家の近所に怪しいブティックが有り、以前から気になっていた。家の近所には怪しいブティックが3軒も有る。その中の最も怪しいブティックで求人広告を出していた。

・正社員募集
・販売経験者優遇
・38才位まで
・試用期間3ヶ月 月給16万円以上
 3ヶ月経過後 月給18万円以上

怪しいと思っていたので、本社が中央区に有り、支店まで有る真っ当な会社とは思わずにいた。

そういえば私はデパガ時代に、レディースヤングスポーツという売場で、DCブランドとジーンズと水着を担当していたのだった。ディスプレーは得意だったし、お直しも出来るのよ。販売経験者だったんだわ!と、その会社へ電話をかけてみた。

最初は若い女性が電話に出て「求人の件で」と言うと、「社長に代わります」と言われ、代わるのを待った。すると、「お電話代わりました。どづらのお店を希望でしたが?」と、めちゃめちゃなイントネーションに濁点の多い言葉。第一声で同郷の爺さんだと分かってしまった。

みかやん「南郷店希望です」

爺さん「おだぐ、お住まいどづら?」
    (お宅、お住まいはどちら?)

みかやん「南郷○○丁目です」

爺さん「せば○山だら、遠くて通うのゆるぐないもね。
    じづは南郷店は昨日、決まってまって、○山店だら
    まだ募集してんですけど、どすますがぁ?」
    (それでは○山だと、遠くて通うのが大変ですね。
     実は南郷店は昨日、決まってしまって、○山店でしたら
     まだ募集してるんですけど、どうしますか?)

みかやん「そうですか。南郷店希望でしたので」

爺さん「まだ南郷店で募集しだ時に電話してみで下さいや」
    (また南郷店で募集した時に電話してみて下さいね)

みかやん「はい。わかりました。ありがとうございました」

電話を切った後、あまりの道南訛りに思わず笑いがこみ上げた。私まで「はい。わがりました」と言いそうになった。怪しいとは思っていたが、やっぱり怪しい会社だったようだ。

気を取り直して、レストランのキッチン担当募集係へ電話し、明日、面接して頂ける事になった。夫に報告すると「あそこなら暇そうでいいんじゃない。お客さん入ってるの見た事ないもん」との事。確かにいつ通りかかっても暇そうな店だ。私としてもそれが狙いだった。暇な所で、じっくりと調理補助の修行を積みたいわ!と思って電話したのだった。

そんなわけで、明日の午後は今回の求職活動初の面接だ。

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