Oくんとトドと3人で、恒例になったびっくりドンキーでのモーニング会をした。いつも行く厚別の駐車場が有料になった事にトドが腹を立て、今回はわざわざ美園まで行った。

私がラブホを辞めた半月後にOくんもラブホを辞め、偶然にも私と同じ8月2日からOくんも新しい職場で働く事になった。それで今回はトドが、私とOくんの為に就職祝いをしてくれた。

Oくんの新しい職場はパチンコ店で、時給千円で賄い付きで、3ヶ月〜半年後には正社員になれるそうだ。スーパーは時給はカラオケ猫目より若干安いが各種保険完備で、お互いに待遇は良いが仕事はかなりハードだ。

トド「2人とも就職おめでとさん!どないな感じやの?」

Oくん「夜は時給1250円になるんだけど、時給分以上にハードだし、俺自身パチンコをした事がないから、専門用語はチンプンカンプンだし、まだ2日しか働いてないけど想像以上にキツイよ」

みかやん「私も時間との戦いで必死だよ〜。デパートやコンビニで働いてたから、同じようなもんだと思ってたのに、少ない人数で想像を絶する仕事量だから、大変だったよ」

トド「ウチは、みかやんがおらんようになって精神的に大変になってな。Oくんまでおらんようになったら、もう最悪や。外道が休みの日はPTAがフロントをする事になってな」

Oくん&みかやん「ひえ〜。PTAがフロント?大変じゃん!」

トド「あの女、ダサ坊にゾッコンやったやろ。ダサ坊が3時まで残業して、あの女にフロントの仕事を教えとるんや。何を勘違いしたんか、PTAの奴、天下取ったような気ぃなっとるんやで。何気にPTAに言った事が、ダサ坊経由でフロントK子に伝わるんや。やってられへんて。ウチも辞めよう思っとったで。でもウチももう48才やし、Oくんやみかやんみたいに思い切って転職できひん」

みかやん「そんな事あらへんて。ウチかて正社員辞めてから、事務パートやら、惣菜工場やら、カラオケ猫目に、コンビニに、いろんな所で働いたわ。どこも50才までやったで。あんなラブホにおらんでも、他にええ所はいくらでも有ると思うで」

Oくん「ホンマや。45才までで募集しとる所でも”48才なんですが、面接させて貰えまへんか?”って聞いたら、融通きかせてくれるで。そんな思いしてまで、あんなラブホにおる事ないで」

トド「ありがとな。実はな、腰痛がきつうなって病院行ったんや。レントゲン撮ったら腰の骨が素人目にも分かる程、曲がっとってな。もう無理きかんねん。今より時給安くてもええんや。違う所で働きたいわ。でもなかなか決心がつかんでな」

トド「なんやろ。ホンマ、みかやんがおらんようになって、ウチがウチらしくおられんようになってな。ほんでもOくんが隣のラブホにおる!思たら何とか頑張れたわ。みかやんもOくんもおらんようになったら、もう、ホンマあかんねん。7号君も8号君もええ子達やけど、なんや相談できひんねん。外道の事、PTAの事、自分の身体の事、重なってもうて、ウチももういっぱいいっぱいや」

Oくん「堪忍な。でもウチも初めて外の世界からあのラブホを見てな、やっぱあそこは異常や、思うねん。ちゃんとした会社に入って改めて、あそこは最悪や、思うねん。なんも無理してあそこにおる事あらへん」

みかやん「ウチも堪忍な。一緒に働いて支え合う事できひんの残念や。トドさんがあんな所におるも勿体ない話やで。もっとええとこいくらでも有るで。ウチも一緒に探したるわ」

トド「ウチ、いっつも同じ話で堪忍な。でも言わずにおられへんねん。みかやんやOくんに代わって、この最悪な会社がどないなるか見届けなならん言う思いもあるんや。分かってな。ホテルQが閉店する前の、みかやんとOくんと3人で働いとった頃が、一番楽しかったんや。忘れられへん」

みかやん「トドさんが居て、Oくんが居て、Fちゃんも居て。あの頃がウチにとっても一番や」

Oくん「いろいろ有ったけど、ウチにとってもあの頃が最高の思い出や。2人勤務で大変やったけどな」

トド「ホンマや。あんたらタフやからウチは着いて行くの必死やった。でもホンマにホンマにええ思い出や。今は、あの頃と何もかも違い過ぎてな。アカン!湿っぽい話になってもうだ。さ、パフェも頼もうな。ウチのおごりやで!」

ハンバーグとパフェをご馳走になり、ゴキゲンで帰宅したが、あんなラブホに残してしまったトドの事が気がかりだった。

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