22:16-8:45 B番

緊張しながら初出勤し、面接をした事務所へ行くと、私の指導係のリーダーB君が迎えてくれた。B君は28才で、小泉孝太郎風の涼しげな目元に爽やかな短髪、かなりの男前でクラクラした。「他のメンバーも、こんなだったらどうしよう?(喜)」とワクワクしていると、売場へ連れて行かれた。

売場に居たのはS君(24才)と、Eさん(20代半ば)だった。他に、今日は休みのMさん(19才)が居るそうで、通常は3人勤務という事だ。

は?面接の時に店長は「あなた以外は全員20代の男の子」「一晩5人で仕事」と言っていたのに、女の子が2人居るし、一晩3人で仕事だし、全然違うじゃないか!騙されたーーーっ!

という事でメンバーは、
B君(28才)リーダー
Eさん(20代半ば)
Mさん(19才)
S君(24才)
で、B君とEさんとMさんは、このスーパーが24時間営業になった時からの創設期メンバーで、S君は1ヶ月前に入ったそうだ。その他に必ず警備員の男性が居る。

仕事的には、
A番 22:00-7:00 リーダー職 売場全体の品出し 和日配の品出し
B番 22:30-8:30 主にレジ・レジ周り 酒・飲料の品出し 惣菜の品出し
C番 23:00-9:00 レジ補助 酒・飲料の準備 菓子品出し 洋日配の品出し
と、なっているそうだ。

まず、レジに入った。お客さんが持ってきた買い物カゴから商品を取り出し、バーコードリーダーに商品を翳すと「ピッ」と鳴って、商品名と金額が表示されるというような、ごく一般的なスーパーの光景になる。しかしこれは、コンビニのハンドスキャンの方が早く感じた。

以前、滅多に行かないダイエーで買物をした時、レジからお釣りが勝手に出てきたのを見て驚いたが、このスーパーも同じタイプのレジで、預かり金額を打ち込むと、お釣りの小銭が勝手に出てきて感激した。取り敢えず、今日と明日はB君と2人でレジに入り、私がスキャンしてB君が精算をするという事になった。ひたすら「298円です」「60円が2点です」「43円半額です」「110円30円引きです」と読みまくった。

レジの合間に、4台あるレジにレジ袋や割り箸やスプーンを補充し、C番の人が酒と飲料の準備をしてくれたら品出しを始めるが広範囲だし、お客さんも多い。地下鉄駅のすぐ傍なので、地下鉄が動いている間は忙しいらしい。

B番は、1:30-2:30と4:30−5:00に休憩があり、アッという間に1回目の休憩時間になった。休憩後に売場へ戻ると、膨大な量の酒と飲料が準備されていた。B君と2人で手分けして品出しをしたが、いずれこれを1人でしなければならないと思うと、先が思いやられた。地下鉄の最終は終わったはずなのに、お客さんは多いし、レジが忙しくて品出しがはかどらなかった。

2回目の休憩の後、5時半にトラック便が届く。コンテナ十数台分の納品を外から売場へ運び、品出しをする。B番は惣菜の品出しで、おにぎりや弁当、惣菜や調理パン、麺類などコンテナ3台分の品出しをレジの合間にしなければならない。

6時を過ぎた頃から、出勤前のサラリーマンやOLや早朝練習の部活の学生が押し寄せ、とても品出しどころではなくなった。レジから出られないまま8時になり、朝番の人達が来てから惣菜の品出しを終え、レジ締めを始めた。最初から最後までバタバタして、何が何だかよく分からない一日だった。

それにしても、この人数で、この仕事量は有り得ない!と、本当に先が思いやられた。

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