スーパー3日目:目の不自由な方
2004年8月5日22:20-9:19 B番
今日は2回目のB番で、相変わらずB君と2人でレジへ入り、2人で品出しなどをしたが、B君はあくまでも私の補助という事になり、仕事は私が進める事になった。仕方なく、B君が作ってくれたチェックシートを見ながら仕事を進めた。
1・レジ袋補充
2・サッカー台拭き
3・割り箸等の補充
4・レジ締め袋用意
5・PLU作成
6・惣菜ラベラー貼り
7・飲料品出し、前出し
8・酒品出し、前出し
9・新聞撤去、新聞出し
10・コーヒー棚品出し、前出し
11・惣菜棚拭き
12・レジ1時間毎レポート出し
13・ポットお湯交換
14・ゴミ捨て
15・コンテナ入れ手伝い
16・肉ピッキング
17・惣菜出し
これらをレジの合間にやらなければならないので本当に大変だ。特に1〜6と9の新聞撤去は、まだ地下鉄が動いている間のお客さんが多くてレジが忙しい時間にしなければならないし、どんなに忙しくても1時間毎のレジレポート出しをしなければならない。お陰で頭の中がわや(函館弁:酷い、滅茶苦茶の意)だ。兎に角レジを離れたら走りまくるしかない。
B君の協力もあって、1回目の休憩前にしなければならない事を何とか片付けた。休憩後は酒と飲料の怒濤の品出しが待っている。休憩時間も「次はアレをして、終わったらコレをして、えーと、えーと」で、少しも気の休まる時間がない。
死んだ気になって酒と飲料の品出しをして、やれやれとレジの点検レポートを出しに戻ると、玄関から盲導犬を伴った目の不自由なお客さんが来た。警備の男性がB君へ合図をし、B君は目の不自由なお客さんの元へ走った。B君はそのお客様に言われたとおりの物を、ひたすら走って用意しているのをレジで見ていた。
B君「あのお客さんは、いつも気を遣って忙しくないであろう時間に来て下さるから、いらしたら欲しい物を伺って用意してあげてください。ご自分で店内を回る事もあるので、その時は一緒に歩いて下さい」
との事で、時計を見ると3時半だった。
みかやん「お気遣いは有り難いですけど、お客さんもこんな時間に大変ですよね。まだ真っ暗なのに」
B君「あの・・・目・・・見えてないですからね。暗いとか明るいとかは関係ないかなと・・・」
みかやん「あっ、私、とんでもない事を言ってしまいました。す、すみません」
B君「いえ、僕に謝られても困ります」
そう言えば、デパートのエレガ時代に受付に座っていると、目の不自由な男性が白い杖をつきながら、やってきた。「バッグが欲しい」と言われたが、バッグと言っても旅行用は旅行鞄売場で、スポーツ用はスポーツ用品売場で、それ以外はハンドバッグ売場での取り扱いになるので、「どのようなバッグですか?」と聞き返すと、「見てみなければ分かりません」と言われた。
”見てみなければ”と言われて思わず息を呑んだが、”見てみる”という事は触ってみるという事だった。そんな事を漠然と思い出していた。
B君「あのお客さんは今のような時間から5時半ぐらい迄の間にお見えになりますから、今度お見えになったら、接客して下さいね」
みかやん「はい。わかりました」
B君「失礼のないように」
みかやん「はい」
確かに失言はしたが「失礼のないように」と念を押さなくてもいいじゃないか。
コンテナが入り、決死の惣菜出しをする時間になった。惣菜棚を半分に分け、半分はB君が担当してくれる事になった。それでも私は私なりに必死で惣菜出しを始めた。惣菜棚には特にプライスカードは付いていないが、大体の並べ順は決まっており、法則のような物も有るが、1度見ただけで覚えられる物ではない。「お願いだからプライスカード付けておいてくれよ」と思いつつ、3日前の記憶を辿りながら懸命だった。
するとB君が「僕は、向こうの棚を必死で品出ししますから、ダラダラやってていいですよ」と言ってきた。私なりに必死でやっていたつもりだったのに、B君にはダラダラやっているようにしか見えなかったのだろう。それにしても酷い言い草じゃないか。あ〜、ビックリした。
そんなこんなで、B君は男前だが、言う事がいちいちイヤミだ。自分でも「僕は姑ババアみたいなところが有るから」と言っていたが、その通りだ!いちいちチクリチクリとイヤミを言うし、些細な事にもウザイほど説教される。あれじゃいくら男前でもモテないだろうと思った。
これほどまでウザイ男は初めてだ。
今日は2回目のB番で、相変わらずB君と2人でレジへ入り、2人で品出しなどをしたが、B君はあくまでも私の補助という事になり、仕事は私が進める事になった。仕方なく、B君が作ってくれたチェックシートを見ながら仕事を進めた。
1・レジ袋補充
2・サッカー台拭き
3・割り箸等の補充
4・レジ締め袋用意
5・PLU作成
6・惣菜ラベラー貼り
7・飲料品出し、前出し
8・酒品出し、前出し
9・新聞撤去、新聞出し
10・コーヒー棚品出し、前出し
11・惣菜棚拭き
12・レジ1時間毎レポート出し
13・ポットお湯交換
14・ゴミ捨て
15・コンテナ入れ手伝い
16・肉ピッキング
17・惣菜出し
これらをレジの合間にやらなければならないので本当に大変だ。特に1〜6と9の新聞撤去は、まだ地下鉄が動いている間のお客さんが多くてレジが忙しい時間にしなければならないし、どんなに忙しくても1時間毎のレジレポート出しをしなければならない。お陰で頭の中がわや(函館弁:酷い、滅茶苦茶の意)だ。兎に角レジを離れたら走りまくるしかない。
B君の協力もあって、1回目の休憩前にしなければならない事を何とか片付けた。休憩後は酒と飲料の怒濤の品出しが待っている。休憩時間も「次はアレをして、終わったらコレをして、えーと、えーと」で、少しも気の休まる時間がない。
死んだ気になって酒と飲料の品出しをして、やれやれとレジの点検レポートを出しに戻ると、玄関から盲導犬を伴った目の不自由なお客さんが来た。警備の男性がB君へ合図をし、B君は目の不自由なお客さんの元へ走った。B君はそのお客様に言われたとおりの物を、ひたすら走って用意しているのをレジで見ていた。
B君「あのお客さんは、いつも気を遣って忙しくないであろう時間に来て下さるから、いらしたら欲しい物を伺って用意してあげてください。ご自分で店内を回る事もあるので、その時は一緒に歩いて下さい」
との事で、時計を見ると3時半だった。
みかやん「お気遣いは有り難いですけど、お客さんもこんな時間に大変ですよね。まだ真っ暗なのに」
B君「あの・・・目・・・見えてないですからね。暗いとか明るいとかは関係ないかなと・・・」
みかやん「あっ、私、とんでもない事を言ってしまいました。す、すみません」
B君「いえ、僕に謝られても困ります」
そう言えば、デパートのエレガ時代に受付に座っていると、目の不自由な男性が白い杖をつきながら、やってきた。「バッグが欲しい」と言われたが、バッグと言っても旅行用は旅行鞄売場で、スポーツ用はスポーツ用品売場で、それ以外はハンドバッグ売場での取り扱いになるので、「どのようなバッグですか?」と聞き返すと、「見てみなければ分かりません」と言われた。
”見てみなければ”と言われて思わず息を呑んだが、”見てみる”という事は触ってみるという事だった。そんな事を漠然と思い出していた。
B君「あのお客さんは今のような時間から5時半ぐらい迄の間にお見えになりますから、今度お見えになったら、接客して下さいね」
みかやん「はい。わかりました」
B君「失礼のないように」
みかやん「はい」
確かに失言はしたが「失礼のないように」と念を押さなくてもいいじゃないか。
コンテナが入り、決死の惣菜出しをする時間になった。惣菜棚を半分に分け、半分はB君が担当してくれる事になった。それでも私は私なりに必死で惣菜出しを始めた。惣菜棚には特にプライスカードは付いていないが、大体の並べ順は決まっており、法則のような物も有るが、1度見ただけで覚えられる物ではない。「お願いだからプライスカード付けておいてくれよ」と思いつつ、3日前の記憶を辿りながら懸命だった。
するとB君が「僕は、向こうの棚を必死で品出ししますから、ダラダラやってていいですよ」と言ってきた。私なりに必死でやっていたつもりだったのに、B君にはダラダラやっているようにしか見えなかったのだろう。それにしても酷い言い草じゃないか。あ〜、ビックリした。
そんなこんなで、B君は男前だが、言う事がいちいちイヤミだ。自分でも「僕は姑ババアみたいなところが有るから」と言っていたが、その通りだ!いちいちチクリチクリとイヤミを言うし、些細な事にもウザイほど説教される。あれじゃいくら男前でもモテないだろうと思った。
これほどまでウザイ男は初めてだ。
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