくかったんだけど、本当のところはどうなの?」
丸々子ちゃんとヤンTさんが店長へ「外道とは一緒に働けない」と直訴した事が、フロントK子さんの耳にも入ったのだろう。私とOくんとで、包み隠さず最近の外道の様子を伝えた。お喋りには関係の無い話なので帰れば良いものを、近くに新人3号君にソックリなホテルRのNくんが居たので、お喋りも帰るに帰れずにいた。
フロントK子さんから解放され、駐車場へ着き、チャリにまたがったところで、今度はお喋りに捕まった。「勘違いした大阪のオバチャン(トド)や、超の付くようなお局(ホテルRの超お局様)とは、一緒に働けない。仕事のやり方や順番だってココとは違うようだし、マニュアルが有るなら欲しい!いや配るべき!」と騒いでいた。
まさか「アンタは仕事ぶりも性格も恥ずかしくて外へ出せないから、ココに残るんだよ」とも言えないので、Oくんと渋々話を聞くハメになったが、お喋りが調子に乗りだし話が止まらなくなった。このテの人の話は、肯定も否定もせず黙って聞くしかない。気が済むまで喋らせた。
Oくんと私がお喋りに解放されたのは11時頃だった。8時〜11時まで、ずっと魔の時刻だった。
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