ラブホ奮戦記450日目：オヤジ臭続発

0：00-9：00　12部屋掃除＋リネン折り＋ビニール袋折り

今日は丸々子ちゃんとOくんとPTAと新人7号君との5人勤務。今日は1部屋目で「あたしトイレ掃除でもやろうかな？」と言うと、7号君が即座に「じゃ俺、洗面係やります！」と言ったので、ベッドを組む時は一緒で、7号君が風呂係の時は私が手伝う事になった。

休憩室でも昨日と同様に7号君は私の隣に座り、2人でいろんな話をした。7号君はPTAから一番遠い席なのに、それでもPTAは声を張り上げて私達の会話に混ざってこようとした。7号君がPTAに気のない返事をすると、今度はPTAが珍しく私にヘラヘラと話しかけてきて「モテモテで羨ましい」「スタイルが良くて羨ましい」等と、聞いて恥ずかしくなるような私のゴキゲン取りを始められてしまい、ゲンナリした。

私が風呂係になると、風呂係の手伝いはOくんだった。Oくんは風呂に入って来るなりドアを閉めた。

Oくん「なんだい！7号君とベッタリで俺の事、無視してない？7号君も7号君だよ！みかやんにだけ一生懸命に話しかけて2人だけで微笑みあったりして！」

みかやん「あっれー？やきもち？」

Oくん「違うもん！人事異動があるからココでみかやんと一緒に働くの今日で最後なんだよ！短い間だったけど、ココでも一緒に働けて良かったよ！とか言いたかったのに、俺の事、丸無視して7号君ばっかりだもん」

みかやん「あたしゃ7号君のガード係だからね。この時期に3号君みたいに”PTAがウザくて適わない”とか言われて辞められたら、どうにもなんないよ。2ヶ月半ぶりに一緒に働けて、あたしも嬉しかったよ。Oちゃんが来てくれてからは、本当に心強かったし楽しくて、このままずっと一緒だったらなぁと思ってたよ」

Oくん「お互い頑張ってたらまた一緒に働けるよね。その日まで頑張ろうね！」

Oくん＆みかやん「ねーーっ！」

掃除を終え、意気揚々と次の部屋へ向かうと、その部屋はオヤジ臭が充満していた。次の部屋も次の部屋もオヤジ臭の部屋だった。一同、むせ返るようなオヤジ臭に弱りながらも懸命に各自の仕事をしていた。

7号君「俺、頭が痛くなってきました」

みかやん「大丈夫？涙目になってるよ。風邪ひいた？」

7号君「度重なるオヤジ臭にやられたようです」

みかやん「あらまっ。でも将来、自分がオヤジ臭を発するようになったらどうする？」

7号君「困りますね。連れの女の人は大丈夫だったんでしょうか？」

みかやん「女もトシをとると麻痺するんじゃないのかな」

7号君「そうじゃなきゃ、女の人はかなり辛いですよね」

7号君＆みかやん「ねーーっ！」

オヤジ臭で涙目になってる7号君が何とも可愛らしかった。と言うか、リネン折りの時も作業中も休憩中も、ずっと私の隣か傍にいてニコニコしているので、可愛くて可愛くて仕方がない。

最後の休憩中、モニターを見ていると207号室が精算中の表示になったので、出動しようとしたらまた宿泊の表示に戻った。

丸々子「人騒がせだね。前受けだよ！」

みかやん「えーっ？嘘ーっ！そーなの？なんでーーっ？」

丸々子「えっ？デリか連れの人が後から来たから前受けする為に精算になったんでしょ」

みかやん「きゃーっ！ごめんなさい。”前受け”が”魔除け”って聞こえてビックリした」

一同「あーはっはっは！魔除けだってー。ひゃーはっはっ」

丸々子「あはは！魔除けって聞こえたらそりゃ驚くよね。でも、みかやんらしいや」

一同「あーはっはっは！」

散々笑われた後、出動する事になった。自分の仕事を物凄く早く終えてしまったので、丸々子ちゃんの風呂掃除を手伝った。

丸々子「今日は、ふとした時のみかやんの表情が凄く寂しそうに見えたよ」

みかやん「ココとも今日でお別れと思うと寂しいよ。新ホテルQへ行ってもココへ戻りたい！ってホームシックになるかも」

丸々子「PTAさえ来なかったら、みかやんにはココでもっと楽しい思い出いっぱい作って貰えたのに」

みかやん「なーんて言ってて、あたしがココに残って丸々子ちゃんがあっちへ行くかも知れないし」

丸々子「とっとと人事異動の発表しやがれ、この会社！って感じだよね」

新ホテルQ行きになる人は24日か25日から新ホテルQで働く事になるのに、未だに発表がないとは何だろう？私は明日、休みなので人事異動の発表があったら速報メールを貰えるよう、みんなに頼んだ。