ラブホ奮戦記451日目:新ホテルQへ
2004年5月25日0:00-9:00 開店準備+ベッドメイク練習+リネン折り
苦節3ヶ月半、無事に古巣のホテルQへ戻る事が出来た。著しく変わったホテルの外観を眺めながら、万感胸に迫る思いで従業員玄関のドアを開け・・・開かなかった。工事業者の人に「こっちこっち!」と呼ばれ、別の入口からホテルへ入った。
一歩入ると新しい建物の匂いがして「いよいよ改装オープンだ!」と急に実感が湧いてきた。「頑張るぞ!オー!」と思ったのも束の間、目の前にはゴミやら備品やらリネンが足の踏み場もないほど雑然と積まれていた。そこへドヤドヤとトドとPTAが出勤してきたので、感慨にひたる暇もなかった。
右も左も分からないホテル内を案内してくれたのは、懐かしのダサ坊だった。ダサ坊は各店で修行を積んでいる間に少し痩せたようで、前よりも精悍な顔に見えた。と、その時、PTAの目がハートになったのを私は見逃さなかった(PTAの場合はどの男を見ても最初は目がハートになる)。
私達は各部屋に食器棚の中に入れる物や洗面所に置く化粧品などを入れたり、冷蔵庫掃除をして回る事になった。作業の進め方をダサ坊が私とトドに説明を始めると、PTAがしゃしゃり出てきていつの間にか私やトドの前に立って、ダサ坊に分かり切った事をしつこく質問していた。
外道が出勤してきて私とトドに明日からの作業の進め方の説明をし始めた。するとまたPTAがしゃしゃり出て、外道にどうでもいいような質問をして私とトドの前に立ち、いつの間にか外道とPTAがサシで話をする形になっていた。トドもPTAの出しゃばり加減に呆れ果ててしまっていた。
みかやん「PTAさん!最初に言っておくけど、フロントの人達の話にしても、新人の事にしても、出しゃばらないで貰える?見てるといつも出過ぎるんだよね!」
トド「ホンマやで!PTAさんがあんなんやったら、ウチらやりにくぅてしゃあないで!フロントの人からの話は、みかやんが納得したらそれでええんや!おってみかやんからウチらに説明があるわ!それまで黙っときや」
PTA「・・・は?」
みかやん「ホテルPでどうして男組と女組に別れたか分かってる?PTAさんが新人の後を着いて歩いて指導してるとか、新人からもウザいと苦情がきてるとか、新人が丸々子ちゃんやオバ男君に質問してるのに先に答えたり、先輩達を差し置いて勝手に新人の指導をしてるって、店長に報告されて、店長が”PTAと新人を離せ”って言ったからなんだよ!PTAさんは、そのぐらい丸々子ちゃん達にも疎まれてたんだよ!」
みかやん「あたしは店長に言うくらいなら、本人に言った方がいいと思うから言うんだけどね!」
トド「ウチらに言わせたらPTAさんかて新人や!何かあったらウチとみかやんとで判断するんやから、あんたは出しゃばらんといて!」
PTA「はい。。。わかりました。。。すみません」
それっきりPTAは憮然として私達とは口もきかなくなった。全く可愛げがない。この人達は何を言ってるんだろう?というような「は?」の一言で、トドも私もブチキレてしまった。
1人ずつ各部屋の冷蔵庫掃除をする事になった。トドと私で17部屋を片付けたのに、PTAはまだ2部屋目に居た。あまりの作業の遅さに呆れてPTAが居る部屋へ様子を見に行くと、部屋にはダサ坊と外道とPTAが居て、何を言っているかはよく聞こえなかったが、PTAが何やら愚痴りながら号泣していた。
PTAが号泣したので休憩する事になったが、休憩室ではPTAがドサクサに紛れてダサ坊の電話番号を聞いたりして、何事もなかったように得意の甘え声で懸命にダサ坊に話しかけていた。
トド「昨日、ヤンTさんから”PTAの件ではみかやんに協力して下さい”ってメール貰ったんや。その意味がようわかったわ。ホンマ何やの?PTAて?ホンマにイヤラシイ女や。ウチも呆れてもうたわ。ダサ坊には”あの2人にいじめられました”て言うたんやろ。ええトシこいて泣いたりしよって最悪やな」
みかやん「ほんとにさ!泣きたいのはこっちの方だよね!」
ダサ坊が帰った後、PTAは何事もなかったかのように私達に話しかけてきた。泣き叫んでいる所を私達に見られてバツが悪かったのだろう。こんなんじゃ先が思いやられる。
苦節3ヶ月半、無事に古巣のホテルQへ戻る事が出来た。著しく変わったホテルの外観を眺めながら、万感胸に迫る思いで従業員玄関のドアを開け・・・開かなかった。工事業者の人に「こっちこっち!」と呼ばれ、別の入口からホテルへ入った。
一歩入ると新しい建物の匂いがして「いよいよ改装オープンだ!」と急に実感が湧いてきた。「頑張るぞ!オー!」と思ったのも束の間、目の前にはゴミやら備品やらリネンが足の踏み場もないほど雑然と積まれていた。そこへドヤドヤとトドとPTAが出勤してきたので、感慨にひたる暇もなかった。
右も左も分からないホテル内を案内してくれたのは、懐かしのダサ坊だった。ダサ坊は各店で修行を積んでいる間に少し痩せたようで、前よりも精悍な顔に見えた。と、その時、PTAの目がハートになったのを私は見逃さなかった(PTAの場合はどの男を見ても最初は目がハートになる)。
私達は各部屋に食器棚の中に入れる物や洗面所に置く化粧品などを入れたり、冷蔵庫掃除をして回る事になった。作業の進め方をダサ坊が私とトドに説明を始めると、PTAがしゃしゃり出てきていつの間にか私やトドの前に立って、ダサ坊に分かり切った事をしつこく質問していた。
外道が出勤してきて私とトドに明日からの作業の進め方の説明をし始めた。するとまたPTAがしゃしゃり出て、外道にどうでもいいような質問をして私とトドの前に立ち、いつの間にか外道とPTAがサシで話をする形になっていた。トドもPTAの出しゃばり加減に呆れ果ててしまっていた。
みかやん「PTAさん!最初に言っておくけど、フロントの人達の話にしても、新人の事にしても、出しゃばらないで貰える?見てるといつも出過ぎるんだよね!」
トド「ホンマやで!PTAさんがあんなんやったら、ウチらやりにくぅてしゃあないで!フロントの人からの話は、みかやんが納得したらそれでええんや!おってみかやんからウチらに説明があるわ!それまで黙っときや」
PTA「・・・は?」
みかやん「ホテルPでどうして男組と女組に別れたか分かってる?PTAさんが新人の後を着いて歩いて指導してるとか、新人からもウザいと苦情がきてるとか、新人が丸々子ちゃんやオバ男君に質問してるのに先に答えたり、先輩達を差し置いて勝手に新人の指導をしてるって、店長に報告されて、店長が”PTAと新人を離せ”って言ったからなんだよ!PTAさんは、そのぐらい丸々子ちゃん達にも疎まれてたんだよ!」
みかやん「あたしは店長に言うくらいなら、本人に言った方がいいと思うから言うんだけどね!」
トド「ウチらに言わせたらPTAさんかて新人や!何かあったらウチとみかやんとで判断するんやから、あんたは出しゃばらんといて!」
PTA「はい。。。わかりました。。。すみません」
それっきりPTAは憮然として私達とは口もきかなくなった。全く可愛げがない。この人達は何を言ってるんだろう?というような「は?」の一言で、トドも私もブチキレてしまった。
1人ずつ各部屋の冷蔵庫掃除をする事になった。トドと私で17部屋を片付けたのに、PTAはまだ2部屋目に居た。あまりの作業の遅さに呆れてPTAが居る部屋へ様子を見に行くと、部屋にはダサ坊と外道とPTAが居て、何を言っているかはよく聞こえなかったが、PTAが何やら愚痴りながら号泣していた。
PTAが号泣したので休憩する事になったが、休憩室ではPTAがドサクサに紛れてダサ坊の電話番号を聞いたりして、何事もなかったように得意の甘え声で懸命にダサ坊に話しかけていた。
トド「昨日、ヤンTさんから”PTAの件ではみかやんに協力して下さい”ってメール貰ったんや。その意味がようわかったわ。ホンマ何やの?PTAて?ホンマにイヤラシイ女や。ウチも呆れてもうたわ。ダサ坊には”あの2人にいじめられました”て言うたんやろ。ええトシこいて泣いたりしよって最悪やな」
みかやん「ほんとにさ!泣きたいのはこっちの方だよね!」
ダサ坊が帰った後、PTAは何事もなかったかのように私達に話しかけてきた。泣き叫んでいる所を私達に見られてバツが悪かったのだろう。こんなんじゃ先が思いやられる。
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