スーパー17日目:謎の買物
2004年8月28日22:47-9:11 C番
今日はA番がS君でB番がMさんだった。出勤するとバックヤードにパンが20バットほど積まれているのを見て、イヤな予感がしていた。今日はC番なので朝の納品の時はパンの品出しをしなければならない。B番には随分慣れてきたが、C番はまだまだ不慣れだ。
1回目の休憩に入る時、バックヤードで珍しくS君に話しかけられた。
S君「明日の朝、パンの品出し、大変ですよ」
みかやん「えーっ?やっぱりそうなんですか?さっきからこのパンのバットが気になってたんですよね」
S君「はい。ココにあるバットは昨日納品されたので、まずココのパンを出してから、朝に納品になったパンを出して下さい」
みかやん「出し切れる量じゃないですよね」
S君「明日の朝に納品になったのをこのようにバックヤードへ置いて下さい。こんなに発注した担当者が悪いんですよ。気にしないでバンバン在庫しちゃって下さい。大変と思いますけど」
ふぇ〜。大変だ!でも、こんなのを朝にパンが納品されてから聞いたらもっと大変だった。S君に早めに知らせて貰って助かった。休憩後に時間があったらパンの品出しをしようと心の準備をして事務所へ行くと、机の上に資料が置かれていた。
この店では、度々ミステリーショッパー(営業中の小売店などで,客に扮して顧客満足度を点検する覆面調査員)による、ミステリーショッピング(客に扮した調査員が,営業中の小売店などで顧客満足度を点検する調査のこと。接客態度・店舗設備・品揃えなどの項目を,顧客と同じ視点で調査する。調査結果は顧客満足の向上に役立てる)が行われるようで、その結果報告書が届いていた。
デパートへ入社した当時の私のように、「謎の買物」などと直訳してはならない(念のため・笑)。
ふいに先日のボケ婆さん(8月6日の日記)を思い出した。まさかあの婆さんがミステリーショッパーとは思えないが、本当にそうだったらそれはそれで凄いミステリーショッパーで、まさにミステリーだ。。。などと思いながら報告書をめくると、ミステリーショッピングのチェック項目は、接客やレジ操作や店内の様子など大きく7つに分かれていて、それが更に10項目ぐらいに分かれている表になっていた。
レジ操作の項目一つにしても、「第一声の挨拶」「籠の引き寄せ」「商品取り扱いの丁寧さ」「金額読み上げの声(小計)」「金額読み上げの声(預かり)」「金銭の両手渡し」「ありがとうございましたの声」「レジ業務の正確さ」「接客全体の印象」「整理整頓」「並んだ時間」「買い物袋持参の対応」「持参の勧め」「サッカー台の清潔感」「サッカー台の設備状況」に分かれていて、それぞれが3点満点評価になっていた。
最後のページは、道内に50店舗ほどある系列店のランキングになっていたが、この店は50店舗中の最下位の方で、下位の殆どが郡部の店なのにも関わらず、札幌市内の店としては唯一この店が最下位グループに入っていた。
我々がどれほど仕事を抱えていようと、それはお客さんに関係のない話だなんて事はじゅうじゅう分かってるさ、でもこの状況でプラスαの気配りを求められてもねぇ・・こんな殺伐とした中で余裕のある接客だなんてねぇ・・・そんな中でもみんな精一杯やってるつもりなんだけどねぇ・・・と言い訳しか浮かばない。
折角そのようなお忍び部隊を用意しているのであれば、「サービス残業をしている者はいないか」とか「人手は足りているか」とか「1人あたりの仕事量が多すぎないか」「休日出勤している者はいないか」みたいな事も調査して欲しいものだ。
休憩後、バックヤードからパンのバットを運んで品出しをしていると、バットが予想外にメキメキ減っていった。はて?と思うと、Mさんがコソコソとパンの品出しを手伝っていてくれたのだった。全く有り難い。こうして朝を迎えると、恐ろしい量のパンが続々と納品された。呆然とする私にMさんもS君も、休日出勤していたEさんまでも「こんなに発注した人が悪い」と言うが、いったい誰が発注したんだ。
昼番の人が発注したらしいが、いくらパンのバーゲンをしていると言っても限りがあるんじゃないのか。結局、30バットほど品出しできずにバックヤード行きとなった。やれやれ。
今日はA番がS君でB番がMさんだった。出勤するとバックヤードにパンが20バットほど積まれているのを見て、イヤな予感がしていた。今日はC番なので朝の納品の時はパンの品出しをしなければならない。B番には随分慣れてきたが、C番はまだまだ不慣れだ。
1回目の休憩に入る時、バックヤードで珍しくS君に話しかけられた。
S君「明日の朝、パンの品出し、大変ですよ」
みかやん「えーっ?やっぱりそうなんですか?さっきからこのパンのバットが気になってたんですよね」
S君「はい。ココにあるバットは昨日納品されたので、まずココのパンを出してから、朝に納品になったパンを出して下さい」
みかやん「出し切れる量じゃないですよね」
S君「明日の朝に納品になったのをこのようにバックヤードへ置いて下さい。こんなに発注した担当者が悪いんですよ。気にしないでバンバン在庫しちゃって下さい。大変と思いますけど」
ふぇ〜。大変だ!でも、こんなのを朝にパンが納品されてから聞いたらもっと大変だった。S君に早めに知らせて貰って助かった。休憩後に時間があったらパンの品出しをしようと心の準備をして事務所へ行くと、机の上に資料が置かれていた。
この店では、度々ミステリーショッパー(営業中の小売店などで,客に扮して顧客満足度を点検する覆面調査員)による、ミステリーショッピング(客に扮した調査員が,営業中の小売店などで顧客満足度を点検する調査のこと。接客態度・店舗設備・品揃えなどの項目を,顧客と同じ視点で調査する。調査結果は顧客満足の向上に役立てる)が行われるようで、その結果報告書が届いていた。
デパートへ入社した当時の私のように、「謎の買物」などと直訳してはならない(念のため・笑)。
ふいに先日のボケ婆さん(8月6日の日記)を思い出した。まさかあの婆さんがミステリーショッパーとは思えないが、本当にそうだったらそれはそれで凄いミステリーショッパーで、まさにミステリーだ。。。などと思いながら報告書をめくると、ミステリーショッピングのチェック項目は、接客やレジ操作や店内の様子など大きく7つに分かれていて、それが更に10項目ぐらいに分かれている表になっていた。
レジ操作の項目一つにしても、「第一声の挨拶」「籠の引き寄せ」「商品取り扱いの丁寧さ」「金額読み上げの声(小計)」「金額読み上げの声(預かり)」「金銭の両手渡し」「ありがとうございましたの声」「レジ業務の正確さ」「接客全体の印象」「整理整頓」「並んだ時間」「買い物袋持参の対応」「持参の勧め」「サッカー台の清潔感」「サッカー台の設備状況」に分かれていて、それぞれが3点満点評価になっていた。
最後のページは、道内に50店舗ほどある系列店のランキングになっていたが、この店は50店舗中の最下位の方で、下位の殆どが郡部の店なのにも関わらず、札幌市内の店としては唯一この店が最下位グループに入っていた。
我々がどれほど仕事を抱えていようと、それはお客さんに関係のない話だなんて事はじゅうじゅう分かってるさ、でもこの状況でプラスαの気配りを求められてもねぇ・・こんな殺伐とした中で余裕のある接客だなんてねぇ・・・そんな中でもみんな精一杯やってるつもりなんだけどねぇ・・・と言い訳しか浮かばない。
折角そのようなお忍び部隊を用意しているのであれば、「サービス残業をしている者はいないか」とか「人手は足りているか」とか「1人あたりの仕事量が多すぎないか」「休日出勤している者はいないか」みたいな事も調査して欲しいものだ。
休憩後、バックヤードからパンのバットを運んで品出しをしていると、バットが予想外にメキメキ減っていった。はて?と思うと、Mさんがコソコソとパンの品出しを手伝っていてくれたのだった。全く有り難い。こうして朝を迎えると、恐ろしい量のパンが続々と納品された。呆然とする私にMさんもS君も、休日出勤していたEさんまでも「こんなに発注した人が悪い」と言うが、いったい誰が発注したんだ。
昼番の人が発注したらしいが、いくらパンのバーゲンをしていると言っても限りがあるんじゃないのか。結局、30バットほど品出しできずにバックヤード行きとなった。やれやれ。
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